コロナ禍によるマスク生活で、肌のくすみ、たるみ、しわ、ほうれい線、気になりませんか?
ナールスでは、講師にオーラルヘルスプロモーターの赤井綾美さんをお迎えして、「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる~美肌をつくる秘訣はお口の舌の姿勢から~あなたの舌、たるんでいませんか?」と題したオンラインセミナーを開催。
今回はそのレポートをお届けします。
読みたいところから読める目次
1.ナールスセミナー「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる」の概要
「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる|ナールスセミナーレポート」をお届けします。
1)セミナー概要
ナールスでは、皮膚科医ほか各界の専門家を迎えて、美肌や健康などに役立つオンラインセミナーを定期的に開催しています。
今回の2022年4月16日(土)のオンラインセミナーは、講師に株式会社Office RENKA 代表の赤井綾美さんをお迎えして、「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる~美肌をつくる秘訣はお口の舌の姿勢から~あなたの舌、たるんでいませんか?」をテーマに開催しました。
2)講師 赤井 綾美さんのプロフィール
株式会社Office RENKA 代表取締役
オーラルヘルスプロモーター
「口角美™トレーナー」育成トレーナー
「口角美™」をコンセプトとした事業展開の一環としてサロン開設および、口腔機能に特化した口腔ケア技術「Oral floor-up®(商標登録完了)」の開発、技術指導および人材育成を行う。
【主な著書・論文】
*「全身に目を向けて変わる、広がる口腔機能の発達支援」日本家政学会誌 Vol.68 No.9 486-491(2017)
*「口角挙がれば世界が上がる~生まれ変わっても歯科衛生士になりたい~」Amazon電子書籍2018
*「子どもの口腔機能を育む取り組み」共著:歯科衛生士ブックレットVol.2 クインテッセンス出版2019
2.「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる」の目的とポイント
1)本セミナーの目的は?
このセミナーは、5年後に今より若くて、体重も落として美しい見た目を手に入れていただくことが目的です。
実は、私は、7年前にお口の姿勢が崩れ、呼吸困難を経験しました。
しかし、舌の姿勢を良くすることでその働きが改善しました。
さらに、口角がアップし、ツヤのあるお肌を手に入れることができました。
今回のセミナーでは、講師が実践した舌の姿勢を良くするメソッドをご紹介することで、視聴者の皆様の健康と美肌に役立てていただければと思います。
2)新たな口腔ケア「オーラルコンディショニング」
口腔ケアといえば、多くの方は歯みがきのことを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。
当社の口腔ケアでは、新たなコンセプトとして、「オーラルコンディショニング」を提唱しています。
これは、従来にない口腔ケアの技術です。
今回のセミナーでは、オーラルコンディショニングの技術の一部をご紹介していただきました。
実際に、舌のオーラルコンディショニングをセルフケアで実践された方のケースをご紹介します。
セルフケア前と18日間実践した後の写真です。
今回は、いくつかのセルフケアの方法をご紹介しますので、ぜひ、チャレンジしてくださいね。
3)オーラルコンディショニングは、マスク生活による肌悩みの改善にも役立つ
マスク生活が続く中、顔のたるみやほうれい線、しわ、しみ・ソバカス、二重あごなどの肌悩みが気になりますね。
これらの肌悩みの原因の1つは、ターンオーバーの乱れです。
今回のセミナーでは、ターンオーバーを改善し、正常化するためのオーラルからのアプローチもご紹介します。
このアプローチによってターンオーバーが正常化することで、肌の保湿成分であるセラミドや天然保湿因子(NMF)が増え、乾燥肌が改善されます。
また、メラニンの排出もスムーズになります。
その結果、肌のかさつき、肌荒れ、小じわ、くすみ、シミの予防や改善が期待できます。
もう1つは、リンパの流れを正常化することで、真皮の状態も良くなりコラーゲンやエラスチンにもアプローチできます。
また、皮下組織や表情筋へのアプローチも可能です。
その結果、ほうれい線や顔のたるみの予防や改善につながります。
それとともに、オーラルコンディショニングによって唾液の分泌を促し、健康や免疫アップにもつながるので、新型コロナウイルスなどの感染症の防御の一助にもなります。
3.ほうれい線や顔のたるみ対策の実践レッスン
1)ほうれい線予防のために口腔から表情筋ヘアプローチ
https://www.elle.com/jp/beauty/wellness/g29753454/smile-exercise-191114/より改変
顔には、多くの表情筋があります。
ほうれい線の原因の1つは、表情筋の衰えです。
表情筋は、皮下組織より深いところにあるので、顔の表面からスキンケアやエイジングケアを行ったり、エクササイズを行っても効果を発揮するのが難しいのです。
また、顔の皮膚は薄く摩擦が多いとダメージを受けます。
だから、肌の上からのフェイスマッサージは、肌ダメージのリスクもあります。
当社の提唱するメソッドは、口の中から表情筋にアプローチするものです。
このアプローチなら、表情筋に近いところから、肌を触らずにアプローチできます。
また、直接リンパを流すことで、肌の老廃物を排出させることができます。
つまり、このアプローチで表情筋を緩めてほうれい線を目立たなくすると同時に、老廃物の蓄積のない美肌、小顔を手に入れることができます。
2)口腔からのほうれい線対策の実践法
具体的には、次の方法です。
①準備
- 自分の顔が見えるように置き鏡をセッティング(ドレッサーなどでももちろんOK)
- サランラップ(約10cm×2枚)を左右の親指に巻き付ける(すべりを良くする&唾液が指につかないように)
実施前に、ご自身の写真を撮っておくと、実施後との差がよくわかります。
②ほうれい線予防法
ステップ1 親指を上の前歯と唇の間に入れます
ステップ2 人差し指で、小鼻を掴みます
ステップ3 親指と人差し指で上唇を広げたり、下にさげます
ステップ4 親指と人差し指で上の唇をはさみながら、親指を中央から外側に動かします
慣れてきたら左右同時に行ってもOK。
また、ステップ3とステップ4はどちらが先でもOKです。
③頬のたるみ&エラ張り予防法
ステップ1 右の親指を左の頬の内側に当てます
ステップ2 左手で頬を押さえながら、右の親指を上から下に円を描くように動かします
ステップ3 そのまま今度は下から上に動かします
反対も同様です。
1回でお口まわりがスッキリして、口角も上がりやすくなります。
※同じ場所へのアプローチは4回から5回程度にしましょう。
やりすぎると、粘膜を痛め口内炎などを引き起こす恐れがあります。
しかも、今までとはまったく異なる新しいアプローチ方法で、簡単で、即効性もあります。私は、セミナー中、2つの方法を実践しましたが、明らかに表情筋が緩みました。
口角もアップしたように思います。
また、このメソッドをセミナー中に実践された参加者様の感想では、「目が大きくなった」というお声がありました。
それは、お顔のリンパを流すことで顔のむくみが改善されたからだと思います。どなたでもきっと、良い変化があると思いますので、ぜひ、試してみてください。もちろん、お肌同様お口の粘膜もデリケートなので、傷つけないように注意しながらできるだけ毎日の習慣にして、マスク生活のうちに若見え&小顔をめざしましょう!
エイジングケア世代の方には、ぜひ、お試しいただきたい方法です。
<参考記事>
*【感動!】若見えと小顔が同時に手に入る!口の中からのマッサージ法
4.マスク生活の口角アップや肌悩み解消は舌の姿勢が大切
1)なぜ舌の姿勢が大切なの?
マスク生活では、唇の縦じわや乾燥、荒れなどが気になりませんか?
そんな方は、無意識に口呼吸している可能性があります。
ここで、皆さんの舌の位置をチェックしてみましょう。
皆さんの唇の両端【口角】は上を向いているでしょうか?
それとも下を向いているでしょうか?
実は、これを決めるのは、口の中の舌の位置です。
舌が上顎にピッタリついていると、口角が上がります。
一方、舌が口の中で浮遊していると口角は下がりやすくなるのです。
つまり、口角美™を手に入れるには、舌を上顎にピッタリつくように気をつけることが大切です。
また、歯並びは、舌と頬と唇に挟まれた位置関係のバランスによって決まります。
子供の頃から口呼吸を続けていると、舌が上顎につかないので、あごが育たず歯並びが悪くなります。
良い歯並びのためにも、普段の生活や寝ている時は、舌が上顎にピッタリついていることが大切です。
もう1つ大切なことは、足の底がしっかりと大地についていることです。
そして、足で頭蓋をしっかり支えることが大切です。
そのためには、舌が上顎、つまり口蓋についている必要があるのです。
このように、人が二足歩行でしっかりと生きる上でも、舌が正しい位置にあることが大切なのです。
また、赤ちゃんの口腔の成長の過程では、舌が上下、左右に動くことも大切です。
もちろん、大人でも同じです。
口の姿勢(オーラルポスチャー)の重要性については、なんと1958年に発表されていました。
そのポイントは、次の3つです。
- 唇がしっかり閉じていること
- 舌が口蓋に触れていること
上下の歯が接近、もしくは軽く触れていること
このように、口腔の健康は、からだや肌の健康にも大きな影響を与えます。
その重要なポイントが舌の姿勢なのです。
2)舌の姿勢をチェックしてみよう!
①舌の位置のチェック
それでは、舌の位置をチェックしてみましょう。
口を閉じて唾を飲み込むと、舌先は①②③④のどこにつくでしょうか?
セミナー参加の皆さんの結果は、次のとおりでした。
①口蓋 47%
②上に前歯の内側の歯茎 33%
③上下の歯と歯の間 7%
④下の前歯の内側の歯茎 13%
もちろん、①口蓋に舌がピッタリつくのが良いポジションです。
それ以外の方は要注意です。
これらの位置に舌があると、上顎にすき間ができて、口呼吸しやすくなります。
その結果、あごが下がって、二重あごになってしまうリスクが高くなります。
また、嚥下力が低下してむせるなどの症状も出やすくなります。
エイジングケア世代の皆様にとっては、ぜひ、舌の姿勢を良くしていただきたいです。
②舌の歯型の有無をチェック
もう1つチェックしてみましょう。
舌を出して、鏡で見てください。
舌の横に歯の形でギザギザができていませんか?
または、ほっぺたの内側に筋のようなものはないでしょうか?
もしそんな状態なら、舌がうまく動いていない可能性があります。
このほか、猫舌の方も舌が上がりにくい場合が多いので要注意です。
③舌の動きをチェック
続いて、舌の動きをチェックしてみましょう。
「ア」の口をして舌を前に出します。
そのまま、舌を左右に動かします。
そして、右側、左側にゆっくり回してみてください。
皆さんの舌の動きはどうでしょうか?
④舌が上顎にピッタリつくかのチェック
口を開けて舌を上顎につけてみてください。
皆さんは、下のどちらになったでしょうか?
- 良くない状態
- 良い状態
3)舌をしっかり動かそう
ここからは、舌の位置や動きを良くする方法をご紹介します。
喉には舌骨という骨があります。
舌骨の上には、オトガイ舌骨筋などの舌骨上筋群、下には甲状舌骨筋などの舌骨下筋群があります。
舌の姿勢を良くするには、これらの土台となる骨や筋肉がしっかり上に動くことも大切です。
また、それらに筋肉は肋骨の上から3番目くらいまで繋がっています。
だから、舌を上がりやすくするためには、これらの筋肉全体をほぐしていくことが大切です。
ここからは、次のようなマッサージやエクササイズを紹介しますので、ぜひ、下記の動画をチェックしてみてください。
- 首周りのマッサージ
- うなじを伸ばす方法
- 頭皮を動かす方法
- 皺眉筋(しゅうびきん)をもみほぐす方法
- あいうおべ~体操
- 唾液腺マッサージ
- 口腔外からのアプローチ
5.セミナーのQ&A
1)舌を口内でぐるぐる回すと、ゴリゴリと音が鳴るのはなぜでしょうか?
舌をしっかり動かせる方は、舌が独立して動きます。
一方、そうでない方は、舌と顎が一緒に動いてしまいます。
そのため、顎関節の音が鳴っているのではないでしょうか。
今回、ご紹介した舌を回すトレーニングを続けると、舌を下から挙げる力が高まって改善すると思います。
2)気が付いたら口笛が吹けなくなっていました。口の周りの筋肉が関係してそうですね?
はい、そういう方が多いです。
表情筋の1つである口輪筋の衰えが原因ではないかと思います。
だから、今回のトレーニングで口輪筋の筋力が高まれば口笛が吹けるようになる可能性があります。
3)舌が浮腫んでるのか、いつも歯型がついてます。どうすれば治るでしょうか?
舌の位置は上顎の中にピッタリはまっているのが健康な状態です。
いつも歯型がつくのは、舌の位置が下がっているからです。
舌が下がっていることで、歯で噛んでいるんだと思います。
改善のためには、今日のレッスンを続けて、舌の位置は上顎の中にピッタリはまる状態を目指してください。
4)「頬のたるみ&エラ張り予防法」で、親指を上から下、下から上にする時に頬に手を添えるのはなぜですか?
頬に手を添えないと表情筋とともに、口輪筋も伸びてしまって表情筋へのストレッチの効果が弱くなります。
手を添えることで、表情筋だけにストレッチをかけることができます。
もう1つは、手で挟みこむことで、リンパを流す効果も得られるからです。
5)上あごに舌が当たるのは奥の方から当たるのが良い姿勢でしょうか?
はい。
奥の方に、ピッタリ当たるのが舌の機能が良い状態です。
6.ナールスセミナー「マスク生活に負けない口角美™を手に入れる」の評価と参加者のお声
今回のセミナーの満足度について、アンケート調査を行ったところ、とても満足が81.3%、満足が18.7%で、なんと満足度が100%。
とても高い評価を得ることができました。
これもひとえに、従来にない斬新なテーマでご講演いただくとともに、実践法を教えてくださった講師の赤井綾美さんのご尽力によるものです。
ありがとうございます。
また、ご参加の方々からは次のようなメッセージをいただきました。
いつも有益なセミナーを開催頂きありがとうございます。
今日のマッサージをやって前後の写真を見返したら、なんと目の大きさが変わっていました!
これからもマッサージ続けます!
歯磨きには気をつけて清潔にしてきましたが、舌の位置までは、考えたことがありませんでした。マスクでかなり口周りが緩んでいるとは思っていましたが、知らない間に口呼吸もしていると、自覚しました。
今後もセミナー開催を続けてほしいです。
そんな舌ですが、その姿勢や健康状態は、カラダの健康や美肌とも大いにかかわっています。
だから、ぜひ、舌を意識し、口中から刺激をいれることで良い姿勢や健康状態をチェックしていただくことが大切だと思います。
舌の姿勢を正しくすることで、食べ物を美味しく食べ続けることができます。
その結果、健康寿命を延ばしたり、美肌をキープすることにつながります。
ぜひ、舌の姿勢を意識していただければ幸いです。
7.編集後記
今回のナールスセミナーは、今までにないユニークな内容でした。
具体的には、ほうれい線やフェイスラインのもたつき、お顔全体のすっきり感、自然に上がった口角などに一気にアプローチできる実践法を公開していただきました。
そのため、開催前から期待も大きく、ご視聴いただいた皆様からも高い評価を得ました。
肌の老化といえば、今まではスキンケアやエイジングケアによる予防や食べ物をはじめとする日常生活などが知られています。
しかし、今回のセミナーでご紹介いただいた口腔からアプローチする方法は、多くの方はご存知ないと思われます。
この方法は、お金もかからず簡単にできる上に、即効性もあるといったメリットがあります。
しかも、今までとはまったく異なる新しいアプローチ方法による画期的なものです。
ぜひ、エイジングケア世代の方には実践いただければと思います。
この記事『マスク生活に負けない口角美™を手に入れる|ナールスセミナーレポート』が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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