ミリスチン酸ポリグリセリル-10は優しい非イオン界面活性剤

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ミリスチン酸ポリグリセリル-10という成分をご存知でしょうか?

パーム油やヤシ油からつくられる非イオン界面活性剤で、乳化剤として多くの化粧品に配合されます。

この記事では、ミリスチン酸ポリグリセリル-10の特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。

また、おすすめのミリスチン酸ポリグリセリル-10配合の美容液をご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10のはたらきや安全性がわかります。
  • 非イオン界面活性剤の特性がわかります。
  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のおすすめの美容液がわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.ミリスチン酸ポリグリセリル-10に興味があるあなたへ

ミリスチン酸ポリグリセリル-10について考える女性

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10は優しい非イオン界面活性剤」をお届けします。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10という成分をご存知でしょうか?

非イオン界面活性剤の一種で、刺激性も弱く肌に優しい界面活性剤です。

乳化剤や安定剤として化粧水美容液をはじめエイジングケア化粧品にも配合されます。

アンチエイジングやエイジングケアのためには、ミリスチン酸ポリグリセリル-10をはじめ、化粧品成分を理解することが大切です。

この記事では、あなたのエイジングケアを応援するために化粧品成分としてのミリスチン酸ポリグリセリル-10の特性、効果や安全性についてご紹介します。また、オススメのミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のエイジングケア美容液をご紹介します。

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10の化粧品成分としての特徴や役割は?教えて?」

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10は界面活性剤なの?非イオンの意味は?」

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10の化粧品成分としての安全性は?敏感肌でも使える?」

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10はどんな化粧品に配合されるの?目的は?」

「ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のオススメのエイジングケア美容液は?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のエイジングケア美容液なら!>

ミリスチン酸ポリグリセリル-10&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

ミリスチン酸ポリグリセリル-10&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

<この記事の大切なポイント>
  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、ヤシ油やパーム核油由来の脂肪酸であるミリスチン酸とグリセリンをエステル化することで製造される非イオン界面活性剤です。

ペースト状で淡黄色をしています。

  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、水に溶けても帯電しないことから刺激性がなく、肌に優しいことがメリットです。だから、基本的には肌質を選ばず使えます。
  • また、皮膚の表面に保護膜をつくることから、保湿力やエモリエント効果も期待できます。この効果がミリスチン酸ポリグリセリル-10の特徴です。
  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、乳化剤や分散剤としてさまざまな化粧品に配合されます。エイジングケア化粧品にも配合されます。
  • ミリスチン酸ポリグリセリル-10は界面活性剤の1つで、刺激性や毒性はなく敏感肌でも使える安全性の高い成分です。それでも100%安全とはいえないので、肌の弱い方や不安がある場合は、パッチテストをしましょう。

2.ミリスチン酸ポリグリセリル-10の化粧品成分としての特徴とはたらき

ミリスチン酸ポリグリセリル-10のイメージ

1)ミリスチン酸ポリグリセリル-10の化粧品成分としての基本

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、ヤシ油やパーム核油由来の脂肪酸であるミリスチン酸とグリセリンをエステル化することで製造される非イオン界面活性剤です。

多価アルコールエステル型のポリグリセリン脂肪酸エステルに分類されます。

性状は、淡黄色のペースト状です。

この成分の末尾の10はモル数(分子量)を表し、数値によって性質が異なります。

非イオン界面活性剤は、ノニオン界面活性剤とも呼ばれ、に溶けてもイオンにならず、帯電しないことが特徴です。

ほかのすべての界面活性剤と併用できること、安全性が高いことから使い勝手がよいため、今では主力界面活性剤の1つになっています。

化粧品成分としての全成分表示では、ミリスチン酸ポリグリセリル-10です。

医薬部外品では、「モノミリスチン酸デカグリセリン」と表記されます。

ポリソルベート-20PPG-4セテス-20ラウリン酸ポリグリセリル-10ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-10、PEG-60水添ヒマシ油、ステアリン酸ソルビタンなども同じ非イオン界面活性剤です。

2)ミリスチン酸ポリグリセリル-10の化粧品成分としてのはたらき

成分のイメージ

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、界面活性剤なので乳化作用があります。

乳化とは、乳液や美容液などの水分が多い液体に、溶け合わない油性成分を微細な粒子の状態に均一に分散させること、また逆に油分が多い液体に水性成分を分散させることをいいます。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10などの界面活性剤にはこのはたらきがあるのです。

そのため、化粧品の水分と油分を乳化させ安定性を高めます。

また、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、皮膚の表面に保護膜をつくるため保湿力エモリエント効果もある成分です。

ただし、エイジングケアの効果があるわけではないので、大きな美肌効果が期待される成分ではありません。

3)ミリスチン酸ポリグリセリル-10の安全性

ミリスチン酸ポリグリセリル-10の安全性のイメージ

ミリスチン酸ポリグリセリル-10のようなポリグリセリン脂肪酸エステルは、食品用乳化剤として汎用されています。

だから、基本的に安全性の高さが認められています。

しかし、食品と化粧品では吸収される経路が違うことから、どちらの場合でも安全性の確認が必要です。

幸い、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、毒性や皮膚刺激性がなくアレルギーの報告もありません。

さらに、水に溶けても帯電しないことや肌にそれほど浸透しないことから、界面活性剤の中ではとても安全性の高い成分です。

そのため、普通肌脂性肌はもちろん、乾燥肌インナードライ肌敏感肌乾燥性敏感肌混合肌などの肌質でも使える成分です。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は問題が起こりにくい成分のため、敏感肌化粧水をはじめ敏感肌向けの化粧品にも使われています。

しかし、どんな化粧品成分も100%安全とはいえません。

肌荒れ接触皮膚炎アトピー性皮膚炎のリスクがないわけではないのです。

また、お肌が弱く気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。


3.ミリスチン酸ポリグリセリル-10が配合されている化粧品

ミリスチン酸ポリグリセリル-10が配合されている化粧品

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、汎用性が高くさまざまな基礎化粧品やスキンケア用品などに配合されます。

具体的には、クレンジングオイルやクレンジングジェルなどのクレンジング料洗顔料保湿化粧水保湿美容液目元美容液乳液保湿クリームフェイスマスクオールインワン化粧品シャンプーやリンスなどの頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、ハンドクリームデコルテケアアイテム、リップケアクリーム、ネイルケアアイテム、ボディケアクリームなどなどボディの乾燥肌対策のアイテムに使われます。

また、エイジングケア化粧水エイジングケア美容液エイジングケア保湿クリームなどに配合されることもあります。

さらに日焼け止めUV化粧下地、ファンデーションなど、メイクのアイテムにも使われます。


4.おすすめのミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のエイジングケア美容液

ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合おすすめのエイジングケア美容液ナールス ネオ

ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のオススメのエイジングケア美容液ナールスネオです。

美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は乳化剤として使われます。

1)ナールス ネオの開発コンセプト

目元のハリや口元のハリ、ツヤをキープすることで、目元のシワなどをケアする「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。

ほうれい線ケア美容液しわケア美容液として使っていただきたいコスメです。

2)ナールス ネオの配合成分のポイント

ナールス ネオは、ミリスチン酸ポリグリセリル-10を配合することで、製品としての安定性を高め乳液タイプに仕上げました。

ミリスチン酸ポリグリセリル-10以外の配合成分の特徴は次のとおりです。

①ナールスゲンを推奨濃度で配合

ナールスゲンは、コラーゲンエラスチンヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。

また、からだや肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。

②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合

ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲンⅢ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。

2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。

肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。

③2種のビタミンC誘導体配合

ビタミンC誘導体を連想させるレモン

ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。

水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。

コラーゲン産生をサポートします。

また、皮脂コントロール毛穴ケアに高い効果が期待できます。

④プロテオグリカン配合

ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。

プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。

また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。

潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。

⑤ビタミンA誘導体配合

レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。

ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。

⑥6種のセラミド配合

セラミドの中でも、保湿力の高いヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。

⑦抗酸化成分を複数配合

抗酸化成分として、レスベラトロールブドウ葉/種子/皮エキス金コロイドコエンザイムQ10エルゴチオネインを配合。

お肌の酸化を防ぎます。

⑧アセチルデカペプチド-3配合

アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、スレオニン、セリン、チロシン、トリプトファンのアミノ酸と酢酸が結合したペプチド成分です。

FGF(線維芽細胞増殖因子)に似たはたらきがあります。

FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。

顔のたるみ目の下のたるみ目の下の黒くまなど、エイジングサインの予防や改善が期待される成分です。

⑨お肌に不要な成分は無添加

無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。

パラベンフェノキシエタノールほかアルコール性防腐剤の無添加化粧品で、アルコールフリーです。

*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。

このようにナールス ネオは、さまざまな美容成分を配合していますが、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、その感触を保ち品質をアップさせるはたらきを担っています。


5.まとめ

まとめ

ミリスチン酸ポリグリセリル-10の特性やはたらき、安全性、配合される化粧品の種類についてご紹介しました。

また、ミリスチン酸ポリグリセリル-10配合のオススメのエイジングケア美容液をご紹介しました。

いかがでしたか?

ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、保湿やエイジングケア効果を期待して配合される化粧品成分ではありません。

つまり主役ではないのです。

しかし、ミリスチン酸ポリグリセリル-10は乳化をサポートし、テクスチャーを改良することで化粧品の価値を高めます。

だから、美容液や乳液などにとっては大切な成分の1つです。

また、刺激がなく使いやすい非イオン界面活性剤です。

そんなミリスチン酸ポリグリセリル-10を正しく理解して、美肌を目指しましょう。

この記事「ミリスチン酸ポリグリセリル-10は優しい非イオン界面活性剤」が、エイジングケア世代の皆様にとってお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭

(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。

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