セラミド化粧水は効果的?ランキングではわからない選び方

ビタミンC誘導体配合化粧水

エイジングケアの要といえば「保湿」。

セラミドは、その保湿の重要な役割を担っている成分です。

若くて健康な素肌にはセラミドがたっぷりと含まれていて、お肌はみずみずしくうるおっています。

 

しかし、セラミドは加齢や環境の変化などによって減少。

すると、お肌はうるおいをなくし、お肌の老化も進行します

実際に、乾燥したお肌や老人性乾皮症などのお肌では、セラミドが不足していることがわかっています。

不足したセラミドは、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で補うことが必要です。

 

では、どのようなセラミド化粧品を選べばより効果的なのでしょうか?

セラミド配合の化粧品にはたくさんの種類がある中、スキンケアの基本アイテムである化粧水でセラミドを補うことはベストな方法でしょうか?

その点を深く考えてみましょう。

 

また、各章にまとめを用意していますので、お時間がない場合は、そこだけをお読みいただくことも可能です。

 

目元・口元のケアに!ヒト型セラミド配合美容液「ナールスネオ」

敏感肌の改善に!3種のヒト型セラミド配合フェイスクリーム「ナールスユニバ」

 

 

 

「セラミドが、乾燥肌にいいと聞いたので化粧水で補おう!」

「え?セラミドって化粧品ならどれで補っても同じじゃないの?」

「たしかセラミドって色んな種類があったけど、どれがいいの?」

 

などとお考えなら、きっと、その答えが見つかるはずです。

セラミドの上手な使い方を知りたいなら、ぜひ、続きを読んでくださいね。

 

なお、まずセラミド全体の知識やセラミド配合化粧品の選び方について知りたい方は、

セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

セラミドとは?保湿力と角質層での効果とはたらきを理解する

をお読みください。

 

ナールスチャンネルの動画でワンポイントエイジングケア

セラミドの保湿力は?」でも、セラミドについてわかりやすく解説しています。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • セラミドは、私たちのお肌の角質層にある油溶性の成分です。
  • セラミドは、角質層の細胞間脂質の50%以上を占める保湿物質で、お肌のバリア機能に重要なはたらきをしています。
  • 加齢や環境の変化、生活習慣などによって、セラミドの量は減っていきます。
  • お肌のセラミド不足を補うためには、セラミド配合の化粧品を使用するのが効果的です。
  • セラミド化粧水は、乾燥肌や敏感肌の予防・改善に効果が期待できます。

 

 

1.化粧水の前にセラミドをおさらいしよう!

 

 

セラミドについて解説する女性

 

 

1)セラミドとは?

セラミドは、もともと私たちのお肌に存在する成分であり、化粧品成分としてもエイジングケアを考える上でも重要な成分です。

 

では、私たちが持っているセラミドはどこにあるのでしょうか?

皮膚は表皮真皮皮下脂肪からできているのですが、セラミドは表皮の1番外側の角質層という部分に含まれています。

 

角質層にはたくさんの角質細胞があり、その細胞と細胞の間には、細胞間脂質という物質がびっしりと詰まっています。

セラミドは、この角質層の細胞間脂質を構成する主成分。細胞間脂質の50%以上を占めるといわれ、細胞と細胞をつなぐ役割をするとともに、スポンジのように水分や油分を抱え込んで角質層の重要な脂質として、お肌の保湿をサポートします。

 

角質層の水分を守っている保湿成分には、セラミドなどの細胞間脂質の他、皮脂天然保湿因子(NMF)がありますが、80%以上を細胞間脂質が守っているため、セラミドはお肌のうるおいのカギを握っているといえるのです。

 

つまり、若くて健やかな素肌にはセラミドが豊富にあるということ。

 

赤ちゃんの素肌がぷるぷるしているのは、大人の肌よりもセラミドがたっぷりあって、十分にうるおっているからです。女性にとって理想のお肌ともいえる赤ちゃん肌を支えているのが、コラーゲンヒアルロン酸などともにセラミドなのです。

 

2)お肌におけるはたらき

表皮の角質層を構成する細胞間脂質の主成分であるセラミドは、健やかな角質層を形成するための重要な役割を担っています

 

角質層は、皮膚の一番外側にあり、0.02mmほどしかない組織ですが、吸水性、保湿性に富み、正常な状態では約20%の水分を含んでいるといわれています。

 

健やかな角質層では、油分と水分が交互に重なり合ってバランスよく構成されている「ラメラ構造」と呼ばれる状態が維持されているのですが、セラミドは水分をサンドイッチのようにはさみ込み、水分が蒸散しないように強力な保水機能を発揮します。

 

保湿成分には、セラミドのような「水分をはさみ込む」タイプ、ヒアルロン酸やコラーゲンのような「水分を抱え込む」タイプ、グリセリンNMFのような「水分を吸着する」タイプがあります。その中でも、「水分をはさみ込む」タイプの水分保持力は、最強といわれているのです。

 

3)どのようにつくられる?

このように、うるおいのあるお肌にとって重要なセラミドは、どのようにして生成されるのでしょうか?

 

健やかなお肌を維持するための機能には、ターンオーバーと呼ばれる、お肌が一定の周期で生まれ変わる新陳代謝の機能があります。

実は、セラミドは、このターンオーバーの過程でつくられています

 

表皮は、外側から角質層、顆粒層、有刺層、基底層の4層に分かれています。

お肌のターンオーバーでは、1番奥の基底層で新しい表皮細胞が生まれ、形を変えながら表皮へと上がっていきます。

 

この肌表面へと上がる過程で、表皮細胞は核を捨てて死んでいき、角層となるのですが、同時にセラミドやNMFを生成します。

そして、生み出された角層、セラミド、NMFなどは、肌表面で角質層を形成してお肌のバリア構造をつくり、最後は垢となって剥がれていくのです。

 

つまり、必要なセラミドが生み出されるためには、ターンオーバーが正常に行われることがとても重要です。

 

4)不足するとどうなる?

健やかな素肌は、セラミドがしっかり水分をはさみ込み、角質層のラメラ構造を支えています。

 

しかし、セラミドが不足すると、正常なラメラ構造が維持できず、お肌の内側に蓄えられているはずの水分が細胞間の隙間からどんどん蒸発してしまうことで、お肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます

 

さらに、肌表面のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、肌荒れやかゆみ、赤みなどの炎症を起こしやすくなることも。紫外線の影響も受けやすくなります。

化粧水がしみたり、ヒリヒリしたりするなど、いわゆる敏感肌の症状も、セラミド不足が原因の1つと考えられています。

また、アトピー性皮膚炎の人は、もともとセラミドをつくり出す力が弱いことがわかっています。

 

セラミドとアトピー性皮膚炎との関連性については、

セラミドと皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の関係は?』の記事を参考にしてください。

 

5)不足する原因は?

セラミドが不足してしまう原因として3つが考えられます。

 

①加齢

セラミドは、ターンオーバーの過程でつくられると説明しましたが、年齢を重ねることによってターンオーバーの周期は長くなります

また、老化によって1回あたりに生成されるセラミドの量も減ってしまうことから、お肌に必要なセラミドの量をキープできなくなるのです。

 

特に、30代になるとセラミドの減少が顕著になるため、30代になってお肌が乾燥したり、季節の変わり目に揺らぎやすくなるなど、肌質の変化を感じることが多くなります。また、50代のセラミド量は、20代の半分ともいわれています。

 

年代によるセラミドの量の変化については、下記の記事を参考にしてください。

年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?

 

また、各年代のお肌の状態やエイジングケアについては、下記に詳しくまとめています。

30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

 

②生活習慣

睡眠不足やストレスなど、よくない生活習慣はターンオーバーの乱れを招きます。

このため、加齢の場合と同様にセラミドの量が減少しがちになるのです。

 

だから、毎日の生活でセラミドを含む食べ物、飲み物を食事で摂ることも大切です。

 

また、日常生活の中で気をつけたいのは身体の冷え。

身体は冷えて血行不良になると、お肌のターンオーバーが乱れ、それと同時にセラミドの産生量が減ってしまいます。お肌のくすみも気になりますね。

 

このため、ふだんからターンオーバーが正常に行われるような生活習慣を心掛けるとともに、加齢などで不足している場合には、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で外部から補うことが大切です。

 

身体の冷え性対策には、

温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」や「温活でボディのエイジングケア!シルクの下着に秘められたパワー」の記事を参考にしてください。

 

③間違ったクレンジングと洗顔

加齢や生活習慣以外に、セラミドが減ってしまう原因として考えられるのが、毎日の洗顔やクレンジングです。

というのも、洗浄力の強いクレンジング剤でメイクといっしょに貴重なセラミドを落としてしまったり、汚れを取ろうとしてゴシゴシ洗ってしまうことでお肌に負担がかかり、バリア機能が低下してしまうからです。

 

洗顔やクレンジングは毎日のことなので、大切なセラミドを守るためにも、クレンジング剤や洗顔料の選び方、使い方に注意しましょう。

 

クレンジング剤や洗顔料の選び方、また正しいクレンジング方法、洗顔方法については、次の記事が参考になります。

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG

 


 

<第1章のまとめ>

もともと、私たちのお肌の角質層に存在するセラミドは、お肌のうるおいに深く関わっている保湿物質です。

セラミドは、お肌のターンオーバーの過程でつくられるため、必要なセラミドが生成されるには、お肌のターンオーバーを正常にすることが大切です。

しかし、加齢とともにターンオーバーが乱れたり、その他外的な要因によってセラミドが減少すると、お肌は乾燥をはじめとする肌トラブルが生じやすくなります。

このため、不足したセラミドは、エイジングケア化粧品で外から補う必要があるのです。

 

 


2.化粧水をおさらい

 

 

セラミド配合化粧品

 

 

セラミド配合のエイジングケア化粧品を使うと、さまざまな原因で不足してしまったセラミドを補うことが期待できます。

セラミドは、化粧水や美容液、乳液、保湿クリームオールインワン化粧品など、さまざまなアイテムに配合されています。

セラミドの原液もありますね。

 

また、セラミド配合化粧品の中には、ドラッグストアで買えるようなプチプラのものから、百貨店の海外ブランドや医薬部外品などの高価なものまで、多種多様にあるので選び方が難しいのではないでしょうか。

 

ここでは、まずスキンケアの基本アイテムである化粧水について、基本をおさらいしてみましょう。

なお、ここでは化粧水と言えば、断りが無い限り一般的な化粧水である保湿化粧水(柔軟化粧水)のことを指しています。

 

1)化粧水の役割とは?

化粧水の基本的な役割は、お肌にうるおいをもたらし、肌理(キメ)を整えることです。

また、角質を柔軟にして、化粧水の次に使う美容液やクリームなどの浸透性を高めるというはたらきもあります。

 

洗顔後のお肌は、汚れとともに保湿成分も失われた状態で、何もしなければ水分も蒸発してしまいます。

化粧水は、水が大半を占めていますが、エイジングケア化粧品成分や保湿成分が含まれていることから、これらがお肌の角層に浸透して柔軟にしてくれるとともに、水分の保持をサポートします。

 

2)スキンケアにおける位置付け

では、化粧水は、美容液や乳液、クリームなどとは、どのような違いがあるのでしょうか?

スキンケア全体における化粧水の役割や使用する目的を理解するために、まず「保湿とは何か?」についてお話しします。

 

「保湿」は、スキンケアやエイジングケアの基本。

保湿が十分でないお肌は、乾燥をはじめさまざまな肌トラブルが現れます。

 

保湿には、

  • 水分を与える(Give Water
  • 水分を保持する(Keep Water
  • 水分の蒸発を防ぐ(Cover Water

という、3つの役割があります。

 

このうち、化粧水は、「水分を与える」と「水分を保持する」の2つの役割を担います。

ただし、「水分を保持する」については、美容液や保湿クリームなどと役割が重なります。

 

化粧水は、水分が主体のスキンケア製品。つまり、得意とするのは角層に水溶性成分を届けることです。

そのため、油溶性成分が多く配合されることは少ないのです。

 

しかし、保湿にとって大切な「水分を保持する」や「水分の蒸発を防ぐ」という役割には、油溶性の成分も必要です。

美容液や保湿クリームには、水溶性成分と油溶性成分のどちらも配合されることから、より強い保湿力が期待できます。

 

つまり、水溶性成分主体の化粧水は、水分の保持や蒸発を防ぐという点では、美容液やクリームよりも劣ってしまうというわけです。

そのため、スキンケアにおける保湿を考える場合、化粧水は美容液や保湿クリームに比べて重要性が低いのです。

 

3)化粧水で保湿する意味

それなら、保湿をするには、美容液やクリーム、あるいはオールインワンゲルだけで十分なのでは?という疑問がありますね。

ただ、水溶性の成分は、水といっしょにお肌に届けた方がよく浸透し、効果的です。

このため、水溶性の保湿成分、またエイジングケア成分などは、化粧水として洗顔後のお肌に最初に届けるのが有効なのです。

 

化粧水によく配合されている成分としては、コラーゲン、ヒアルロン酸、グリセリンなどがありますが、これらは水溶性の成分です。

また、エイジングケア化粧品成分では、ナールスゲンビタミンC誘導体などが配合されますが、これらも同様に水溶性成分です。

こうした水溶性成分は、化粧水に配合されることで、洗顔後のお肌に油分の少ない状態の時に届けられ、効果を発揮します。

 

このように、化粧水、美容液、保湿クリームは、保湿やエイジングケアを目的にしながらも、得意とする範囲や相性の良い成分が異なるのです。

 

化粧水についての詳しい情報は、エイジングケアアカデミーにたくさんの記事をご用意しています。

化粧水の種類による効果と選び方は、ランキングより大切!

化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方

化粧水の使い方で美肌効果を高める!上手なエイジングケア

化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分

化粧水のおすすめ!大切にしたい7つのチェックポイント

 


 

<第2章のまとめ>

化粧水は、お肌にうるおいをもたらし、キメを整える役割を担う基礎化粧品です。

また、角質を柔軟にして、次に使う美容液やクリームなどの浸透性を高めるというはたらきもあります。

 

お肌の「保湿」において、化粧水には「水分を与える」と「水分を保持する」の2つの役割がありますが、「水分を保持する」には油溶性の成分も必要なことから、水溶性成分が主体の化粧水より、美容液やクリームの方が保湿効果に期待ができます。

ただし、水溶性の成分は、水と一緒にお肌に届けた方が浸透するため、水溶性の保湿成分、またエイジングケア成分などは、化粧水として洗顔後のお肌に最初に届けるのが有効です。

 

 


3.セラミドと化粧水の相性は?

 

これまでの説明でおわかりのように、もともとセラミドは私たちのお肌の細胞間脂質を構成する主成分であり、油溶性の成分です。このため、油分との相性が良いという特徴を持っています。

 

セラミドは特殊な油分で、水になじみやすい構造(親水基)を持っています。

だから、他の油溶性の成分よりは化粧水に配合しやすい保湿成分です。

とは言え、その本質は油分なのです。

 

セラミドの成分特性から考えると、化粧水との相性はそれほど良いとは言えず、また配合したとしても、それほど高い濃度で配合されるケースは少ないのです。

つまり、セラミドは化粧水よりも油分が多い美容液やクリームなどの製品に配合した方が、効果を実感しやすいといえるのです。

 

さらに言えば、「保湿」の3つの目的のうち、一番重要なのは「水分を保持する」こと

なぜなら、「水分を保持する」ことは、お肌の「保湿能力」に深く関わっているからです。

保湿をすることによって、しっかりとお肌が水分を保持できれば、お肌は高い保湿能力を維持できます。

その結果、お肌は保湿された状態になれるのです。

 

この点から考えると、セラミド以外の水溶性の保湿成分だけでは「水分を保持する」力は十分とは言えません

化粧水によく配合されるヒアルロン酸やコラーゲンより油溶性のセラミドの方が水分保持の効果が高くなることからも、一般的な化粧水だけではお肌の保湿が万全とは言えないことを理解しておきましょう。

 

結論としては、ヒアルロン酸やコラーゲンなどは化粧水で補い、セラミドは美容液や保湿クリームで補うプロセスがベターと言えるのです。

 


 

<第3章のまとめ>

お肌の細胞間脂質の主要成分であるセラミドは、油溶性の成分のため、油分との相性が良いのが特徴です。

大半が水で構成される化粧水とは相性がいいとはいえず、また配合したとしても、それほど高い濃度で配合することができません。

お肌の保湿には「水分を保持する」ことが重要なのですが、水溶性成分が主体の化粧水では「水分を保持する」力に限界があることを認識しておきましょう。

 

 


4.セラミド化粧水の役割と種類

 

 

セラミド配合化粧水を使う女性

 

 

1)セラミド化粧水の役割

しかし、セラミドを配合した化粧水もいくつか存在します。

 

たとえば、「ヒフミド エッセンスローション」や「ディセンシア アヤナスローション コンセートレート」、「キュレル ローション」、「エトヴォス バイタライジングローション」など、乾燥肌や敏感肌に悩む女性に人気の化粧水には、保湿成分として何種類かのセラミドが配合されています。

これらは価格も比較的お手頃であること、セラミドを補える点では便利で使い勝手のいい化粧水です。

 

ただし、次に説明するようにセラミドにはいくつかの種類があります。

セラミド化粧水といっても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わります。

 

もし、これらの化粧水で十分に潤いを感じて乾燥肌になる兆候がないなら、ベースの保湿アイテムとしてこれらの化粧水を使うことも良い選択です。

 

しかし、もし潤いが足りない、少し乾燥が気になるなどの場合は、化粧水だけではなく美容液や保湿クリームでセラミドを補うことを考えましょう。

 

2)セラミドの種類は?

実は、私たちのお肌のセラミドにはいくつかの種類があり、少しずつ違った特性を持っています。

 

主なものをご紹介すると、

  • セラミド1 水分保持機能と外部の刺激からお肌を守るはたらきがある
  • セラミド2 水分を保持する力が強い
  • セラミド3 水分を保持するとともに、しわを浅くする
  • セラミド4 バリア機能に関係が深い
  • セラミド5 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6II ターンオーバーを促進したり、しわを浅くするはたらきがある
  • セラミド7 細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚にある菌(表皮常在菌)のバランスを整える

この中で、お肌に最も多いのはセラミド2で、お肌に及ぼす影響も一番大きいと考えられています。

 

また、もともとお肌に存在するセラミドと化粧品成分で補うセラミドには違いがあり、化粧品成分のセラミドもその種類によって分類されています。

 

化粧品原料としてのセラミドは、大きく次の4種類に分けられます。

<合成由来>

  • ヒト型セラミド

ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、セラミド1セラミド2セラミドNPセラミドAPなどです。

 

ヒト型セラミドについて詳しく知りたい方は、

保湿効果の高いヒト型セラミド。種類による特徴と違いは?」の記事を参考にしてください。

 

  • 合成セラミド

セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。

化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。

 

<天然由来>

  • 天然セラミド

馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。

化粧品成分としての表示は、ビオセラミドセレブロシドウマスフィンゴ脂質です。

 

  • 植物性セラミド

コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、植物性セラミドコメヌカスフィンゴ糖物質などです。

 


 

<第4章のまとめ>

セラミド化粧水の役割は、もちろん、保湿です。

セラミド化粧水は、スキンケアの最初に使うもので、セラミドが配合されてかつある程度の価格で使えれば、経済的で便利です。

また、化粧品に配合されるセラミドにはいくつかの種類があります。セラミド化粧品やセラミド化粧水と言っても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わります。

 

 


5.セラミド化粧水の選び方

 

これまで説明してきた前提を踏まえて、セラミド化粧水を選ぶ際のポイントを説明しましょう。

 

1)ヒト型セラミドが配合されているか?

前述のように、ヒト型セラミドは、人のお肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。

また、低刺激のため、敏感肌の方も使えるというメリットがあります。

パッケージの成分表示欄を確認し、ヒト型セラミドが配合された化粧水を選ぶようにしましょう。

成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。

 

2)セラミドの配合量はどうか?

セラミドの効果を実感するには、配合されているセラミドの種類だけではなく、配合量も重要です。

 

化粧品には、全成分表示が義務付けられ、配合量の多いものから順に記載されています。(1%以下は順不同)

成分表示だけでは正確な量は把握できませんが、セラミドが上の方に記載されている製品は、比較的多く配合されているという目安になります。

 

また、セラミドは比較的高価な成分になるため、極端に価格が安いものはセラミドが微量しか配合されていない場合もあります。

購入の際には、これらの点もチェックすることをおすすめします。

ただし、化粧水の場合は、一般的に美容液や保湿クリームよりセラミドの配合濃度は少ない場合が多いです。

 

3)他の水溶性成分は配合されているか?

セラミド配合化粧水を選ぶ際は、セラミドに加えて「水溶性の保湿成分」が配合されたものを選びましょう。

保湿成分にはそれぞれ特徴があるため、複数の成分を取り入れることで、よりうるおい効果を実感できます

 

中でも、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などは、お肌へのなじみがよく、セラミドとは違った作用で保湿をするので、セラミドとの相乗効果も期待できます。

 


 

<第5章のまとめ>

化粧品に配合されるセラミドにはいくつかの種類があります。

セラミドの高い保湿効果を実感するには、その中でもヒト型セラミドを配合した化粧水を選ぶのがポイントです。

そのためには、パッケージの全成分表示などで表記を確認するとともに、その配合量やセラミドとの相乗効果が期待できる「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などの水溶性成分も配合されているかどうかをチェックしましょう。

 

 


6.セラミド化粧水で改善できる肌悩み

 

 

肌悩みを持つ女性

 

 

1)乾燥肌の改善

健康なお肌の角層には、約20〜30%の水分が含まれています。これが、20%を下回る状態を一般的に「乾燥肌」と呼んでいます。

 

乾燥肌の自覚症状としては、お肌がカサつく、つっぱった感じがする、白く粉をふいたようになる、といった肌トラブルが現れてきます。

また、くすみや小じわ毛穴の開きなども目立ってきます。さらには、乾燥によってほうれい線などが目立つ場合も。

こうしたお肌の状態では、水分不足だからといって単に水分だけを与えても、一時的にはしっとりしても時間が経てば蒸発してしまい、またすぐに乾燥してしまいます。

 

乾燥肌を改善するために必要なのは、角層の中の水分保持力を高める保湿物質を補うこと。そして、バリア機能の正常化

乾燥肌の原因の根本は、バリア機能の低下です。

 

セラミドと他の保湿成分との大きな違いは、角質層内でラメラ構造を形成して、バリア機能を守ることなので、セラミド配合の化粧品は乾燥肌の根本対策になるのです。

 

また、セラミド化粧品やセラミド化粧水は、乾燥肌の予防や改善で、乾燥によるカサつきなどの症状を緩和するとともに、小じわなどのエイジングサインを予防します。

 

2)敏感肌の改善

敏感肌とは、乾燥が続くことや乾燥の程度がひどくなることによって、お肌が敏感になっている状態です。

 

  • 普通の化粧品を使っただけでもお肌がピリピリする
  • 洗顔剤で顔を洗うと赤くなってしまう
  • タオルや衣類に触れると、お肌が刺激を感じる
  • 生理前や季節の変わり目などに肌荒れする

などが、一般的な敏感肌の症状。

お肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にもお肌が反応してしまうのです。

 

さきほども触れましたが、セラミドは、バリア機能を整え、外的刺激からお肌を守るとともに、お肌内部の水分を逃さないようにはたらくことで、敏感肌の根本的な要因である乾燥の進行を防ぎます。

しかし、前述のように、化粧水は大半が水のため、油溶性成分であるセラミドはそれほど高い濃度で配合されません。

 

乾燥肌や敏感肌が深刻な場合やインナードライ肌の場合は、美容液やクリームなども含め、セラミド化粧品をライン使いするなど、お肌の状態に合わせて取り入れることが大切です。

 


 

<第6章のまとめ>

セラミド化粧水は、お肌内部の水分の蒸散を防ぎ、乾燥肌の症状を改善するとともに、お肌が乾燥することによる小じわや毛穴の開きといったエイジングサインを予防します。

また、バリア機能を整えることで、乾燥の進行を防いで敏感肌の改善にも効果が期待できます。

乾燥肌や敏感肌の症状が深刻な場合は、化粧水だけでなく、美容液やクリームなどにもセラミド配合化粧品を取り入れることが大切です。

 

 


7.まとめ

 

エイジングケアの要ともいえる「保湿」に重要な役割を果たすセラミドについて、そのはたらきや不足する原因など、基本的な知識を説明しました。

また、化粧水とセラミドとの関係についても理解が進んだのではないでしょうか。

 

セラミド化粧水はとても便利なアイテムですが、化粧水の特性上、セラミドの効果を最大限発揮させる上では、美容液や保湿クリームに及ばない場合があることもご理解いただけたと思います。

 

健やかな素肌にとって欠かせないセラミドは、加齢や環境の変化によって減少してしまいます。

この記事を参考に、効果的にセラミド化粧品を取り入れることで、セラミド不足によるお肌のトラブルを防いでいただければ幸いです

 

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3種のヒト型セラミド配合エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」

セラミド2配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

セラミド2配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」

 

 

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