美しい美肌作りの秘訣に関して、美肌づくりの専門家たちは一体どのようなこだわりを持っているのでしょうか？
今回、次回と2回にわたって、Re:Cosmeが所属する美肌づくりの専門家へ行ったアンケート調査結果をご紹介します。
この調査では、美肌のために一番こだわっていることや絶対手放せないスキンケア等を聞いており、専門家の人たちが一体どういうポイントにこだわっているのか気になりますよね。今回は、「美肌のためのスキンケアへのこだわり」をテーマにご紹介します。また、ナールスが提供する美肌プログラムもご紹介します。
読みたいところから読める目次
1．Re:Cosme所属の美肌づくり専門家244名に聞いた「美しい肌の秘訣」に関する調査概要
毎日のエイジングケアやスキンケアをするうえで、雑誌やテレビ、美容サイトといった様々なメディアや口コミなどの情報を参考に、「キレイになれ～」と思いながらされている人は多いと思います。
また、美肌を手に入れるためには、それなりにお金や手間ひまもかかりますし、エイジングケア化粧品は日々新しいものが開発されていて、最近のトレンドアイテムがどんなものかも気になります。
そんな中でも一番気になるのは、美肌づくりの専門家がしているケアは一体どんなものなのかではないでしょうか。
コスメ情報を発信しているウェブメディア「Re:Cosme（アールイーコスメ）」が、所属している美肌づくりの専門家244名を対象に、「美しい素肌になるための秘訣」についてのアンケート調査を行いました。
日頃から人々の美肌づくりをサポートし、健やかで美しい素肌を追求している専門家は、どのようなスキンケアを行っているのでしょうか？また、絶対に手放せないと思っているお気に入りアイテムは何でしょうか？
今回は、アンケートに回答をよせた189名の「美肌のためのスキンケアへのこだわり」の結果をご紹介します。
【調査概要】
調査対象期間：2020年1月28日（火）～2020年2月2日（日）
調査方法：インターネット調査
調査対象：Re:cosme（アールイーコスメ）に所属している有資格者※244名（97.9％が女性）
※コスメコンシェルジュ、メイクアップアドバイザー、スキンケアマイスター、パーソナルメイクアドバイザー
有効回答数：189
2．美肌づくりの専門家の肌質で一番多いのは？
ここからは、Re:Cosmeが行った調査「美しい素肌になるための秘訣」から、「美肌のためのスキンケアへのこだわり」をテーマにアンケート結果をご紹介していきます。
Re:Cosmeに所属する美肌づくりの専門家にご自身の肌質を聞いたところ、「乾燥肌」が全体の50.8％と半数を超えており、次いで混合肌（33.3％）、敏感肌（25.4％）と続き、脂性肌（3.2％）が最も少ないという結果でした。
Q. 肌質を教えてください（複数回答可）
＜ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント＞
潤いあるお肌＝美肌には「保湿」が何よりも大切です。とにかく保湿することが、エイジングケアで美肌を維持する上で欠かせない要素です。
美肌づくりの専門家ですら、半数が乾燥肌であると認識している結果でした。逆に普通肌と脂性肌を合わせても23.8％ですから、80％程度の方が乾燥肌傾向であるということです。
保湿についてはどれだけ意識しても意識し足りないくらいのつもりで保湿ケアをする必要がありますね。
そんな成分を配合した保湿化粧水や保湿美容液、保湿クリームでお手入れをしたり、十分な水分をからだに補給することです。
また、お肌の水分を保持するためにはバリア機能が大切です。これを維持するには、お肌が作る天然の保湿クリームの皮脂膜や、表皮の角質細胞内にあるNMF（天然保湿因子）、角質細胞間脂質のはたらきが重要になってくるので、これらを減らさないよう、乾燥肌に良い食事や飲み物や質の高い睡眠で乾燥肌の対策をしたり、日常生活の習慣に気をつけたいですね。
さらに、乾燥肌や敏感肌の方は入浴も長すぎないように注意しましょう。
3．1か月のスキンケア代は6,000円～1万円未満が一番多い
次に、ひと月にスキンケアにいくらかけているかを聞いたところ、6,000円～1万円未満が30.2%と一番多く、次いで1万円～2万円（27.0%）、3,000円～6,000円未満(21.2%)と続きました。また、2万円～3万円以上かけている人も12.7%いました。
この結果から、デパコスのブランドなどが買える6,000円以上かけている人が全体の42.9%占めており、半数近くの人が月々結構なお金を使っていることがわかりました。
一方で、プチプラのような手ごろな価格帯でケアしている人も約3割いることがうかがえます。
Q. 月にスキンケアにいくらかけていますか？
そこで、スキンケアアイテムの中で一番お金を変えているものは何かを聞いたところ、半数以上の51.9%が「美容液」と回答しています。次いで、クレンジング（12.2%）、クリーム（11.6%）と続きます。
Q. スキンケアアイテムの中で一番お金をかけているものはなんですか？
＜ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント＞
専門家はやはり、美肌のための出費は惜しまない傾向にあるようです。美容液が他のアイテムを押さえてダントツに多いですね。
美容液は肌悩みによって色々とありますが、その役割の基本は保湿です。乾燥肌の人が約半数いるので、乾燥肌の予防や改善のために美容液を最も重視するのは理にかなっているといえます。
また、化粧品自体にもお金をかけていることと思いますが、それ以外にもエステでのケアもしている事も考えられますね。
4．専門家が美肌のために一番こだわっているのは「クレンジング・洗顔」という結果に！
日々の生活の中で、美肌のために専門家が一番こだわっていることを聞いたところ、最も多かった回答がクレンジング・洗顔（33.9％）で、次いで保湿（29.4％）、摩擦レス（12.2％）という結果でした。
Q. 美肌作りのために一番こだわっていることを教えてください。
それでは上位3つについて、いったいどのような点にこだわっているのか、それぞれ専門家の声をいくつかご紹介します。
■クレンジング・洗顔
- ファンデーションをつけない日でもクレンジングを使ってオフする。（MINAKO／30代／乾燥肌）
- 朝晩の洗顔料はもちろん、メイクの濃さでクレンジングを変えてます！肌の調子や気分によって使い分けることがこだわりです。（K／20代／混合肌）
- クレンジングはスチーマーを使用し、入浴前におこなっている。朝晩酵素洗顔をしている。（相澤 里奈／20代／混合肌）
- クレンジング、洗顔は丁寧に力を加えずに、界面活性剤の入っていないものを使っています。（門間典子／40代／乾燥肌）
回答では、クレンジングや洗顔料の「成分」に気をつけている人が多く、「酵素洗顔を使う」「界面活性剤を使用していないものを選ぶ」といった回答が見られました。
また、ファンデーションをしていない日でもクレンジングをおこなうという人も少なくありませんでした。
■保湿
- 朝晩フェイスマスクをしています。（村越 里佳／30代／乾燥肌）
- とにかく保湿！朝晩必ずフェイスパックをする。日中はミストを持ち歩き、乾燥が気になったら使う。夜のスキンケアで、クリームを厚めに塗ってスリーピングパックにする。（mina／30代／乾燥肌, 敏感肌）
- お風呂上がりにサラサラ系のスプレータイプの化粧水で浸透させた後、しっとりタイプの化粧水をたっぷり浸透させます。その後、別の用途の化粧水を重ねてつけます。何種類もの化粧水を使い繰り返します。（kana／30代／乾燥肌）
保湿を選んだ人たちの回答では、フェイスパックを朝晩必ずおこなうという声も多く見られました。また、お風呂から上がった後に、お肌の水分が奪われないよう、なるべく早く化粧水や導入化粧水を使用するという人も多かったです。
■摩擦レス
- クレンジングバームを使用して、摩擦に気をつけ、角質・毛穴ケア。（mayami／30代／普通肌）
- 肌の摩擦で乾燥しないように必要以上にケアしすぎないようにしている。（はむちゃん／20代／乾燥肌・敏感肌）
- 洗顔は摩擦がおきないよう、たっぷりの量で優しく洗っている。（ぴろ／20代／混合肌, インナードライ肌）
回答では、肌の摩擦に注意するために、「肌を摩擦しないように洗顔料はたっぷり使う」という声が多く見られました。
＜ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント＞
エイジングケア世代の女性の多くはメイクをしている、あるいはメイクせざるを得ない人が多いと思います。メイクは油性のものも多く、しっかりと1日の最後にメイクや皮脂の汚れを落として、お肌を素の状態に戻すのは健やかなお肌を維持する上で大切なステップです。このアンケート結果からも、専門家の多くが、お顔の汚れをしっかり落とすことが重要と考えていることがうかがえます。
また、朝の肌のスキンケアやお手入れもサッと済ませるのではなく、フェイスパックをする人が多いというのは、美肌の元のハリ・ツヤを保つために「保湿」を重要視している人が多い証拠です。
最近は、炭酸泡を使った“洗顔＋フェイスマッサージ＋パック”が1度に、短時間でできるアイテムも増えているので、忙しい朝のケアに取り入れるのも良いですね。
その他の時短ケアとしては、寝る前の夜のスキンケアで塗るだけで睡眠中に簡単にパックできる“スリーピングパック”を使うのもいかがでしょう。
最後に3番目に回答の多かった回答の「摩擦レス」ですが、お肌にとって摩擦は大敵です。マッサージの際にこすったり、特にクレンジングや洗顔の時に、ついお肌をゴシゴシと洗ってしまいがちですが、これはNGです。
お肌はとても薄くて繊細です。一番上の角質層はたった0.02ｍｍしかありません。だから、少しの刺激や摩擦でもお肌に負担がかかります。
クレンジング料や洗顔料は、自分の肌質や肌タイプに合ったものを使って、触れるか触れないか程度の力加減でメイクや汚れを落とすようにしましょう。
もちろん、クレンジングの際のマッサージはNGです。摩擦や刺激で肌老化を進める原因になるからです。クレンジングを終えてからにしましょう。
また、マッサージする際は、マッサージクリームや美容オイルなどを使ってお肌への滑りを良くすることをお忘れなく。
5．ナールス60日間美肌プログラム「スキンケア&エイジングケア基本編」とは？
「本当にキレイになれる！動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは？」で詳しくご紹介していますが、ナールスでは美肌を応援するプログラムを提供しています。
このプログラムは、「スキンケア&エイジングケア基本編」と「美肌実現アドバンス編」の2部構成です。
今回のウェブメディア「Re:Cosme」が行った、「美しい素肌になるための秘訣」からは、美容の専門家たちがスキンケアやエイジングケアの基本を重視していることがわかります。
美肌プログラムの「スキンケア&エイジングケア基本編」では、5分~10分程度の動画でつぎのことがわかります。
- あなたが持っている本来のバリア機能を目覚めさせる方法
- 忙しいあなたでもできるターンオーバー正常化のポイントは？
- あなたがやっている保湿、実は間違いかも？
- 知らないと肌老化が！あなたが正しくお肌を清潔にする方法
- シミやシワの脅威から逃れる紫外線対策の秘密
ぜひ、動画もご覧くださいね。
６. 編集後記
コスメ情報を発信しているウェブメディア「Re:Cosme」が行った、「美しい素肌になるための秘訣」についてのアンケート調査結果の中から、「美肌のためのスキンケアへのこだわり」に関する結果をご紹介しました。
また、ナールスが提供する美肌プログラムの基本編をご紹介しました。
美肌づくりの専門家は一般の人よりもスキンケア・エイジングケアに長けているはずですが、それでも80％程度の人がお肌の乾燥を感じているとのことで、少し危機感を持ってしまいました。
自分では保湿をしていると思っていても、それは全然足りていないのかもしれません。ひたすらに外側・内側から保湿することを意識したエイジングケア、食事などに努めないといけないことが改めてわかりました。
「美容のプロが教える、コスメ選びの意外な落とし穴」でもご紹介しましたが、美容の専門家が美容のためにオススメする事の第3位に安いものは使用しない、というのを挙げています。今回の調査の「1か月のスキンケア代」にも通じるものがあるようです。
そして、1日の終わりのクレンジングと洗顔は必須ということはわかっているのですが、疲れたりしているとつい寝てしまうこともありますよね。そんな風に夜にメイクを落とさず寝落ちしたなら、しっかり翌朝にケアをしたいと思います。
美肌のためにどんなスキンケアにこだわったらいいかを知りたいという人に、この記事がお役に立てたら幸いです。
次回の編集部ニュースは、引き続き、Re:Cosme所属の美肌づくりの専門家に行ったアンケート調査の結果から、「朝昼晩別のスキンケアアイテムと、専門家イチオシのアイテム」についてご紹介します。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
（編集・校正：株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭）
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作（共著）
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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