改善が難しいすり鉢毛穴。原因と予防法や対策は?

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すり鉢毛穴といえば、一筋縄ではいかない頑固な相手です。

そのため、様々な角度からの対策でアプローチすることが大切。

この記事では、美容家の西川美佐子さんにすり鉢毛穴の原因から予防やスキンケアによる対策までをご紹介いただきます。

また、ナールスエイジングケアアカデミー編集部から美容医療の対策をご紹介します。

<2章から4章までの執筆者>
西川美佐子さん

美容家・化粧品成分上級スペシャリスト
西川 美佐子 さん

美容家・化粧品成分上級スペシャリスト
健康・美容関連講師、美容商材関連プロデュース業、元エステティシャン。
エステティシャンとして多くのお客様のお肌に触れ、体の内側から美容を作るための健康管理・化粧品成分・スキンケアなどを学び、お客様が理想のお肌に向かって進む笑顔をいただくことができました。
反面、お客様とのやり取りを通じて情報過多の時代であるからこそ怖さも痛感し、自身が学んできた知識や経験を多くの方にお伝えしたいと思うようになりました。
多くの方が「憧れ」に近づくためのきっかけづくりやサポートをしてまいります。
◆ 専門・得意分野
健康、美容
◆ 保有資格
◇化粧品成分上級スペシャリスト
◇健康管理士一般指導員
◇2021年登録販売者合格
◇AJESTHE認定エステティシャン(ボディ・フェイシャル)
◇中医学耳つぼ美容協会耳つぼセラピスト
◇美容薬学検定1級
◇ナチュラルビューティースタイリスト1級
◇日本アロマ環境協会アロマ検定1級
◇HSAジュニアソーパー
中医学耳つぼ美容協会耳つぼセラピスト

たるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールスたるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.すり鉢毛穴が気になるあなたへ

「改善が難しいすり鉢毛穴。原因と予防法や対策は?」をお届けします。

すり鉢毛穴とは、まさにすり鉢のようにボコボコにへこんだ毛穴。

皮脂酸化が毛穴の開口部周辺にダメージを与えることで、角化がうまくいかず毛穴が広がってしまった状態です。

毛穴の呼び方はさまざまで、これは開き毛穴やクレーター毛穴とも呼ばれることがあります。

目立つ毛穴には、大きく毛穴そのものの形状が変化する場合と毛穴周辺の肌ダメージで目立ってしまうケースがあります。

すり鉢毛穴は、もちろん毛穴そのものの形状が変化したものです。

<毛穴の種類と主な原因>

毛穴の種類形状の変化主な原因詰まり
詰まり毛穴なし皮脂過剰分泌で角栓が詰まる
黒ずみ毛穴小さい詰まった角栓が酸化して黒くなる
すり鉢毛穴大きな凹凸皮脂過剰分泌が元となる炎症
たるみ毛穴楕円・つながるコラーゲンなどの減少による顔のたるみ
乾燥毛穴なし乾燥による肌のキメの乱れ
メラニン毛穴なし肌ダメージによるメラニン過剰分泌と蓄積

だから、数ある肌悩みの中でも改善するのが難しいのです。

実際、ひどくなるとスキンケアやエイジングケア(*)だけでは改善が難しく、美容医療が適応されることも。

だからこそ、日常生活やスキンケア、エイジングケア(*)などで予防することが大切です。

そこで、この記事では、美容家である西川美佐子さんに、すり鉢毛穴の原因から予防やスキンケアによる対策までをご紹介いただきます。また、ナールスエイジングケアアカデミー編集部から美容医療の対策をご紹介します。

(*)年齢に応じたケア

<参考記事>

毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策

乾燥でも毛穴が目立つ。予防法やスキンケアの対策は?

#上記新規記事のためリンクなし

たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策

<すり鉢毛穴に進まないうちに使いたい!おすすめのエイジングケア化粧水>

ナールスゲン配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」


2.すり鉢毛穴の特徴

「すり鉢毛穴」とは、Tゾーンや小鼻、口周りや顎といった皮脂腺が発達している部分にできやすい開き毛穴の1つです。

毛穴の開口部が本来の毛穴よりも大きくなり、すり鉢のように凹んだ形が特徴的な毛穴の状態をさします。

すり鉢毛穴で悩む方は、皮脂が多い中でもオレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸が多いことがわかっています。

見た目にも凹凸があり”毛穴が開きっぱなし”のような印象を与えてしまうだけでなく、そのまま放置しておくとクレーターのような大きな凹みになり、開いた毛穴に汚れがたまることでさまざま毛穴トラブルにもつながるので早めのケアや対策が大切です。

<すり鉢毛穴>

すり鉢毛穴のイラスト





3.すり鉢毛穴の主な原因は?

「すり鉢毛穴」対策をする前に、まずは原因を知っておくことが大切です。

実は、毛穴の原因が完全に解明されているわけではありませんが、次のようなことが関係しています。

  • 汚れや角質・角栓などの長期的な毛穴詰まり
  • 過剰な皮脂分泌
  • 肌のターンオーバーの乱れ
  • 紫外線ダメージ
  • アクネ菌の増加
  • 肌の乾燥による皮膚のよれ

長期的な毛穴の詰まりや過剰な皮脂分泌がおこると、それらを分解するために分解酵素が分泌されます。

これは、皮膚常在菌の1つであるアクネ菌が出すリパーゼなどのことです。

これらが皮脂を分解する際に発生する不飽和脂肪酸による炎症を引き起こし、毛穴を開かせ、すり鉢毛穴になるといわれています。

そして、不飽和脂肪酸による皮膚の炎症はターンオーバーの乱れを招き、古い角質が厚みを増す「角質肥厚」や、角質が未熟な状態で表に出る「不全角化」を引き起こします。

これらは毛穴周辺の皮膚を盛り上がらせるため、凹凸が目立ちやすくなります。

また、皮脂に含まれるスクワレンが紫外線ダメージで過酸化脂質となって毛穴周辺の炎症を誘発させることも原因の1つです。

さらに、もう1つ有力な仮説があります。

それは、皮脂が詰まった毛穴でアクネ菌が増えて、炎症を起こすたんぱく質「CAMP因子(きゃんぷいんし)」を出し、それが慢性炎症を引きこすことで角化が進んですり鉢毛穴が目立つというものです。

ほかにも、肌の乾燥によるうるおい不足で皮膚がよれる、不規則な生活習慣により肌のターンオーバーが乱れる、などもすり鉢毛穴を進ませる原因となります。

すり鉢毛穴によって、毛穴が開いたままになると汚れや皮脂が詰まりやすく、ニキビや吹き出物、汚れや皮脂の酸化による黒ずみといったさらなる毛穴悩みにつながります。

また、一旦凸凹になってしまうと改善が難しくなります。

だからこそ、美肌のためには予防や早めの対策が大切です。

<参考記事>

角栓の除去はダメ!?鼻の毛穴に詰まる原因と正しいエイジングケア

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4.すり鉢毛穴を防ぐために

さまざまな毛穴悩みにつながる「すり鉢毛穴」をつくらないためにも、しっかり対策をしていきましょう。

スキンケアだけでなく日常生活も含めて対策法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1)良い日常生活の習慣

健やかな体づくりは、ターンオーバーを整え健やかな肌への第一歩になります。

  • バランスの取れた食事
  • 規則的で十分な睡眠
  • 適度な休息
  • 定期的な運動

などを心がけるようにしましょう。

(すり鉢毛穴におすすめの栄養素・食材)

  • 「ビタミンA」…うなぎやレバー、にんじんやかぼちゃに含まれ、肌の新陳代謝を活発にする
  • 「ビタミンB1」…豚肉や玄米、枝豆などに含まれ、皮膚や粘膜の健康維持を助ける
  • 「ビタミンB2」…バナナや牛乳、納豆などに含まれ、皮脂の過剰な分泌を抑える
  • 「ビタミンC」…ブロッコリーやキウイ、柑橘系の果物などに含まれ、コラーゲンエラスチンの生成を助ける
  • 「ビタミンE」…アーモンドや緑黄色野菜に含まれ、抗酸化作用がある

などがあります。

食事だけでカバーするのが難しい人は、サプリメントを活用するのもおすすめです。

また、体のサイクルの乱れは肌だけでなく体調不良にもつながりますので、規則的な睡眠や休息、30分程度のウォーキングといった軽い運動も日常的に取り入れるようにしましょう。

<参考記事>

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策

フルーツで美肌になる!栄養素と美容効果と食べ方

野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜

2)正しい洗顔

こすらず優しい洗顔をする女性

肌を清潔に保つ意味でも「すり鉢毛穴」対策には欠かせない洗顔ですが、皮脂分泌が気になり1日に何度も洗顔する必要はなく、朝晩2回の洗顔で充分です。

また、乾燥肌や敏感肌バリア機能が低下している方は、ダブル洗顔も控えたほうがベターです。

過剰な洗顔は肌の乾燥を招き、乾燥を防ぐために皮脂分泌が増える可能性がありますので、肌に必要な水分や油分を落としすぎない、やさしい洗顔を心がけるようにしましょう。

炎症などでお肌がデリケートになっている時は、洗浄力がマイルドな「ラウロイル〜」「ココイル〜」で始まる「アミノ酸系洗浄剤」や、「弱酸性」といった洗顔でお肌への刺激を避けるのが大切です。

炎症などはなく「ざらつきや黒ずみが気になる」という場合は、週に1〜2回のスペシャルケアとして、酵素洗顔などを取り入れるといいでしょう。

また、洗顔中はお肌に摩擦や圧をかけすぎないようにやさしい力で洗い、タオルは擦らず抑えるようにして水気を取るようにするのがポイントです。

<参考記事>

洗顔の正しい方法と洗顔料の使い方10選!乾燥肌なら特に注意!

ランキング不要!おすすめの洗顔料の選び方と種類

3)十分な保湿ケア

洗顔でお肌を清潔にした後は、健やかな肌づくりの土台となる「保湿」をしっかりしましょう。

保水力が高く、肌表面のうるおいを保ってくれるコラーゲンやヒアルロン酸や、お肌内部のうるおいに欠かせないセラミドなどを配合した美容液でしっかりと保湿をし、スクワランシアバターなどエモリエント成分(油分)を配合した保湿クリームでうるおいが逃げないようにしましょう。

ただし、美容オイルも選択肢の1つですが、使いすぎはかえってバリア機能を低下させてしまいます。使用する場合は、1回2~4滴くらいにしましょう。

4)毛穴対策成分を使ったケア(ビタミンABCEや抗炎症成分)

毛穴対策成分を使っている女性のイメージ

「すり鉢毛穴」などのお悩みには、毛穴対策成分が配合されたスキンケアもおすすめです。

次のような化粧品成分は「すり鉢毛穴」などの毛穴悩みに取り入れたい成分です。

①ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、過剰な皮脂分泌を抑えてくれ、気になる毛穴目立ちをケアできます。

また、コラーゲンを増やすはたらき、メラニンを還元するはたらきがあります。

<参考記事>

コラーゲンを増やすにはビタミンCのチカラが必要!

②ビタミンA(レチノール)

レチノールは、コラーゲン生成促進&ターンオーバーを整えることで、毛穴詰まりを抑えます。

エビデンスもある有効な成分です。

③ビタミンB3(ナイアシンアミド)

ナイアシンミドは、セラミドやコラーゲンを増やすはたらきに加え、皮脂をコントロールする効果があります。

<参考記事>

セラミドを増やす3つの美容成分と日常生活でバリア機能正常化!

④ナールスゲン

ナールスゲンの構造式

ナールスゲンは、アミノ酸誘導体の1つで、お肌のうるおいに欠かせないタンパク質(コラーゲンやエラスチン)、ヒアルロン酸などを生成&はたらきをサポートしてくれます。

また、グルタチオンHSP47、HSP70を増やすこともわかっています。

※ナールスゲンは、株式会社ナールスコーポレーションの登録商標です(成分名:カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル)

<参考記事>

HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!

⑤グルタチオン

グルタチオンは、私たちの体にも含まれる3つのアミノ酸が繋がった化合物で、肌にうるおいを与え肌を整えるはたらきをはじめ、抗酸化、新陳代謝促進、美白効果が期待できます。

近年では、毛穴引き締めにアプローチされる成分ともいわれています。

⑥ビタミンB6(ピリドキシン)

ビタミンB6(ピリドキシン)は、皮脂分泌を抑えてくれるはたらきがあり、過剰な皮脂によって起こる毛穴詰まりを抑えてくれます。

⑦ライスパワーNO.6

ライスパワーNO.6は、「過剰な皮脂分泌を抑える」として医薬部外品の有効成分に効果が認められた唯一の成分です。

直接皮脂腺にアプローチして過剰な皮脂分泌を抑制し、毛穴詰まりや開き、皮脂による肌トラブルを防いでくれます。

⑧ビタミンE(トコフェロール)

ビタミンE(トコフェロール)は抗酸化作用を持ち、皮膚表面の酸化による毛穴の黒ずみや乾燥ケア、保湿や沈静力にも優れ、肌を整えてくれます。

ほかにも、バリア機能に欠かせない皮脂膜を安定させるはたらきも持っています。

⑨グリシルグリシン

「グリシン」というアミノ酸が2つ結合してできた成分で、私たちの肌にも存在する保湿成分の1つです。

グリシンは肌をうるおし、異常な毛穴の開きを整えてキメ細かい肌へとサポートしてくれます。

⑩アラントイン

抗炎症作用や抗刺激作用、組織修復をしてくれるアラントインは、炎症を抑えさまざまな外部の刺激から肌を守ってくれます。

毛穴トラブルで乱れた肌を整え、健やかな肌へと導いてくれます。

⑪グリチルリチン酸ジカリウム

グリチルリチン酸ジカリウムは、「肌荒れ防止有効成分」として承認を受けています。

毛穴トラブルで肌が荒れている時や、刺激を感じやすくなった時におすすめの成分です。

⑫アーチチョーク葉エキス

アーチチョーク葉エキスは、キク科チョウセンアザミ属の多年草(アーチチョーク)の葉から抽出されたエキスで、毛穴の目立ちを抑える収れん効果は肌にハリを持たせてくれます。

また、年齢による毛穴悩みの原因といわれている、たんぱく質「NF-κB(エヌエフカッパービー)」の過剰なはたらきを抑え、キメの整った肌へとサポートしてくれます。

⑬PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル

ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールを使った非イオン界面活性剤です。

資生堂オリジナルの成分で、アクアインプールとも呼ばれる水性保湿油です。

不飽和遊離脂肪酸による不全角化を防ぐ効果があるため、すり鉢毛穴のケアが期待できます。

⑭ウィルブライドS-753

ウィルブライドS-753は、肌なじみがよい水性と油性の両方の性質を持つ保湿成分。

水溶性ビタミンC誘導体などの経皮吸収を促進させる効果やグリセリンとの相乗効果もあります。

今挙げた化粧品成分が配合された化粧水や美容液ですり鉢毛穴のケアを行いましょう。

5)紫外線対策

紫外線対策というとシミそばかすの予防のイメージが強いですが、紫外線による肌の乾燥やターンオーバーの乱れは「すり鉢毛穴」の大敵です。

また、紫外線による光老化はたるみ毛穴の原因にも。

日傘や帽子はもちろん、お肌に合った日焼け止めを選んで紫外線対策をしましょう。

すり鉢毛穴などの毛穴悩みが起きているときは、炎症や肌が敏感になっていることもありますので、お肌にやさしいノンケミカル処方(紫外線吸収剤不使用)保湿成分が配合されたものを選ぶのがおすすめです。

<すり鉢毛穴対策におすすめの日焼け止め>

ナールスゲン推奨濃度配合ノンケミカルの日焼け止め「ナールス ヴェール」





5.すり鉢毛穴の美容医療

美容医療のドクターのイメージ

生活習慣やスキンケアなどの日常的なケアをご紹介してきましたが、「すぐに改善したい!」「炎症はおさまったけど、毛穴が開いたまま」など、セルフケアでは難しいものもあります。

そんなときは医療機関による治療がおすすめ。代表的な治療をご紹介しますので、治療を検討されている人は参考にしてください。

すり鉢毛穴は、一筋縄では改善が難しいタイプの毛穴の悩みです。

1つの施術では効果が不充分な場合も多く、その場合はいくつかを組み合わせます。

家庭でのスキンケアやエイジングケアも大切です。

1)ケミカルピーリング

お肌にグリコール酸やサリチル酸などの薬剤を塗布して古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する方法です。

ターンオーバーを正常化することですり鉢毛穴を改善します。

施術後はすぐにメイクもでき、痛みや腫れといったダウンタイムはほとんどない治療です。使用する薬剤や成分によって効果も異なります。

<薬剤別の効果と頻度の目安>

  • サリチル酸・グリコール酸…古い角質や汚れを除去する、3〜4週間に1回の施術
  • 乳酸…肌表面の汚れを除去&保湿作用もある、2〜3週間に1回の施術
  • レチノール…皮脂量を調整&保湿作用、2〜3週間に1回の施術
  • PRX-T33…真皮層の線維芽細胞にはたらきかける、1〜2週間に1回の施術

美容医療の中でも刺激が少ない治療ではありますが、施術後は古い角質が取り除かれた状態で紫外線の影響が普段より大きいため、紫外線対策は念入りにしましょう。

2)レーザー治療

すり鉢毛穴の治療にレーザーも選択肢の1つです。

肌状態に合わせて波長や強さの異なる光をピンポイントに照射し、レーザーの熱や刺激の力でコラーゲンの生成を促し、肌表面の凹凸を目立たなくする方法です。

凹凸となったすり鉢毛穴には、コラーゲン生成を促し皮膚を再構築させるフラクショナルCO2レーザーがおすすめです。

また、気になる箇所をピンポイントで治療するピコレーザーや、広い範囲の治療ができるレーザートーニングなどを使う場合も。

レーザーによる治療は、毛穴悩みの範囲や状態によって使用するレーザー機器の種類・ダウンタイムが異なります。

レーザーの種類で表示している場合や、商品名やマシン名で表示している場合など、医療機関によってメニュー表示がさまざまあるので混乱しやすいですが、ポイントは3つ。

  • 長いと奥まで届く「波長」
  • 照射時間を表す「パルス幅」
  • 強さを表す「出力エネルギー」

これらを肌状態に合わせて照射します。

「どんな波長」の光を「どのくらいの強さ」で「どのくらい(照射時間:パルス幅)」照射するかで、ダウンタイムやセルフケアが変わります。

またレーザー治療は、色素沈着などの原因となるメラニンを破壊するはたらきもあるため、ニキビ跡の肌の色味が気になる人にもおすすめです。

レーザー治療後は一時的に肌が赤くなったり、かさぶたになったり、一定期間テープを貼って保護する場合もあります。

大事なスケジュールの前に治療を受ける際は、施術後に見た目の影響がどのくらい続くかは確認しておきましょう。

3)ダーマペン

髪の毛より細い極細の電子針(ニードル)で肌表面に小さな穴をつくり、お肌の自然治癒力(回復力)を向上させる治療です。

凸凹のあるすり鉢毛穴には、ダーマペン3より最新機器であるダーマペン4がおすすめです。

ダーマペン4は16本の極細針が1秒間に約120回高速振動することで、毎秒1920個の目に見えないほどの小さな穴(傷)をつくります。

それによって、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、毛穴の開きやニキビ跡、毛穴のたるみなどにも効果的です。

電子針(ニードル)だけでも効果はありますが、肌状態に合わせた薬剤とともに使用することで、より肌悩みにあった治療ができます。

使用される薬剤はいろいろありますが、代表的なものには下記があります。

  • ベネブ…保湿成分&肌の成長因子を配合し、皮膚組織の修復をする
  • リジュランスキンブースター…肌の保湿や弾力に欠かせない、コラーゲンやエラスチンの構成成分であるアミノ酸を配合し、毛穴目立ちに効果的
  • アムニオジェニックス…厳選したプラセンタを配合し、皮膚の修復機能を早める&肌の凹凸やクレーターに効果的

ダーマペンは効果が高い分、一定時間洗顔ができない、一時的に赤みや腫れが生じるといったダウンタイムがあるので、治療の際はしっかりと確認をしましょう。

4)光治療(フォトフェイシャル)

黒色や赤色に反応するマイルドな光エネルギーを利用した治療で、肌の赤みケアや毛穴の引き締め、ターンオーバーの促進、コラーゲン生成などの効果があります。

ほかにも、光による皮脂分泌抑制やアクネ菌の殺菌効果もあるため、ニキビケアも可能です。

やさしい治療なので理想の肌になるまでには回数は必要ではありますが、ダウンタイムもほとんどないため、施術後すぐのメイクが可能で日常生活への影響が少ないのが特徴です。

また、フォトフェイシャルの機器の種類によっては、色素沈着などの原因となるメラニンに反応するものや、赤みの原因となるヘモグロビンに反応するものもあるため、ニキビによる色素沈着や赤みのケアも可能です。

5)内服薬

毛穴治療にあわせて処方される内服薬のイメージ

毛穴に有効とされる成分(トレチノインなど)を服用し、内側から毛穴へアプローチする方法です。

効果は穏やかではありますが、保険適用外の治療となる美容医療の中では抑えた価格で治療が可能であることと、痛みがないので取り入れやすい治療です。

毛穴悩みに処方される主な薬剤

  • トレチノイン…ビタミンA誘導体の一種で、皮脂腺のはたらきを抑える
  • シナール(ビタミンC)…炎症による色素沈着に効果的
  • ユベラ(ビタミンE)…肌の新陳代謝(ターンオーバー)をサポート
  • フラビタン(ビタミンB2)…過剰な皮脂分泌を整え、新たなニキビを予防
  • トラネキサム酸…肌の炎症を抑え、赤みを改善、色素沈着を抑える

痛みなどの副作用はありませんが、体に合わない時は吐き気などが出る場合もあります。

6)ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルとは、渦巻き水流(ウォータージェット)とバキュームを利用したピーリング治療のことです。

水の力を活用することで肌への負担を最小限におさえながら、肌表面や毛穴の奥にある古い角質、角栓、余分な皮脂だけを吸収・洗浄します。また、同時に美容成分を浸透させることで保湿も行うことが可能です。

ピーリング時に発生しやすい肌荒れのリスクを大幅に軽減できるため、ダウンタイムも少ないことが特徴です。

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6.すり鉢毛穴に関するよくある質問

Q1.すり鉢状毛穴の治し方は?

すり鉢毛穴の治療は、美容医療に頼ることになります。その方法はたくさんありますが、「ダーマペン4」や、「CO2フラクショナルレーザー」といった肌の自然治癒力を利用し、皮膚再生を図る治療法が効果的とされています。

 

Q2.すり鉢毛穴とたるみ毛穴の違いは何ですか?

すり鉢毛穴は、その名のとおり、すり鉢のように凹んだ形が特徴的な毛穴の状態をさします。

オレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸の過剰による炎症が主な原因です。

一方、たるみ毛穴は、加齢や紫外線ダメージで真皮にあるコラーゲンやエラスチンの減少や変性起こすこと、つまり顔のたるみが原因で目立ちます。

 

Q3.開いた毛穴は戻るのか?

開いた毛穴は、スキンケアやエイジングケアと美容医療を組み合わせることで戻ることがあります。どれくらいの期間かかるかは症状の重さの違いや個人差はありますが、継続することで改善が期待できます。

 

Q4.すり鉢毛穴の治療にダーマペンの必要回数は何回?

個人差はありますが、すり鉢毛穴に対するダーマペンの施術回数は、比較的軽い場合なら3~6回、深いクレーターなどのケースでは5~10回、またはそれ以上必要なことがあります。


6.まとめ

美容家の西川美佐子さんに、すり鉢毛穴の原因から予防やスキンケアによる対策までをご紹介いただきました。

また、ナールスエイジングケアアカデミー編集部から美容医療の対策をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

毛穴の悩みは症状や原因によっていくつかの種類にわかれます。

そんな中、すり鉢毛穴はとても頑固で厄介なものです。

そのため、ひどくなると美容医療を受けないと改善しないこともよくあります。

だからこそ、日常生活や日々のスキンケアで予防することが大切です。

この記事「改善が難しいすり鉢毛穴。原因と予防法や対策は?」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者の皆様のお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(1章及び5章、まとめの執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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