アレルギー性結膜炎は日本で2000万人の患者!原因・症状と対策や治療法

アレルギー性結膜炎になり鏡で目の状態を確認する女性

アレルギー性結膜炎は、目の表面に花粉やダニが付着して結膜に炎症を起こす病気で、日本に2000万人もの患者さんがいます。

花粉症による季節性と通年性の2つのタイプがあります。

この記事では、アレルギー性結膜炎の原因、症状、対策、治療法をご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • アレルギー性結膜炎とは、どのような症状が起こるのかがわかります。
  • アレルギー性結膜炎の原因となるアレルゲンの種類について理解できます。
  • アレルギー性結膜炎の検査の方法、予防や治療法についての情報が入手できます。

本記事は、眼科看護師の執筆です。

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

記事の目次を紹介する女性のイラスト

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1.アレルギー性結膜炎でお困りのあなたへ

アレルギー性結膜炎に悩む女性

「アレルギー性結膜炎は日本で2000万人の患者!原因・症状と対策や治療法」をお届けします。

あなたは、春になると眼のかゆみや充血、目がゴロゴロするなどのアレルギー性結膜炎でお悩みではないでしょうか?

あるいは、春でなくても、いま挙げた症状でお悩みの方もいます。

春は乾燥肌対策も大切ですが、アレルギー性結膜炎の予防や対策も大切です。

さて、アレルギー性結膜炎を患っている患者さんは、いまや日本で約2000万人もいるといわれています。

この病気になると勉強や仕事に集中できなくなったり、ストレスを感じることも多くなります。

また、アレルギー性結膜炎になると目がかゆいので、よくこすってしまうことで角膜を傷つけてしまうことも。

さらに、花粉症などは肌荒れを起こすことによって、皮膚にもダメージを与えることがあります。

そんなアレルギー性結膜炎は、なんとかして症状を抑えたいですよね。

目の病気には、目の老化が原因の白内障や加齢黄斑変性症のほかにも、アレルギー性結膜炎のようなものもあるのです。

この記事では、アレルギー性結膜炎の症状、原因、治療や予防の対策を幅広くご紹介します。

お肌のエイジングケアも大切ですが、アレルギー性結膜炎が気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<目の結膜のダメージを防ぐために!>

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<この記事の大切なポイント>
  • アレルギー性結膜炎の患者さんは日本で2000万人もいます。症状には、眼のかゆみ、充血、涙が出るといった結膜の症状だけでなく、眼の周りの皮膚のかさつき、かゆみ、腫れなどもあります。
  • アレルギー性結膜炎の原因は、アレルギーを起こす原因物質「アレルゲン」です。花粉、ダニ、カビ、ハウスダスト、動物の毛が代表的なアレルゲンです。
  • アレルギー性結膜炎は、問診、顕微鏡による観察、血液検査などで診断を行います。最近では、その場で判定できる簡単な検査キットもあります。
  • アレルギー性結膜炎の治療法の基本は、点眼薬による薬物療法です。ほかにも、外用薬や内服薬を組み合わせることもあります。さまざまなタイプのお薬があるので医師と相談の上、症状に合うものを処方してもらいましょう。
  • アレルゲンを避けることがアレルギー性結膜炎の予防や症状を抑える対策です。特に花粉が目や鼻、口、皮膚につかないように対策を講じましょう。

2.アレルギー性結膜炎の症状は?

アレルギー性結膜炎について教える医師

結膜は、上下のまぶたの裏側(瞼結膜)と、白目の表面をおおっている半透明の膜(球結膜)です。

ここにアレルギー反応による炎症が起こるのがアレルギー性結膜炎です。

<目の構造とアレルギー性結膜炎を起こす結膜>

目の構造とアレルギー性結膜炎を起こす結膜の図

眼のかゆみ、充血、涙が出るといった結膜の症状だけでなく、眼の周りの皮膚のかさつき、かゆみ、腫れといった症状もあります。

<アレルギー性結膜炎の典型的な症状>

  • 目のかゆみ
  • 目の充血
  • 目の異物感
  • サラサラした水状の目やに
  • 涙が出る
  • まぶたの裏のぶつぶつ

 

アレルギー性結膜炎がひどくなると、まぶたの裏にボコボコとした隆起ができて(乳頭)、目やに、異物感、コンタクトがずれるといった症状も現れます。

また、結膜がむくんで、ブヨブヨになって、眼が閉じられない状態になることもあります。

学童期の男児に多く発症する重症のアレルギー性結膜炎である、春季カタルという病気もあります。

上まぶたの裏側の結膜に、ボコボコした隆起(石垣状乳頭)ができたり、黒目(角膜)と白目(結膜)の境目が腫れたりします。

角膜にも、びらんや潰瘍ができることがあり、かゆみだけでなく痛みも出ます。

潰瘍が治っても角膜に混濁が残り、視力が落ちてしまうこともあります。

アレルギー性結膜炎にはこれだけの症状がありますので、学業や仕事、運転などの日常生活に大きな支障が出てしまうやっかいなものなのです。


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3.アレルギー性結膜炎の原因って何なの?

アレルギー性結膜炎の原因について考える女性

1)アレルギー性結膜炎の原因はアレルゲン

からだは、異物に対して抗体をつくり、抗原抗体反応によって異物を排除します。

これが免疫で、からだを守るための大切な機能です。

病原菌やウイルスなど、からだに有害なものに対して起こるのが普通ですが、特定の無害なものにもこの免疫反応が過剰に生じて、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

この免疫反応が特定の物質に対して過剰になってしまう状態を、「アレルギー」といいます。

また、アレルギーを起こす原因物質をアレルゲンと呼びます。

アレルギー性結膜炎を起こすアレルゲンは目に入りうるさまざまな異物が考えられます。

花粉、ダニ、カビ、ハウスダスト、動物の毛が代表的なアレルゲンです。

季節によって症状が出る人は、季節性のアレルギーで、アレルゲンは花粉やダニの場合が多いでしょう。

季節に関係なく症状が出る人は通年性のアレルギーで、アレルゲンはカビやハウスダスト、ペットの毛、コンタクトレンズの汚れなどが考えられます。

ただし、花粉は種類こそ変わりますが年中飛んでいますので、1年を通して花粉によるアレルギー性結膜炎ということもありうることです。

2)アレルギー性結膜炎の原因となるアレルゲンの種類

アレルゲンのイメージ

アレルギー性結膜炎の原因には、花粉、ダニ、カビ、ハウスダスト、動物の毛、コンタクトレンズの汚れがあります。

それぞれの特徴やなぜ原因になるのかをご紹介します。

①花粉

花粉はアレルギー性結膜炎の大きな原因です。

花粉の飛散時期は次のとおりです。

冬~春は樹木の花粉でスギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ

春~夏はイネ科植物のギョウギシバ、セイバンモロコシ、ススキ、アシ、カモガヤ、ハルガヤ

夏~秋はキク科植物のブタクサ、ヨモギ、カナムグラ

②ダニ

ダニもアレルギー性結膜炎の原因です。

ダニは6月頃の梅雨の時期から8月に繁殖し、真夏に最大となります。

また、ダニの死骸やフンは9月、10月の秋の時期に最大となります。

③カビ

カビもアレルギー性結膜炎の原因です。

湿気の多い梅雨から夏場にかけてはもちろん、室内と屋外の温度差で結露ができ、カビが発生しやすくなる冬場も要注意です。

④ダニやカビ以外のハウスダスト

家のなかのチリやほこりなどのハウスダストは、1年中注意が必要なアレルギー性結膜炎の原因です。

⑤動物の毛

犬や猫などの動物の毛も、1年中注意が必要なアレルギー性結膜炎の原因です。

⑥コンタクトレンズの汚れ

コンタクトレンズの汚れとは、涙液中のタンパク質や脂質などがレンズに付着した状態のことです。

コンタクトが汚れていると花粉などのアレルゲンが付着しやすくなります。

これが、アレルギー性結膜炎の原因になるのです。

2週間タイプや1ヵ月タイプのコンタクトレンズは汚れが残りやすく、レンズケースの汚れにも注意が必要です。


4.アレルギー性結膜炎の検査や診断の方法って?

アレルギー性結膜炎の診断を行う医師

1)問診

アレルギー性結膜炎は、問診の際に医師に自覚症状を伝えることが大切です。

どんな時期にどんな症状が出るか、場所は室内か屋外かなど、自分でもどういった状況で症状が出るかを把握して、明確に伝えられるようにしてください。

また、ほかの病気を治療中であれば、その病気で服用しているお薬についてもあわせて伝えましょう。

アレルギー性結膜炎以外でもアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息などの既往歴なども、同じアレルギー性疾患なので重要な判断材料となります。

2)顕微鏡で観察

診察としては、顕微鏡で眼の状態を観察します。

アレルギー性結膜炎の所見があるか、ウイルス性結膜炎や、強膜炎、ドライアイなどによる症状の可能性はないか、医師に判断してもらう必要があります。

3)血液検査

アレルギー性結膜炎の検査の方法の1つに血液検査があります。

血液検査では、血液中のIgE抗体(あいじーいーこうたい)の量を調べ、アレルゲンが何かを調べることができます。

IgE抗体とは、アレルゲンによる感作がおこると、そのアレルゲンにだけ結合することができる特異的な物質です。

アレルゲンを調べる採血は、鼻炎結膜炎アレルギーセットというような代表的なアレルゲンが選択されたセットがあり、そのなかにアレルゲンがあるかを調べることになります。

喘息など内科的なアレルギー疾患の場合は、食物を含む30項目ほどを調べますが、アレルギー性結膜炎は8〜13項目程度を選択したセットで検査する場合が多いです。

(例)

鼻炎アレルギー13項目セット

スギ・ヒノキ・カモガヤ・ヨモギ・ブタクサ・イヌ・ネコ・ハンノキ・カビ・ハウスダスト・ユスリカ・ガ・ダニ

自宅でネコを飼っている、庭にススキがある、などアレルゲンとして思い当たるようなものがあれば、採血の際に伝えて、その物質も選択してもらうようにしましょう。

採血をしても、このなかにアレルゲンがなければ何も出ません。その場合は、それ以外の物質がアレルゲンということになります。

採血費用は、健康保険を使えば3割負担で、約3,000円〜4,000円程度です。

また、最近は指先から小さな針で少量の血液をとり、その場で判定できるキットもあります。

商品名:イムノキャップラピッド

検査費用は3割負担で3,000円程度です。その日のうちに結果が分かるので、採血のように後日結果を聞きに行く手間と再診費用が省けるのがメリットです。

そのほかには涙液の成分を調べる方法や、皮膚のプリックテストやスクラッチテストといった方法もあります。

希望の検査方法がある方は、受診する医療機関に問い合わせてから行きましょう。


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5.アレルギー性結膜炎の治療法は?

ここでは、アレルギー性結膜炎のいくつかの治療法をご紹介します。

アレルギー性結膜炎の治療に使われる薬

1)アレルギー性結膜炎の治療の基本はお薬

まず、アレルギー性結膜炎のメカニズムを説明します。

アレルギー性結膜炎は、即時型(I型)アレルギーによって起こる結膜の炎症です。

まず、アレルゲンが眼の粘膜に付着すると、IgE抗体が出現します。

結膜に分布するマスト細胞(肥満細胞)には、IgE受容体というレセプターが存在し、IgE抗体はこのレセプターに結合します。

IgE抗体によりマスト細胞が活性化し、ヒスタミンなどのケミカルメディエーターが放出され、炎症症状が出ます。

アレルギー性結膜炎の治療薬は、いま説明したメカニズムのどこかに作用するものです。

どこに作用するかで薬の種類が変わります。また、症状に応じて作用の違う薬を組み合わせて使います。

治療薬には、いくつかのカテゴリーがあるとともに、点眼薬や外用薬、内服薬があります。

2)アレルギー性結膜炎の主な点眼薬と外用薬

①ケミカルメディエーター遊離抑制薬(点眼薬)

マスト細胞(肥満細胞)からアレルギー症状を起こすヒスタミンなどのケミカルメディエーター(※)が出ないようにします。

  • アレギザール点眼液 1日2回
  • ゼペリン点眼液 1日4回
  • リザベン点眼液 1日4回

などがこの分類に当てはまるお薬です。

※ケミカルメディエーターは、化学伝達物質ともいって、ヒスタミン、ロイコトリエン、セロトニンなどがあります。

抗アレルギー薬のひとつで、アレルゲンが生体に侵入した時に、アレルギー反応を起こすヒスタミンやロイコトリエンなどのケミカルメディエーターがマスト細胞(肥満細胞)から放出されるのを抑制することでアレルギー性結膜炎を治療する薬です。(チェンジ喘息!なるほど ぜんそく.comより)

 

②第二世代抗ヒスタミン薬(点眼薬)

アレルギー症状を起こすヒスタミンが、血管や神経にある受容体に結合しないようにして炎症症状が出ないようにします。

つまり、アレルギー性結膜炎の症状を抑える対症療法のための治療薬です。

  • アレジオン点眼液 1日4回
  • パタノール点眼液 1日4回
  • リボスチン点眼液 1日4回

などがこの分類に当てはまるお薬です。

③副腎皮質ステロイド薬(点眼薬・外用薬)

ステロイドのイメージ

炎症を抑える作用に優れています。

アレルギー性結膜炎の症状がひどい場合や、①、②の点眼だけでは症状が抑えられない場合に処方されます。

また、目の周りの皮膚がカサカサしてかゆい場合も、副腎皮質ステロイドの眼軟膏が有効です。

アレルギー性結膜炎の症状は早く治まりますが、ステロイド性緑内障やステロイド性高眼圧症などの副作用が出る可能性もあります。

医師の指示どおりに用法用量を守り、長期間使う場合は定期的に診察を受けましょう。

  • フルメトロン点眼薬 1日2~4回
  • オドメール点眼液 1日2~4回 (0.05%の場合は1日3~5回)
  • リンデロン点眼液 1日3~4回
  • ネオメドロールEE軟膏 眼の周りの皮膚に適宜
  • リンデロンA軟膏 眼の周りの皮膚に適宜

④アレルギー性結膜炎の初期療法

アレルギー性結膜炎の場合は、アレルギー症状が出る前から治療を開始すると、症状が出てから治療する場合よりも症状を軽くしたり、期間を短くすることができます。

アレルギー症状が出る時期が分かっていれば、早めに眼科を受診して目薬をもらっておき、2週間くらい前から点眼をはじめると効果的です。

これをアレルギー性結膜炎の初期療法と呼びます。

3)アレルギー性結膜炎の主な内服薬

目薬だけではアレルギー性結膜炎の症状を抑えられないこともあります。

アレルギー性結膜炎だけでなく、アレルギー性鼻炎や気管支炎なども併発している場合は、内服薬を用いることもあります。

アレルギー性結膜炎の内服には、比較的古くから使われている抗ヒスタミン薬と最新の治療薬があります。

①主な抗アレルギー剤内服薬

第二世代抗ヒスタミン薬

主な抗アレルギー剤内服薬の表

②アレルギー性結膜炎の最近の新薬

アレルギー性結膜炎の最近の新薬

アレルギー性結膜炎の最近の新薬のリストの表

また、アレルギー性結膜炎の最近の新薬として、久光製薬から2018年4月に世界初の貼付用の抗ヒスタミン薬(アレサガテープ)が発売されています。

24時間ごとに貼りかえるものです。アレサガの有効成分エメダスチンは、内服薬レミカットとして以前より発売されていましたが、貼付剤にすることにより効果が持続しやすくなりました。

4)生活スタイルも考えてアレルギー性結膜炎の治療を

アレルギー性結膜炎を治すために良い生活をする女性

いま、ご紹介したとおりアレルギー性結膜炎の治薬は多岐に渡ります。

医師としっかり相談して、症状を抑える効果だけでなく、生活スタイルにも合わせた上で自分に合うものを処方してもらいましょう。

ポイントは次のとおりです。

  • 点眼薬は点眼回数の少ないほうが続けやすいのですが、点眼で眼についたアレルゲンを流したい場合であれば点眼回数が多いもののほうが便利です。
  • ソフトコンタクトレンズを使用中の場合は、1日1回~2回のもので、コンタクト装用前やコンタクトを外した後に点眼することをおすすめします。
  • 比較的新しい薬剤には後発品(ジェネリック)がありません。経済的な負担が気になる人は、後発品があるもので相談してみてください。
  • 内服薬は、車の運転や受験生などでは眠気が少ないもののほうが使いやすいでしょう。

6.アレルギー性結膜炎の症状を抑えたり予防のためにできることは?

アレルギー性結膜炎の予防について考える女性

アレルギー性結膜炎の予防対策は、アレルゲンを避けることが基本です。

1)花粉対策でアレルギー性結膜炎予防

  • 草花や樹木が多い場所に近づかない。
  • 外出時は花粉症用の保護メガネ、鼻や口から入らないようにマスクを着用、顔に付くことを防ぐために帽子を着用する。
  • ナイロンなどツルツルした服装にし、帰宅時に衣類や髪に付いた花粉をしっかり落とす。
  • 帰宅後は早めに手洗い、うがい、洗顔をする。
  • 洗濯物は、室内干しにする。
  • 布団は花粉を払い落としてから取り込み、布団に掃除機をかける。
  • コンタクトレンズは花粉症の期間はできるだけ外し、眼鏡で過ごす。できれば1dayタイプのコンタクトレンズにする。

アレルギー性結膜炎の花粉対策として、特に飛散量の多い春に気をつけることが大切です。

春になる前から要注意!花粉対策ですっきりと美肌を(飯塚美香さん)」も参考にしてください。

2)ハウスダスト・ダニ・カビ対策でアレルギー性結膜炎予防

  • こまめに掃除機や拭き掃除をする
  • ホコリが溜まりやすい場所は、濡れ雑巾や除菌剤で拭く
  • たたみやじゅうたんに掃除機をかけるときは、手前に引く際にスピードをゆっくりにして奥までホコリやダニを吸い取る。
  • 布団は天日干しにするか、布団乾燥機など乾燥させ、カビの発生、ダニの繁殖を防ぐ。布団にも掃除機をかける。シーツ、枕カバーはこまめに洗う。
  • 防ダニ加工された寝具やじゅうたんを使う。
  • 防ダニ、花粉キャッチのカーテンを使う。
  • ほこりがたまりやすいようなインテリアを避け、床にものを置かない。
  • クローゼットや押し入れ、タンスは除湿剤を置いたり、通気性をよくして湿気をためない。

3)そのほかのアレルギー性結膜炎の予防対策

4)眼がかゆい!眼を洗いたい!という場合は?

目がかゆい女性

アレルギー性結膜炎で目がかゆい場合はどうすればよいでしょうか?

市販されている、カップに洗眼液を入れて眼を洗うものは、眼科ではおすすめしていません。

なぜかというと、カップを眼につけてパチパチ瞬きをすると、眼の周りの皮膚やまつ毛についた雑菌や花粉が眼のなかに入ってしまうからです。

また、防腐剤やカップの汚れも要注意です。

だから、アレルギー性結膜炎ではこの方法はおすすめできないのです。

また、眼は涙液中のリゾチームという殺菌作用をもった物質で感染を予防し、ムチンという成分で角膜を保護しています。さらに、常に涙で表面を流す自浄作用があります。

しかし、洗眼をしすぎると、眼を守る成分まで流れてしまい、傷がついて感染の原因となってしまうこともあります。

これも、アレルギー性結膜炎にとってはマイナスです。

それでも洗いたい!という方には次の製品があります。

2018年10月に参天製薬から「ウェルウォッシュアイ」が発売されています。

点眼型洗眼液で、眼科医も洗眼液として紹介しています。

成分はホウ酸で防腐剤フリーです。

ウェルウォッシュアイの写真

ウェルウォッシュアイの使用方法

①あふれた液を吸い取るために、事前に清潔なティッシュなどを準備してください。

②清潔な手で下まぶたを引っ張り、洗い流すように1回4~6滴を点眼します。

③このとき、容器の先がまぶたやまつ毛、目に触れないように注意してください。

※まばたきをしても構いません。

効果・効能

目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、ほこりや汗が目に入ったときなど)

用法・用量

1回4~6滴、1日3~6回点眼することにより目を洗浄してください。

内容量

10ml

価格

450円(税別)

5)サプリメントでアレルギー性結膜炎対策

アレルギー性結膜炎サプリメントのイメージ

アレルギーと腸内環境は密接な関係があるといわれています。

アレルギー性結膜炎の予防のためには、日常生活で食事に気をつけたり、適度な運動をして便秘にならないように気をつけることが大切です。

最近は乳酸菌のサプリメントが注目されています。

善玉菌を増やし、腸内フローラを整えることでアレルギー症状の発症を抑えるのが目的です。

製薬会社ではなく食品会社から発売されているものが多いので、健康補助食品として無理なく続けられるものを試してみてはいかがでしょうか。

アレルギー性結膜炎対策のためのサプリメントを2つご紹介します。

①アレルケア

アレルケアの写真

アサヒカルピスウェルネス株式会社

約1ヵ月分/一日2粒目安

定価2,100円 (税込)

栄養成分(2粒0.66g当たり)/エネルギー2.64kcal、たんぱく質0.01〜0.03g、脂質0.03g、炭水化物0.58g、ナトリウム0〜1mg、L-92乳酸菌末20.7mg

アレルギー特定原材料なし 季節や環境の変化、食生活。現代特有のさまざまな刺激に悩む人たちの間で、近年注目されている「L-92乳酸菌」。

正式名称を「ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株」といい、世界トップレベルの乳酸菌研究を行っているカルピス社の発酵応用研究所が発見しました。

「L-92乳酸菌」には、カラダの中からバランスを整えるはたらきがあるとされ、その特別なチカラを配合して開発された画期的なサプリメントが「アレルケア」です。

アレルギー性結膜炎の予防対策におすすめのサプリメントの1つです。

お召し上がり方

*1日当たり2粒を目安に、そのまま噛んで、またはなどと一緒にお召し上がりください。

*食品ですので、お好きなときにお召し上がりいただけます。

※薬剤を処方されている方は、念のため医師にご相談ください。

②アレルライトハイパー

アレルライトハイパーの写真

メーカー:日清食品グループ

容量:12g(200×60粒/袋)約30日分

定価:4,968円(税込)

栄養成分表示 [2粒 (400mg) 当たり]熱量1.57kcal  たんぱく質0.04g  脂質0.01g  炭水化物0.33g  食塩相当量0.0007g  ビオチン50μg

2粒で毎日ヨーグルト50kg* 分の新習慣サプリメント。

カラダの内側から刺激に負けない強いコンディションを整えます。

日清食品独自のツラい悩みに向きあう乳酸菌と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素「ビオチン」を毎日手軽に摂ることができるサプリメントです。

1日摂取目安量2粒を飲むだけで、ヨーグルト約50kg分の乳酸菌数に相当する5,000億個の「リフレクト乳酸菌 (T-21株)」を手軽に摂取することができ、カラダの内側から刺激に負けない強いコンディションを整えていきます。

アレルギー性結膜炎の予防対策におすすめのサプリメントの1つです。

お召し上がり方

*1日当たり2粒を目安に、水などと一緒にかまずにお召し上がりください。

なお、便秘が長く続く「慢性便秘」の場合は、病院やクリニックで治療してもらいましょう。

便秘が改善することでアレルギー性結膜炎が予防できたり、改善できることもあります。

便秘を治療してもらえる施設は、こちらで検索できます。

慢性便秘やおなかの病気に関する総合情報サイト 『おなかのはなし.com』


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7.紫外線ダメージから結膜を守ろう!

紫外線はアレルギー性結膜炎の直接的な原因ではありません。

しかし、強い紫外線ダメージは、結膜や角膜にダメージを与えます。

また、紫外線は免疫を低下させてしまいます。

だから、アレルギー性結膜炎だけでなく、目を守るためには紫外線対策が大切です。

特に花粉によるアレルギー性結膜炎が多い春には紫外線量が増えます

だから、UVカットサングラスなどで紫外線対策を行いましょう。


8.まとめ

アレルギー性結膜炎の記事のまとめ

日本で約2,000万人もの方が悩んでいるアレルギー性結膜炎の原因、症状、対策、治療法についてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

アレルギー性結膜炎は、スギやヒノキなどの花粉、ダニなどに対してアレルギー反応を起こすことで発症する病気です。

命にかかわることはありませんが、眼のかゆみや充血、症状がひどいとQOLが低下するので厄介です。

アレルギー性結膜炎は、長期間にわたる治療や対策、対処が必要な場合があります。

眼科医やアレルギー専門医などと相談して上手に付き合いましょう。

この記事「アレルギー性結膜炎は日本で2000万人の患者!原因・症状と対策や治療法」が、アレルギー性結膜炎の予防や治療の対策に、少しでもお役に立てれば幸いです。

(加筆・リライト:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。コスメ検定1級。

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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