2020年花粉飛散予測と全国の花粉症の人が実践する効果ある3大対策!

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2020年も2月に突入。もうすぐ春の花粉症のシーズンがやってきます。

今年の花粉の飛散について、どんな予測が出ているでしょうか?

また、全国の花粉症の人たち聞いた花粉症の実態や実践している対策について行ったアンケート結果も交えてご紹介します。

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2020年花粉飛散予測と全国の花粉症の人が実践する効果ある3大対策!の目次

1.花粉症のシーズンを迎える前に

春の花粉症の原因となる花粉を持つスギ

花粉症で悩まされている人にとっては、花粉の飛散が本格化する春を迎える前に早めに対策したいですよね。

花粉にアレルギーがあると、それがアレルゲンとなって少量でも鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった花粉症の症状が出てきます。

また、花粉は肌荒れなどの肌トラブルの原因ともなります。

一時的にお肌が敏感(ゆらぎ肌)になって、カサつき、かゆみ、湿疹、発赤などの症状が出てきます。

これは、「花粉症皮膚炎」と呼ばれています。

肌のかゆみにガマンできなくて掻き続けていると、当然、肌荒れはひどくなるばかりで、お肌のバリア機能も低下してしまいます。

そんな時期の対策は、「春になる前から要注意!花粉対策ですっきりと美肌を(飯塚美香さん)」でも紹介しています。

では、実際、2020年に花粉飛散はどうなのでしょうか?

また、花粉症で悩む方々はどんな対策をしているのでしょうか?

ということで今回は、「2020年の花粉の飛散予測」と、株式会社サプリポートと株式会社スタルジーが行った、「全国400人の花粉症の方を対象にしたアンケート調査」結果についてご紹介します。

本アンケートでは、花粉症を発症した年齢や具体的な症状、効果のあった花粉症対策や食品・飲料などを聞いています。

花粉シーズンが本格化するこれからの季節にお役立てください。

【参考】


2.2020年の花粉飛散量は例年の7割以下

花粉症で悩む女性

2020年の花粉飛散量の予測です。

2020年は、全国の広い範囲で例年よりも少なくて、過去10年の平均花粉飛散量の4割~7割程度の地域がほとんどであると予測されています。

特に、九州地方で少ない見込みとのこと。

花粉の量は、前年夏(6~7月)の気象状況に大きく影響されますので、今年の花粉の飛ぶ量が例年より少なくなると予測された背景は、昨年6月は関東から北日本で雨が多く降ったほか、7月は全国的に冷夏で東北南部から九州という広範囲にわたって日照時間が過去10年で最低だったためです。

ただし飛散量は、多い年とされる基準の2000個/cm2/シーズンを超える地域が多くなると見込まれていますので、花粉症の症状のツラさは変わらずといったところのようです。

また、気になる「花粉シーズン」がやってくるのは、2月上旬から!

スギ花粉は、まず、九州(福岡2/10)、東京(2/10)から飛びはじめて、四国(高松2/15)、中国(広島2/17)、関西(大阪2/21)、東海(名古屋2/24)北陸(金沢2/21)、甲信越(長野2/26)、東北の一部(仙台2/24)と続きます。

花粉のピークは、福岡・東京で2月下旬~3月下旬、高松・広島・大阪・名古屋は3月上旬~中旬、金沢・仙台では3月上旬~下旬と予測されていて、例年並みか例年よりもピーク時期が早まりそうとのことです。

スギ花粉のピークが終わったと思ったら、次にヒノキ花粉が飛び始めます。

花粉の飛散時期や飛散傾向などくわしいことは、日本気象協会の花粉予測のページで解説されていますので、気になる方はぜひご覧ください。

【参考】

エスエス製薬「アレジオン」
https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/forecast/


3.全国400人の花粉症の人に聞く。効果のあった花粉症対策

花粉症対策のマスクとメガネ

このアンケートが行われた目的は、日本では3人に1人以上いるとされる花粉症の実態を明らかにするためです。

花粉症の発症年齢や具体的症状、効果のあった対策を調査しています。

調査対象の400人の男女比は、男性114名(28.5%)、女性286名(71.5%)でした。また、年齢層は20代以下112名(28.0%)、30代146名(36.5%)、40代110名(27.5%)、50代以上32名(8.0%)でした。

【調査概要】 花粉症に関するアンケート調査
調査時期:2020年1月
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国

本アンケート対象者:全国の花粉症の方400人

1)花粉症の発症は20歳前後が一番多い

<花粉症を発症した時の年齢>

花粉症を発症した時の年齢の円グラフ

回答者の平均年齢が36.1歳に対して、花粉症を発症した年齢の平均は22.0歳で、回答者の属性と合わせてみると、10年以上花粉症に悩まされている人が多いことが推測されます。

2)花粉症がひどい人の日常生活のエピソードは切実

<花粉症の重症度>

花粉症の重症度の円グラフ

また、花粉症の重症度は「重い」「やや重い」を合わせると51.0%と、約半数の人がひどい花粉症状に悩まされており、日常生活に支障をきたしている人も少なくないようです。

症状が重い・やや重いと回答した人の「花粉症に関するエピソード」は、花粉症の方なら実感している方も多いのではないでしょうか。

■花粉症に関するエピソード(一部抜粋)

症状が重い人:

  • 会議中に鼻水とくしゃみが止まらなくて話せなかった
  • イベントで登山に行った時、例年より早く花粉が飛散していて目がパンパンに腫れた
  • 面接中には鼻がかめないので、受験、就職活動の時期が辛かったです
  • 映画鑑賞の最中にくしゃみが止まらなくて申し訳ない気持ちになりました

症状がやや重い人:

  • 子供のお宮参りで、花粉がひどく、写真も顔がぼろぼろだった
  • 起きた時に鼻が詰まって、かつ喉が口呼吸のせいでカラカラで息を吸えず窒息しそうになったことがあります
  • 徒歩で土手を通って会社に出勤しているのですが、通るたびに土手にある草や木の花粉でくしゃみ、鼻水が止まらなくなってしまいます
  • 就職の採用面接の際、花粉症の症状で泣いているように見えたらしく、面接が中断してしまいました
  • 特に症状がつらいときは花粉症対策のゴーグルをして出かけなければならないです

また、発症年齢が若い人ほど花粉症の症状が重くなる傾向がみられたとのことで、10代以下で発症した場合69.4%の人が症状が重いまたはやや重いと回答しています。

一方、40代で発症した人は症状が軽いまたはやや軽いと回答した人は78.9%と、逆転していました。

3)花粉症の対策は冬の間に始めるひとが約半数

<花粉症の対策を開始する時期>

花粉症の対策を開始する時期の円グラフ

花粉症対策は、花粉シーズン真っ盛りになる前の冬(1、2月)に始める人が48.7%、シーズン中(3、4月)に始めるひとが51.3%と半々でした。

一方、花粉症を発症する時期は、多い順に3月(41.8%)、4月以降(26.5%)、2月(26.0%)、1月(5.8%)との回答でした。

大体発症する1か月前くらいから対策を開始される人が多いもの、花粉症が本格的になってきた時から始める人も少なくないようです。

4)花粉症の症状で一番ツラいのは「鼻」関係

<花粉症の症状>

花粉症の症状の棒グラフ

花粉症の症状としては、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻の症状を抱えている人が9割以上、目のかゆみ、充血、涙などの目の症状を抱えている人は8割以上いることがわかりました。

これら症状の中で、何が一番ツラいのかを質問したところ、7割近くが「鼻の症状」と回答。

また、鼻と目、どちらの症状も持っている人でもどちらかというと「鼻の症状がつらい」と感じている人が多いようです。

<花粉症でもっともつらい症状>

花粉症でもっともつらい症状の円グラフ

5)花粉症の対策グッズは「マスク」がダントツ

日常生活で出来る花粉症対策として大切なのは、「花粉に触れる機会を減らす、ついた花粉の量を減らす」 ことです。

アンケートの対象者がしている花粉症の対策は、トップ3が「マスクの着用」「点眼薬・目薬の利用」「手洗い・うがい」です。

その他にも「窓を開けない」「洗濯物を室内に干す」「空気洗浄機の利用」「帰宅時に衣類の花粉を落とす」など、花粉に触れる機会や触れる量を減らす具体的な対策を実践していることがうかがえます。

また、病院を受診して治療を受けたり、市販薬を利用している人も同じくらいいることがわかりました。

<実践している花粉症対策>

実践している花粉症対策の棒グラフ

一方、花粉そのものには直接関係ないですが、花粉症対策の食品や飲み物やサプリメントを摂っている人も約4人に1人いました。

これらの効果を実感した割合も約4人に1人との結果です。

最も多く摂られていたのはヨーグルト(11人)で、飲料もサプリメントも乳酸菌関連を摂取している人が多かったとのことです。

ヨーグルトについては、ナールスエイジングケアアカデミーの編集部ニュースで「ヨーグルトは夜に食べるのが一番効果的!理由とおすすめの食べ方」という記事もけいさいしているので参考にしてください。

<花粉症対策の食品や飲料の効果の実感の割合>

花粉症対策の食品や飲料の効果の実感の割合の円グラフ


4.医療機関がすすめる花粉症対策と日常生活

医療機関では、花粉症の対策として以下が有効と紹介されています。

  • マスク、眼鏡、帽子の着用
  • コートは、表面がすべすべした素材のものを選ぶ
  • 帰宅時は、家に入る前に衣服や髪についた花粉をよく払う
  • 帰宅後はすぐにうがい、手洗い、洗顔をする
  • 窓やドアをなるべく閉めておく
  • 換気をするときには、窓を小さく開けて、かつ短時間で閉めるようにする
  • 洗濯物は、なるべく外で干すのを避けて、室内干しや乾燥機を使用する
  • 室内はこまめに掃除する。特に窓際は、念入りに掃除する
  • 空気清浄機を使用する

また、花粉症はアレルギーの一種ですから、喫煙、睡眠不足、過労やストレス、偏った食事も症状を悪化させる要因になります。

ですから、禁煙したり、質の良い睡眠をとるストレスや疲労がたまっていると感じたらウォーキングなどの運動をすること、あまり熱くないお風呂にゆっくり浸かるバランスの良い食事をなるべくとるようにするといった、日常生活での習慣を少し変える努力も必要かと思います。

また、花粉による肌荒れは、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品保湿することも効果が見込まれますが、ひどい場合はもちろん、ひどくなる前に、まず花粉症の治療をすることが必要です。

なるべく早くに皮膚科や内科、耳鼻科など医師に相談することをおすすめします。


5.花粉症の治療の基本

花粉症」は医学用語では、「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれます。

ここでは、病院やクリニックで受けられる花粉症の治療のポイントをご紹介します。

花粉症で受診する際の参考にしてくださいね。

花粉症の治療は、症状を抑える「対症療法」と、完全に治すための「根治療法」に分かれます。

対症療法としては、内服薬、点鼻薬、点眼薬を使った薬物療法、レーザー手術、ステロイド注射があります。

根治療法は、免疫療法です。

1)花粉症の薬物療法

花粉症治療の基本は、薬を使った対症療法で、次のような医薬品が使われます。

・抗ヒスタミン薬

ヒスタミンの働きをブロックし、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を抑えます。

・抗ロイコトリエン薬

血管を拡張させる作用ロイコトリエンの働きを抑制して鼻づまりを抑えます。

・ステロイド薬

くしゃみや鼻水などの鼻の症状が強いときに使う「鼻噴霧用ステロイド薬」や目のかゆみなどを抑える「点眼用ステロイド薬」などがあります。

2)レーザー手術による花粉症治療

薬物療法で効果が不十分な場合や鼻づまりの症状が強い場合、レーザー手術によって花粉症を治療することがあります。

鼻粘膜をレーザー焼くことで、アレルギー反応を抑えます。

3)ステロイド注射による花粉症治療

花粉症のつらい症状を抑え込むために行う治療法です。

花粉症に用いられるステロイド注射薬(ケナコルトA)は、体内に長期間とどまるので、1回注射をすると、約2〜3カ月間効果が持続します。

一方、重大な副作用のおそれがあるため、厚生労働省がホームページで注意を促しています。

また、日本耳鼻咽喉科学会でも、「アレルギー性鼻炎の治療にステロイド注射を用いることは推奨しない」と声明を出しています。

4)アレルゲン免疫療法よる花粉症治療

アレルゲン免疫療とは、アレルゲンを少ない量から取り入れ、徐々に増やして、免疫を獲得しようという治療法です。

花粉に反応する体質を変えて根本治療を目指す方法です。


6.編集後記

花粉症の女性

2020年花粉飛散予測と全国の花粉症の人が実践する効果ある3大対策をご紹介しました。

幸いにも2020年は例年より花粉飛散量が少ないことが救いですね。

それでも春のシーズンの花粉症の症状は本当につらいですよね。

鼻をかみすぎて鼻の周りが痛くなりますし、目のかゆみにガマンできなくて、ついこすってしまいます。

でも、そうすると、目元のシワが増えるのではないかと心配になります。

今回の記事が、花粉症の対策のお役にたてば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

(執筆:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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