気になるほうれい線をケアする方法はいくつかありますが、エステティックサロンでケアしてもらうこともその1つ。
セルフケアより効果的でリラックスできます。
この記事では、エステで受けるほうれい線対策の施術とそのメリットとデメリット、また美容皮膚科との違いやセルフエステの方法をご紹介します。
- エステティックサロンで受けられるほうれい線ケアは、主にエステ専売化粧品によるケア、フェイスマッサージ、美顔器によるケア、小顔矯正などです。エステシシャンによってセルフケア以上の施術を受けることができます。
- エステティックサロンで受けられるほうれい線ケアは、美容医療ではありません。医療機器を使ったり、外科的な手術を行うことはできず、化粧品やハンドケアによる施術、医療機器ではない美顔器を使う施術などに限られます。
- エステではプロの施術を受けることができるので、安心感があり、より高い効果を期待できます。ほうれい線ケアを受けることで、リラックス効果を得られることもメリットです。
- エステティックサロンで受けるほうれい線ケアのデメリットは、通えばお金がかかり続けることや美容医療ほどの目に見える効果が期待できないことです。また、効果が持続しないこともデメリットです。
- エステティックサロンでほうれい線ケアを受けても、それだけに頼ることはよいことではありません。日常生活でバランスのよい食べ物を摂ることや保湿を中心とした日々のエイジングケアも大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
読みたいところから読める目次
1.ほうれい線をエステティックサロンで解消したいあなたへ
「ほうれい線はエステで消せる?施術・メニューや効果の限界と予防法」をお届けします。
30歳を過ぎると、もうエイジングケア世代。
だんだんほうれい線や口周りのシワが気になってきませんか?
最近ではマスク生活もほうれい線の原因になってしまうことも。
自分でエイジングケア化粧品を使ってもほうれい線を消すことが難しいと感じたら、エステティックサロンで施術を受けることも1つの方法です。
ほうれい線ケアには、エイジングケア化粧品、美容医療、フェイスマッサージ、歯ブラシを使うほうれい線対策などたくさんの種類があります。
もちろん、内側からのケアのためにアンチエイジングを意識した生活も大切です。
そんなほうれい線対策を自分だけではできないと感じた時、美容皮膚科や美容整形よりもハードルが低いのがエステでの施術やケアではないでしょうか?
最近では、男性もエステに通う方が増えています。
施術はソフトで費用も美容医療よりは安い場合が多いのがメリットです。
しかし、美容医療と比べると効果には限界がある点がデメリットです。
また、上手にエステティックサロンを選ぶことも大切です。
この記事では、エステで受けることができるほうれい線対策の施術やメニュー、メリットやデメリットを紹介します。
また、エステティックサロンの選び方についてもご紹介します。
「ほうれい線を改善するのにエステティックサロンは役立つの?」
「エステではどんな施術でほうれい線をケアしてくれるの!知りたい!」
「エステでできる施術は美容皮膚科とどう違うの?どっちが効果的?」
「ほうれい線ケアでエステに通うメリットとデメリットは?」
「ほうれい線対策のエステの選び方って?大切なポイントは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<監修のエステシシャンからのメッセージ>
ほうれい線の主な原因は、真皮や皮下組織の衰え、リガメントや表情筋の衰えによるたるみですが、お肌の乾燥や、お顔のむくみなどで目立つこともあります。
また、心や身体がなんとなく疲れている時に、ほうれい線がより目立ってしまうことも。
エステティックサロンのフェイシャル施術では、たるみによるほうれい線を根本改善することはできませんが、乾燥やむくみ、ストレスによって目立つほうれい線には、セルフケア以上の効果が期待できます。
例えばエステティシャンによるマッサージは、お顔だけではなく、デコルテや首、肩まわりから施術してくれるサロンが多く、サロンによっては背中やボディ全体のケア、頭皮ケアまでしてくれるところもあります。
ほうれい線はお顔にありますが、お顔だけ施術するよりも、首や肩回りからしっかりほぐし、リンパや血液の流れを良くしてからお顔の施術をした方が、より効果的です。
そして、プロのエステティシャンによるマッサージは、なにより気持ちいいので、セルフケアでは味わうことができないリラックス効果を得ることができます。
また、エステティックサロンで使用する美顔器は、治療効果はありませんが、家庭用に比べて出力が高く、その分得られる効果も高くなります。
このように、エステティックサロンでは、セルフケアでは行き届かないケアが可能ですので、目的に合わせて利用してみてはいかがでしょうか?
<参考記事>
<ほうれい線対策のエステティックサロン検索なら>
2.ほうれい線が目立つ原因を知っておこう
ほうれい線が深くなって目立つ原因として、3つの原因について詳しく紹介します。
1)浅いほうれい線は肌の乾燥が原因
まず、ほうれい線が目立つ原因として肌の乾燥が挙げられます。
肌が乾燥すると、水分(潤い)が失われてふっくら感を損なうため、ほうれい線が目立ちやすくなるのです。
若い20代でもほうれい線が目立つ場合は、乾燥が原因であることが多いのです。
また、冬の乾燥する時期にだけほうれい線が気になる場合も、肌の乾燥が原因と考えられます。
特に皮膚が薄く刺激に弱い口元が乾燥すると、ほうれい線が目立ってしまいます。
ただ、幸いにも乾燥が原因のほうれい線は、小じわなどと同じく浅くて改善が比較的簡単です。
早く乾燥肌対策を行い、保湿ケアをすることで、ほうれい線は目立たなくなります。
また、乾燥肌を防げばほうれい線の予防にもつながるのです。
しかし、乾燥肌がひどくなると肌表面のバリア機能が壊れてしまいます。
ちょっとした刺激や紫外線などのダメージが肌内部まで影響し、肌のハリがなくなり、ほうれい線が深くなってしまいます。
だから、乾燥肌を早く改善することがほうれい線対策として大切なのです。
<参考記事>
2)深いほうれい線なら顔のたるみ
年齢を重ねると顔の筋肉が痩せて、頰のたるみになり、重力でほうれい線を深くしてしまうことがあります。
①真皮の衰え
肌は、表面から表皮、真皮、皮下組織、表情筋に分けられます。
真皮には、コラーゲン線維が張り巡らされ、エラスチン線維がコラーゲンをつなぎとめています。
エラスチンやコラーゲンは真皮線維芽細胞で生まれますが、加齢などの影響で産生が減ってしまいます。
また、肌の酸化や糖化でダメージを受けて変性することもあります。
その結果、肌はハリや弾力を失って頬にたるみが生じ、ほうれい線が目立つ原因となるのです。
<衰えた肌と健康な肌>
<参考記事>
②表情筋の衰え
真皮や皮下組織の奥にある表情筋の衰えもたるみの原因となります。
皮膚の土台である表情筋にシワが刻まれてしまうと、その影響でほうれい線が生じるので注意しましょう。
<参考記事>
*ほうれい線の予防・解消は表情筋のエクササイズ&マッサージで!?
③皮下組織の衰え
皮下組織は大部分が皮下脂肪で構成されています。
加齢などの影響で、代謝機能の衰え皮下脂肪が肥大化すると、肌が重力に耐えきれなくなり、たるみが生じてほうれい線が目立ちやすくなります。
また、脂肪細胞の肥大化によって遊離脂肪酸が過剰に分泌されることも、コラーゲンやエラスチンを作っている線維芽細胞の細胞分裂に悪影響を与え、活力を低下させてほうれい線が深くなる原因となります。
<皮下組織の衰え>
<参考記事>
*皮下組織と皮下脂肪の構造と役割。たるみ・ほうれい線を意識!
④むくみもたるみの原因
肌のむくみもたるみの原因であり、ほうれい線が目立ちやすくなる原因の一つです。
頬のたるみは、日常的に下を向くことが多い生活をしているとより進行してしまうため、姿勢を正すことも重要と言えます。
スマートフォンを使う姿勢もたるみやむくみなどの原因になることも。
スマートフォンを操作する際には下向きになることが多く、首がこることで「顔のコリ」にも繋がりやすいのです。
そして、コリによって表情筋が衰えてしまう場合もあります。
その結果、老廃物が溜まり顔のたるみの原因となり、ほうれい線が目立つことへとつながってしまうのです。
筋力を低下させないためには、日常的に姿勢を正したり、表情筋を動かすマッサージを取り入れることが大切です。
<参考記事>
3)骨格の問題やその他の原因
骨格が原因で、生まれつきほうれい線ができやすい人もいます。
また、元々頬が柔らかい人や脂肪が多い人は、年齢を重ねるとほうれい線が目立ちやすくなる傾向にあるのです。
体や顔の脂肪を落とそうと過度にダイエットすると、筋肉が急激に減ってしまい肌がたるんでほうれい線が目立つ可能性もあるので注意しましょう。
また、加齢によって骨が減ったり、骨粗鬆症なることもほうれい線の原因となることがあります。
そのほかにもスマホ習慣なども原因になることがあります。
<参考記事>
3.エステティックサロンで受けられるほうれい線の施術やケア
エステティックサロンで受けられるほうれい線を消す方法や施術をご紹介します。
1)エステ専用化粧品による保湿ケアでほうれい線対策
乾燥によるほうれい線は、エステでしっかりと保湿することで改善する可能性があります。
エステティックサロン専用のエイジングケア化粧品やほうれい線コスメをプロが使うことで、効率よく保湿ケアを行うことができ、ほうれい線の解消や予防に効果的です。
2)エステシシャンによるカウンセリング〜マッサージ
エステでほうれい線対策をする場合、多くは次のような流れでマッサージが行われます。
カウンセリング→クレンジング→リンパマッサージ(ベースマッサージ)→オプションマッサージ(ほうれい線ケアはこの段階)→フェイスパック→フィニッシュケア(アフターケア)。
ほうれい線ケアの場合は、ハリ・たるみケアも兼ねてリフトアップのケアをプラスするとよりよい効果を期待できます。
これだけの量のマッサージを自分ですると大変ですよね。
エステティックサロンなら、プロのエステシシャンがしっかりマッサージしてくれるので肌全体の調子もよくなり、結果的にほうれい線を目立たなくさせることに繋がります。
ただし、深いほうれい線まで改善することは難しいです。
<参考記事>
3)美顔器を使ったほうれい線ケア
超音波美顔器やEMS美顔器、イオン導入美顔器などが導入されているサロンもあります。
超音波は肌のくすみやたるみの改善に、EMSは筋力アップに効果があるため、ほうれい線対策にもおすすめです。
また、美容ローラーなどを使う場合もあります。
ハンドマッサージでは強く刺激できない肌内部までマッサージできるので、血行がよくなり肌のたるみ改善などに効果的です。
美顔器などを市販で購入することもできますが、エステシシャンが専門知識を活かして使う方ことでより高い効果が期待できます。
一方、美容医療で使う美顔器ほどの効果は期待できません。
<参考記事>
*美顔器の種類・役割と肌悩みへの効果や限界を知って正しく使おう!
*美顔ローラーの効果が科学的に証明される!血流量増加で美肌へ
4)小顔矯正
エステの小顔矯正は、フェイスリンパマッサージや骨気などのバリエーションがあります。
顔をトリートメントしていくことで、リンパの流れや血流がよくなれば、むくみが改善します。
その結果、むくみによるほうれい線が改善します。
ただし、小顔矯正は顔の骨を動かすわけではありません。
そのため、骨格が問題のほうれい線を改善することはできません。
5)エステハイフ(HIFU)
ハイフ(HIFU)とは、高密度焦点式超音波治療のことです。
美容医療で切らないたるみ治療ができるということで人気施術です。
最近では、美容医療で使う機器よりエネルギーを小さくしたエステハイフを導入しているサロンもあります。
ほうれい線の周りをピンポイントで照射してアプローチすることで、ほうれい線を徐々に薄くできる可能性があります。
しかし、エステサロンでの施術で火傷や神経障害などが多発しています。
それを受けて、消費者安全調査委員会は厚生労働省、経済産業省、消費者庁に向け意見書を提出しました。
こうしたことから、エステハイフでほうれい線に使うことは控えるべきです。
<参考記事>
*HIFU(ハイフ)の失敗やデメリットは?顔への影響や副作用を解説!
6)頭皮ケア
頭皮ケアは、「スカルプケア」とも呼ばれます。
リフレッシュを目的とした施術として人気です。
頭皮ケアは、頭皮改善とリラックス効果があるだけでなく、頭皮の血行を改善するため小顔効果やリフトアップなどでほうれい線の予防やある程度の改善が期待できます。
<参考記事>
4.ほうれい線の施術でエステと美容医療はどう違う?
1)エステティックサロンのほうれい線ケアの範囲
エステティックサロンとは、美容に関する知識とアイテムを用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、美肌や身体を健康に保つサービスを提供する施設です。
そんなエステティックサロンではたらく美容のプロがエステシシャンです。
エステシシャンには、美容や施術に関する一定水準の知識と技術が求められます。
しかし、現在のところ医師や美容師のような国家資格はなく、公的な資格制度が確立していません。
だから、さまざまな団体・企業などがエステティシャン資格を認定しています。
また、当然ながら医療の提供を行うことはできません。
したがって、ほうれい線ケアには医療機器を使ったり、外科的な手術を行うことはできず、化粧品やハンドケアによる施術、医療機器ではない美顔器を使う施術などに限られます。
そのため、美容医療ほど目に見えるほうれい線解消効果は期待できません。
2)美容皮膚科・美容外科のほうれい線ケアの範囲
美容皮膚科や美容外科ではエステティックサロンと異なり医師がいます。
だから、はほうれい線の美容医療を受けることができます。
例えば、ほうれい線を消す「プチ整形」や「美容整形」を受けることができます。
プチ整形にはいくつか種類がありますが、最もポピュラーなほうれい線対策はヒアルロン酸注射です。
真皮層にヒアルロン酸を注入することでシワやくぼみが改善できます。
他にはボトックスやコラーゲンを使う場合もあります。
ボトックス注射は筋肉層に注入することで、筋肉の緊張をほぐし肌の凹凸をなくします。
コラーゲンでは、Ⅰ型コラーゲンだけではなくⅢ型コラーゲン(ベビーコラーゲン)を注入する方法もあります。
ただし、何らかの成分を注入する施術は、数ヶ月程度で効果がなくなるもので、永久的な施術ではありません。
他にも、ハイフ(HIFU)、高周波治療、自らの血液を使った皮膚再生医療方法などの技術や、皮膚再生を促すプラズマシャワーを浸透させる方法などがあります。
このように美容皮膚科ではエスエティックサロンと異なり、ほうれい線を消すための医療を提供することができるのです。
なお、美容外科でのほうれい線対策は、美容皮膚科と比べてメスを使う外科的な施術が多くなることです。
<参考記事>
*ほうれい線を解消したい!効果的な美容医療と自分でできる対策
*ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
5.エステでほうれい線対策をするメリット・デメリット
ここでは、エステティックサロンでほうれい線対策をするメリットは何なのか、デメリットはあるのかについてご紹介します。
1)エステでほうれい線対策をするメリット
エステではプロの施術を受けることができるので、安心感があり、より高い効果を期待することが可能です。
例えば、セルフケア以上の技術でマッサージを顔全体にすることで、よりお肌にハリが生まれるなどの効果が期待できます。
また、香りやマッサージに癒され、リラックス効果でストレスが軽減できます。
そのため、ストレスによる肌荒れがなくなったり、女性ホルモンのバランスが整いコラーゲンの産生が活発になることが期待できます。
その結果、ほうれい線改善につながります。
マッサージによって血行がよくなることで、むくみが取れて若々しい表情になりエイジングケアにつながります。
また、美容医療ほど費用がかからないことや、施術のリスクが小さいこともエステティックサロンでのほうれい線ケアのメリットです。
2)エステでほうれい線対策をするデメリット
エステでほうれい線対策をするデメリットとしては、マッサージの効果は永久的ではなく、持続しないことがあります。
美容医療とはことなり、大きなほうれい線改善に効果は期待できません。
また、エステに通い続けると莫大な費用がかかってしまい、負担がかかることも事実です。
エスティックサロンはたくさんありますが、サロンやエステシシャンによって技術にムラがあり、効果が異なる場合もあるので注意が必要と言えます。
無理のない範囲で通え、信頼できるサロンを選ぶことが肝心です。
6.ほうれい線対策に強いエステティックサロンの選び方
ほうれい線対策に強いエステティックサロンを選ぶにはどうすればよいでしょうか?
そのポイントを紹介します。
1)ほうれい線の施術メニューが豊富で適正価格
エステに通う目的がほうれい線対策なら、施術メニューが豊富なところを選びましょう。
また、価格が明朗で適正であることも大切です。
2)経験豊富なエステシシャンがいる
経験豊富なエステシシャンがいるエステを選ぶことも大切です。
特にほうれい線ケアの施術数や経験年数が多いエステシシャンなら安心です。
3)口コミで評判が良い
選ぶ際は、事前にサロンの口コミを見て、ほうれい線に関するケアがあるか否か、効果が認められるかなどを調べることも大切です。
サロンはそれぞれ得意分野があるので、ほうれい線対策に力を入れているサロンを選ぶと、より高い効果が期待できます。
4)体験コースがある
「体験コース」があるサロンを選ぶのがおすすめです。
お金をかけたものの、あまり効果が感じられなかったという場合もあるので、「体験コース」で自分に合っているか確かめましょう。
5)誇大広告やアップセルが強くない
「ほうれい線を消せる!」「骨を動かして小顔にできる」などエステで定めれていない範囲の効果を謳うエステを選ぶのは避けましょう。
また、とにかく高額なコスメや施術を何度も進めるエステも避けましょう。
<参考記事>
7.自分でできる30代からのほうれい線の予防方法
エステである程度改善が見込めるほうれい線ですが、それだけでは不十分です。
ほうれい線は深くなると改善するまでに時間がかかります。
そのため、ほうれい線の予防や今以上に深くならないように気をつけることが大切です。
ここでは、ほうれい線の予防方法として、自宅で簡単にできる4つの方法をご紹介します。
エステに通っている間もセルフケアを怠らない様にしましょう。
1)ほうれい線予防のためのセルフエステ
まず、セルフエステをするために、鏡とマッサージオイルやクリームを用意しましょう。
清潔な人差し指側面をほうれい線に沿ってあて、外側に向けて指圧します。
回数は左右3回程度です。
次に人差し指でほうれい線に沿って小さな螺旋を描きながら下から上に向かって掘るように指圧しましょう。
これも左右3回程度です。
続いて人差し指側面を鼻の脇にあてます。
上下に揺らしながら刺激しましょう。
このセルフエステを毎日継続して行うことが大切です。
数分程度なので、日々の習慣として取り入れることをおすすめします。
なお、力加減は重要です。
力を込めすぎて肌を傷めないように注意しましょう。
マッサージをする前とした後での変化を鏡でみるようにすると、モチベーションを維持しやすいです。
1回で劇的な効果があるわけではありませんが、続けることでよい変化を実感できます。
<参考記事>
*ほうれい線は顔マッサージで消える?逆効果・失敗なしの正しい方法
*テレビ「ためしてガッテン」で話題!ほうれい線を消すマッサージ
2)口内マッサージでほうれい線予防
ほうれい線に関係する表情筋である「口輪筋」を鍛えることも顔全体のたるみ予防につながります。
口内マッサージは直接指などで口内を指圧する方法などいくつかありますが、空き時間におすすめなのが「舌を動かすマッサージ」です。
方法はとても簡単。
歯茎の上を舌で一周なぞるだけです。
右回りを20回行ったら、左回りも同様に行いましょう。
やってみるとわかりますが、回数を重ねるごとに筋肉を動かしていることがわかります。
口輪筋を適度に鍛えることで、顔のコリ予防にもつながり、表情が柔らかくなりやすいです。
若々しい表情を保つためにも、適度にマッサージを取り入れることをおすすめします。
気分転換にも効果的です。
<参考記事>
*マスク生活に負けない口角美を手に入れる|ナールスセミナーレポート
*ほうれい線は歯ブラシのエクササイズや歯磨きで予防と対策を!
3)顔ダンス
「顔ダンス」はおきゃんママこと加藤ひとみさんが考案した、表情筋を鍛え、頰のたるみを改善する方法です。
次のAとBのいずれかを1日1回行うと効果が感じられます。
<A>
口を「お」の字にし、上の歯茎を出すように頬を引き上げ、1分間キープ。
次にほうれい線を伸ばすように口を縦に大きく開け、引き伸ばすようにし、5秒キープ。
<B>
思いっきりの笑顔を作り、 頬と口角を上げながら「な〜」と発声、次から同様に「の~」「い〜」「う〜」「え〜」「お〜」と発声。
これを10回繰り返す。
目に近い場所に頬をつくるイメージで行うとより効果的です。
頬が高くなることで、ほうれい線が目立ちにくくなります。
1日1回でよいので、なるべく毎日継続することが大切です。
4)日常のエイジングケア
日常の肌のエイジングケアもほうれい線の予防に効果を発揮します。
乾燥はほうれい線にとって大敵です。
まずは、美肌は食べ物から。
だから、乾燥肌を防ぐ食べ物をバランスよく摂ることも大切です。
また、ほうれい線対策の食べ物としては、たんぱく質やビタミン、ミネラルも大切です。
続いて、化粧品で保湿を行うことでほうれい線を予防しましょう。
エイジングで誰もが肌質が乾燥肌傾向になるので、よく保湿をして肌の潤いを保つことが大事です。
まず、セラミドやプロテオグリカン、ヒアルロン酸などの保湿力の高い成分を配合した化粧品で日常のエイジングケアをするようにしましょう。
年齢を重ねるごとに、皮脂に汗が混じってできる皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、セラミドなどの表皮にある保湿の3大因子が減少する傾向がありますので、スキンケアを通じて補うことが基本です。
もう1つ大切なことはエイジングケアへの注力。
化粧水は、一般的な保湿化粧水よりもエイジングケア化粧品成分配合のエイジングケア化粧水がおすすめです。
肌のハリと弾力を保つコラーゲンやエラスチンを増やすナールスゲンやビタミンC誘導体などを配合した、ほうれい線ケア向けコスメがおすすめです。
化粧水ランキングなどを参考にしつつ、成分をしっかり見極めて選びましょう。
美容液や保湿クリームも同様です。
美容液ランキングや保湿クリームランキングを参考にしつつ、ほうれい線ケアによい美容液、ほうれい線ケアによい保湿クリームを選びましょう。
エステティックサロンの専売品の中から選んでもよいですし、市販品から自分でしっかり選んでもよいでしょう。
<参考記事>
*ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?
8.まとめ
エステティックサロンでできるほうれい線を消す施術やケア方法をご紹介しました。
また、そのメリットとデメリット、また美容皮膚科との違いやセルフエステ、日々のエイジングケアについてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
エステティックサロンでのほうれい線対策は、自分ではできないケアもあるのでメリットがある一方、費用負担が大きくなったり、トラブルのリスクもあります。
だから上手にエステを選ぶこと自分で行うエイジングケアと組み合わせることも大切です。
また、美容医療ほどのほうれい線改善効果はありません。
そのため、過度な期待を持つことは危険です。
この記事がエステでほうれい線の施術を受けようと考えている方のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひ、ご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /