他人目線でたるみケア(江連智暢 著、株式会社講談社、2017年11月)から学ぶアンチエイジングと特徴・内容をご紹介します。
本書は、資生堂のカリスマ研究員の著者による、たるみケアを解説した一冊。
他人目線と自分目線でたるみの見え方が違うかを豊富な写真で示されていることでよく実感できます。
読みたいところから読める目次
1.「他人目線でたるみケア」に学ぶアンチエイジング
『「他人目線でたるみケア」に学ぶアンチエイジングと特徴・内容』をお届けします。
ナールス エイジングケアアカデミーのアンケートでも、エイジングによるお肌の悩みで最も多くの女性が気になっていたのが、「顔のたるみ」。
エイジングケア世代の女性は、直観的にたるみが老け顔の原因であることをわかっているようですね。
だから、アンチエイジングやエイジングケアでこの肌老化を何とか改善したいと思っている方が多いはず。
さて、そんなたるみと言えば、ゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットライン、目の下のたるみ、たるみ毛穴など、さまざまな肌老化をもたらすエイジングケ世代の大敵。
本書「他人目線でたるみケア」は、そんなたるみのケアを解説した一冊です。
ただ、本書が特徴的なのは、その視点。
顔が他人の目線でどう見えるのかをもとに、たるみケアを解説しています。
そのキーワードは、「斜め45度顔」
ボリュームも100ページ弱とコンパクトで、写真も豊富なので、とても読みやすい一冊です。
ナールスエイジングケアアカデミー編集部でも、「たるみの肌悩み」の記事執筆の際に参考情報として活用しています。
エイジングケア化粧品に加えて、本書「他人目線でたるみケア」で紹介されているアンチエイジング対策でぜひ、たるみの予防・改善で美肌をキープしましょう。
2.「他人目線でたるみケア」の特徴と内容
1)「他人目線でたるみケア」の特徴
「他人目線でたるみケア」の特徴は、まず著者が現役の資生堂の研究員で入社以来一貫して、たるみを含むアンチエイジングに領域に携わってきたことです。
また、本書はコンパクトながらも写真が豊富でありわかりやすいことです。
さらに、コラムで独自の理論が紹介されていることも特徴の1つです。
2)「他人目線でたるみケア」の内容
「他人目線でたるみケア」はPart1からPar4の4つのパートで構成されています。
Part1「見た目年齢はたるみが決めていた!」では、たるみが老け顔の原因であることと、それをチェックするには、自分目線ではなく他人目線が大切なことが解説されています。
またその理由や、実際の自分目線と他人目線の写真も。同じ女性でも、正面から見る顔と斜め45度で見る顔がいかに違うかの写真はショッキングです。
本書のタイトル「他人目線でたるみケア」の理由が納得できるパートです。
また、コラムでは20代から徐々にたるみが始まっていることが紹介されています。
「エイジングケアはいつから始めるのか?」という話題も多く議論になりますが、答えは明確ですね。
やはり、20代からエイジングケアが必要ですね。
Part2「たるみの改善はできる!」では、たるみの自己チェックリストが紹介されていたり、しわとほうれい線の違いや額のしわの原因がたるみであることなどが解説されています。
そんなたるみの改善にもっと有効な手段が、表情筋の対策であることが最近の研究でわかってきたようです。
Part3「斜め45度美人をつくるマッスルエクササイズ」では、ふんだんな写真を使って、笑顔のポーズや、「リ」、「フ」のポーズなどの表情筋のエクササイズが紹介されています。
これは、フェースマッスルプログラムと呼ばれますが、毎日、続けると、「上まぶたがすっきりする」、「アイラインが引きやすくなる」、「目の下の影が薄くなる」、「頬の毛穴が目立たなくなる」、「口角が上がる」などの良い効果が表れます。
表情筋はいつからでも鍛えられますので、50代のエイジングケア世代だけでなく、60代、70代のエイジングケア世代でも希望がもてますね。
また、このパートでは、資生堂トップヘア&メーキャップアーチスト「鎌田由美子」さんのたるみを隠すメイクテクニックが紹介されています。
さらに、コラムではたるみがいつからでも改善可能なことが語られています。
Part4「毎日の習慣でたるみ改善」では、洗顔やクレンジングを正しく行うこと、化粧水や保湿クリームを正しく使うこと、フェイスマッサージは正しく行うこともたるみ予防につながることが解説されています。
また、美肌を意識した睡眠や、栄養バランスの良い食べ物などアンチエイジングを意識した生活習慣の大切さが解説されています。
このことは、ナールス エイジングケアアカデミーでもお話ししている通りです。
さらに、コラムではたるみの4つの理論が紹介されています。
それは、表情筋理論、皮下脂肪理論、真皮空洞化理論、アンカー理論です。
この4つは、表情筋、皮下組織、真皮がどのようにたるみに影響を与えるかの理論です。
たるみ以外のエイジングケアやアンチエイジングについての直接的な内容はありませんが、最も大きな老け顔「たるみ」の実践的な対策がわかる一冊です。
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3.「他人目線でたるみケア」の基本情報と目次
1)基本情報
単行本:95ページ
著者:江連智暢
出版社:株式会社講談社
出版年月日:2017年11月15日
定価:1,200円+税
2)目次
特別寄稿 美容ジャーナリスト松本千登世
これからの美容は、「斜め45度顔」からスタートしましょう
PART 1 見た目年齢はたるみが決めていた!
どちらの女性が、若く見えますか?
「正面顔」と「斜め45度顔」では、年齢印象にギャップがあります
自分が気づくよりも先に、他人はあなたの「老化」に気づいている!
他人から見たあなたは、いったい何歳?
「自分目線」から、「他人目線」の美容へ。
アンチエイジングの正解は、ここにある!
自分目線と他人目線の差、その正体は、何?
なぜ、自分のたるみに気づかない?
自分目線の美容では、限界がある?
column 1 20代はすでに、たるみ世代!
PART 2 たるみの改善はできる!
斜め45度顔で観察!「見た目」自己診断チェックリスト
たるみは見た目に大きな影響を及ぼしていました
ほうれい線は「シワ」ではない
額のシワも「たるみ」のせいだった
下がる、小さくなる……目もとの悩みもたるみが原因だった
年齢とともに、顔が太った、丸くなったと感じるのも、たるみが原因
たるみへの新たなアプローチ、いち早く始めた人から斜め45度美人へ!
PART 3 斜め45度美人をつくるマッスルエクササイズ
たるみを撃退する、「フェースマッスルプログラム」とは?
フェースマッスルプログラム① フェースストレッチ
フェースマッスルプログラム② フェースエクササイズ
フェースマッスルプログラム③ リラクセーション
フェースマッスルプログラムを毎日続けると、こんなに顔が変わります!
たるみをカモフラージュ! 斜め45度顔を美人にするメイクテクニック
column 2 たるみはいくつからでも改善可能!
PART 4 毎日の習慣でたるみ改善
たるむ人、たるまない人、その差は毎日の習慣にあり!
たるまない習慣① 相手の目を見て話す
たるまない習慣② マッサージ、エクササイズ、美容は正しい方法で
たるまない習慣③ 食事&運動で「太らない」生活を心がける
たるまない習慣④ 睡眠や入浴など「当たり前」の質を上げる
column 3 たるみ改善のための最新理論 たるみこそ、老けのすべて!
そのメカニズムを知りましょう
たるみ研究の最先端理論① 表情筋理論
たるみ研究の最先端理論② 皮下脂肪理論
たるみ研究の最先端理論③ 真皮空洞化理論
たるみ研究の最先端理論④ アンカー理論 その1、その2
おわりに
4.たるみのアンチエイジングを深く学ぼう
「他人目線でたるみケア(江連智暢 著、株式会社講談社、2017年11月)」に加えて、おすすめのナールスエイジングケアアカデミーで掲載の記事や書籍をご紹介します。
さらに、たるみのメイクについても紹介します。
1)たるみのエイジングケアのために
他人目線でたるみケアでは取り上げられていませんでしたが、紫外線ダメージによる光老化もたるみの原因です。
また、最近では近赤外線やブルーライトもたるみを進めるリスクがあることがわかってきました。
そのため、紫外線対策や有害光線対策をしっかり行いましょう。
また、たるみのケアのために次の記事も参考にしてください。
*顔のたるみの予防や改善のコツ!3分間動画で学ぶエイジングケア
*まぶたのたるみやしわの3つの原因を避ける予防・改善の対策の全て!
2)たるみのアンチエイジングのための書籍
*最新医学が教える最強のアンチエイジング(米井嘉一著、日本実業出版社)
*ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた見た目が10歳若くなる本(小川徹 著、東洋経済新報社)
*38歳からはじめたいリカバリー美容辞典(監修 吉木伸子/中村格子/田村マナ 朝日新聞出版)
*何歳からでも美肌になれる!奇跡の62歳!美的GRAND編集長 ”逆転の”美肌術(天野佳代子著、株式会社小学館)
3)たるみのメイクとおすすめ書籍
「他人目線でたるみケア」に学ぶアンチエイジングを実践しても、改善には時間がかかります。
そんな場合は、やはりメイクでカバーが必要です。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、「肌悩みを完璧カバー!美容のプロMANAMIさんに学ぶ美肌動画メイクレッスン」と題して、メイク動画を用意しています。
その中でたるみと関係の深い動画をご紹介します。
*30代以上のマリオネットラインを目立たなくするメイクポイントの動画
*40代の目の下のクマをナチュラルに隠すメイク法のレッスン動画
*50代のメイクレッスン 目元やくちびるのエイジングを隠すメイク術
*50代のおでこや眉間のシワをカバーするメイク法|レッスン動画
*50代のゴルゴラインを目立たせないためのメイクのポイント|動画
*60代のほうれい線や口元のシワを目立たなくするメイク術|動画
<メイク書籍>
*メイクの超基本テクニック キレイになるメイクのプロセス・道具がよくわかる(MANAMI著、株式会社マイナビ出版)
*悩みがぶっとぶ 50代からヘア&メイク術(船津有史 著、えがお写真館)
5.編集後記
『他人目線でたるみケア(江連智暢 著、株式会社講談社、2017年11月)に学ぶアンチエイジングと特徴・内容』をお届けしました。
いかがだったでしょうか?
本書は、たるみのアンチエイジング理論を追求してきた現役の資生堂の研究員による著作。
さすがに長年の研究に内容の基づく内容で説得力があります。
本書で紹介されている方法の実践でたるみが改善される可能性は高いでしょう。
この記事『「他人目線でたるみケア」に学ぶアンチエイジングと特徴・内容』がエイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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