50代のほうれい線の特徴・原因と対策は?今からでも大丈夫!

本ページはPRを含みます。


50代になると特に目立つようになるのが「ほうれい線」です。年齢を重ねるにつれて深く目立つことがあります。

なぜ、そうなるのでしょうか?どうすれば目立たなくできるのでしょうか?

この記事では、50代のほうれい線の特徴や原因、スキンケアやエイジングケアの対策、美容医療を一挙ご紹介します。

50代でもほうれい線の目立たたない若々しい肌をキープしたい方は、ぜひ、参考にしてください。

この記事の監修医師
■経歴
2012年 国保直営総合病院君津中央病院
2014年 千葉大学医学部附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科入局
2017年 東京中央美容外科 同年 東京中央美容外科 浜松院院長就任
2019年9月 プルージュ美容クリニック初代院長(立ち上げ)
2020年6月 南越谷メディカルクリニック院長
2021年2月 フローラクリニック院長
大手美容外科を含む数院で院長を歴任し、その傍ら、数十の美容クリニックで非常勤勤務を行い多種多様な施術を経験されておられます。
2021年、オタク文化が栄える池袋にフローラクリニックを開院。 自身もコスプレイヤーとして活動するなど、エンタメ分野でも幅広く活躍しておられます。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

読みたいところから読める目次

1.50代になるとほうれい線は目立ちやすい

年齢を重ねるにつれてさまざまな肌の変化が現れます。その中でも、50代になると特に目立つようになるのが「ほうれい線」です。ところで、なぜ50代からほうれい線がより顕著になるのでしょうか?

50代になると皮膚の新陳代謝が減少します。これは体の機能が全般的に落ちていて、肌の表皮のターンオーバーが低下するとともに、皮膚の弾力を保つための真皮のコラーゲンやエラスチンの生成も同様に減少します。

その結果、皮膚がたるみ、ほうれい線がより深く目立つようになるのです。

また、50代という年齢は更年期と重なることが一般的で、女性ホルモンのエストロゲンが著しく減り、ホルモンバランスが不安定になることによって、肌荒れや乾燥、小じわがより目立つようになります。このような複合的な要素が絡んで、50代になるとほうれい線が目立ちやすくなるのです。

しかし、50代だからといってあきらめる必要はありません。

ほうれい線が深くならない対策、スキンケアやエイジングケアの対策、美容医療などで目立たなくすることが可能です。

本記事では、50代のほうれい線の特徴をはじめ、深くなる原因やさまざまな対策を解説します。

なお、本記事の美容医療の症例は、東京都豊島区東池袋 フローラクリニック提供の提供です。

<参考記事>

ほうれい線の症状・原因と対策|エイジングケア化粧品ナールス

ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!

ほうれい線とシワは違うの?原因から考えるエイジングケア

<監修医がおすすめのほうれい線の美容医療>

50代のほうれい線におすすめの施術は、たるみの程度にもよるのですが、次の2つの原因によって何を選択するかが分かれます。

その原因は次の2つです。

  1. 骨の減少による凹みが原因の場合。
  2. 皮膚の下垂。いわゆるたるみが原因の場合。

①の骨の減少による凹みが原因の場合は、鼻翼基部を中心にヒアルロン酸・FGF・脂肪注入等がおすすめです。

②の皮膚の下垂。いわゆるたるみが原因の場合は、HIFU・糸リフト・切開リフト等をチョイスすることとなります。

ただし、HIFUや糸リフトでは、50代のほうれい線に対しては、大きな改善には不十分で、あくまでも「補助的」な治療となります。

一方、切開リフトであればかなり効果は見込めます。しかし、様々なデメリットがあるため、簡単には推奨されません。

ですので、これらを総合的に勘案すると、ほうれい線に関しては、「今よりもだいぶマシになる」程度を期待して、ヒアルロン酸を注入するのが、ファーストチョイスとなります。

その後、形が気にいるようであれば、カウンセリングで相談の上、FGFや脂肪注入のような、敷居の少し高い治療をしていくのもよいと考えております。


2.50代のほうれい線の特徴

1)50代のほうれい線に見られる共通エリアとパターン

ほうれい線が最も目立つのは、口角から頬へ上に伸びるラインです。これは笑った時にできる自然な境界線です。そのため、若い頃は笑う時だけに現れ、笑わない時は消えます。しかし、50代になると、この境界線が常に肌に刻まれている状態になります。

また、ほうれい線は左右非対称になることがあります。これは骨格のゆがみや紫外線の当たり方の違いなどが原因です。

2)ほうれい線の深さと長さに関する特徴

50代になるとほうれい線は、深さと長さが増すことが特徴です。若い頃に比べて皮膚の弾力が減った分、ほうれい線は深くなりやすく、またその範囲も広がりやすいのです。

歳を重ねるほど、深さと長さが増すといっても、その程度には個人差があります。50代を迎えるまでのスキンケアやエイジングケアの習慣やこれまでの生活習慣によるところが大きいのです。

つまり、同じ50代でも、人によってほうれい線の深さや長さは異なるのです。

しかし、同じ年代で比べた場合、50代になると多くの場合で、ほうれい線の深さや長さは40代より進んでしまうことが多いのです。

3)たるみが進んでほうれい線は深くなる

50代になると、<strong肌全体の老化が加速する可能性があります。たとえば、肌の弾力低下や乾燥は、顔のたるみを進ませ、ほうれい線の進行を加速させます。

また、ほうれい線にメイクが溜まりやすくなることもあります。

そのため、ほうれい線に対するケアは、肌の老化全体に対するアプローチとしても重要なのです。


3.ほうれい線の原因について

ほうれい線の原因はさまざまです。

どの年代でも、ほうれい線は肌の潤いや弾力性を失ってしまうことでより顕著になります。

ここでは、特に50代のほうれい線が目立つ5つの原因をご紹介します。

1)肌の潤い低下

50代になると、肌の潤いを保つヒアルロン酸やセラミドの量、皮脂の分泌が大きく減少します。その結果、バリア機能や保湿能が低下します。それにより、肌は乾燥し、顔のたるみと相まって、よりほうれい線が深く、長くなる可能性があります。

2)真皮の衰えによるたるみ

肌のたるみは、ほうれい線の主要な原因の一つです。真皮のコラーゲンとエラスチンの減少は、肌の弾力性とハリを低下させ、たるみを引き起こしてほうれい線の原因になります。

コラーゲンとエラスチンは真皮から表皮を支え、強く、丈夫な状態を維持するために重要な役割を果たしています。しかし、これらの成分は、加齢や紫外線ダメージで減少し、真皮が衰えてしまいます。そのため、50代を迎えると、顔のたるみが進みほうれい線がより目立ってきます。

3)表情筋の衰え

表情筋の衰えやクセもほうれい線の原因の一つです。たとえば、よく笑う人や眉をしかめる人は、その動きが繰り返されることにより、50代を迎える頃にはほうれい線が深くなる可能性があります。

また、表情筋の衰えも加速し、これらの影響がより目立つようになります。皮膚が元の位置に戻らなくなり、表情筋の動きによって引き起こされたほうれい線がより目立ちます。

4)脂肪によるたるみ

50代になると、脂肪が肥大化して重力に負けてしまうことがあります。ほうれい線と関係が深いのは、メーラーファット、ジョールファット、バッカルファットです。

<メーラーファット・ジョールファット・バッカルファット>

メーラーファットジョールファットバッカルファット

5)骨格の問題

50代になると女性ホルモンの分泌が減り、顔の骨量が減ってきます。これによって顔が痩せてしまって、ほうれい線が目立つことがあります。

ほうれい線は骨粗鬆症で目立つ!更年期のエイジングケア

これらの5つの原因に加えて、睡眠不足やストレスなどもほうれい線に悪影響を与えます。

睡眠不足は肌細胞の修復作業を妨げます。また、ストレスはコラーゲンの生成を抑制します。

つまり、50代で睡眠不足やストレスが多いと、よりほうれい線が目立ってしまうのです。

参考記事

ほうれい線の原因とは何でしょうか?また、目立つのはなぜでしょうか?また、深くなる理由は?あなたも悩んでいれば、同じお気持ちですよね。この記事は、そんなほうれい線の原因を深く考えてみます。対策には、たくさんの手段がありますが「[…]

左右でほうれい線の目立ちが変わる女性

4.50代のほうれい線に効果が高いのは美容医療

50代のほうれい線は、スキンケアやエイジングケアでは改善が難しいのが現状です。なぜなら、原因が真皮や皮下組織、表情筋、顔の靭帯(リガメント)と関係が深いからです。

これらの問題を解決して50代のほうれい線を改善するには、美容医療による治療が最も効果的です。ここからは、ほうれい線に効果的な5つの美容施術について説明します。

ただし、どの治療法にもメリットとデメリットがあり、同じ50代でも考え方や価値観によって選ぶべき施術は異なります。

ほうれい線が深くなった場合、美容皮膚科や美容外科の専門医に相談することをおすすめします。美容クリニックでは、皮膚の状態を評価し、最適な治療の提案を行ってくれます。

本記事の美容医療の症例は、東京都豊島区東池袋 フローラクリニック提供の提供です。

<50代のほうれい線治療の施術別おすすめの対象者>

施術おすすめの方
ヒアルロン酸注射高額でなく、即効性があってダウンタイムのない施術を望む方
糸リフト即効性が欲しいけど切開まではしたくない方
ハイフや高周波(RF)多少は効果発現に時間がかかっても、ダウンタイムがなく比較的手軽に施術を受けたい方
グロースファクター注入ほうれい線の根本治療をある程度の予算内で行いたい方
線維芽細胞再生医療費用はかかっても良いので、ほうれい線の根本治療を安全に行いたい方

1)ヒアルロン酸注射

ほうれい線に注射で直接ヒアルロン酸を注入する施術です。

注入したヒアルロン酸がほうれい線の周りの皮膚をボリュームアップするとともに、体内のヒアルロン酸と融合し、肌にハリが戻ります。

注射してすぐに効果が表れることやダウンタイムも短いため、気軽に受けられる点がメリットです。

一方、効果は6カ月程度で、長くても2年程度しか持続しないので、定期的な施術が必要となる点がデメリットです。

<50代女性のヒアルロン酸注射の症例:ビフォー・アフター>

50代女性のヒアルロン酸注射のビフォー・アフターの写真

<参照記事>

ほうれい線の予防や改善にヒアルロン酸は効果があるの?

ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!

2)糸リフト

糸リフトは、顔に糸を挿入して気になるたるみやほうれい線をリフトアップする治療のことです。

使用する糸には、トゲのようなものがついていて、それが皮膚にひっかかり、リフトアップできるメカニズムです。

また、糸が皮下組織を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のハリがもたらされます。

そのため、リフトアップ効果だけでなく、肌の内側からほうれい線が改善される効果も期待できます。ただし、ほうれい線への効果はリフトアップ効果ほどではありません。

糸リフトの糸は溶ける糸(吸水性)と溶けない糸(非吸水性)の2種類がありますが、今では溶ける糸が主流となっています。

メリットとしては、効果に即効性があり、切開よりもダウンタイム、ダメージ、治療時間が短いことです。

一方、効果の持続時間は、個人差や糸の種類で異なりますが、半年~2年程度です。そのため、定期的な施術が必要となる点がデメリットです。

糸リフトの施術部位を示した図

<糸リフトの施術のビフォー・アフター>

糸リフトの施術の症例のビフォー・アフターの写真

3)ハイフ

HIFUとは、High Intensity Focused Ultrasoundの略称で、高密度焦点式超音波治療法のことです。

超音波を利用して真皮層、皮下脂肪、表情筋の筋膜に熱を加えて引き締め効果を発揮します。

また、ダメージを受けた肌がコラーゲンの再生を促すことにより、ハリを導く治療法です。顔全体に照射しても15分~30分程度と施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどなく効果が得られる点がメリットです。

一方、切開や糸リフト、ヒアルロン酸などと違って効果に即効性はありません。また、効果の持続期間は、3カ月〜半年、長くても1年程度なので繰り返し施術が必要です。

ハイフのエネルギーが届く深さと効果を示した図

<ハイフの治療のビフォー・アフター>

ハイフの治療のビフォー・アフターの写真

<参考記事>

HIFU(ハイフ)の効果はいつからいつまで?持続期間と施術頻度を解説

HIFU(ハイフ)の失敗やデメリットは?顔への影響や副作用を解説!

4)高周波(RF)治療

高周波(RF)の熱エネルギーを照射することにより、皮膚や皮下組織の深くまで熱を浸透させ、コラーゲンの収縮によって引き締め効果を発揮するとともに、産生を促進させ、ハリを取り戻すことでほうれい線を改善する治療法です。

高周波治療機器には、サーマクール、テノール、イントラジェン、エンディメッドプロなど、いくつかの種類があります。

15分~30分程度と施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどなく効果が得られる点がメリットです。

一方、引き締め効果に関しては、ハイフよりも即効性はありますが、リフトアップ効果は切開や糸リフト、ヒアルロン酸などと違って即効性はありません。また、効果の持続期間は、3カ月〜半年、長くても1年程度なので繰り返し施術が必要です。

<参考記事>

サーマクールとは?効果やデメリット、ハイフとの違いについて解説

イントラジェンのGFRとは?効果やデメリット、サーマクールとの違い

5)グロースファクター注入

グロースファクター注入とは、もともと皮膚に存在するタンパク質の一種を注入する治療法です。

グロースファクターは、線維芽細胞を活性化させることにより、50代で減ってしまったコラーゲンやエラスチンを増加させ、皮膚を再生させることでほうれい線を改善します。

50代でも比較的効果が高く、自然な状態でほうれい線を改善できる点や効果の持続期間が1年~数年続く点もメリットです。

一方、腫れや内出血が起こるリスクや効果に個人差が大きい点、1回の施術の費用が高い点などがデメリットです。

<参考記事>

線維芽細胞とは?特徴と役割を知って肌老化を防ぐ

6)線維芽細胞増殖による再生医療

線維芽細胞増殖による再生医療とは、文字通り真皮にある線維芽細胞を増やすことで根本的にほうれい線を改善する治療法です。

耳の裏から皮膚を採取し、線維芽細胞を取り出して培養し、それをほうれい線に注射で戻します。

自分の線維芽細胞を使う治療なので、リスクが少なく、自然な仕上がりでほうれい線が改善する点がメリットです。

一方、効果に即効性がない点や高額な費用がかかることがデメリットです。

<参考記事>

肌の再生医療とは?効果や種類からメリット・デメリットを解説

ほうれい線は美容皮膚科で消す!クリニックと施術の選び方

美容整形でほうれい線を消したい!施術の種類と選び方


5.50代のほうれい線のスキンケアやエイジングケア

50代でも、幸いにそれほどほうれい線が目立ってない方もいます。

その場合は、スキンケアやエイジングケアでほうれい線の予防対策を行うことが大切です。

また、今、ほうれい線が目立っている方も、これ以上進行させないためには、スキンケアやエイジングケアを行いましょう。

1)保湿

毎日のスキンケアでは、保湿を行うことが大切です。乾燥は皮膚のハリを失わせ、ほうれい線を目立たせる原因となります。保湿により皮膚を柔らかく保つことができます。

また、洗顔後は速やかに化粧水や美容液、乳液、保湿クリームを塗ることも重要です。これにより、皮膚の水分を逃がさず、ほうれい線を予防することが可能です。

<参考記事>

お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分

2)エイジングケア

50代では保湿に加えて、機能性の高いエイジングケア化粧品成分やシワ改善の効能を持つ医薬部外品を使うこともおすすめです。

おすすめの成分としては、レチノールやナイアシンミド、ニールワン、トコフェリルリン酸ナトリウムの4つの「シワ改善」成分やナールスゲン、ネオダーミル、ヒト幹細胞培養液、プラセンタエキス、ビタミンC誘導体などです。

<参考記事>

50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介

50代におすすめのほうれい線美容液と上手な選び方

3)紫外線対策

紫外線は、光老化によって肌の老化を加速させる一因となります。毎日のスキンケアルーティーンに日焼け止めを取り入れることで、紫外線から肌を守り、ほうれい線の予防に役立ちます。

50代は、肌に優しいノンケミカル処方の日焼け止めがおすすめです。

また、衣類、帽子、日傘、飲む日焼け止めなど、そのほかのアイテムも活用しましょう。

<参考記事>

ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!

4)洗顔・クレンジング

洗顔やクレンジングは、肌を清潔にするために大切ですが、刺激にもなってしまいます。

50代からは優しい洗顔料、クレンジング料を使いましょう。

また、正しい方法で洗顔・クレンジングを行いましょう。

<参考記事>

50代におすすめのクレンジングはランキングより優しさで!

5)美顔器

今では、セルフでできる家庭用の美顔器もたくさんの種類が登場しています。上手に取り入れることでほうれい線の予防に役立ちます。

ただし、美容医療ほどの効果はありません。

また、使いすぎや誤った使い方は、かえってほうれい線を悪化させてしまうリスクになるので注意しましょう。

<参考記事>

ほうれい線は美顔器で改善・解消するってウソ?ホント?


6.ほうれい線の予防法・対策

50代では、スキンケアやエイジングケア以外でもほうれい線の予防対策を行うことがおすすめです。

1)リンパマッサージ

リンパマッサージは、血行を促進するため、肌に栄養が回りやすくなります。そのため、ほうれい線の予防に役立ちます。特に、首や顔周辺のリンパマッサージはリンパの流れを改善し、皮膚の潤いを保つ効果が期待できます。

しかし、肌を強く擦ったりするとダメージになってしまい、ほうれい線を悪化させる原因になるので注意しましょう。

<参考記事>

テレビ「ためしてガッテン」で話題!ほうれい線を消すマッサージ

2)表情筋のエクササイズ

表情筋のエクササイズやトレーニングは、皮膚のたるみを防ぎ、ほうれい線を予防することができます。笑顔の作り方や口角を上げる運動など、日常的に行えるものから始めてみると良いでしょう。

しかし、やり方を間違えると、ほうれい線の悪化の原因になるので注意しましょう。

<参考記事>

ほうれい線の予防・解消は表情筋のエクササイズ&マッサージで!?

3)バランスの良い食生活

ヘルシーで栄養バランスのとれた食事と充分な水分補給も、ほうれい線対策には欠かせません。特に、ビタミンAやビタミンC・Eを多く含む食べ物を摂ることで、肌のコラーゲン生成を促進し、ほうれい線を防げます。

加えて、肌の健康に良いとされるオメガ3脂肪酸を含む魚類やアボカド、オリーブオイルなども積極的に取り入れると良いでしょう。

また、50代になると体の水分も減りがちです。充分な水分補給は皮膚の保湿に役立ちます。

<参考記事>

ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?

水を飲んで美肌・美容の効果アップ?水でアンチエイジング!

4)サプリメントを利用した対策

サプリメント利用した対策もほうれい線予防には有効です。

50代は大豆イソフラボンやエクオールなど、女性ホルモンのはたらきをサポートするサプリメントやビタミンACEなどの肌の酸化を防いだり、コラーゲンを増やすサポートができるサプリメントがおすすめです。

また、最近では、コラーゲンペプチドの摂取でコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどが増やせることがわかってきました。

そのため、コラーゲンサプリメントもおすすめです。

ただし、サプリメントはあくまで補助的な役割であり、基本的なスキンケアや健康維持が前提となります。適切な量の摂取を心がけましょう。

<参考記事>

エクオールとサプリメントのランキングに頼らない選び方

参考記事

コラーゲンは美肌にもアンチエイジングにも欠かせない成分です。だから、意識して摂っている人も多いのではないでしょうか。しかし、正しい摂り方をしていないと、かえってからだにもお肌にもデメリットを与えることになってしまいます。今回は、[…]

5)睡眠時間と質の改善

肌は睡眠中にリカバリーを行います。睡眠時間とその質を改善することで、肌は集中的に修復を行い、ほうれい線が深くなるのを防ぎます。

7〜8時間程度は睡眠時間を確保しましょう。

また、睡眠時間を確保するだけでなく、睡眠の質も改善しましょう。睡眠の質は、眠りはじめの90分が大切です。アロマテラピーなどリラクゼーションを取り入れることで、睡眠の質を向上させることが可能です。

<参考記事>

美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策

6)ストレスマネージメント

ストレス管理は、50代になっても健康な肌を維持する大切な要素です。ストレス過多な状態が続くと、代謝機能が低下し、肌の老化を加速させます。これは特に、50代のほうれい線にとって悪影響を及ぼします。

ストレス発散方法は個々によりますが、気分転換にウォーキングをしたり、深呼吸をするなどリラクゼーションを確保するようにしましょう。また、趣味や運動などの自分自身が楽しめるものを取り入れ、できるだけ毎日を笑顔で過ごしましょう。

<参考記事>

笑顔・笑いはほうれい線の原因?それとも改善の対策?

セルフケアによるほうれい線の予防や改善は、一日や二日で結果が出るものではありません。継続的に行うことが結果に結びつきます。ここでご紹介した方法を日々のルーティンに取り入れていきましょう。


7.50代のほうれい線に関するよくある質問

Q1.50代の場合、ほうれい線を消すには美容医療とエステはどちらがおすすめですか?

50代の方がほうれい線を消すには、エステよりも美容医療がおすすめです。

美容医療は医師が行う医療行為なので、エステより高い効果が期待できます。

また、肌トラブルがあった場合にもその場での対処が可能です。

<参考記事>

ほうれい線はエステで消せる?施術・メニューや効果の限界と予防法

Q2.美容鍼はほうれい線を改善できますか?

美容鍼によって、真皮のコラーゲンが増え、表情筋への刺激によってリフトアップ効果が期待でき、さらに経穴(ツボ)の刺激で新陳代謝が促進されます。

そのため、50代でもある程度はほうれい線の改善が期待できます。

<参考記事>

ほうれい線は美容鍼で改善する?効果と安全性や施術方法

Q3.美容医療を受けたことがありません。ほうれい線の施術のクリニックはどう選べば良いですか?

美容クリニックのほうれい線治療のメニューや実績、評判や口コミ、アクセス、料金などをチェックして自分に合ったところを見つけましょう。

<参考記事>

自分に合う美容クリニックの選び方

ほうれい線を解消したい!効果的な美容医療と自分でできる対策


8.まとめ

50代のほうれい線の特徴や原因、スキンケアやエイジングケアの対策、美容医療まで、幅広く解説しました。

ほうれい線は年齢を重ねると目立ちますが、50代は更年期などと重ねってより深くなるリスクがある年代です。

今、深いほうれい線が目立っている方で改善を望む場合は、美容医療がおすすめです。自分に合う施術を見つけて治療を受けましょう。

一方、まだそれほど目立っていない方は、スキンケアやエイジングケアほか、セルフケアを実践して予防を行いましょう。

この記事が、50代の方のほうれい線の改善や予防のお役に立てば幸いです。

<謝辞>

本記事のご監修及び症例をご提供いただきましたフローラクリニック院長秋間雄策先生に感謝申し上げます。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。

ぜひ、ご登録をお待ちしております。

キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから

ナールスチャンネルをみて動画でエイジングケアを学ぼう!

関連記事

40代のほうれい線の特徴・原因と対策!早めに改善を目指そう

続きを読む

30代のほうれい線の特徴・原因と対策!深く刻まれる前に予防を

続きを読む

ほうれい線の予防や改善にヒアルロン酸は効果があるの?

続きを読む

ほうれい線と皮下組織・皮下脂肪も原因!改善の対策は?

続きを読む

20代でも目立つほうれい線!原因と予防・改善の対策は?

続きを読む


nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。

nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、
ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、
お客様にご参加いただいた座談会や
スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。

きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。
下記から、どうぞ。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」

SNS Share

\ この記事をシェアする /

エイジングケアを本気で学ぶ情報サイト|ナールスエイジングケアアカデミー

エイジングケアを本気で学ぶ情報サイト|ナールスエイジングケアアカデミー