眼瞼下垂は加齢が原因!症状と治療法は?

瞼の構造と仕組み

眼瞼下垂とは、目を開いたときに上まぶたの縁が、普通の状態より下がってしまう目の病気。

原因は先天性と後天性がありますが、後天性の場合は老化が主な原因です。

この記事では主に老化が原因の後天性の眼瞼下垂の原因や予防法、治療法をご紹介します。

眼瞼下垂は加齢が原因!症状と治療法は?の目次

1.エイジングで眼瞼下垂が気になるあなたへ

眼瞼下垂のイメージ

年齢とともに下がる上まぶた。

まぶたのたるみで、若いころと比べると随分、目が塞がった感じで、小さくなっていることが気になっていませんか?

また、モノが見えづらくなってきたと感じることはないでしょうか?

そんなあなたは、もしかすると眼瞼下垂(がんけんかすい)かもしれません。

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げている筋肉が弱くなり、まぶたが正常な位置(黒目の上方が少し隠れる高さ)よりも下がる症状の目の病気です。

眼瞼下垂は、先天性のものと後天性のものがあります。

エイジングケア世代の女性が悩むのは、もちろん後天性のもの。

これは、目の老化の1つです。

幸いにも眼瞼下垂は、眼科で保険適応による治療が可能です。

この記事では、主に後天的な眼瞼下垂の原因、検査法、治療法についてご紹介します。また、日常生活できる予防法をご紹介します。

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<この記事の大切なポイント>
  • 眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、正面を向いたときに、まぶたが垂れ下がり、黒目の中心部分(瞳孔)に覆いかぶさっている状態をいいます。
  • 眼瞼下垂は、主に老化など後天性の原因による目の病気です。しかし、先天性のものや全身疾患などにより起こる場合もあります。急に症状がでた場合は、できるだけ早く医療機関を受診することをおすすめします。
  • 眼瞼下垂の検査は、自分でできる検査と、診断のために眼科などの医療機関で受ける検査があります。まず、自分でチェックしてみて、気になる場合は、眼科などで検査を受けましょう。
  • 眼瞼下垂の治療の基本は、切開法という手術です。これは眼科で行われる手術で、健康保険の適応となります。
  • 一方、美容外科でも眼瞼下垂の治療を受けることができます。自費診療となり、切開法と切らない埋没法があります。
  • まぶたの機能回復と費用重視なら眼科での治療、審美重視で費用をかけてもよいなら美容外科での治療がおすすめです。
  • 眼瞼下垂はある程度は予防が可能です。1つは、からだや目全体に関して若さと健康を維持するためにアンチエイジングを意識した生活習慣を身につけることです。もう1つは、まぶたへの刺激になることを避けることです。

2.眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂を説明する医師のイメージ

 

1)眼瞼下垂の症状は?

眼瞼下垂とは、正面を向いたときに、まぶたが垂れ下がり、黒目の中心部分(瞳孔)に覆いかぶさった状態のことを言います。

眼瞼下垂のうち多くの場合は、加齢によりまぶたを上げる筋肉が弱くなったり、まぶたの周りの組織が伸びたり、皮膚とのあいだの結合がゆるむことで生じる後天性のものです。

自覚症状としては、まぶたが下がってきた、目が小さくなった、まぶたが重い感じがする、視界が狭い、二重の幅が広くなった、上まぶたがくぼんできた、といったことが一般的です。

2)眼瞼下垂の種類は?

①後天性の眼瞼下垂

年齢を重ねれば多かれ少なかれまぶたが下がってくるものですが、そのせいで視界が狭くなったり、見た目が眠そうに見えたり、肩こり、頭痛などを引き起こすこともあります。

後天性の眼瞼下垂といっても単純に加齢による場合もあれば、なんらかの病気から起こっている場合もあります。

②先天性の眼瞼下垂

一方で、先天性の眼瞼下垂は、生まれつきまぶたの筋肉や神経の発達異常により、まぶたが上がらない、または上がりにくい状態のことです。

③偽眼瞼下垂

眼瞼下垂ではないものの、おでこの筋肉の問題や、皮膚のたるみ、眼球の異常によって、見た目に眼瞼下垂のような状態になってしまうものを、偽眼瞼下垂といいます。

まぶたが下がってきたせいで生活に何らかの支障が出ているのであれば、眼科などの医療機関で原因が何なのか、治療の対象になるのか相談してみましょう。


3.まぶたの構造と仕組みを理解しよう

瞼の構造と仕組み

 

眼瞼下垂の原因や治療を理解するために、まぶたの構造や仕組みを理解することが大切です。

この章では、まぶたの構造と仕組みを説明します。

まず、まぶたの一番上にある眼輪筋は目の周りを囲む筋肉で、主に目を閉じるときにはたらいています。

目を開けるときに主にはたらくのは、眼瞼挙筋です。

この筋肉は、挙筋腱膜を介して瞼板筋につながっており、動眼神経という眼球とまぶたを動かす神経からの指令で収縮します。

まぶたの一番縁側には、瞼板という軟骨のように硬い板が、まぶたの縁に沿って存在します。

まぶたは、眼瞼挙筋が収縮する→挙筋腱膜が引き上げられる→瞼板が持ち上げられる→まぶたが持ち上げられる、

という一連の流れで開く仕組みになっています。

また、挙筋腱膜の後ろには交感神経の刺激で収縮するミュラー筋があります。

まぶたを開くときに主なはたらきをするのは眼瞼挙筋の収縮ですが、補助的なはたらきをするミュラー筋の収縮によっても瞼板がもちあがり、まぶたを開くことができます。

 

まぶたの構造と仕組み
まぶたの構造と仕組み

 


4.眼瞼下垂の原因は?

眼瞼下垂の原因

 

エイジングケア世代に起こる後天性の眼瞼下垂もいくつかの原因があります。

この章では、主に後天性の眼瞼下垂の原因について詳しく説明します。

1)腱膜性眼瞼下垂

エイジングによる後天性の眼瞼下垂の多くは、挙筋腱膜が瞼板からはがれて薄く伸びた状態になり、眼瞼挙筋の収縮力をもってしてもまぶたが上がらなくなってくる種類の眼瞼下垂です。

この「腱膜性眼瞼下垂」はほとんどの場合、両眼ともに起こります。

腱膜性眼瞼下垂の原因は、エイジングのほか、次のようなものがあります。

  • ハードコンタクトレンズの長期装用
  • 眼の手術後
  • まぶたへの過度の負担(花粉症皮膚炎アトピー性皮膚炎でまぶたをよくこする、刺激の強いマッサージ、濃いアイメイクなど)

<コラム>眼瞼下垂と肩こりやめまい、頭痛との関係

腱膜性眼瞼下垂になると、挙筋腱膜を介して瞼板を持ち上げられないため、ミュラー筋を介して瞼板を持ち上げようとします。

ミュラー筋は交感神経の刺激で収縮するため、まぶたを開けるためには、常に交感神経を興奮させている状態になります。

そのため、めまい、不眠、疲労感、頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。

他にも眼瞼下垂により、頭痛、肩こりが起こる原因があります。

その理由は、まぶたが下がって上方の視野が見えにくくなるので、あごをあげて見る癖がついてしまい、首の後ろや肩の筋肉がこりやすくなることや、おでこにしわを寄せて眉毛を上げることで目を見開こうとするため、前頭筋が常に緊張状態になることなどです。

このような原因で頭痛やめまい、肩こりが起こっている場合は、眼瞼下垂を治療することで、これらの症状が改善する場合も多くあります。

2)上眼瞼皮膚弛緩

エイジングによる眼瞼下垂としては、まぶたのたるみで皮膚や脂肪が垂れ下がってくる「上眼瞼皮膚弛緩」もよく見られます。

このタイプの眼瞼下垂は、目が三角に見える特徴から三角眼とよばれます。目尻の部分でまぶたの皮膚が垂れ下がり、外側を見る時に皮膚が覆いかぶさり、視野の妨げとなります。

これは、まぶたを上げる機能(筋肉、神経、挙筋腱膜など)は正常であるため、偽眼瞼下垂に分類されますが、手術で改善できるので治療の対象となります。

3)全身疾患が原因の眼瞼下垂

後天性の眼瞼下垂はまぶただけの問題で起こるのではなく、全身疾患が原因となって起こることもあります。

代表的な疾患は、動眼神経麻痺と重症筋無力症です。

①動眼神経麻痺

急にまぶたが下がってきた場合には、動眼神経麻痺が疑われます。

なおかつ、物がダブって見える複視もあり、まぶたが下がっている方の眼が外を向いていて、瞳孔も大きくなっているような状態であれば、動眼神経麻痺である可能性が強くなります。

動眼神経麻痺は脳梗塞、脳動脈瘤や糖尿病などが原因で起こります。

CTやMRIによる頭蓋内の検査や血液検査をして、なるべく早く治療を受ける必要があります。

②重症筋無力症

眼瞼下垂が一日中でなく、夕方になるとひどくなるような場合は、重症筋無力症という神経の病気の可能性があります。

神経の刺激がうまく筋肉に伝わらない疾患です。

③眼瞼下垂の原因となるその他の全身疾患

他にも、交感神経系が障害されるホルネル症候群や、筋肉自体の疾患であるミトコンドリアミオパチー、筋強直性ジストロフィーなどでも眼瞼下垂が起こることがあります。

4)まだある!眼瞼下垂 その他の原因

緑内障の治療で使われるプロスタグランジン系の点眼薬の長期使用や、眼瞼痙攣などに対するボツリヌス毒素治療、まぶたや目の外傷後、まぶたの腫瘍などで眼瞼下垂が起こることもあります。

もし、あなたの眼瞼下垂が、次のような場合は、単にエイジングによる眼瞼下垂と思い込まず、早めに医療機関で診察を受けてください。

  • 最近急にまぶたが下がってきた
  • 急に目が小さくなった
  • 最近、まぶたが重い感じがする
  • 急に視界が狭くなった
  • 片目だけ眼瞼下垂が起こっている


5.どんな検査や診断があるの?

眼瞼下垂の検査のイメージ

 

眼瞼下垂の検査は、大きく2つ。

自分でできる検査と、ちゃんとした診断のために眼科などの医療機関で受ける検査があります。

1)自分でできる検査方法

まずは、眼瞼下垂の状態かどうか、自分でできる検査方法を試してみましょう。

Step1. 顔の正面に鏡を置いてまっすぐ前を見ます。

Step2. 一度軽く目を閉じます。

Step3. 目を見開かず普通に開けます。

Step4. まぶたが黒目の中心部分(瞳孔)にかかっていないかどうか見てください。

正常。瞳孔にまぶたがかぶさっていない。

眼瞼下垂。瞳孔にまぶたがかぶさっている。

眼瞼下垂セルフチェック
眼瞼下垂セルフチェック

 

瞳孔にかぶさった状態で、力を入れないとそれ以上まぶたが上がらない、おでこに力を入れて眉毛を持ち上げなければ開かない場合は、眼瞼下垂の可能性があります。

Step5. 再度、目を閉じて眉毛の上を指で押さえます。

Step6. 押さえたまま目を開けてください。

目を開けるときに指で押さえていると開けにくい、おでこと眉毛が動いてしまう場合も眼瞼下垂の可能性があります。

他にも、額のしわが深い、眉毛と目の間隔が広い、前を見るときにあごを上げてしまうなども眼瞼下垂の特徴です。

2)病院での診断方法

まずは全身疾患から起こっている眼瞼下垂の可能性がないか、問診を行います。

急に眼瞼下垂の症状が出てきた場合や、片方の目だけの場合は要注意です。

次に眼瞼下垂の程度を確認します。

詳しく測定する方法として、形態的測定方法と機能的測定方法の2種類があります。

形態的測定方法は、定規とペンライトを用いて直接測定します。

機能的測定方法は、上眼瞼挙筋機能検査などがあります。

①形態的測定

眼瞼下垂の診断には、角膜反射と上眼瞼縁の距離が重要となります。

この距離が3.5mm以上あるのが正常で、それ以下であれば眼瞼下垂が疑われます。

眼裂の測定
眼裂の測定

②機能的測定

上眼瞼機能(levator function)検査についてご紹介します。

眉毛の上を押さえて動かないようにし、ペンライトを上下に動かし、上を見た時の上眼瞼の縁の位置と、下を見た時の上眼瞼の縁の位置を測ります。

上を見た時と下を見た時の差を、上眼瞼機能とします。

上眼瞼機能の平均値は、幼児期で約10mm、20代~60代で平均15mm、70代以上で11.5mmとなります。

上眼瞼機能検査
上眼瞼機能検査

 

これらの検査から、エイジングケア世代に見られる眼瞼下垂のうち「腱膜性眼瞼下垂」なのか、「上眼瞼皮膚弛緩」なのか、または両方なのかを判断し、手術方法を決定します。


6.眼瞼下垂の治療法は?

治療のイメージ

 

この章では、主に全身疾患が原因ではない眼瞼下垂の治療法、つまり眼科や美容外科での手術による治療法をご紹介します。

もし、全身疾患から起こっている場合は、まずそちらの治療をして様子をみます。

その後、まだ眼瞼下垂の状態が残っていれば手術でまぶたをあげることになります。

1)眼科での治療は?

眼瞼下垂の治療は、内服薬や点眼薬ではなく、まぶたを上げる手術になります。

なお、白内障などの眼科手術後の眼瞼下垂やボツリヌス毒素注入治療後の眼瞼下垂の場合は、数か月で多くの場合は自然治癒します。

眼瞼下垂の術式はさまざまあり、一定の基準がありませんので手術をする先生によって異なります。

①腱膜性眼瞼下垂の術式

腱膜性眼瞼下垂に対しては、下記の方法があります。

  • 眼瞼挙筋腱膜縫着術:眼瞼挙筋腱膜のみを前転、またはタッキングして縮める方法
  • ミューラー筋短縮術:ミュラー筋のみを前転、またはタッキングして縮める方法
  • 眼瞼挙筋短縮術:眼瞼挙筋腱膜およびミュラー筋を一緒に前転、または短縮する方法
  • 前頭筋つり上げ術:眉毛の上とまつげの上の2か所を切開して、ゴアテックスという人工の膜でつなぎ、おでこの筋肉を利用してまぶたを上げる方法

②上眼瞼皮膚弛緩の術式

上眼瞼皮膚弛緩に対しては下記の2種類の手術方法があります。

  • 上眼瞼余剰皮膚切除術:覆いかぶさった余分なまぶたの皮膚を切除する方法
  • 眉毛下皮膚切除術:皮膚が分厚い場合に、眉毛の下の皮膚を切除してまぶたをあげる方法

これらの手術の一般的な手術時間は、片方の目で20分程度、両方で40分程度です。

局所麻酔で行いますので、手術中に会話することができます。

手術後は腫れたり、内出血が起こります。抜糸後は目立ちにくくなりますが、完全に落ち着くまでには1か月から3か月ほどかかります。

抜糸は1週間から10日程度で行いますので、それまでは傷口に軟膏を塗布する必要があります。

手術費用は健康保険の適応で、1割負担で8千円前後、3割負担で2万2千円前後となります。

2)美容外科で治療する場合

眼瞼下垂は、眼科だけでなく美容外科でも手術を受けることができます。

眼科で行うような皮膚を切開して治療する「切開法」でなく、「埋没法」といわれる術式を希望する場合は美容外科での治療となります。

もちろん「切開法」も美容外科で受けることができます。

ただし、美容外科は完全自費診療なので、健康保険の適応となりません。

だから、眼科で手術を受けるよりも支払額は一般的に高額になります。

なお、眼瞼下垂の治療費は、クリニックによって異なりますので、ホームページなどで調べるか直接問い合わせるなどで確認してみてください。

では、埋没法についてご紹介します。

埋没法とは、皮膚を切開せずに、挙筋腱膜とミューラー筋をナイロン糸で折り込んで留めて二重まぶたにすることで、まぶたを開けるようにする手術方法です。

糸はまぶたを上げる度合いに応じて、1箇所~3箇所に通し留めていきます。

埋没法
埋没法

切開法に比べると、傷口が小さく出血も少ないので、ダウンタイムも短くて済みます。

デメリットとしては、元に戻りやすいという点があります。また、糸の結び目が粘膜側にあるため、角膜を傷つけたりしこりができる可能性もあります。

3)眼瞼下垂の手術は眼科と美容外科、どちらを選べばよいの?

眼科での手術は、美容的な面でなく機能的な面での改善を目的とした手術です。

だから、審美的な部分にこだわるより、機能をもとに戻すことに最大限の注意が払われます。

一方、美容外科では、患者さんの審美的なニーズに答えつつ、眼瞼下垂の手術を行います。

眼瞼下垂の治療を健康保険の範囲でしっかり行いたい場合や全身疾患などの不安がある場合は、まず眼科を受診することをおすすめします。

一方、見た目にこだわる方や、機能は問題ないが美容面を考えながら治療したい場合は、美容外科に相談されることをおすすめします。


7.眼瞼下垂の予防法

良い日常生活

 

1)まずはアンチエイジングを意識した健康的な生活を!

年齢を重ねると徐々に眼瞼下垂が起こってきます。これは身体の老化やお肌の老化の1つです。

だから、眼瞼下垂そのものの直接的な予防にはなりませんが、アンチエイジングを意識した生活習慣が大切です。

また、目の周りのスキンケアやエイジングケア紫外線対策も眼瞼下垂以外の目の老化予防で大切なことです。

まず、目の健康全体を考えて、からだの酸化糖化を防ぐために栄養バランスを考えた食べ物・飲み物を摂ることが大切です。

他にも質の高い十分な睡眠喫煙習慣を持たないこと、お酒は飲み過ぎない、適度な運動を行う、笑いのある生活を送るなどの健康的な生活も大切です。

2)腱膜性眼瞼下垂の予防のポイント

エイジングによって起こる腱膜性眼瞼下垂は、挙筋腱膜が伸びたり緩んだりすることで起こるものです。

これをなるべく避けるには、まぶたを過度に刺激しないようにすることがポイントです。

具体的な予防法として次の様なことが挙げられます。

  • アトピーや花粉症で目をこすってしまう場合は、アレルギーを治療する点眼薬や軟膏を使用して、できるだけ目をこすらないようにする。
  • 洗顔料クレンジング料は刺激の小さな優しいタイプのものを使う。特に、エイジングケア世代になると一層、優しいものを使う
  • 濃いアイメイクを控える、つけまつげやマツエクなどでまぶたに負担をかけない。
  • メイク落としの際は、専用のアイメイクリムーバーを使用する。また、お湯で落ちるタイプのマスカラを選び、ゴシゴシこすらない。
  • 、涙を拭くときや、洗顔後は目の回りは優しく拭く。
  • コンタクトレンズの使用は必要最小限にする。特にハードコンタクトレンズは、眼瞼下垂を引き起こしやすいので、まぶたで押し出して外さずに専用のスポイトで外すようにする。強度の近視や遠視、乱視でコンタクトレンズを手放せない人は、レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討してみる。

8.眼瞼下垂の治療でよくある質問

眼瞼下垂に関するQ&A

 

ここでは、眼瞼下垂の治療に関する質問として、病院などでよく聞かれるものを集めてみました。

Q1.眼瞼下垂の手術は、一度したらもう一生しなくてよいですか?

A.いいえ。手術をしても、また年月とともにまぶたの挙筋腱膜が伸びてしまったり緩んだり、皮膚や脂肪がたるんでくることがあります。

その場合、再度、眼瞼下垂の手術をすることも可能です。

Q2.眼瞼下垂の手術後、まぶたの腫れや内出血を最小限にするにはどうすればよいですか?

A.アイスノンや保冷剤で冷やすことをおすすめします。出血と炎症を抑えることが重要だからです。

なお、手術当日は、傷口を濡らさないようにタオルを巻くなど工夫して冷やしすようにします。

Q3.眼瞼下垂の手術後、目が閉じにくくなり、角膜に傷がついていると言われました。急いで再度手術をした方がよいですか?

A.眼瞼下垂は、再発することも多いため、強めにまぶたをあげるように手術を行うこともあります。

日中、起きている間は意識的にまばたきできますが、寝ている間にまぶたが開いてしまい、角膜が乾いて傷がついてしまうことがあります。

目が腫れているのは、手術直後によくみられる状態です。寝る前に目の中に眼軟膏を入れて、まぶたの腫れが治まるまで様子をみましょう。

腫れがひいて落ち着いてくれば、ほとんどの場合再手術の必要はありません。

Q4.眼瞼下垂は手術をしなくても自然治癒しますか?エステや美容液などで治りませんか?

A.原因がエイジングによる眼瞼下垂の場合は、自然に治ることはありません。

すでに眼瞼下垂になってしまった状態からでは、エステに行ったり、美容液を使っても、元に戻ることはありません。

Q5.眼瞼下垂の手術は痛いですか?また、手術後も痛みはありますか?

A.手術の際は、注射で局所麻酔を行いますので、注射の痛みはあります。

手術中に痛いと感じることはほとんどありませんが、痛みがあれば医師に伝えて麻酔を追加してもらうことができます。

ただし、麻酔の量が多いと術後腫れやすくなるので、通常はなるべく少ない麻酔量で手術を行うようにしています。

手術後の痛みは個人差があります。痛い場合は、痛み止めを服用してください。一晩眠れば、痛みは治まっていることが多いです。

Q6.眼瞼下垂の手術をしましたが、目の形が不自然で嫌です。やりなおしてもらうことはできるのでしょうか?

A6.まぶたの腫れがひいて完全に落ち着くまでには、1か月~3か月かかります。

急いで再手術をしても、また落ち着くまでに時間がかかりますし、腫れた状態から修正しても、完成形が定かではありません。

完全に落ち着くまで様子をみることをおすすめします。落ち着いた後も目の形に納得できない場合は、主治医に再手術の相談をしてみましょう。

Q7.頭痛や肩こりは眼瞼下垂の手術をすれば治りますか?

A7.眼瞼下垂が原因の場合ならば治りますが、その他の生活習慣や疾患、整形外科的な問題から起こっている場合は治りません。

Q8.眼瞼下垂の手術後、洗髪、洗顔、化粧はいつからできますか?

A.洗髪、洗顔は目をこすらないようにすれば、術後2日目から可能としている病院が多いです。

お化粧もその頃から可能ですが、「切開法」の場合、アイメイクは抜糸が済んでからの方がよいでしょう。

抜糸までは傷口に軟膏を塗布したり、糸も見えていますので、めがねやサングラス、帽子などで対応するようにしましょう。

Q9.両目とも眼瞼下垂なのですが、同日に両目とも手術できますか?別の日にした方がいいですか?

A.両目とも同日に手術できます。両目とも同日にすると、左右のバランスを見ながら手術できるメリットがあります。

ただ、「切開法」の場合は傷口が目立ちますので、片目だけの手術であれば眼帯で隠すことができますが、両目だと眼帯をするわけにはいかないので、目立ちやすいというデメリットもあります。

手術の日はサングラスや帽子を持参することをおすすめします。

Q10.眼瞼下垂の手術方法で「切開法」と「埋没法」で迷っています。どちらがおすすめですか?また、どちらも眼科で健康保険適応での手術が受けられますか?

A.眼瞼下垂の程度が軽度で、美容的な面で気になるくらいであれば、ダウンタイムの少ない「埋没法」で相談してみてはいかがでしょうか。

眼瞼下垂の程度が重度で、視野が狭くなっているような場合は「切開法」の適応となります。

眼科で健康保険の適応となるのは基本的には、生活に支障が出ている中等度以上の眼瞼下垂になります。

ですから、「切開法」での手術しか、健康保険の適応になりません。

Q11.眼瞼下垂の手術の合併症はありますか?

A.傷口からの感染、内出血から起こる血腫、引きつれ感、ドライアイが挙げられます。

感染に関しては、病院から処方された通りに薬を使い、生活上の注意点を守ることで予防できます。

入浴や洗顔が可能な時期になっても、怖いからといって洗わずに不潔な状態で過ごしたり、アイメイクを落とすのにゴシゴシこすったりしていると感染のリスクも高くなります。

内出血からの血腫、引きつれ感に関しては、時間の経過とともになくなる場合が多いです。

ドライアイは、まぶたが上がりやすくなることで起こる場合があります。

まぶたの腫れがひいてくればドライアイも軽減します。

それまでは、点眼や軟膏を処方してもらって様子をみます。


9.まとめ

眼瞼下垂の原因や予防法、治療法を幅広くご紹介しました。

いかがでしたか?

後天性の眼瞼下垂はエイジングケア世代の女性にとって見た目でもつらい悩みですし、日常生活でも苦労することもありますよね。

まずは予防法を知って日々、実践しましょう。

それでも、エイジングとともに眼瞼下垂になるリスクは高くなります。

幸いにも眼科で保険診療もできるので、悩んでいる方は、一度、受診してみてはいかがでしょうか?

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