日常化したマスク生活にとって目元の印象は何よりも大切ですよね。
だから、春はアイクリームを上手に選んで正しく使いたいですね。
東洋医学でいうと「肝(かん)」が関係する季節でもある春は不調が出やすく、気候の変化だけでなく生活習慣の変化により疲れが溜まりがちに。
そこに加えて春の花粉の影響で、目元は老け印象まっしぐら。
そこで、いつまでも素敵な目元でいるためにも、元エステティシャンで美容家の西川美佐子さんに、おすすめのアイクリームの選び方や塗り方などをご紹介いただきます。
美容家・化粧品成分上級スペシャリスト
西川 美佐子 さん
健康・美容関連講師、美容商材関連プロデュース業、元エステティシャン。
エステティシャンとして多くのお客様のお肌に触れ、体の内側から美容を作るための健康管理・化粧品成分・スキンケアなどを学び、お客様が理想のお肌に向かって進む笑顔をいただくことができました。
反面、お客様とのやり取りを通じて情報過多の時代であるからこそ怖さも痛感し、自身が学んできた知識や経験を多くの方にお伝えしたいと思うようになりました。
多くの方が「憧れ」に近づくためのきっかけづくりやサポートをしてまいります。
健康、美容
◆ 保有資格
◇化粧品成分上級スペシャリスト
◇健康管理士一般指導員
◇2021年登録販売者合格
◇AJESTHE認定エステティシャン(ボディ・フェイシャル)
◇中医学耳つぼ美容協会耳つぼセラピスト
◇美容薬学検定1級
◇ナチュラルビューティースタイリスト1級
◇日本アロマ環境協会アロマ検定1級
◇HSAジュニアソーパー
中医学耳つぼ美容協会耳つぼセラピスト
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.目元が気になる方へ
「春こそこだわりたい!アイクリームの選び方と使い方」をお届けします。
日常的なマスク生活により、目元の印象が今まで以上に気になったことはありませんか?
また、目元の「シワ」「たるみ」「目の下のクマ」「目袋」などの悩みはありませんか?
皮膚も薄く繊細な目元には、長時間のパソコンやスマートフォンによる目の酷使・年齢・気候の変化など、日常的な刺激がたくさん。
さらに春は、東洋医学でいうと「肝(かん)」が関係する季節で不調が出やすい上に、花粉による刺激も加わるため、いつも以上に目元のケアが必要な季節でもあります。
東洋医学における肝とは、気の流れを通じて感情の調節や自律神経系によって 体全体の機能が順調に行われるように調節するはたらきのことで、春はそれが乱れやすい季節です。
そこで、この記事では、元エステティシャンで美容家である西川美佐子さんに、アイクリームの選び方から塗り方までをご紹介いただきます。
<参考記事>
*目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント
2.春の目元ケアの必需品!アイクリームの選び方
目元の悩みにはさまざまなものがありますが、どの悩みにも共通してできるスキンケアとエイジングケアのアイテムとしておすすめなのが「アイクリーム」。
特に、春は紫外線や花粉が増加して、繊細な目元への刺激が増える時期ですので、優しくしっかりとケアしましょう。
<参考記事>
*春の紫外線対策。しっかりブロックして日焼けの無い美肌をキープ!
1)目元ケアにおすすめの成分
①コラーゲン
保水効果に優れたタンパク質成分で、肌の表面側のうるおいを保ち、肌表面に膜をつくることで私たちの肌を守るはたらきがあります。
<参考記事>
②ヒアルロン酸
タンパク質と糖でできた優れた保水力をもつ成分。
1gで6ℓの水分を抱えることができることや、ヒアルロン酸の持つ粘弾性により保護する役目も持っています。
<参考記事>
*ヒアルロン酸化粧品の保湿にはデメリットがあった!秘密と安全性
③セラミド
肌のバリア機能に欠かせない成分で、角層細胞どうしのすき間を満たし、肌内部の水分をしっかりとキャッチして保水する役割を持っています。
刺激を受けやすい繊細な目元には、取り入れたい成分の1つです。
<参考記事>
④ナールスゲン
アミノ酸誘導体の1つで、加齢や刺激の変化が目立ちやすい目元ケアには欠かせない、多くの成分の生成・はたらきをサポートする成分です。
たとえば、お肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチン、潤いに必要なヒアルロン酸、紫外線などの影響からお肌を守るグルタチオンなどを増やします。
※ナールスゲンは、株式会社ナールスコーポレーションの登録商標です(成分名:カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル)
<参考記事>
⑤プロテオグリカン
タンパク質と多糖の複合体で、保水性に優れているだけでなく、ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促すはたらきがあります。
乾燥しやすい目元には嬉しい成分ですね。
<参考記事>
⑥ナイアシンアミド(ビタミンB3)
「ニコチン酸アミド」とも呼ばれる水溶性のビタミンの一種で、優れた保湿効果に加え、紫外線による活性酸素の発生を軽減する、メラニンの生成を抑える、肌荒れを防ぐなどの多くの効果が期待されています。
乾燥による小じわや茶クマなどによる顔のくすみにも取り入れたい成分ですね。
<参考記事>
*ナイアシンアミドの効果は?話題のシワ改善化粧品のおすすめ紹介!
⑦プラセンタエキス
プラセンタとは、「胎盤」のことで、アミノ酸をはじめ糖分、脂質、ビタミン、ミネラル、酵素、EGFやFGFなどの成長因子が含まれている優れた成分の1つ。
保湿効果や抗酸化作用、ダメージを受けた肌をケアするはたらきがあり、こちらも目元には嬉しい成分です。
<参考記事>
⑧ビタミンE
優れた抗酸化作用とお肌のターンオーバーの正常化に高い効果を発揮してくれる成分で、くすんだ目元の印象を明るく整えます。
ビタミンCとともに併用することで、さらなる効果が期待できます。
<参考記事>
*トコフェロール(ビタミンE)化粧品で美肌になる5つの効果とは?
⑨ビタミンC誘導体
不安定で壊れやすい「ビタミンC」を安定化させた「ビタミンC誘導体」には、コラーゲンの生成を助け、ターンオーバーを整えるはたらきがあります。
また、抗酸化作用もあわせ持っているため、シミやソバカスなどの肌悩みにもおすすめの成分です。
<参考記事>
⑩レチノール
ビタミンAの一種で、ヒアルロン酸の合成やコラーゲン生成の促進、ターンオーバーを整える、紫外線ダメージを軽減するなどの効果があります。
繊細かつ年齢とともに変化を感じやすい目元ケアには取り入れたい成分の1つですね。
「レチノールは刺激があるのでは?」と心配な人も多いはず。
ナールスエイジングケアアカデミーではレチノールについても詳しくご説明していますので、気になる人はこちらの記事もぜひご覧ください。
<参考記事>
2)テクスチャー
アイクリームは、繊細な目元に使うスキンケアアイテムだからこそ、テクスチャーはチェックしておきたいポイントの1つです。
塗布する際に摩擦が起きないよう、柔らかく伸びのいいものを選ぶようにしましょう。
3)刺激
ほかの部分に比べて皮膚が薄く、刺激を受けやすい目元にとって、紫外線量や花粉による刺激が増える春は特に刺激になる成分は避けるのがおすすめ。
刺激を感じやすいアルコールや香料、着色料などが配合されていないものを選ぶようにしましょう。
4)使いやすさ
スキンケアは毎日行うものなので、使いやすさは重要なポイントです。
量の調整がしやすいチューブタイプや、明確な使用量がわかるプッシュタイプ、残量が確認しやすいジャータイプといった容器の形状もチェックして、ご自身に合ったものを選ぶようにしましょう。
<アイケアにおすすめの目元・口元専用美容液>
*ナールスゲン推奨濃度配合&ナイアシンアミド・6種のヒト型セラミド配合「ナールス ネオ」
3.ナールスのおすすめのアイクリーム
本気で目元のエイジングケアに取り組む女性のためのアイクリームです。
化粧品成分上級スペシャリストであり、開発などに30年以上携わったナールスの代表が、成分にこだわりぬいて開発しました。
次のような方に、ぜひ、お使いいただきたいアイテムです。
- 美意識の高い30代以上の女性
- 本当に良いエイジングケア化粧品を求めている30代以上の女性
目元の肌のハリやキメが気になる女性
攻めのビタミンA「ピュアレチノール」と守りのビタミンA「パルミチン酸レチノール」をバランス良く 配合した目元のケア専用のアイクリームです。
また、ナイアシンアミド、両親媒性ビタミンC誘導体APPS、6種のヒト型セラミド、ナールスゲンを配合しています。
30代からの気になる目の周りの集中ケアにぴったりのアイテムです。
<限定発売*ナールスのアイクリーム>
*目元専用の美容液ナールスアイクリームはこちら
4.効果的なアイクリームの塗り方とマッサージでイキイキした目元に
ここからは、より素敵な目元印象になっていただくために、おすすめのアイクリームの塗り方をお伝えします。
1)アイクリームの塗り方
①適量を手に取り目の下から頬骨のあたりまで塗布します
②目尻からスタートして→下まぶた→目頭→上まぶた→目尻というように1周します
※この時に薬指と中指の腹を使い、肌が凹まない程度の圧で優しくなじませるのがポイントです。
③目尻のシワ部分を少し持ち上げ、シワの間に塗り込むように優しくなじませます
④手の母指球部分を目の凹みにそっと当て、目元全体を温めてなじませます
2)眼輪筋マッサージ
人差し指を横向きに寝かせて、指の側面を使います。
1.人差し指を横に寝かし、下の眼輪筋(図の1の部分)を軽く5秒ほど押さえます
2.同様に、上の眼輪筋(眉毛の下あたり:図の2の部分)も人差し指を横向きに寝かして軽く5秒ほど押さえます
3.親指部分で眉頭を押さえ、小さな円を描くように押します
※アイクリームの塗り方同様、肌が凹まない程度の圧で優しく押さえるのがポイントです。
3)眼輪筋エクササイズ
仕事の休憩中やちょっとした隙間時間に行いやすい、簡単!眼輪筋エクササイズをお伝えします。
- 右目・左目それぞれ5〜10回ウィンクをする
目を開き、横向きの8の字「∞」を描くように眼球を右回り・左回りそれぞれ動かす
どちらか1つまたは両方、どちらでも構いません。
疲れた目元をほぐす目的としても効果的なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
5.春に起こりやすい目元悩みの特徴と対策
マスク生活で気になる目元の印象。
その中でも特に春に起こりやすい目元の悩みをご紹介します。
1)目元のシワ
一口に「目元のシワ」といっても、大きく分けて2種類があり、それぞれに特徴と対策が異なります。
”ちりめんじわ”と呼ばれる肌表面で起こる「表皮のシワ」と、肌の深い層まで達している本格的な「真皮のシワ」です。
<参考記事>
①原因と特徴
もともと肌表面には「皮溝(ひこう)」という肌の溝と、皮溝に囲まれてひし形や四角形に皮膚が高くなっている「皮丘(ひきゅう)」と呼ばれる盛り上がりがあり、この2つでできた皮膚の模様を「皮紋(ひもん)」といいます。
この「皮紋(ひもん)」が乱れ、「皮溝(ひこう)」が深くなることで目立ってくるのがシワです。
そして、このシワの原因としてあげられるのが「乾燥」「紫外線」「加齢」です。
特に目元周りは、ほかの皮膚に比べて薄く繊細である上に、春は紫外線が一気に強くなる時期であり花粉による刺激も増えるため、早めにケアを始めることが大切です。
- 表皮のシワ
皮膚の表面(表皮)にできる浅く小さなシワで、普段はさほど目立ちませんが、笑うと目尻や口元周りに細かく現れるのが特徴です。
最大の原因は「乾燥」。
表皮のシワは比較的年齢は関係なく、人によっては20代前半でできることもあります。
また、放置すると徐々に深くなるため、この段階での対処がとても重要です。
- 真皮のシワ
表皮のシワが肌の深い層まで達して深く刻まれた状態です。
原因の多くは「紫外線」「加齢」によるものです。
この段階になると、肌の土台部分まで影響を及ぼしているため、セルフケアで消すことはできなくなり、「これ以上増やさない」「シワを深くしない」といったケアが中心になります。
そのため、表皮のシワの段階でしっかりケアしておくことがとても重要になります。
②対策
- 乾燥対策
「乾燥」は表皮のシワの最大の原因で、肌が乾燥して水分を失うと肌表面が萎縮することで、「皮溝(ひこう)」が深くなり、シワとなって現れてきます。
乾燥によるシワ対策としては、まずは乾燥からお肌を守ることが何よりも大切です。
特に、目の周りはほかの部分に比べ皮膚が薄く、皮脂腺が少ないのが特徴です。
そのため、非常に繊細でありながら、水分の蒸散を防ぐ皮脂の分泌が少ないため、乾燥しやすい環境にあります。
まずは優しくスキンケアを心がけるようにしましょう。
顔を洗う際は、肌の油分を落としすぎないぬるま湯(32〜34℃目安)を使い、洗顔料を使用する場合は、「ココイル〜」「ラウロイル〜」といったマイルドな洗浄剤を使用した、泡やジェルなどの肌の摩擦を起こさないテクスチャーのものがおすすめです。
洗顔後は「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」「セラミド」といったお肌のハリや弾力、保水力を高めてくれる成分や、これらの生成を助けてくれる「ナールスゲン」や「レチノール」「ビタミンC誘導体」などが配合された化粧品を選ぶのがおすすめです。
<参考記事>
- 紫外線対策
多くの肌悩みの原因となる「紫外線」もシワの原因の1つです。
紫外線は、長い波長で肌のハリや弾力を減少させる「UVA波」と、短い波長で肌表面のうるおいやバリア機能を失わせる「UVB波」があり、多量の紫外線を浴び続けることで、肌のバリア機能が低下し、水分保持機能が衰えることで、真皮のシワにつながります。
季節や天候により量の違いはあるものの、紫外線が「0」になることはありません。
1年を通して紫外線の対策をするようにしましょう。
繊細な目元の皮膚まで使えるような、やさしいノンケミカル(紫外線吸収剤)処方のものや、美容成分が配合された日焼け止めがおすすめです。
<参考記事>
*ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!
- 加齢対策
1日約2万回も「まばたき」をする目元なので、年齢とともにある程度のシワは起こりますが、対策ができないわけではありません。
特に今は、パソコンやスマートフォンで目を酷使することが増えている時代です。
加齢により水分が少なくなった肌にうるおいを与え、紫外線対策をすることに加え、凝り固まった目の周りの筋肉をほぐし、血流をよくすることも大切です。
ホットタオルなどを使用して、1日の疲れをしっかりとほぐしてあげましょう。
肌の外側表面にできる表皮のシワは、早めの対策でケアが可能です。
真皮のシワになる前にしっかりとケアしていきましょう。
〜ホットタオルの作り方〜
- 濡らしたタオルを軽く絞り整える
- 500~600Wの電子レンジで30~60秒ほど加熱
ほんのり温かいくらいの温度(40度位)で使用
*目元のシワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
2)クマ
こちらもシワと同様に種類があり、「青クマ」「茶クマ」「赤クマ」「黒クマ」の大きく4つに分けられます。
①原因と特徴
- 青クマ
「血行不良型のクマ」ともいわれ、長時間のパソコンやスマートフォンによる目の酷使や疲れのほか、運動不足や冷え性が原因とされています。
目尻を軽く横に伸ばした時に、クマの色味が少し薄くなるのが特徴です。
- 茶クマ
目の周りが茶色くくすんで見えるのが特徴の「茶クマ」。
主な原因としては、メイクやクレンジングによる摩擦、花粉などによって起こる目のかゆみで目をこすってしまうこと、乾燥によって起こる角質肥厚、紫外線による刺激などが考えられます。
青クマと異なり、目尻を横に伸ばしても色味に変化のないのが特徴です。
- 赤クマ
目の下にある「眼輪筋」という筋肉が赤く透けて見える状態です。
原因は、年齢によって起こる目の周りの「眼窩脂肪の突出」と「血行不良」です。
眼球の上下(目の凹みの中)にある眼窩脂肪を包んでいる膜がゆるむことで脂肪が突出し、この脂肪が目の下にある眼輪筋を圧迫することで筋肉が透けて赤いクマとして目立つケースと、血行不良により静脈・動脈両方が鬱血(うっけつ)することで起こるケースとがあります。
頬骨のあたりを下に引っ張ると赤みが増すのが特徴です。
- 黒クマ
加齢による目元周辺の筋力の衰えや、乾燥によって肌の弾力やハリが失われることにより、目の周りがたるみ、影ができる(=クマのように見える)のが「黒クマ」です。
主にたるみが原因のため、目を動かすことでクマの大きさが変化するのが特徴です。
②対策
- 青クマ
青クマの主な原因でもある「血行不良」をまずはケアしましょう。
シワでもご紹介しましたが、ホットタオルなどを使って、パソコンやスマートフォンで硬くなった目の周りの筋肉をほぐし、血流をよくするのがおすすめです。
この時、首回しや肩回しなどをあわせて行うと、お顔全体の血流がよくなるのでさらに効果的です。
原因が血行不良の青クマには適度な運動も効果的なので、軽いウォーキングやストレッチなどで体をほぐすのもいいでしょう。
また、先にご紹介しているように、アイクリームやスキンケアを使用する際に、軽くツボ押しするのもおすすめです。
<参考記事>
- 茶クマ
茶クマ対策は「摩擦を起こさないこと」が重要です。
アイメイクなどを落とす時にゴシゴシこすっていませんか?
目元は皮膚も薄く皮脂腺も少ないため、とても繊細です。
専用のクレンジング料で優しく落とすことを心がけましょう。
花粉やアレルギーによってかゆみが出てしまう人は、専門医への相談とともに、香料や着色料、アルコールなどが配合されていない刺激を抑えたスキンケアの使用や、花粉対策グッズ(メガネなど)で刺激から目元を守るようにしましょう。
また、紫外線も茶クマの原因になりますので、繊細な目元にも使いやすいノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止めや、日差しの強い日は日傘やサングラスなどを使うのもおすすめです。
- 赤クマ
血行不良による赤くまであれば、青クマの対策と同様に血流をよくするケアで解消されますが、眼窩脂肪の突出が原因の場合は美容医療分野での治療が必要になります。
セルフケアとしては、パソコンやスマートフォンといった目を酷使する作業をできる限り抑え、血流をよくするためのケアを心がけましょう。
- 黒クマ
加齢による黒クマには「与えるケア」×「守るケア」を同時にすることが大切です。
シワの対策でもご紹介しましたが、ハリや弾力、うるおいを与える成分を配合したスキンケアアイテムやアイクリームの使用、目の周りの筋肉をマッサージするのもおすすめです。
<参考記事>
*スマホ老眼やPCの見過ぎによる目の疲れを解消する5つのコツ!
*目の下のたるみの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
3)目袋
年齢を重ねるごとに、涙袋の下にぷっくりとした膨らみが出てきていませんか?
それは「目袋」といって、加齢による目の周りの変化の1つです。
①原因と特徴
赤クマでもご紹介しましたが、加齢によって眼球の上下(目の凹みの中)にある眼窩脂肪が緩み、その外を目の下にある眼輪筋が支えています。
しかし、加齢とともにこの眼輪筋の支える力が衰え、眼窩細胞を支えきれないことで下まぶたの膨らみが目立ってくるのが「目袋」です。
さらに、下まぶたと頬の境界となる靭帯(骨と皮膚をつなぐ役割)がゆるむと、より低い位置まで広範囲に目袋が目立つようになります。
目袋は広範囲になればなるほど、顔全体がたるんだ印象になり、見た目年齢に影響を与えます。
②対策
根本的に目袋を解消するには美容医療の力が必要ですが、セルフケアとしては「眼輪筋を衰えさせないこと」が大切です。
眼輪筋の衰えの一つは「長時間のパソコンやスマートフォンの使用」です。
1つのものを見続けるという動作は眼輪筋を動かす機会が少なくなるため、衰えやすくなります。
まずは長時間連続した使用を避け、適度に休息を取るようにしましょう。
ほかにも、肌のハリや弾力に必要な、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・レチノール・ビタミンC誘導体といった成分が配合されたスキンケア化粧品の使用をおすすめします。
また、先にご紹介していますが、眼輪筋を鍛えるエクササイズもおすすめです。
6.まとめ
元エステティシャンで美容家の西川美佐子さんに、アイクリームの選び方から塗り方までご紹介いただきました。
いかがだったでしょうか。
目元悩みはいくつもあり、乾燥や血行不良といったものから筋肉の衰えまで原因もさまざま。特に春は体調の変化や刺激も多く、思った以上に目元にストレスがかかりやすくなります。
春こそ自分に合ったアイクリーム選びと正しい塗り方で、素敵な目元を目指しましょう。
この記事「春こそこだわりたい!アイクリームの選び方と使い方」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者の皆様にとってお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(1章及び5章、まとめの執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作
メディカル視点で「カッコイイ」を目指す。
大人のスキンケア&美容ブック
(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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