「聞こえ」と認知症の関連 エイジングケア世代約7割が知らない結果に

エイジングケア世代に増加中の聞こえの衰え

聴力の衰えは、早ければ40代から始まると言われています。でもその問題は、高齢になってからと思いこんでいる人も多いのでは?

GNヒアリングジャパン(株)が実施した「聞こえ」に関する意識調査結果をご紹介します。耳と脳のアンチエイジングのためにもぜひ、チェックしてくださいね。

「聞こえ」と認知症の関連 エイジングケア世代約7 割が知らない結果に

1.40~50代の約1割で、聞こえ方の衰えが始まっている!?

エイジングケア世代に増加中の聞こえの衰え

 

「聞こえ」の衰えを侮るなかれ!

聞こえが衰えてくると、脳の側頭葉という音の情報を司る部分も次第に機能が低下していき、結果的に他者とのコミュニケーションをとることが減っていき、脳の機能が広く低下していくと考えられています。

つまり、聞こえと脳は密接な関連があるんです。

今回、世界トップクラスのシェアのデンマークの補聴器メーカーの日本法人であるGNヒアリングジャパン株式会社が、自分の聴力はまだ衰えていないと思っている40代のエイジングケア世代50代のエイジングケア世代の男女200名を対象に、聞こえに関する意識調査を実施しましたので、その結果をご紹介します。

全身やお肌のアンチエイジングやエイジングケアにも役立つので、ぜひ、続きを読んでくださいね。

 

【調査概要】
対象:聴力は衰えていないと思っている40代、50代の男女 各50名 計200名
方法:オンラインアプリ『きこえのチェック』実施およびウェブ調査
期間:2019年9月13日~2019年9月24日

 

まず、『きこえのチェック』を行って、「耳老化が始まっているかもしれないと思った」のは8%でした。

また、日常生活で「数人で会話している時、聞こえていなくて自分だけ会話についていけない」と回答したのは9%。

40~50代のうち約1割程度の方で、聴力の衰えが始まっている可能性が考えられます。

 

きこえのチェックのアンケート結果

 


2.約7割の人が「聞こえ」と「認知症」が関連していることを知らない!

聞こえと認知症の関連イメージ

 

「この先老化が進んでほしくない部位は?」という問いに対しては、「脳」と回答した人が一番多く31%で、次いで肌(23%)、眼(21%)でした。

 

老化に関するアンケート結果

 

でも、「聞こえにくくなると、認知症のリスクが上がるのを知っているか?」というと、約7割が「知らない」という結果に。

つまり、「難聴が認知症のリスクである」ということは、まだまだ世間では認知されていないようです。

 

聴力と認知症の関連についてのアンケート結果

 


3.聞こえの低下を放置すると、認知症のリスクが高まる!

難聴の予防法

 

わたしたちが音を聞き取れるのは、耳の蝸牛にある「有毛細胞」という毛の生えた細胞が、鼓膜から伝わってきた音の振動をキャッチして、電気信号に変えて脳へと伝えるからです。

年をとると誰でも耳が遠くなる、いわゆる加齢性難聴になりますが、その理由は、この有毛細胞の毛が、年齢とともに減っていくからです。

髪の毛と同じですね。

また、刺激や振動によってダメージを受けやすく、大音量で音を聞いていると、毛が落下していきます。

残念ながら、抜けた毛は復活しません。。。

2017年に、国際アルツハイマー病会議でランセット国際委員会が「認知症症例の約35%は、潜在的に修正可能な9つの危険因子に起因する」と発表し、難聴がその1つとして指摘されています。

ですから、難聴の予防を心かけることが、認知症の予防にもつながるといえます。

日常生活で気を付けられることがありますので、実践したいですね。

 

日常生活でできる!難聴の予防

①大音量を長時間聞かない

ライブ会場など爆音の中で長時間いない、イヤホンを付けている時にまわりに漏れる程の音量で聞かないようにする。

②食生活や運動に気を付け、正しい生活習慣をおくる

アンチエイジングを意識した正しい生活習慣はお肌だけでなく、耳にも良い影響を与えます。肥満、糖尿病、高血圧などで血流が悪くなると、耳の毛もダメージを受けるからです。

③耳掃除を必要以上にしない

耳垢がたまると念入りに掃除すると、かえって耳の中の皮膚を傷つけます。毎日せず、2週間に1回程度で十分といわれています。

④ストレス状態でいないようにする

ストレスが続くと、交感神経が優位になるので、血管が収縮して、耳の血流にも悪影響です。

⑤喫煙は避ける

タバコに含まれるニコチンは末梢血管を収縮させるので血流にも悪影響を及ぼします。そうなると、細かい血管がたくさんある耳にもよくありません。

 

その他にも、補聴器を正しく使用することで、聞こえにくさによる脳の劣化を防いで、認知症予防にもつながるようです。

この5つの難聴予防の方法のうち3つ(②④⑤)は肌老化を予防して、美肌をキープすることにもつながります。

バランスの良い食べ物は美肌の基本です。

また、ストレスは肌荒れの敵でもあるので気をつけたいですね。

そして、喫煙はスモーカーズフェイス、つまりタバコによる肌老化の原因にもなるので、控える方がよいです。

 


4.「聞こえ」をセルフチェック!

聞こえのセルフチェック

 

ご自分の「聞こえ」に関して、一度、チェックしてみませんか?

GNヒアリングジャパンがデンマーク本社と共同開発した無料オンラインツール『きこえのチェック』を使ってみましょう。

チェック方法は、3つの単語と3つの数字が雑音と一緒に流れるので、単語と数字を聞こえた順番どおりにクリックするだけです。

難聴の早期発見のためにも、聞こえに不安がある人は試してみてくださいね。

 


5.編集後記

昔ストレスから突発性難聴になったことがあります。

ドクターには「2週間以内に聴力が戻れば、、、」といわれ、幸いにして戻ったので問題なく日々過ごしていますが、仕事中や誰かと話している時以外は片時も音楽を離せないので、ずっとイヤホンを付けています。

でも、爆音で聞かないよう、人声がうっすら聞こえる程度のボリュームです。

「ガンガンの音で聞いていると、有毛細胞がハラハラと耳の中で落下する」、という実験映像をテレビで見た時の衝撃が忘れられません。

エイジングケア世代も半ばの50代の声をきくようになってから、騒がしい場所だと聞こえにくいこともあって、聴力の低下にびくびくしています。

また今回、「難聴と認知症に関連性がある」というのも初めて知りました。

定期的に『きこえのチェック』をやって、耳の状態を確認していこうと思います。

 

そうそう、若い人でも爆音で聞いてると有毛細胞は減るので、気を付けてくださいね。

 

(執筆:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

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