若いころに比べて、「髪の毛のボリュームダウンや薄毛、白髪」など、髪の毛もエイジングによる変化が現れ悩む女性も増えてきます。
髪の毛も年齢を重ねるごとに顔のシワやたるみなどお肌の老化と同じように老化が進むのです。
今回、毛髪再生治療専門病院の医療法人社団吉医会四谷ローズクリニックが、全国の30~50代の女性を対象に毛髪の加齢変化に関する意識調査を実施した結果をご紹介します。
1. エイジングケア世代女性が一番気になる髪の毛の変化は?
年を重ねてくると外見の変化だけでなく、髪の毛の太さやボリュームなどにも変化が現れてきますよね。
エイジングケア世代の女性にとって、髪の加齢性変化で一番気になることは、「白髪(62.3%)」でした。この結果は、毛髪再生治療専門病院の医療法人社団吉医会 四谷ローズクリニックが、全国の30~50代女性1012人に行った意識調査によるものです。
白髪のほかには、「毛質の低下(35.4%)」「ボリュームダウン(29.9%)」「抜け毛(27.7%)」「髪が細くなった(24.7%)」「地肌が透ける(12.1%)」といった悩みを抱えていることが判明。
若いころと比べて毛量が減ったり、細くなったり、柔らかくなったりすると、ヘアスタイルも上手くきまらなくなりますよね。
9割近くが、ファッションが決まっていてもヘアスタイルがきまっていないと残念に思うと回答しています。
一方、同性に髪のボリュームダウンを指摘したことがあると回答したのは約14%でした。つまり、8割以上が、なかなか同性とはいえ、髪の毛に関して正直に指摘できない人が多いんですね。
これから言えることは、髪の毛の問題は自分でちゃんとチェックして対策を行っていく必要があるということですね。
2. 髪の悩みに対し、みんなどのような対策をしているのでしょうか?
お肌のシワやたるみ、毛穴の開き、しみなどの肌老化に対しては、エイジングケア化粧品やフェイスマッサージなどエイジングケアで日々お手入れをしますが、エイジングによるダメージをうけた髪の毛に対しては、みんなどのようなお手入れをしているのでしょうか。
なんと、5割の女性が「特に何もしていない」とのこと。何らかの対策をしている人の中で最も多かったのは、「シャンプー・トリートメント(40.2%)」で、つづいて「頭皮マッサージ、ヘッドスパ(13.9%)」「食生活や生活習慣の改善(9.7%)」「育毛剤(5.9%)」でした。
シャンプーやトリートメントで、髪の毛や頭皮(地肌)をケアするのは最も手軽な方法ですよね。
ドラッグストアやネットショップで買えるシャンプーから美容院でしか買えないシャンプーまで、エイジングケア世代向けアイテムの選択肢はあふれています。
でも、自分が今している対策に満足いく効果を感じていると回答したのは2割弱で、8割以上が何らかの不満があるようです。
髪の毛の対策に関する情報は、「インターネット」が6割以上で、つづいて「美容師(23.5%)」「テレビ番組・広告(19.2%)」「雑誌(11.4%)」との回答でした。さまざまなルートや媒体から情報は発信されているので、自分に合っているのが見つかるまで試すのも一つの手ですね。
また、今回の調査を行った毛髪再生治療専門病院の医療法人社団吉医会 四谷ローズクリニックをはじめ女性の薄毛や抜け毛など毛髪の悩みの相談ができる病院や専門クリニックも増えているので、相談するのもよいでしょう。
なお、ナールスエイジングケアアカデミーでも「頭皮・毛髪ケアのカテゴリー」で色んな記事を用意していますので、参考にしてくださいね。
3. 編集後記
自分自身もエイジングケア世代で、髪の悩みもアンケート調査結果と同様に、髪が細くなったり、ボリュームがなくなったりして、ヘアスタイルのアレンジも楽しめなくなってきています。
若いころは、髪の毛にもエイジングケアが必要だとは知りませんでした。30代後半から抜け毛がひどくなってきて、ストレスも多くかかっている時期だったのでそのせいかな?と思って放置していました。
忙しくて食生活や日常生活も乱れていましたし、いまそのツケが回ってきたようです。
まだ髪の毛が元気なうちに予防対策をしていれば、違っていたのかもしれませんが、今できることを、こつこつとやるのみです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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