セラミド美容液のエイジングケア視点で考える選び方・使い方

季節ごとの酵素洗顔について考える女性

あなたは、次のようなお肌の症状に悩んでいませんか?

  • 年間を通して乾燥が気になる
  • お肌の状態が不安定で、体調や季節によって肌荒れする
  • お肌がごわついて、化粧のノリも悪い
  • クリームを使っていても、うるおい不足を感じる

 

このような悩みをお持ちの方、また将来に向けて今からエイジングケアをしたいという方にもオススメしたいのがセラミド配合の美容液です。

最強の保湿成分として知られるセラミドは、今や化粧水や乳液、クリーム、またオールインワンゲルなど、さまざまな基礎化粧品に配合されています。セラミドの原液もありますね。

 

中でも、美容液は有効成分を豊富に含んでいることから、スキンケア、エイジングケアのメインともいえる重要なアイテム。

また、セラミドは脂溶性の成分のため、水分が大半の化粧水より、油分をバランスよく含んだ美容液として取り入れる方が効果的なのです。

 

しかし、セラミド美容液も多種多様で、配合しているセラミドの種類や濃度に差があるのが現状です。

 

「せっかくセラミド美容液を使うのなら、しっかり効果を実感したい!」

そう思っても、なかなか選び方が難しく、迷うことも多いのではないでしょうか

 

この記事には、セラミドの成分特性や美容液との相性、改善できる肌悩み、選び方や使い方のポイントなどをまとめています。

セラミド美容液についての理解を深め、効果的なセラミド美容液選びにお役立てくださいね。

 

また、各章にまとめを用意していますので、お時間がない場合は、そこだけをお読みいただくことも可能です。

 

*目元・口元のケアに!ヒト型セラミド配合美容液「ナールス ネオ」

*3種のヒト型セラミド配合エイジングケアクリーム「ナールス ユニバ」

 

 

美容やコスメに敏感な女性の間で人気が高いセラミド配合美容液。

常に美肌を意識している女優やモデルの中にも、セラミド美容液を愛用している人が多いといいます。

 

カリスマ皮膚科医の吉木伸子先生が書籍でオススメされたり、美容ブログで有名なかずのすけさんなどもセラミドについて詳しく紹介されていることもあり、知名度もどんどん上がっていますね。

 

でも、一口にセラミド配合の美容液といっても、プチプラのものから高級な海外ブランド品まで実にさまざま。

芸能人御用達の高価なセラミド美容液が、自分のお肌に合うとは限りませし、美容液に配合されるセラミドの種類によっても、特徴が異なってきます。

 

また、アマゾンや楽天、ケンコーコムでも買えれば、百貨店からエステサロン、専門店、通販まで販売ルートも挙げればきりがないほどです。

一体、どこでどんなセラミド美容液を買えばいいのか・・・。

そこで、この記事ではあらためてセラミドの情報を整理するとともに、セラミド美容液を選ぶポイントをご紹介します。

 

自分にとって満足のいくセラミド美容液を選びたい方は、ぜひ続きをお読みいただき、セラミドについての知識を増やすとともに、エイジングケアにお役立てくださいね。

 

なお、まずセラミド全体の知識やセラミド配合化粧品の選び方について知りたい方は、

セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

セラミドとは?保湿力と角質層での効果とはたらきを理解する

をお読みください。

 

ナールスチャンネルの動画でワンポイントエイジングケア

セラミドの保湿力は?」でも、セラミドについてわかりやすく解説しています。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • セラミドは、もともと私たちのお肌の角質層にある成分です。
  • セラミドは、角質層の細胞間脂質の50%以上を占める保湿物質で、お肌のバリア機能に重要なはたらきをしています。
  • 加齢や環境の変化、生活習慣などによって、セラミドの量は減っていきます。
  • お肌のセラミド不足を補うためには、セラミド配合の化粧品を使用するのが効果的です。
  • セラミドにはいくつかの種類があり、中でもヒト型セラミドの保湿力が高く、おすすめです。
  • セラミドは脂溶性のため、水には溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っています。
  • セラミドの保湿力を実感するには、美容液やクリームで取り入れるのが効果的です。

 

 

1.セラミドの基礎知識

 

美容液について考える前に、セラミドとはどのような成分なのかを、ここでおさらいしておきましょう。

 

1)セラミドとは?

 

 

セラミドについて教える女性

 

 

セラミドは、もともと私たちのお肌に存在する成分です。

皮膚は表皮真皮皮下脂肪からできていますが、セラミドは表皮の1番外側の角質層という部分に存在します。

 

角質層にはたくさんの角質細胞があります。

そして、細胞と細胞の間には、細胞間脂質という油分がぎっしり詰まっています。セラミドは、この角質層の細胞間脂質を構成する主成分細胞間脂質の50%以上を占めています

そして、細胞と細胞をつなぐ役割をするとともに、スポンジのように水分や油分を抱え込んで角質層の重要な脂質として、お肌の保湿をサポートします。

 

角質層の水分を守っている保湿成分には、セラミドなどの細胞間脂質の他、皮脂天然保湿因子(NMF)がありますが、80%以上を細胞間脂質が守っているため、セラミドはお肌のうるおいのカギを握っているといえるのです。

 

赤ちゃんの素肌がぷるぷるしているのは、大人の肌よりもセラミドがたっぷりあって、十分にうるおっているからです。

女性にとって、コラーゲンヒアルロン酸などとともに、理想のお肌ともいえる赤ちゃん肌を支えているのがセラミドなのです。

つまり、若くて健やかな素肌にはセラミドが豊富にあるということであり、化粧品成分としてもエイジングケアを考える上で重要な成分なのです。

 

2)お肌におけるはたらきは?

セラミドは、表皮の角質層に含まれ、表皮の角質層を構成する細胞間脂質の主成分として、健やかな角質層を形成するための重要な役割を担っています。

 

角質層は、皮膚の一番外側にあり、0.02mm ほどしかない組織。

吸水性や保湿性に優れていることから、正常な状態では約20%の水分を含んでいます。

 

健やかな角質層では、油分と水分が交互に重なり合ってバランスよく構成されている「ラメラ構造」と呼ばれる状態が維持されています。

セラミドは、角質層の中で水分をサンドイッチのようにはさみ込み、水分が蒸散しないように強力な保水機能を発揮します。

 

保湿成分には、セラミドのような「水分をはさみ込む」タイプ、ヒアルロン酸やコラーゲンのような「水分を抱え込む」タイプ、グリセリンNMF(天然保湿因子)のような「水分を吸着する」タイプがあります。

その中でも、「水分をはさみ込む」タイプの水分保持力は最強といわれているのです。

 

3)セラミドは、どのようにつくられる?

健やかなお肌を維持するための機能には、ターンオーバーと呼ばれる、お肌が一定の周期で生まれ変わる新陳代謝の機能があります。実は、セラミドは、このターンオーバーの過程でつくられています。

 

表皮は、外側から角質層、顆粒層、有刺層、基底層の4層に分かれています。

お肌のターンオーバーでは、1番奥の基底層で新しい表皮細胞が生まれ、形を変えながら表皮へと上がっていきます。

 

この肌表面へと上がる過程で、表皮細胞は核を捨てて死んでいき、角層となり、同時にセラミドやNMFを生成します。

そして、生み出された角層、セラミド、NMFなどは、肌表面で角質層を形成してお肌のバリア構造をつくり、最後は垢となって剥がれていくのです。

 

これが、セラミドが生成されるメカニズム。

 

つまり、お肌のうるおいに必要なセラミドが生み出されるためには、ターンオーバーが正常に行われることがとても重要です。

 

4)不足するとどうなる?

健やかな素肌は、セラミドがしっかり水分をはさみ込み、角質層のラメラ構造を維持しています。

しかし、セラミドが不足してしまうと、正常なラメラ構造を支えることができず、お肌の内側に蓄えられているはずの水分が細胞間の隙間からどんどん蒸発してしまうのです。

すると、お肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます

 

さらに、お肌の内側だけでなく、肌表面のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、肌荒れやかゆみ、赤みなどの炎症を起こしやすくなります。

加えて、紫外線の影響も受けやすくなるのです。

洗顔するとヒリヒリしたり、いつもの化粧水がしみるなど、いわゆる敏感肌の症状も、セラミド不足が原因の1つと考えられています。

 

また、アトピー性皮膚炎の人は、もともとセラミドをつくり出す力が弱いことがわかっています。

セラミドとアトピー性皮膚炎との関連性については、『セラミドと皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の関係は?』の記事を参考にしてください。

 

5)セラミドが不足する原因

セラミドは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった他の美肌成分と同様、年齢とともに減少することがわかっています。

また、年齢による影響だけでなく、普段の何気ない生活習慣やスキンケアが原因になることがあります。

ここでは、セラミドが不足する原因について考えてみましょう。

 

①加齢

セラミドは、ターンオーバーの過程で作られると説明しましたが、年齢を重ねることによってターンオーバーの周期は長くなります。

また、お肌の老化が進むと1回あたりに生成されるセラミドの量も減ってしまい、お肌に必要なセラミドの量をキープできなくなるのです。

 

特に、30代になるとセラミドの減少が顕著になるため、30代になってお肌が乾燥したり、季節の変わり目に揺らぎやすくなるなど、肌質の変化を感じることが多くなります。

さらに、50代のセラミド量は、20代の半分にまで減少するといわれています。

 

年代によるセラミドの量の変化については、下記の記事を参考にしてください。

年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?

 

また、各年代のお肌の状態やエイジングケアについては、下記に詳しくまとめています。

30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

 

②間違ったスキンケア

加齢以外に、セラミドが減ってしまう原因として考えられるのが、毎日のスキンケアです。

中でも、洗顔やクレンジングの影響がセラミド不足の要因になることがあります

というのも、洗浄力の強いクレンジング剤でメイクといっしょに貴重なセラミドを落としてしまったり、汚れを取ろうとしてゴシゴシ洗ってしまうことでお肌に負担がかかり、バリア機能が低下してしまうからです。

 

洗顔やクレンジングはスキンケアやエイジングケアのファーストステップ。

毎日行うことなので、大切なセラミドを守るためにも、クレンジング剤や洗顔料の選び方、使い方に注意しましょう。

 

クレンジング剤や洗顔料の選び方、また正しいクレンジング方法、洗顔方法については、次の記事が参考になります。

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG

 

③生活習慣

睡眠不足やストレスなど、よくない生活習慣はターンオーバーの乱れを招きます

このため、加齢などの場合と同様にセラミドの量が減少しがちになるのです。

 

ターンオーバーを整えるためには、食べ物や飲み物で栄養を取り込むことも大切です。

たんぱく質や緑黄色野菜など、バランスのよい食生活を整えましょう。

また、セラミドは、食事によっても増やすことができるので、セラミドを含む食品を意識して摂取したり、サプリで補う方法もあります。

 

さらに、日常生活の中で気をつけたいのは身体の冷え

身体が冷えて血行不良になると、お肌のターンオーバーが乱れ、それと同時にセラミドの産生量が減ってしまいます。

ターンオーバーの乱れによるお肌のくすみも気になりますね。

 

このため、ふだんからターンオーバーが正常に行われるような生活習慣を心掛けるとともに、加齢などで不足している場合には、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で外部から補うことが大切です。

 

身体の冷え性対策には、「温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」や「温活でボディのエイジングケア!シルクの下着に秘められたパワー」の記事を参考にしてください。

 


 

<第1章のまとめ>

もともと、私たちのお肌の角質層に存在するセラミドは、お肌のうるおいに深く関わっている保湿物質です。

セラミドは、お肌のターンオーバーの過程でつくられるため、必要なセラミドが生成されるには、お肌のターンオーバーを正常にすることが大切です。

 

しかし、加齢とともにターンオーバーが乱れたり、その他毎日のスキンケアや生活習慣によっても減少すると考えられます。

セラミドが不足すると、お肌は乾燥をはじめとする肌トラブルが生じやすくなります。このため、不足したセラミドは、エイジングケア化粧品で外から補う必要があるのです。

 

 


2.美容液の基礎知識

 

美容液

 

 

美容液は、エッセンスやセラムなどの呼び名があり、その名の通り、美容成分が豊富に含まれ、スキンケア、エイジングケアにおいて重要な役割をしています。

 

セラミドは、美容液だけではなく、化粧水、乳液、保湿クリームオールインワン化粧品など、さまざまなアイテムに配合されています。セラミドの原液やセラミドオイルなどもありますね。

ただし、セラミドは脂溶性の成分のため、水分が大半の化粧水には配合しにくく、ある程度の油分を含んだ美容液として取り入れる方がより効果が期待できます。

 

ここでは、保湿成分、美白成分、エイジングケア化粧品成分など、有効成分をお肌に補給し、美肌づくりをサポートする美容液についておさらいしてみましょう。

 

1)そもそも、美容液とは?

実は、美容液には明確な定義がありません。

そのため、化粧品メーカーがいろいろなものを美容液として開発し、テクスチャーもコクのあるタイプや、さらっとしたタイプまでさまざまです。

 

私たちは、美容液を

基礎化粧品の中でスキンケア、エイジングケアの目的を果たすために、保湿成分、エイジングケア成分、美白成分などを、その目的に合わせて凝縮して配合したスキンケア化粧品

と考えています。

 

基本的な成り立ちとしては、

  • 水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分
  • 油溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分
  • 界面活性剤
  • 抽出溶媒や防腐剤など、その他の成分

で構成され、これらは化粧水や保湿クリームなどと同じです。

 

では、何が違うかというと、各成分の配合の割合。

美容液は、化粧水に比べて水溶性成分の割合が高く、クリームよりは油溶性成分の割合が低くなっています。

 

ただし、配合濃度はさまざまなので、テクスチャーや使用感においては、油分が少ないサラッとしたものから、コッテリしたタイプのもの、ジェル状のものなど、多種多様です。

 

美容成分の種類や配合量などによって、2,000円前後の手軽な価格のものから、数万円もするものまで、価格帯も幅広くなっています。

 

2)美容液の役割とは?

美容液は、配合される美容成分によっていくつかの種類に分けられますが、基本の役割といえば「保湿」です。

 

お肌の水分を保ち、乾燥や肌荒れを防ぐための「保湿美容液」には、セラミドをはじめ、ヒアルロン酸、コラーゲン、NMF(天然保湿因子)などの保湿成分が配合され、また、エイジングケアに有効な化粧品成分を配合した「エイジングケア美容液」や、メラニンの生成を抑制する目的の「美白美容液」にも、何らかの保湿成分が配合されています。

 

エイジングケア美容液にしても、美白美容液にしても、保湿成分を基本に、その上でエイジングケア美容液ならナールスゲンビタミンC誘導体レチノール、アスタキサンチンといった有効成分が含まれているのです。

 

なお、ときどき、「アンチエイジング美容液」という表現をメディアで見かけることがありますが、化粧品業界ではこの言葉を使うことはできません。

なぜなら、美容液にどれだけ機能性の高い成分が含まれていても、「年齢に抗う=アンチエイジング」はできないからです。

だから、エイジングケア美容液という表現が正しいのです。

 

ちなみに、「エイジング美容液」と表現されることも見かけます。

これでは、「熟成する美容液」「古くなる美容液」という意味になってしまうので、誤りです。

 

3)スキンケアにおける位置づけ

では、美容液は、化粧水や乳液、クリームなどとは、どのような違いがあるのでしょうか

 

化粧水やクリームの役割も「保湿」です。

スキンケア全体における美容液の役割や、その必要性を理解するために、まず「保湿とは何か」を説明しましょう。

 

「保湿」は、スキンケアやエイジングケアの基本。

保湿が十分でないお肌は、乾燥をはじめさまざまな肌トラブルが現れます。

 

保湿には、

  • 水分を与える(Give Water
  • 水分を保持する(Keep Water
  • 水分の蒸発を防ぐ(Cover Water

という、3つの役割があります。

 

このうち、お肌に「水分を与える」のは、水分の多い化粧品、つまり化粧水やローション系の基礎化粧品が得意とする分野です。

しかし、水分だけでは保湿はできません。

化粧水やローションには、水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分などが配合されていますが、油溶性成分は含まれないか、含んでいても濃度は低い場合が多いのです。

このため、化粧水だけでは保湿が完了しないと心得ておきましょう。

 

実は、この中で最も大切なのは「水分を保持する」こと

なぜなら、お肌の乾燥を防ぐ根本的な対策は、お肌が水分を保持する力を持つことだからです。

 

お肌の「水分を保持する」のは、保湿成分が得意とする分野。

お肌に元からあるNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質であるセラミドが自らの力でそれを担っています。

ただし、乾燥や加齢などでその力が衰えると、化粧品で保湿成分を補給してあげないといけなくなるのです。

お肌の水分を保持する成分としては、セラミド、NMFの元となるアミノ酸プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどがあります。

 

これらの化粧品成分は、ヒューメクタント、それが含まれる化粧品をモイスチャライザーと呼ばれることがあります。

ヒューメクタントは化粧水にも含まれますが、美容液に凝縮して配合される場合の方が多く、より強い保湿力が期待できます。

 

3つ目の「水分の蒸発を防ぐ」のは、本来はお肌の皮脂膜の役割なのですが、加齢によって皮脂の分泌量が減ると、天然の保湿クリームと呼ばれる皮脂膜も減ってしまいます。

そこで、お肌の水分の蒸発を防ぐための化粧品成分で補う必要があるのです。

これらの化粧品成分はエモリエントと呼ばれ、乳液や保湿クリームに多く含まれています。

 

エモリエントには、スクワラン、シアバター、ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、ワセリンなどがあります。

 

 

化粧水、美容液、クリーム、それぞれの保湿の性質

 

 

このように、化粧水、美容液、保湿クリームは、保湿やエイジングケアを目的にしながらも、得意とする範囲が異なります。

美容液は、保湿の要である「水分を保持する」役割において、化粧水やクリームよりも効果が期待できるというわけなのです。

 

保湿については、

お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」の記事も参考にしてください。

 

また、美容液については、エイジングケアアカデミーにたくさんの記事をご用意しています。

美容液をおすすめ!その7つの視点とは?

美容液の効果的な使い方と順番があった!美肌への近道を公開

目元美容液の選び方。ランキングよりエイジングケアの知識で!

しわ美容液のランキングに頼らない選び方の秘訣

40代の美容液の選び方は、ランキングより保湿と肌悩みで!

 


 

<第2章のまとめ>

美容液は、基本の保湿をはじめ、配合される美容成分によって美白やアンチエイジングなど、高いスキンケア、エイジングケア効果が期待できる基礎化粧品です。

 

特に、保湿の3つの役割のうち、お肌の「水分を保持する」役割を担い、美容液には化粧水やクリームよりもヒューメクタントと呼ばれる保湿成分が凝縮して配合されることが多く、お肌の水分保持に力を発揮します。

 

 


3.セラミドと美容液の相性は?

 

もともとセラミドは私たちのお肌の細胞間脂質を構成する主成分であり、脂溶性の成分です。このため、油分との相性が良いという特徴を持っています。

 

セラミドは特殊な油分で、水になじみやすい構造(親水基)を持っていますが、その本質は油分。

セラミドの成分特性から考えると、大半が水で構成される化粧水やローション系の基礎化粧品との相性はそれほどよいとは言えず、また配合したとしても、高い濃度で配合されるケースは少ないのです。

 

美容液は、その基本的な成り立ちとして、水溶性の成分とともに油溶性の成分も含んでいるため、セラミドとの相性はよく、セラミドの効果をより実感しやすいといえます。

 

さらに言えば、美容液の役割の基本は「保湿」。

そして、「保湿」の3つの目的のうち、一番重要なのは「水分を保持する」ことです。

なぜなら、「水分を保持する」ことは、お肌の「保湿能力」に深く関わっているからです。

保湿をすることによって、しっかりとお肌が水分を保持できれば、お肌は高い保湿能力を維持できます。

その結果、お肌は保湿された状態になれるのです。

 

水分をはさみ込むタイプの保湿成分セラミドは、美容液に配合されることで高い水分保持力を発揮し、お肌の保湿を強力にサポートします。

 


 

<第3章のまとめ>

お肌の細胞間脂質の主要成分であるセラミドは、脂溶性の成分のため、油分との相性がよいのが特徴です。

美容液には水溶性とともに油溶性の成分も含まれていることから、セラミドとの相性はよく、セラミドの効果を実感しやすい美容アイテムと言えます。

 

お肌の保湿には「水分を保持する」ことが重要なのですが、セラミドは美容液に凝縮して配合されることで、高い水分保持力を発揮します。

 

 


4.美容液に配合されるセラミドの種類

 

高い保湿力で人気のセラミド美容液。

 

乾燥肌、敏感肌の改善対策として、「ディセンシア アヤナスエッセンス コンセートレート」、「アスタリフト ジェリーアクアリスタ」、「エトヴォス モイスチャライジングセラム」、「メディプラスゲル」「キュレル」「ノブ」など、さまざまなセラミド配合化粧水や美容液やオールインワンゲル、オールインワンジェルなどが登場しています。

また、最近ではドラッグストアやコンビニでもセラミド化粧品が買えるようになってきましたね。

@コスメなどの口コミもたくさんありますし、ランキングで上位のセラミド美容液もたくさんありますね。

だから、すでに、これらの美容液をお試しの方も多いのではないでしょうか。

 

ところで、こうした化粧品に配合されているセラミドは、製品によって種類が違うことをご存知ですか?

 

実は、セラミドにはいくつかの種類があり、セラミド美容液といっても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わります。

 

ここでは、自分のお肌に合ったセラミド美容液を選ぶための大切な知識として、セラミドの種類について説明しておきましょう。

 

1)お肌のセラミドの種類

まず、私たちのお肌のセラミドにはいくつかの種類があり、少しずつ違った特性を持っています。

 

主なものをご紹介すると、

  • セラミド1 水分保持機能と外部の刺激からお肌を守るはたらきがある
  • セラミド2 水分を保持する力が強い
  • セラミド3 水分を保持するとともに、しわを浅くする
  • セラミド4 バリア機能に関係が深い
  • セラミド5 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6II ターンオーバーを促進したり、しわを浅くするはたらきがある
  • セラミド7 細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚にある菌(表皮常在菌)のバランスを整える

 

この中で、お肌に最も多いのはセラミド2で、保湿力も高く、お肌の乾燥などに及ぼす影響も一番大きいと考えられています。

 

2)化粧品成分のセラミドの種類

もともとお肌に存在するセラミドと化粧品成分で補うセラミドには違いがあり、化粧品成分のセラミドもその種類によって分類されています。

 

化粧品原料としてのセラミドは、大きく次の4種類に分けられます。

 

<合成由来>

  • ヒト型セラミド

ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、セラミド1セラミド2セラミドNPセラミドAPなどです。

 

ヒト型セラミドについて詳しく知りたい方は、

保湿効果の高いヒト型セラミド。種類による特徴と違いは?」の記事を参考にしてください。

 

  • 合成セラミド

セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。

化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。

 

<天然由来>

  • 天然セラミド

馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。

化粧品成分としての表示は、ビオセラミドセレブロシドウマスフィンゴ脂質です。

 

  • 植物性セラミド

コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、植物性セラミドコメヌカスフィンゴ糖物質などです。

 


 

<第4章のまとめ>

人のお肌にもともと存在するセラミドは、その種類によって少しずつ違った特性があります。

また、化粧品に配合されるセラミドにもいくつかの種類があり、セラミド化粧品やセラミド美容液と言っても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わります。

 

 


5.セラミド美容液の選び方

 

これまでの説明を踏まえて、セラミド美容液を選ぶ際のポイントを説明しましょう。

最近では、チューンメーカーズなどセラミド原液や手作り化粧品の原料となるセラミドが販売されていたり、防腐剤無添加や界面活性剤無添加のセラミド化粧品などさまざまなアイテムが登場しています。

しかし、セラミド美容液を選ぶポイントで大切なのは、どんな種類のセラミドがどれくらいの濃度で配合されているかが最も大切です。

 

1)ヒト型セラミドが配合されているか?

前述のように、ヒト型セラミドは、人のお肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。

また、低刺激のため、敏感肌の方も使えるというメリットがあります。

 

パッケージの成分表示欄を確認し、ヒト型セラミドが配合された美容液を選ぶようにしましょう。

成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。

 

2)セラミドの配合量は?

セラミドの効果を実感するには、配合されているセラミドの種類だけではなく、配合量も重要です。

 

化粧品には、全成分表示が義務付けられ、配合量の多いものから順に記載されています(1%以下は順不同)。

成分表示だけでは正確な量は把握できませんが、セラミドが上の方に記載されている製品は、比較的多く配合されているという目安になります。

 

また、セラミドは比較的高価な成分になるため、極端に価格が安いものはセラミドが微量しか配合されていない場合もあります。

購入の際には、これらの点もチェックすることをおすすめします。

 

ただし、セラミド美容液は使い続けてこそ効果を得ることができます。

一時的に高価な美容液を使用しても、期待する効果が出ないこともあります。

価格についてもしっかり考え、使い続けることができる製品を選びましょう。

 

3)他の保湿成分は配合されているか?

セラミド配合美容液を選ぶ際は、セラミドに加えて「水溶性の保湿成分」が配合されたものを選びましょう。

保湿成分にはそれぞれ特徴があるため、複数の成分を取り入れることで、よりうるおい効果を実感できます。

 

中でも、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などは、セラミドとは異なるタイプの保湿成分で、刺激もなくお肌へのなじみが良いので、セラミドとの相乗効果も期待できます。

 

4)お肌への刺激は少ないか?

セラミド美容液は、乾燥したお肌に使用する場合が多いのではないでしょうか。

乾燥が進んだお肌は、少しの刺激にも弱く、化粧品によってはヒリヒリしたり、赤くなったりすることもありますので、お肌への刺激となるアルコール(エタノール)や防腐剤などが不使用か、あるいは極力少ないものを選ぶようにしましょう。

 

なお、アルコール不使用の化粧品につては、

ノンアルコール化粧品って、本当はどんな化粧品?」を参考にしてください。

 


 

<第5章のまとめ>

セラミドの高い保湿効果を実感するには、セラミドの中でもヒト型セラミドを配合した美容液を選ぶのがポイントです。

そのためには、パッケージの全成分表示などで表記を確認するとともに、その配合量やセラミドとの相乗効果が期待できる「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などの水溶性成分も配合されているかどうかをチェックしましょう。

 

また、アルコール不使用やパラベンフリーなど、お肌への刺激となる成分を避けることも大切です。

 

 


6.セラミド美容液で改善できる肌悩み

 

 

セラミド美容液で肌悩みを改善した女性

 

 

1)乾燥肌の改善

セラミド美容液が最も得意とするところは、バリア機能を正常化することで乾燥肌を改善することです。

十分に保湿されたお肌の角質層には、約20〜30%の水分が含まれていますが、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れで、水分量が減ってしまうと乾燥肌になってしまいます。

 

乾燥肌になると、お肌がカサつく、つっぱった感じがする、白く粉をふいたようになる、といった肌トラブルが現れてきます。

また、乾燥肌は、くすみや小じわ毛穴の開きなども目立ってきます。

さらに、乾燥が進むとほうれい線が目立つこともあります。

こうしたお肌の状態では、水分不足だからといって単に水分だけを与えても、一時的にはしっとりしても時間が経てば蒸発してしまい、またすぐに乾燥してしまいます。

 

乾燥肌を改善するために必要なのは、角層の中の水分保持力を高める保湿物質を補うこと。

そして、バリア機能の正常化です。

セラミドと他の保湿成分との大きな違いは、角質層内でラメラ構造を形成して、バリア機能を守ることなので、セラミド配合の化粧品は乾燥肌の根本対策になるのです。

 

セラミド配合化粧品やセラミド美容液は、乾燥によるカサつきなどの症状を緩和するとともに、小じわなどのエイジングサインを予防します。

 

2)敏感肌の改善

最近、女性のお肌の悩みで増えているのが、敏感肌です。

実は、医学的には敏感肌というお肌の分類はないのですが、敏感肌で悩んでいる女性が多いのも事実です。

 

敏感肌とは、乾燥が続くことや乾燥の程度がひどくなることによって、お肌が敏感になっている状態をいいます。

 

  • 普通の化粧品を使っただけでもお肌がピリピリする
  • 洗顔剤で顔を洗うと赤くなってしまう
  • タオルや衣類に触れると、お肌が刺激を感じる
  • 生理前や季節の変わり目などに肌荒れする

などが、一般的な敏感肌の症状。お肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にもお肌が反応してしまうのです。

 

敏感肌の最も大きな原因は、バリア機能の低下によるお肌の乾燥です。

 

セラミドは、バリア機能を整え、外的刺激からお肌を守るとともに、お肌内部の水分を逃さないようにはたらくことで、敏感肌の根本的な要因である乾燥の進行を防ぎます。

 

前述のように、脂溶性成分であるセラミドは美容液との相性がよいのですが、乾燥肌や敏感肌が深刻な状態であったり、お肌内部は乾燥しているのに表面はテカテカするといったインナードライ肌の場合は、化粧水やクリームなども含め、セラミド化粧品をライン使いするなど、お肌の状態に合わせて取り入れることが大切です。

 

また、使用する際の順番としては、導入美容液以外は「化粧水 → 美容液 → 乳液 → クリーム」の順となります。

つける時には、美容液を手に取り、ハンドプレスでやさしく押さえ込むようにしてなじませ、成分をしっかり浸透させましょう。

高価な美容液だからといって、使用量をケチったりせず、メーカーが推奨する量を守って、正しく使うことも大切です。

 


 

<第6章のまとめ>

セラミド美容液は、お肌内部の水分の蒸散を防ぎ、乾燥肌の症状を改善するとともに、お肌が乾燥することによる小じわや毛穴の開きといったエイジングサインを予防します。

また、バリア機能を整えることで、乾燥の進行を防いで敏感肌の改善にも効果が期待できます。

 

乾燥肌や敏感肌の症状が深刻な場合は、美容液だけでなく、クリームなども含めてライン使いでセラミド化粧品を使用するのもよい選択肢です。

使用する際には、メーカー推奨の量を守るとともに、ハンドプレスで美容液の浸透を高めるなど、正しく効果的な使い方をしましょう。

 

 


7.まとめ

 

 

セラミド美容液で笑顔になった女性

 

 

この記事では、セラミドのはたらきや不足する原因など、基本的な知識を紹介するとともに、セラミドの効果を最大限に実感できるアイテムとして、美容液の役割についても説明しました。

 

美容液は、その名が示すように美容成分を豊富に含み、うるおいに満ちた健やかな素肌づくりが期待できるスキンケアアイテムです。

中でも、セラミド配合美容液は、エイジングケアの要ともいえる「保湿」に重要な役割を果たすことから、人気や注目度も高まっています。

 

健やかな素肌にとって欠かせないセラミドですが、加齢や環境の変化によって減少してしまいます。

この記事を参考に、セラミド美容液などで効果的に補うことによって、セラミド不足によるお肌のトラブルを防いでいただければ幸いです。

 

ナールスのセラミド配合化粧品のご紹介

3種のヒト型セラミド配合エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」

セラミド2配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

セラミド2配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」

 

 

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