デスクワークや育児でからだがバキバキに疲れて、なかなか寝れないし、寝ても疲れが取れないことが続くことがありますよね。
その解消のために私はヨガを取り入れています。
読みたいところから読める目次
1.日々の疲れは「呼吸」のせい?
日頃のデスクワークや育児で肩も腰もバキバキ。
1日が終わる頃には疲れがどっと出て、なかなか寝付けず、眠っても疲れが取れない。
そんなことはありませんか?
肩こりや腰痛、疲労感、質の悪い睡眠の根本的な原因のひとつが
「呼吸」であると言われています。
私たちは1日のうちに約3万回の呼吸をしています。
呼吸は身体の巡りの要であり、
その呼吸が本来あるべき形でできていないと、巡りがうまくいかず、滞りができてしまいます。
2.呼吸、ちゃんとできている?
呼吸は、血液、リンパ、体液などとともに、体の中心から手足の先、そして手足の先から体の中心へと巡ります。
しっかり呼吸ができていないと、
息は体の中心に届かず、循環も滞ります。
滞ることで、筋肉、関節、血流、リンパ、免疫、自律神経などの機能も低下します。
また、ストレスを感じている時には、いつのまにか呼吸は浅くなっています。
浅い呼吸とは、肩や胸だけで行っている呼吸で、
肺の一部にしか酸素を届けることができず、血液中の酸素が不足していきます。
また、常に浅い呼吸を続けていると、副交感神経の代わりに交感神経ばかりが働くようになって、
体のあちこちに支障があらわれます。
このように、浅い呼吸は脳や自律神経に影響を及ぼして、ストレスを増幅させてしまいます。
3.人間本来の呼吸法は「鼻呼吸」
人間が呼吸をするのは、鼻か口のどちらかです。
鼻には吸った空気を浄化する機能が備わっているので、鼻から吸う鼻呼吸が自然な形です。
鼻呼吸は空気中のほこりを取り、乾燥した空気を適度な湿度にして、
喉や肺にとって刺激の少ない空気にしてくれます。
口呼吸では、顔の筋肉が弱くなって口が開きやすくなり、
いびきをかきやすくなったり、
顔もたるみやすくなって美容にも影響してしまいます。
鼻呼吸は体にたくさんの酸素を取り込み、
脂肪がよく燃焼されるとともに、血流も良くなって内臓機能が活性化され、
より多くのエネルギーが消費されるので、基礎代謝が上がり、痩せやすい体になります。
基礎代謝は、呼吸をしたり心臓を動かしたりと、生命を維持するために必要なエネルギーで、
座っていたり睡眠中など、じっとしている時にも消費されるエネルギーです。
1日のエネルギー消費量の6~7割が使われています。
基礎代謝量が上がるということは、特別な運動などをしなくてもたくさんのエネルギーが消費されて、
食物も効率よく消化でき、体に溜め込むことがなくなり、太りにくい体になるといえます。
効率的にエネルギーを消費するためには基礎代謝を上げることが理想的です。
また、筋肉量が増えると基礎代謝量もアップするので、鼻呼吸の習慣で呼吸筋を鍛えることも効果的です。
4.深い呼吸にはヨガがオススメ
そこで深い呼吸をするという観点から、私はヨガをおすすめします。
ヨガをする際には、呼吸に意識を向けて鼻呼吸をします。
呼吸に意識を向けることでことで、自律神経が整って、
心・身体のそれぞれにおいて、活き活きとして輝きが増すと言われています。
深くゆっくりと酸素を吸い込むことで、
全身に新鮮な酸素が行き渡り血行が良くなります。
そして心身ともにリフレッシュすることができます。
呼吸の仕方ひとつで、心身の健康は大きく左右されますので、
ぜひ正しい呼吸法を身につけてストレスを解消させて健康に美しくありたいですね。
5.ヨガと美肌(ナールスエイジングケアアカデミ編集部)
ヨガに関しては、ナールスエイジングケアアカデミー編集部もそれほど知識があるわけではありませんが、美肌との関係についてともこさんの記事を補足します。
1)ヨガとは?
ヨガはサンスクリット語で「繋ぐ」「統合」と言う意味をもっています。
ヨガは、至福の境地を手に入れる行法とも言われています。
「心」と「身体」の繋がりや統合、「内なる意識」と「外への意識」のバランスを取ることなどを目的にしています。
また、アーサナ(ポーズ)の動作をする身体的側面と瞑想を通して自己と向き合う精神的(哲学的)側面を持っています。
2)ヨガの呼吸法
その両面に必要な要素の一つが「ヨガの呼吸法」です。
普段生活している中で何気にしている呼吸をヨガの時には、まず身体にある空気を鼻から吐き出します。
そして、鼻から全身の細胞の隅々に行き渡らせるよう意識をして吸い込みます。
次いで鼻から吐きます。
特に呼吸を脳細胞へ向ける意識をすることで、血液の流れも促されるといわれています。
3)ヨガと健康や美肌との関係
私たちの体は、血液によって体に必要な酸素と栄養が体中に巡らされます。肌の老化防止にも血管を若々しく保ったり、血液の流れを良くすることは、大変重要です。
意識して「深い呼吸」をするだけで、血液や栄養の流れが良くなり、手足末端から身体の芯までが温まり、肌のツヤも良くしてくれます。
その時に蒸散されている汗は「天然のローション」と言われるほど肌の皮脂バランスを保つ上で大切なもので、お肌の乾燥を防ぐ役目を果たします。
また、深い腹式呼吸は腹部の内臓を刺激しますので、腸の蠕動運動促進により便通も整ってきます。
さらに、「深い呼吸」は、慌しい普段の生活で交感神経が優位になりがちな状態をあらため、副交感神経を高め心身がリラックスした状態をもたらしてくます。
ポーズをする時は手足などの表層筋を使いますが、ポーズに伴う「深い呼吸」は、脊椎周辺の深層筋を使います。筋肉の伸縮がポンプの役目となり、リンパの流れがよくなりむくみやくすみの解消となります。
身体のポーズが多いヨガですが、舌を突き出して顔の筋肉を動かす「ライオンのポーズ」は、耳下腺リンパの流れをよくするので、むくみが解消されてフェイスラインがすっきりとします。顔の筋肉を使う「フェイシャルヨガ」は体の筋肉同様に意識して動かすことで、鍛えられてきます。
しわやたるみは筋肉の衰えに起因することが多々あります。
身体と一緒にフェイシャルヨガをすることで、それらを防ぐことが出来ます。
このようにヨガは、血管、栄養の流れを高めたり、細胞を活性化させる、筋肉を鍛える、心身をリラックスさせるなど、スキンケアやアンチエイジングにとっても大いに役立ちます。
6.ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント
ともこさん、ヨガの呼吸法についての記事のご執筆をありがとうございました。
ともこさんは、日々のデスクワークや育児で心身の疲れをとり、健康や美肌のためにヨガの呼吸法をおすすめされていました。
人間にとっては、呼吸は大切ですから正しく行いたいですね。
同じエイジングケア世代の女性にとってもストレスや心身の疲労を経験することがあるのではないでしょうか。
そんな中、この記事「ヨガで自律神経を整えてアンチエイジングbyともこ」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者のみなさまのお役に立つことを願っています。
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、
その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。 nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、 ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、 お客様にご参加いただいた座談会や スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。 きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。 下記から、どうぞ。 ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」