下あごのしわ、梅干しジワの原因と予防・改善のため対策

下あごのしわを気にする女性

今回は、下あごのしわを取り上げます。実は、この下あごのしわ他のしわとはちょっと違うしわなんです。

ご存じの通り、しわといえば、老け顔をもたらすエイジングケアの大敵。

 

ほうれい線や目尻のしわ、マリオネットラインなど、メジャーなしわに関する原因や対策の話はいろんなところで目にしますよね。

でも、その原因の違いから、気を付けたいのが、下あごのしわ。

梅干しじわ」とも呼ばれます。

 

 

下あごにできた梅干しじわ

 

 

下あごに「梅干しじわ」ができると、年齢より老けて見えるだけでなく、怒っている、あるいは不満気な表情に見えてしまうこともあり、人と接するときに暗い印象を与えかねません。

できれば、そんな梅干しジワは防ぎたいものですね。

 

下あごのしわは、エイジングケア化粧品では対策ができない場合が多いので、その点を理解することが大切です。

なぜなら、下あごにできるしわには、他のしわとは違う原因があるため、対策もそれに応じた方法が必要になるからです。

 

ぜひ、適切なエイジングケアのために、下あごのしわである梅干しジワの原因と対策について理解しましょう。

 

全般的なしわのエイジングケアの基本について知りたい方は「しわの種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ)とエイジングケア」をご覧ください。

 

また、しわの原因や対策について深く知りたい場合は、「しわ対策 | エイジングケアの10の対策と7つの美容医療」をはじめとして、次の記事をご覧ください。

しわの原因を考える!正しいエイジングケアのために

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<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 下あごのしわは、梅干しじわとも呼ばれます。
  • 下あごのしわは、「オトガイ筋」の緊張が主な原因です。
  • 下あごのしわは、エイジングケア化粧品では改善しません。
  • 下あごのしわの悩みは、歯科矯正ほか医療による解決が必要です。
  • 下あごのしわ対策として、自分でできるエクササイズもあります。

 

 

1.下あごのしわの原因

 

下あごのしわは、その形から「梅干しじわ」とも呼ばれます。

下あごのしわができるのには、下唇のすぐ下から顎の先端の近くまで垂直に伸びている「オトガイ筋」と言う筋肉が関係しています。

オトガイ筋とは、下あごのあたりにある下唇を上に上げて、口を閉じる時に使われる筋肉です。

食事など、口を動かすときによく使う表情筋です。

顎や顔の骨格などに問題があって、無理に口を閉じようとして負荷をかけていると、オトガイ筋の筋肉が緊張して震えてきます。そして、筋肉がずっと震えていることで、梅干しのようなしわが出来るのです。

 

また、口呼吸もオトガイ筋に影響を与えます。

 

ここからは、下あごにできる梅干しじわの直接の原因であるオトガイ筋の緊張に影響を与える骨格と口呼吸について説明します。

 

1)骨格上の問題

①下あごが上あごより後退している、あるいは前歯が出ている

つまり、「出っ歯」の方は、前歯とあごにずれができてしまうので、口を閉じる際に、下唇を上唇につける距離が普通の人より長いため、このオトガイ筋に大きな負荷がかかります。

 

②開咬である

噛み合わせの際、上の歯と下の歯の位置がズレて、閉じきれない状態を「開咬」と言います。

「オープンバイト」とも呼ばれていますが、歯を閉じた時に奥歯はかみ合っているのに前歯はかみ合わずに開いている状態になっています。
こういった方でも、オトガイ筋が緊張して、大きな負荷がかかります。

 

これらによって、オトガイ筋は、必要以上の収縮を強いられ、その結果、下あごに梅干しのようなしわができてしまうのです。

つまり、下あごのしわは、あごと歯のズレの問題で起こってしまうことが多いのです。

 

2)口呼吸

骨格以外にも、鼻炎などで口呼吸をする習慣がある人は、口呼吸をするために口をあけているので、オトガイ筋が衰えている傾向にあります。

ですから、口を閉じようとするとオトガイ筋が緊張して、梅干しじわをつくってしまいます。

 

口呼吸を行っているリスクのある方は、

  • いつも口を開けている
  • いびきがある
  • 歯ぎしりがある
  • 喫煙習慣がある
  • 唇が乾燥しやすい
  • 音をたてながら食べる

などです。

 

骨格の問題は、自力で解決するのは難しいですが、下あごのしわの予防のため、口呼吸は意識して避けたいですね。

 

 


2.下あごのしわの医療による対策

 

下あごのしわであっても、お肌自体の老化による小じわや、乾燥による小じわであれば、ある程度はエイジングケア化粧品で対策ができる可能性があります。

 

乾燥が原因の下あごのしわの場合は、その対策の基本は「保湿」です。

保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」で解説していますので、そちらを参考にしてください。

 

一方、歯並びやアゴのズレの問題で、オトガイ筋が緊張していることが原因の梅干しジワなら、エイジングケア化粧品では対策をすることは、根本的な解決にはなりません。

歯並びやアゴの状態を改善することが必要になるので、歯科矯正あるいはボトックス注射などの美容外科的な治療が必要となります。

 

1)歯科矯正による梅干しじわの治療

歯並びやかみ合わせの悪い方は、歯列矯正という方法があります。
矯正の方法は、歯の前面や後面に矯正器具をつけたり、透明のマウスピースをつけるなどいくつかあります。

また、出っ歯の矯正をする場合は、出ている歯を治す歯列矯正に加えて、骨格自体も治す必要があるため、アゴのずれを治す外科手術も必要となります。

いずれも費用は安くありませんし、矯正器具を約2~3年つけていなければいけません。

 

 

下あごのしわは歯科矯正が必要というイメージ

 

 

2)ボトックス注射による梅干しじわの治療

ボトックス注射といえば、眉間のしわや目の周りのしわに打つことがすぐに思い出されると思いますが、下あごの梅干しじわにも、もちろん有効です。

ボトックス注射の主成分であるボツリヌス菌は、筋肉の過度な緊張を和らげる効果があります。

下あごのしわはオトガイ筋の緊張が原因ですが、ボトックス注射で、この筋肉ほぐして、余計な力が入らないようにしてあげればよいのです。

 

もし、下あごに梅干しじわができてしまって、歯並びなどに問題があることを自覚されているなら、エイジングケア化粧品に頼るより、早めに歯科、または美容皮膚科にご相談されることをオススメします。

 

このように、しわの中には、梅干しじわのように、エイジングケア化粧品では対策が難しいものがあることを理解しておきましょう。

 

 


3.自分でできる下あごのしわの予防・改善対策

 

下あごのしわ対策として、歯科矯正や美容的・外科的な治療以外に、口の周りの筋肉を鍛えることも1つの方法です。
口の周りは、口輪筋という筋肉で囲まれています。この筋肉は、主に口を閉じるときに使われます。

梅干しじわが口を閉じた時だけ起こるかどうか確認してみてください。

 

確認方法は、口元の力を抜いて、口を軽く開きます。

 

どうですか?

もし、梅干しじわが出ていないようでしたら、少しでもしわを軽くするために、口輪筋を鍛えてみませんか?

下あごのしわ対策のエクササイズの方法をいくつかご紹介します。

 

下あごには、脂肪や筋肉、皮膚を支える骨がありません。だから、お肌がたるんで二重あごにもなりやすいのです。表情筋を鍛えることは、二重あごの予防にもなります。

 

1)口角を上げるエクササイズ

一番簡単なのは、笑顔です。笑う時、意識して口角を上げてみましょう。

 

また、普段から、口を閉じているときに少し口角を上げるように意識してみるのもいいですね。

 

 

シワが改善して喜ぶ女性のイメージ

 

 

2)ペットボトルを使う方法

500mLのペットボトルを用意します。

①ペットボトルに100~200mLの水を入れます。

②唇でペットボトルを加えます。この時、歯は使わないでください。

③10秒キープして、ペットボトルを下します。

この動作を数回繰り返します。

 

もし口が疲れてきたら、無理はしないでストップしてください。

 

3)唇をすぼめる方法

①唇をすぼめて、ゆっくりと前に突き出します。そのままで5秒キープします。

②すぼめた口をもとに戻し、唇を歯の方に引っ込めて巻き込み、少し外側に引きます(笑顔を作る感じです)。そのままで5秒キープします。

③5秒かけて自然な表情にもどします。

この動作を3回繰り返します。

 

4)EMS美顔器を使う方法

最近、電気の力を利用して筋肉を鍛える運動方法であるEMS(Electrical Muscle Stimulation)が普及してきました。

それを美顔に応用したのが、EMS美顔器です。

 

筋肉は、電気で刺激を与えることで “収縮” しますが、EMSで刺激を与えて、収縮と弛緩(しかん)を繰り返すことで、表情筋の引き締めを狙う方法です。

 

EMS美顔器は、他にもたるみ改善、小顔効果、リフトアップ、線維維芽細胞の活性化なども期待されています。

ただし、十分なエビデンスがあるわけではありません。

 

 

この他にも、風船を膨らましたり、口笛を吹いたりするのも効果がありますし、トランペットなどの口を使う管楽器が吹ける人は楽器演奏をするのもいいですね。

さらには、口呼吸を改善し、免疫を高める体操として、「あいうべ体操」という方法もあります。

 

毎日トレーニングを続けて、口輪筋を鍛えることで、オトガイ筋に過度に力を入れなくても、口を閉じられるようになります。

実は、この口輪筋は放射線状に顔のほかの筋肉ともつながっています。

ここを鍛えることで、下あごのしわだけでなく、目の周りやほほの筋肉も動きやすくなりますので、ほうれい線やたるみの対策にもつながりますし、小顔や美肌を手に入れるメリットもあります。

 

これらの方法は、美容医療ほどにはお金もかからず、手軽な下あごのしわ対策です。

しかし、下あごのしわに即効的に効果があるのではなく、時間がかかります。

また、どちらかと言えば、予防的な手段です。

 

骨格や歯並びの問題でできてしまった下あごの梅干しじわには、あまり効果がありません。

 

5)エイジングケア化粧品を使う方法

下あごのしわが、骨格や歯並びの問題である以上、エイジングケア化粧品は根本的な梅干しじわ対策にはなり得ません。

つまり、エイジングケア化粧品では下あごのしわの改善はできないのです。

 

しかし、下あごも乾燥しますし、紫外線の影響も受けます。

エイジングケア化粧品が、下あごのしわに効かないからといって、スキンケアをしなければ、余計にひどくなるリスクもあるのです。

だから、エイジングケア化粧品を、下あごのしわの乾燥対策やお肌を柔らかくするための手段と位置付けて、しっかり使うことも大切なのです。

 

なお、あごのお肌は、狭いということを除けば、目元や口元ほど薄いわけではありません。

だから、普通にエイジングケアを行えば良いでしょう。

 

 


4.まとめ

 

下あごのしわ「梅干しじわ」について、ご理解いただけたでしょうか。

 

下あごのしわは、たくさんのしわの中で、珍しく歯科矯正で対策が可能なしわです。

また、ボトックスも治療の選択肢の1つです。

下あごにできた梅干しじわの対策の基本は、医療であることを心得ておきましょう。

 

とはいっても、自分で何もしなくてよいわけではありません。

他のしわの対策と同じく、下あごの保湿や紫外線対策も予防のためには大切です。

 

また、出来てしまった下あごのしわであっても、マッサージや身体の内側からのケアに加えて、エイジングケア化粧品を使って、保湿や対策をすることで、少しでも目立たないようにしましょう。

 

今回の下あごの梅干しじわは、同じしわでも原因や対策が異なることをお示しするよい例です。

 

エイジングケアを考えるには、エイジングケア化粧品の知識だけでなく、こうした、そもそものしわの種類、原因の違いを理解しておくことが、大切であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

 

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