PPG-4セテス-20は非イオン界面活性剤!どんな化粧品成分?

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PPG-4セテス-20は、安全性の高い非イオン界面活性剤です。

乳化剤として化粧水や美容液などのスキンケア化粧品、エイジングケア化粧品に広く使用されています。

この記事では、PPG-4セテス-20の特性や効果、安全性をご紹介します。

また、PPG-4セテス-20配合のオススメのエイジングケア美容液についてもご紹介します。

<この記事の大切なポイント>
  • PPG-4セテス-20は、非イオン界面活性剤の1つです。水に溶けても親水基はイオン化しません。非イオン界面活性剤は安全性が高いことがメリットです。
  • PPG-4セテス-20には、乳化作用があります。そのため、美容液や乳液などの化粧品の乳化剤としてさまざまなアイテムに配合されます。
  • PPG-4セテス-20は、精油や香料など水に溶けない物質の可溶化剤としても使われます。使い勝手の良さもメリットです。
  • PPG-4セテス-20には緩やかな洗浄力があります。だから、マイルドな洗浄剤をつくる際にも使われます。
  • また、PPG-4セテス-20は、皮膚刺激性が小さく基本的には安全性が高い成分です。そのため、低濃度配合でかつ刺激を感じないなら、乾燥肌や敏感肌の方でも安心して使うことができます。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.PPG-4セテス-20に興味がある方へ

PPG-4セテス-20に興味がある女性

「PPG-4セテス-20は非イオン界面活性剤!どんな化粧品成分?」をお届けします。

PPG-4セテス-20は、合成の非イオン界面活性剤です。

正式な成分名は、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテルです。

PPG-4セテス-20の持つ乳化作用や分散作用を利用して、化粧水美容液などの乳化剤や分散剤として使われます。

低濃度であれば安全性が高いことから、敏感肌化粧水などの敏感肌化粧品エイジングケア化粧品にも配合されることがあります。

正しいエイジングケアのためには、PPG-4セテス-20をはじめさまざまな化粧品成分を理解することが大切です。

この記事では、PPG-4セテス-20の特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。また、PPG-4セテス-20配合のオススメのエイジングケア美容液についてもご紹介します。

「PPG-4セテス-20の特徴やはたらきは?ちゃんと教えて!」

「安全性や刺激性はどうなの?敏感肌でも使える?」

「界面活性剤って危険ではないの?非イオンだと大丈夫?」

「PPG-4セテス-20はどんな化粧品に配合されるの?目的は?」

「PPG-4セテス-20配合のオススメの化粧品は?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<オススメのPPG-4セテス-20配合エイジングケア美容液なら>

ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

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2.PPG-4セテス-20は非イオン界面活性剤

非イオン性界面活性剤のイメージ

PPG-4セテス-20をご紹介する前に界面活性剤について簡単にふれておきます。

1)界面活性剤の基本

界面活性剤とは、物質と物質の境界面、つまり界面に作用して、性質を変化させる物質のことです。

界面活性剤は、お肌に刺激のあるものから優しいものまで、さまざまな種類があります。

界面活性剤が、と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせることができるのは、1つの分子内に水になじみやすい「親水基」と、油になじみやすい「親油基(疎水基)」の2つの構造を持っているからです。

界面活性剤には、主に、次の3つの作用があります。

  • 浸透作用
  • 乳化作用
  • 分散作用

このはたらきを利用して、医薬品、化粧品、クレンジング料洗顔料シャンプーなどの頭皮のケアや洗浄剤、台所用、洗濯用の洗剤、食品などの乳化剤としても広く使われています。

2)非イオン界面活性剤とは?

非イオン性界面活性剤を考える女性

界面活性剤は、大きく分けて2つのタイプが存在します。

水に溶けた時に、電離してイオン(電荷をもつ原子または原子団)となるイオン性界面活性剤とイオンにならない非イオン界面活性剤です。

イオン性界面活性剤は、水に溶けた場合のイオンの種類によって、3種類に分かれます。

  • アニオン(陰イオン)界面活性剤
  • カチオン(陽イオン)界面活性剤
  • 両性(陰イオンと陽イオンの両方をあわせ持つ)界面活性剤

非イオン界面活性剤は、水に溶けたとき、イオン化しない親水基をもっている界面活性剤です。

さらに、結合の違いで、エステル型、エーテル型、エステル・エーテル型およびそのほかに分かれます。

非イオン界面活性剤は、水の硬度や電解質の影響を受けにくく、ほかのすべての界面活性剤と併用できることがメリットです。

また、浸透性、乳化・分散性、洗浄性などの性能面でイオン性界面活性剤に劣らず、静電気を発生しないというメリットもあります。

そのため、非イオン界面活性剤は、アニオン界面活性剤とならぶ主力界面活性剤になっています。

PPG-4セテス-20は、そんな非イオン界面活性剤の一種です。

ポリソルベート-20ミリスチン酸ポリグリセリル-10ラウリン酸ポリグリセリル-10ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-10、PEG-60水添ヒマシ油、ステアリン酸ソルビタンなども同じ非イオン界面活性剤です。


3.PPG-4セテス-20を詳しく知ろう

PPG-4セテス-20を解説する女性

1)PPG-4セテス-20の基本特性

PPG-4セテス-20は、セタノールに酸化エチレンと酸化プロピレンを結合させた非イオン界面活性剤です。

PPG-4セテス-20は親水性が高いことが特徴です。

PPG-4セテス-20は、主に化粧品の乳化剤として使われます。

また、精油や香料など水に溶けない物質の可溶化剤としても使われます。

化粧品としての全成分表示は、「PPG-4セテス-20」です。

一方、医薬部外品では、「ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル(20E.O.)( 4P.O.)」と表記されます。

なお、PPG-4セテス-20によく似た成分として、PPG-4セテス-1、PPG-4セテス-5、ポリソルベート-10などがあります。

これらはよく似た化学構造を持ちその性質も似ていますが、「ポリソルベート-」に続く数値が大きくなるほど分子量が大きくなります。

だから、PPG-4セテス-20は分子量が大きく、お肌へ浸透しにくい成分です。

2)PPG-4セテス-20の安全性

PPG-4セテス-20の安全性のイメージ

PPG-4セテス-20は、皮膚や髪のタンパク質に影響を与えません。

また、分子量が大きく、皮膚の内部に浸透しないので、安全性が高い成分です。

とはいえ、濃度が高ければ、皮膚刺激が懸念されます。

しかし、実際には化粧品に配合される場合は微量であることがほとんどです。

もし、化粧品の全成分表示の2~3行目以内に「PPG-4セテス-20」の表記があれば、要注意です。

一方、それ以降の記載であれば、濃度は低いので皮膚刺激性の心配は高くありません。

それでも、まれに刺激が生じる可能性があります。

お肌のタイプでは、普通肌脂性肌だけでなく、混合肌乾燥肌敏感肌インナードライ肌などの肌質でも使うことが可能です。

しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえませんし、かゆみがでたり肌荒れなどになる可能性を否定することはできません。

つまり、接触皮膚炎化粧品かぶれの可能性がまったくないとはいえないのです。

だから、アトピー性皮膚炎などアレルギーのある方やお肌が弱い方は注意が必要です。

肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。

3)PPG-4セテス-20が配合される化粧品

PPG-4セテス-20は、さまざまな化粧品に配合されます。

洗顔フォームなどの洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、保湿化粧水保湿美容液乳液保湿クリームフェイスマスクオールインワン化粧品、ボディクリームなどボディの乾燥肌対策のアイテム、マッサージクリーム、頭皮ケア日焼け止めUV化粧下地ほかメイク用のアイテムに使われます。

エイジングケア化粧水エイジングケア美容液エイジングケア保湿クリームなどにも配合されるようになっています。

さらに、PPG-4セテス-20は、香水、デオドラント、制汗剤にも使われます。





4.オススメのPPG-4セテス-20配合エイジングケア美容液は?

PPG-4セテス-20配合おすすめのエイジングケア美容液ナールス ネオ

PPG-4セテス-20配合のオススメのエイジングケア美容液ナールス ネオです。

美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。

私たちの美容液ランキングの第1位です。

PPG-4セテス-20は乳化剤として使われています。

そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。

1)ナールス ネオの開発コンセプト

目元のハリや口元のハリやツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。

2)ナールス ネオの配合成分のポイント

ナールス ネオは、PPG-4セテス-20を配合することで乳化の安定性を高め、よりよいテクスチャーを目指しました。

PPG-4セテス-20配合以外には、次のような特徴があります。

①ナールスゲンを推奨濃度で配合

ナールスゲンは、コラーゲンエラスチンヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。

また、からだや肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。

②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合

ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲンⅢ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。

2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。

肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。

③2種のビタミンC誘導体配合

ビタミンCのイメージ

ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。

水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。

コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。

④プロテオグリカン配合

ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。

プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。

また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。

潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。

⑤ビタミンA誘導体配合

ほうれい線対策シワ対策に使うレチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。

ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。

⑥6種のセラミド配合

セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。

お肌のバリア機能を守ります。

⑦9種のアミノ酸配合

ヒドロキシプロリングリシンアラニンプロリンセリンアルギニンリシングルタミン酸トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合し、NMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。

アミノ酸は水分を吸着して保湿するヒューメクタントで、お肌のバリア機能を守ります。

⑧抗酸化成分を複数配合

半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10エルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。

⑨お肌に不要な成分を無添加

無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。

パラベンフェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。

また、アルコールフリー化粧品です。

*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。

このように、ナールス ネオは、水分保持のパターンが異なる3種の保湿成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分をバランスよく配合し、安全性にも配慮したエイジングケア美容液なのです。

3)新しいナールス ネオに追加された成分は?

新しい成分を化粧品成分として使用するイメージ

そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。

従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。

①レスベラトロール

レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。

間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。

肌老化の予防、シミくすみの予防肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。

②ブドウ葉/種子/皮エキス

ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。

肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。

③アセチルデカペプチド-3

アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。

FGF(線維芽細胞増殖因子)に似たはたらきがあります。

FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。

顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。

これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。

また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!


5.まとめ

まとめ

PPG-4セテス-20がどんな化粧品成分なのか、その特性や効果、安全性をご紹介しました。

また、PPG-4セテス-20配合のオススメのエイジングケア美容液についてもご紹介しました。

いかがでしたか?

PPG-4セテス-20は、非イオン界面活性剤でその使いやすさと安全性の高さから、化粧水や美容液をはじめさまざまな化粧品に使われています。

界面活性剤は悪者扱いされることはありますが、とても有用性が高く、化粧品にとって大切な成分です。

ぜひ、PPG-4セテス-20配合の化粧品を上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。

この記事「PPG-4セテス-20は非イオン界面活性剤!どんな化粧品成分?」が、エイジングケア世代の皆様にとってお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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