セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG

お肌の角質層に存在し、水分を保持するために働いているのが、保湿成分セラミドです。

セラミドがたっぷりのお肌は、うるおいやハリがあり、健やかな状態を保つことができます。

しかし、セラミドはお肌のターンオーバーの過程で表皮細胞の中でつくられるため、代謝が悪くなると産生量が減ってしまうのです。

セラミドが減少する原因として

  • 加齢
  • 睡眠不足
  • ストレス
  • 紫外線ダメージ
  • 女性ホルモンの低下

などが挙げられます。さらに注意したいのが

  • 間違ったクレンジングなどのスキンケア

メイク落としの際のクレンジング、また洗顔の方法を誤ってしまうと、お肌の角質層は傷つき、大切なセラミドが剥がれたり、洗い流されてしまうことにつながります。

この記事では、クレンジング・洗顔を中心に、どのような方法が大切なセラミドを減らす原因になるのか、また、セラミドを減らさないためには、どのようなスキンケアを心がければいいのかを説明します。

0.はじめに

お肌のバリア機能を維持し、水分を保持するために大切なセラミド。

セラミドが減ってしまうと、バリア機能は低下し、肌は乾燥しやすくなります。

シワたるみなどが少ない人は、角質内のセラミドが多いというデータもあり、セラミドの量が肌年齢を左右すると言っても過言ではありません。

健やかな素肌のためには、いつまでも十分なセラミドの量をキープしたいものですが、セラミドはコラーゲンエラスチンヒアルロン酸などと同様、年齢とともに減少してしまいます。セラミドが不足するとバリア機能の低下を招き、これが乾燥肌やさまざまなエイジングサインの原因になってしまうのです。

さらに、皮膚科の医師の話では、セラミドを失うリスクは、間違ったクレンジングが原因であることが最も多いといいます。

年齢とともにセラミドが減少することに加え、毎日のクレンジングでさらにセラミドを減らすことは避けたいですね。

この記事を参考に、まずは正しいクレンジングや洗顔の方法をマスターし、セラミドを減らさないスキンケア、エイジングケアを実践しましょう。

最初に、セラミド全般について知りたい方は「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。

また、クレンジングや洗顔の基本的な情報は、下記の記事を参考にしてください。

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

ダブル洗顔の正しい方法は?肌質・肌状態・年齢で考える

セラミドを守りながら洗顔をしている女性

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • お肌の保湿にとって大切なセラミドは、年齢とともに減少します。
  • さらに、間違ったクレンジングや洗顔も、セラミドを減らすリスクになります。
  • 強いクレンジング料にはセラミドを洗い流すリスクがあることを知っておきましょう。
  • クレンジングは40秒以内で済ませましょう。
  • 洗顔料はクレンジングほどセラミドに影響を与えないものの、シンプルなものを選び、強くこすったり、洗いすぎたりしないことが大切です。

1.セラミドはなぜクレンジングで減ってしまうのか?

クレンジングは、水で洗っても落ちないメイクのなどの油溶性の汚れを落とすものです。

最近のメイクはくずれにくくできているため、それを落とすクレンジング料には、強い界面活性剤が使われています。この強い界面活性剤がお肌にダメージを与えるのです。

界面活性剤は、油分を洗い流すためのもの。

そして、セラミドは油分です。

つまり、セラミドはそもそも界面活性剤に弱い成分なのです。

それを知らずに毎日、クレンジングを長時間行えばどうなるか?

皮膚をこすって角質層を削り、セラミドを溶かしてしまうことがあるのです。

ご注意いただきたいのは、「クレンジングが悪い」「界面活性剤が悪い」と言いたいのではありません。

強い作用のある界面活性剤が入ったクレンジングを毎日長時間続けていると、セラミドを減らしてしまうリスクがあることを知っておいていただきたいのです。


2.セラミドを減らさないクレンジングの選び方

クレンジング料にはいろいろな種類があります。

主なものとしては、

  • オイルタイプ
  • リキッドタイプ
  • ジェルタイプ
  • クリームタイプ
  • ミルクタイプ
  • バームタイプ
  • シートタイプ
  • ポイントメイク専用タイプ

などがあり、水、油分、界面活性剤、その他の成分の配合量によって分類されています。

この中で、オイルやリキッドタイプは洗浄力が高く、お肌への負担が大きいと言われています。

比較的お肌にやさしいのはミルクやクリーム、またはジェルタイプ。

セラミドをキープすることを考えると、これらのタイプがオススメです。

もちろん、商品によってばらつきがありますので、こうしたタイプであっても洗浄力が弱めのものを選ぶようにしましょう。洗浄力の強さは、使ってみないとわかりませんので、使用後に乾燥してくるかどうかチェックしてみることが大切です。

ただし、使いはじめて1カ月以上たって乾燥してくるものもありますので、長い目でみて、自分の肌に合うものを選びましょう。

また、クレンジングと洗顔が一緒になったワンステップ洗顔料などがありますが、ワンステップで落とすためにはやはり強い界面活性剤が必要になるので、あまりオススメできません。

クレンジングでメイクを浮かせて、洗顔料で落とすというダブル洗顔こそがお肌に負担をかけない方法です。

さまざまなクレンジングや洗顔料


3.セラミドを減らさないクレンジング法

クレンジングは、選び方だけでなく、使い方でもお肌への負担が違ってきます。

セラミドを減らさないためには、クレンジングはなるべく短い時間で済ませること、こすりすぎないことがポイントです。

まずは、おでこ・鼻のTゾーンから洗いはじめます。

頬の皮膚はTゾーンに比べて、薄くて乾燥しやすいので、クレンジング料が肌についている時間を短くするために、Tゾーンから先に洗いはじめましょう。

指の力は、入れすぎず、やさしく円を描くようにし、顔全体にクレンジング料をなじませたらすすぎます。

すすぎに入るまでトータル40秒内を目指しましょう。

すすぎは33~37℃ぐらいのぬるま湯で洗い流します。

熱すぎるお湯は、角質層をふやかしてしまい、皮脂やセラミドなどの保湿成分を流出させる原因になるため、すすぐ際のお湯の温度にも注意しましょう。

クレンジングはメイクを浮かせるぐらいにとどめ、洗顔で落とすぐらいの感覚でOKです。


4.知っておきたいメイク落としの注意点

ここ数年、目力を意識したメイクをしている方を多く見かけます。

そのため、アイメイク専用のポイントリムーバーを使う方も多いと思います。

実は、このポイントリムーバーは、刺激が強いので、注意が必要です。しかも目元の皮膚は薄くて弱いので、強いクレンジング料で目元をこすり続けていると、乾燥だけでなく、シミ小じわの原因になります。

目力を意識したメイクは、回数を控えた方がエイジングケアの観点では好ましいですね。

お肌への負担を減らすためには、普段は落としやすいメイクにしたり、メイクの濃さに合わせてクレンジングのタイプを使い分けるなどの工夫で、セラミドをキープして、素肌美人をめざしましょう。

また、クレンジングで毛穴の汚れがとれると思っている方がいるようです。

毛穴は穴なので、肌の表面をこすっても毛穴の汚れはとれません。

クレンジングはあくまでもメイクを落とすものです。他の効果を求めることはやめましょう。


5.セラミドを減らさない洗顔料は?

クレンジング料は、メイクをしっかり落とすために界面活性剤が配合されており、洗浄力が強いため、セラミドを減らしてしまうことを説明しました。

では、洗顔料はどうなのでしょうか?

洗顔料は、皮脂汚れを落とすためのもので、クレンジング料とは違うので、ある程度しっかり行っても、セラミドはさほど奪われません。

ただし、洗浄力の強い界面活性剤が配合された洗顔料を使ったり、強くこすりすぎたり、1日に何度も洗顔料を使うと、お肌を傷付け、バリア機能が低下してセラミドが減ってしまうことがあるので、ご注意ください。

洗顔料には「固形タイプ」「パウダータイプ」「フォームタイプ」「泡タイプ」「ジェルタイプ」などさまざまなものがあります。中でも、「固形タイプ」「パウダータイプ」は、余分な油分が含まれていないシンプルな処方のものが多いのでオススメです。

「フォームタイプ」は、チューブに入っているものが一般的ですが、洗い上がりにしっとり感を残すために油分を配合しているものが多く、セラミドを溶かしてしまう可能性があります。

また、油分がお肌に残ると、肌に油膜がはったような状態になり、洗顔後につける化粧水などに含まれる水溶性成分が浸透しません。

洗顔料は、泡立ちがよくやさしく皮脂や汚れを洗い落とせるシンプルな処方のものを選びましょう。


6.セラミドを減らさない洗顔法とは?

洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗うことがポイントです。

まず、洗顔料はよく泡立てましょう。泡立てが苦手な方は泡立てネットを使用することをオススメします。

そして、Tゾーンや顎など、皮脂が多い部分からやさしく洗い始めます。

乾燥しがちな目元や口元などは、泡を乗せるだけで十分です。

すすぎは10回~15回行い、すすいだあとは、清潔なタオルで顔を押さえるようにやさしく水分を取りましょう。

洗顔時の指のタッチが強かったり、タオルで拭く際にゴシゴシこすったりすると、バリア機能を低下させ、お肌の乾燥につながるので注意が必要です。

もし、洗顔後に肌がつっぱったとしても、セラミドが配合された美容液保湿クリームなどで保湿をすれば、お肌は乾燥しにくくなります。

洗顔後は、しっかりセラミドを補うことを習慣づけましょう。

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尚、お肌の乾燥はクレンジングや洗顔だけが原因ではありません。

その他の原因は「乾燥肌の原因の11の要素とは?~エイジングケアの視点から」をご参考ください。

オススメしたい週1~2回の酵素洗顔

酵素洗顔とは、タンパク質や脂肪を分解する酵素のはたらきを利用して、古い角質や余分な皮脂・汚れを取り除く洗顔料のことです。

酵素には、皮脂を落とすだけでなく、タンパク質でできている角質や角栓を分解するはたらきがあり、毛穴の黒ずみを解消するなど、最近ではエイジングケアのひとつの手段として人気が高まっています。

ただし、酵素洗顔はやりすぎると分解する必要のない若い角質や皮脂まで分解してしまうリスクもあるので、週1~2回の使用をオススメします。

また、酵素洗顔パウダーの1つである「ナールスフォーム」について詳しく解説した「天然パパイン配合酵素洗顔パウダー『ナールスフォーム』を解剖」の記事も参考にしてください。


7.セラミドを補うならヒト型セラミド

セラミドを減らさないクレンジング料や洗顔料を選び、正しいクレンジング、洗顔を行っても、セラミドは減ってしまいます。

エイジングケアのためには、年齢に応じてエイジングケア化粧品などでセラミドを補うことも必要なのです。

そんな場合は、お肌のセラミドと同じ構造を持つヒト型セラミドがおすすめです。

ヒト型セラミドとは、皮膚の細胞間脂質のセラミドとほぼ同じ構造を持つように生成されたもの。お肌への親和性がもっとも高く、保湿力に優れ、刺激が少ないなどの特徴があります。

セラミドにはたくさんの種類があり、少しずつ特徴も違ってきます。

分類をはじめ、ヒト型セラミドと他のセラミドとの違いなど、詳しくは「保湿効果の高いヒト型セラミド。種類による特徴と違いは?」の記事も参考にしてください。

また、セラミドは油分なので、大半が水で構成される化粧水やローション系の基礎化粧品との相性はそれほどよいとは言えません。

また配合していたとしても、高い濃度で配合されるケースは少ないのです。

セラミドの保湿効果を発揮させるには、やはり油溶性成分の多い保湿クリームや美容液などで補いましょう。

セラミド配合の化粧品の選び方については、下記の記事を参考にしてください。

セラミド化粧水は効果的?ランキングではわからない選び方

セラミド美容液のエイジングケア視点で考える選び方・使い方

セラミドクリームの口コミやランキングに頼らない選び方


8.まとめ

お肌のバリア機能を維持し、水分を保持するために大切なセラミドを守るためのクレンジングと洗顔の方法について解説いたしました。

セラミドを守るクレンジングと洗顔は以下のことがポイントになります。

  • 強いクレンジング料には、セラミドを洗い流すリスクがあることを知っておきましょう
  • クレンジングは40秒以内で済ませましょう
  • 洗顔料はクレンジングほどセラミドに影響を与えないが、シンプルな処方のもの選び、1日に何度も洗顔したり、強くこすりすぎたりすることは避けましょう

やさしいクレンジング料と洗顔料を選び、適度な時間と回数を心掛けてセラミドを減らさないようにしましょう。

とくに、年齢を重ねるにしたがって、自分自身のセラミド量は減っていきます。

エイジングケアの観点からも、セラミドを減らさないクレンジングや洗顔が大切であることを理解し、毎日のスキンケアで実践しましょう。

もちろん、クレンジングだけでなく、睡眠や栄養バランスのとれた食事、血行を促進するための適度な運動など、規則正しい生活習慣もセラミドの減少を予防することにつながります。

特に十分な睡眠は、お肌のターンオーバーを整えてセラミドの生成をサポートし、修復を促します。また、バランスのよい食事に加え、セラミドを多く含む食品を積極的に摂ることも大切な心がけです。

若々しくハリとうるおいのあるお肌のためにも、毎日の生活の中で大切なセラミドを守るためのポイントを意識したいものですね。

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