京都大学と大阪市立大学で共同開発されたナールスゲンってご存知でしょうか?
ユニークな特徴とエイジングケアにたくさんのメリットがある美容成分です。
この記事では、最近、知名度が上がりつつあるエイジングケア化粧品成分であるナールスゲンの特徴やエイジングケアでのメリットをご紹介します。
読みたいところから読める目次
1.ナールスゲンの特徴を知りたいあなたへ
エイジングケア化粧品の美容成分として期待されるナールスゲンは、アミノ酸誘導体。
京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分です。
ナールスゲンの特徴を活かしたエイジングケアを行なうことで、美肌をキープすることが期待できます。
そんなナールスゲンにはどんな特徴があるのでしょうか?
今回の「大学発エイジングケア化粧品成分ナールスゲンの特徴は?」では、ナールスゲンのメリットと特徴に迫ります。
さらに、ナールスゲンについてより詳しく知りたい場合は、「ナールスゲン。京都大学発エイジングケア化粧品の10の秘密」をご覧ください。
<一目でわかるナールスゲンのうれしい特徴>
<動画で理解するナールスゲン>
「関西情報ネットten」で紹介されたナールスゲン
TVニュースで紹介されたナールスゲンの情報
トータルビューティプロデューサーのMANAMIさんのコメント
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<ナールスゲンの学術論文>
- ナールスゲンは、水溶性の美容成分で、最近ではさまざまなエイジングケア化粧品に配合されるようになってきました。ユニークで際立った特徴を持つ美容成分です。
- ナールスゲンはとても小さな分子の美容成分で、角質層の奥まで浸透します。この特徴がメリットの1つです。
- ナールスゲンは、お肌の水分量を増やす特徴があります。つまり、肌を保湿することで、お肌のハリやツヤをもたらすメリットがあるのです。
- ナールスゲンは、線維芽細胞を活性化させ、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47、グルタチオンを増やす基礎実験のデータがあります。この際立った特徴が、エイジングケア化粧品成分として注目を浴びる理由です。
- ナールスゲンには、紫外線から線維芽細胞を守ることで、光老化を抑えるはたらきも示されました。この点も、他の美容成分にはない特徴であり、メリットです。
- ナールスゲンには、他にも、創傷治癒を早めるはたらきやグルタチオンを増やすはたらきも示されました。また、最近、HSP(ヒートショックプロテイン)70やヒアルロン酸を増やすこともわかりました。これも特徴であり大きなメリットです。
- ナールスゲンの特徴的なデメリットは、3つあります。高価であること、効果の実感まで時間がかかること、保湿力がセラミドなどより弱いことです。
2.ナールスゲン化粧品を使うメリットは?
ナールスゲンは、エイジングケア化粧水、美容液、保湿クリームなどに配合される成分で、中には口コミサイトで上位のランキングを得ているエイジングケア化粧品もあります。
ナールスゲンを配合したエイジングケア化粧品を使った方からは、肌悩みや肌老化に対して、以下のような高い評価をいただいています。
- お肌のハリやツヤが戻ってきた
- お肌のくすみが気にならなくなった
- 乾燥による小ジワが目立たなくなってきた
- ほうれい線が少し目立たなくなった
- エイジングケア化粧品はこれだけで十分
- お肌の肌理(キメ)が整ってきた
- 透明感のあるお肌になった
- 乾燥肌が改善された
- 敏感肌でも使えてお肌にやさしい
- インナードライ肌でも使えてテカリが減ってきた
これらは、ナールスゲンだけの効果ではなく、同時に配合されている保湿成分や他のエイジングケア化粧品成分にも助けられたものです。
また、お使いになった方が、化粧品によるエイジングケアだけではなく、洗顔やクレンジング、紫外線対策、アンチエイジングを意識した生活習慣などにも気を配られた結果でもあります。
とは言っても、ナールスゲンが乾燥肌の原因にアプローチしたり、エイジングサインに予防美容的な効果を発揮したことにもよるものです。
さらに、しわやたるみ、たるみ毛穴などのケアでもナールスゲン化粧品がよい評価をいただくこともあります。
しわ対策、顔のたるみ対策の予防の選択肢の1つとして、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品が選ばれるのは、ナールスゲンの持ついくつかの特徴によるものです。
この記事では、そんなナールスゲンの特徴やメリットを解説します。
また、デメリットについてもご紹介します。
3.エイジングケア化粧品成分ナールスゲンの特徴
ナールスゲンには、次の10の特徴があります。
これらの特徴はエイジングケアのメリットです。
次の図をみれば、ナールスゲンがお肌にとって大切なさまざまな成分を増やすことがわかります。
これでナールスゲンの特徴やメリットを一目で理解できます。
ナールスゲンと他の美容成分の主な効果の比較
1)分子量331ドルトンという極めて小さな水溶性成分
お肌に浸透しやすいというメリットと化粧水などのローションタイプのエイジングケア化粧品の成分として使いやすいことが挙げられます。
2)真皮の線維芽細胞を活性化し、真皮のコラーゲン、エラスチン、HSP47を増やす
コラーゲン、エラスチン、HSP47は、真皮のたんぱく質で、お肌にとって大切な成分です。
皮膚の線維芽細胞を取り出し、ナールスゲンを添加する実験をご紹介します。
その結果、ナールスゲンには、次の成分を増やすはたらきがあることがわかりました。
-
- コラーゲンを2倍以上
- エラスチンを約5倍
- HSP47を約3倍
3)ビタミンCとの相乗効果
ナールスゲンは、ビタミンCと一緒に使うことで、相加効果があることがわかっています。
コラーゲンの発現量に関して、ナールスゲン + ビタミンC を線維芽細胞に添加する実験では、ナールスゲンだけを添加した場合の約1.2倍、ビタミンCだけを添加した場合の約1.7倍多くなることが示されました。
だから、エイジングケアの視点では、ナールスゲン配合のビタミンC誘導体化粧水を使うことをオススメします。
なお、コラーゲンとエイジングケアの関係は、こちらをご参照ください。エイジングケア化粧品の大きな特徴であるコラーゲンとの関係を解説しています。
4)お肌の水分量を維持するはたらき
ヒトによるモニター試験では、ナールスゲンを含む化粧水を4週間及び8週間連続使用した結果、偽薬(プラセボ)に比べ、角質水分量が増大しました。
ナールスゲンは、細胞自身が本来持っている保湿力を整えることで、お肌にハリやツヤをもたらすことが示されました。
エイジングケアの基本が保湿なので、水分を増やすことからこの点もクリアです。
ナールスゲンの4週および8週連続使用による角質水分量の変化
使用前の水分量を100として水分系Corneometerで測定した相対値
Fragrance J 2013;1:68-71
5)肌弾力をキープするはたらき
ヒトによるモニター試験では、ナールスゲンを含む化粧水を1~3カ月使用した結果、偽薬(プラセボ)に比べ、肌弾力が大幅に向上しました。
エイジングケアにとって大切な肌のハリをもたらすことが示されたのです。
ナールスゲンの1、2、3ヵ月連続使用による肌弾力の経時変化
使用前の肌弾力を100として測定した相対値
Fragrance J 2013;1:68-71
6)表皮の傷の治癒を助けるはたらき
何らかの刺激によってできた傷が治るプロセスでは、線維芽細胞や角化細胞が関係しています。
ナールスゲンは、実験で角化細胞を増やすはたらきも示されています。
つまり、線維芽細胞と角化細胞を増やすことで、表皮の傷の治癒をサポートする可能性が期待されるのです。
7)紫外線による光老化を抑えるはたらき
紫外線は、お肌に活性酸素によるダメージを与え、線維芽細胞を死滅させ、コラーゲンやエラスチンを劣化させます。
その結果、しわ、シミ、たるみなどを引き起こしてしまいます。
これを「光老化」といいますが、これを防ぐことは、エイジングケアでは重要なポイントです。
皮膚の線維芽細胞を取り出し、「ナールスゲンを添加して紫外線を照射した細胞」と「何も添加せず、紫外線を照射した細胞」を比較した結果、ナールスゲンを添加して紫外線を照射した細胞の生存率が、何も添加せずに紫外線を照射した細胞よりも高かったのです。
つまり、ナールスゲンは、ある程度、紫外線のダメージを軽減することがわかりました。
この結果は、ナールスゲン配合化粧品を紫外線のビフォー・アフターに使うことで、エイジングケアをサポートできる可能性を示すものです。
8)お肌の表皮でグルタチオンを増やすはたらき
ナールスゲンは、抗酸化物質であるグルタチオンの発現量を増やすはたらきがあります。
ナールスゲンの添加により、表皮細胞のグルタチオン量は6時間後くらいから有意に増加し、24時間、48時間後でも、コントロールより高い値を示した実験データがあります。
なお、ナールスゲンとグルタチオンの関係については、「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」をご覧ください。
9)新たにわかったヒアルロン酸やHSP70を増やすはたらき
最近になって、ナールスゲンが表皮のHSP70と主に真皮にあるヒアルロン酸を増やすことがわかりました。
HSP70は、シミやシワ、ほうれい線を予防するはたらきがあります。
HSP70について、詳しくは、「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」や「HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!」をご覧ください。
10)安全性が高いことも特徴でありメリット
ナールスゲンは刺激もなくアレルギーなども認められないので、どんな肌質でも使えるエイジングケア化粧品成分です。
まず、日本化粧品工業連合会が定める9項目の安全性試験において、問題のないことが確認されています。
さらに、細胞、動物、ヒトレベルでも毒性や刺激性がないことが確認されています。
このようにナールスゲンは安全性に問題のないことも特徴でありメリットです。
※ここで説明した実験結果は、4)、5)、10)を除けば、ヒトの実験ではありませんので、ナールスゲンのヒトでの効果を保証するものではありません。
※また、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品の効果を保証するものではありません。
しかしながら、ナールスゲンのエイジングケア化粧品成分としての、期待を示すデータであることは間違いありません。
ナールスゲンは、優れたエイジングケア化粧品成分の1つですので、化粧品を選ぶ際は、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品をチョイスするのもよい選択肢ですね。
ナールスゲンの作用の詳細は、こちらの記事を参考にしてください。
なお、ナールスゲン配合のエイジングケアローション「ナールスピュア」について深く知りたい方、化粧水をランキングや人気などに頼らず選びたい方は、こちらも参考にしてください。
4.ナールスゲンの特徴的なデメリットはないの?
ナールスゲンのユニークな特徴やメリットについてご紹介してきました。
では、デメリットはないのでしょうか?
残念ながら、ナールスゲンにもデメリットとなる特徴があります。
まず、1つ目は化粧品原料としての価格が極めて高いという特徴があります。
結果的にナールスゲン配合化粧品の価格が高くなることがデメリットです。
2つ目は、効果の発現に比較的、時間を要する特徴がデメリットと成りえます。
ナールスゲンの持つ作用メカニズムは、じっくりお肌にはたらきかける特徴があるからです。
だから、速効的なエイジングケア効果を求める場合は、デメリットになります。
しかし、お肌のことを考えれば、じっくりとお肌の持つ本来の力を取り戻すことは、むしろメリットです。
そして、最後は保湿成分としての保湿力。
アミノ酸誘導体であるナールスゲンの保湿力は、水分を吸着することで得られます。
アミノ酸誘導体は、グリセリンやBGなどと同じヒューメクタントです。
この保湿力は、プロテオグリカンなどの水分を抱えこむ保湿成分やセラミドなどの水分を挟み込む保湿成分と比べれば弱いのです。
これはデメリットとなりますが、プロテオグリカンやセラミドを一緒に配合したエイジングケア化粧品を使うことで解決できます。
以上がナールスゲンの3つの特徴的なデメリットです。
5.まとめ
ナールスゲンのメリットや10の特徴についてご理解いただけましたでしょうか?
また、3つのデメリットについてもご理解いただけたでしょうか?
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、HSP47の産生を促進することに加え、エイジングケアにとって有用な特徴やメリットをたくさんもったエイジングケア化粧品成分であることをご理解いただければ幸いです。
また、ナールスゲン配合の化粧品は、さまざまなエイジングサインのケアにもお使いいただけます。
ぜひ、毎日のエイジングケア習慣に取り入れ、エイジングサインの予防や改善にお役立てください。
ナールスゲンのユニークな特徴が、エイジングケア世代の皆様の美肌をキープするために、お役に立てれば幸いです。
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