シアノコバラミン(ビタミンB12)は赤いエイジングケア化粧品

シアノコバラミンの赤い粒

無着色なのに、ピンク色のハンドクリームなどを見かけることがありませんか?

その正体は、「シアノコバラミン」かもしれません。
シアノコバラミンは、ビタミンB12の1種で、エイジングケア化粧品にも配合されることがあります。

また、シアノコバラミン(ビタミンB12)は、美容とは関係ない部分でもからだ全体の健康やエイジングケアには大切な成分です。

 

今回は、そんな「シアノコバラミン(ビタミンB12)」について紹介します。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、エイジングケア化粧品に配合されることも多く、その名もよく知られた主役級のビタミンですが、シアノコバラミンはそれらに比較すると、認知度は劣ります。

でも、エイジングケア化粧品やハンドクリームなどに配合されることもある、ちょっと面白いビタミンです。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>

  • シアノコバラミンは、ビタミンB12の1種で、「赤いビタミン」と呼ばれています。
  • シアノコバラミンは、健康や美肌にも関係の深いビタミンです。
  • シアノコバラミンは、造血作用、神経を整える作用、保湿作用などがあります。
  • ビタミンB12の中でも、シアノコバラミンは化粧品など、さまざまに利用されています。
  • シアノコバラミンは、天然の着色料としても使われます。

 

1.シアノコバラミンとは?

 

シアノコバラミンはビタミンB12の1種ですが、このビタミンB12は、ミネラルのひとつである「コバルト」を含んでいます。

これが暗赤色なので、「赤いビタミン」と呼ばれています。

また、赤血球を生成する時にはたらくことから、「造血のビタミン」とも呼ばれます。

 

 

シアノコバラミンの赤い粒

 

こうした「コバルト」を持つビタミンは、すべてビタミンB12と呼ばれ、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、スルフィトコバラミン、ヒドロキシコバラミンも仲間です。

 

ビタミンB12の中で最も効率よく利用されるのは、シアノコバラミンとヒドロキシコバラミンです。

 

 


2.ビタミンB12のはたらきは?

 

ビタミンB12は、他のビタミンに比べると必要量はごくわずかですが、人の健康に関わる大切な役割を担っています。体内では、メチルコバラミンとアデノシルコバラミンに変換され、さまざまな代謝に関わる補酵素としてはたらきます。

ビタミンB12のはたらきを理解することは、内側からのエイジングケアにとっても大切です。

 

1)悪性貧血を防ぐ

貧血には、鉄分が不足して起こるものと、赤血球の形成や再生がうまくいかずに起こるものとがあります。「造血のビタミン」の呼び名のとおり、ビタミンB12は葉酸と協力して赤血球のヘモグロビンの合成を促進し、健康な赤血球をつくります。

赤血球の核酸の合成には葉酸が欠かせませんが、葉酸の合成にはビタミンB12も必要で、どちらかが不足すると貧血症状が起こる原因となるのです。

 

2)神経機能を正常に保つ

ビタミンB12は、神経細胞内の核酸やアミノ酸、たんぱく質の合成を助け、神経機能の維持・改善にはたらきます。

 

さらに、脂質の合成や修復をするはたらきがあり、神経細胞内の表面にある脂質膜の合成にも関係しています。このため、認知症を予防する効果に期待が高まっている他、欠乏すると神経細胞にも障害が起き、知覚異常を引き起こすことがわかっているのです。

 

3)睡眠のリズムを整える

ビタミンB12は、睡眠と覚醒のリズムにも関わっていることもわかってきました。

 

ストレスや不規則な生活などで乱れた睡眠のリズムを正常に戻し、夜になると眠くなり、朝になると目が覚めるという体内時計を調整するはたらきがあるとされています。

 

質のよい睡眠は美肌づくりの基本。

睡眠中に多く分泌されるといわれる成長ホルモンは、昼間に体やお肌が受けたダメージを修復し、お肌の新陳代謝を活発にしてくれます。

 

睡眠とエイジングケアの関係については、「“美肌は夜つくられる”は、ホント!?」「化粧品より大切?!眠りとエイジングケアの深い関係」を参考にしてください。

 

エイジングケアは良質の睡眠から

 

 


3.食事で効率よく摂取するには

 

通常、ビタミンB12は人の体内では腸内細菌によってつくられ、肝臓に蓄えられるので、不足の心配はほとんどありません。

 

また、ビタミンB12は水溶性のため、余分に摂取しても吸収に必要な範囲でしか使われることがないので、過剰症の心配もないのです。

 

ただし、ビタミンB12は微生物によってしか合成されないので、基本的には植物性の食べ物には含まれず、多く含むのは動物性の食品。そのため、ダイエット中の人やベジタリアンは不足しないよう注意が必要です。

 

例外として海藻類、特に海苔には豊富に含まれています。

 

(ビタミンB12を多く含む食品)

肉類 :レバー(牛、豚、鶏)

魚介類:しじみ、あさり、カキ、さんま、かつお 

乳製品:チーズ

海藻類:焼き海苔、青のり

 

ビタミン12は水溶性のため、煮物などにすると溶け出してしまいます。効率よく摂取するには、スープなどにして煮汁ごと食べるのがおすすめです。また、葉酸と連携してはたらくので、いっしょに摂ることもポイントです。

 

ビタミンB12を摂取する女性

 

 

美肌のための栄養素や食べ物について知りたい方は、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」の記事に詳しく解説していますので、ぜひそちらもお読みください。

 

 


4.シアノコバラミン配合の商品は?

 

ここまで、シアノコバラミン(ビタミンB12)の体内でのはたらきや、食品から摂取する場合のポイントなどを説明してきました。

 

ここからは、シアノコバラミンがどのような美容や健康のための商品に配合されているのか、シアノコバラミンの利用方法についてみていきましょう。

 

1)化粧品成分としてのシアノコバラミン

シアノコバラミンは、バクテリアの醗酵で作られるビタミンB12で、暗赤色の結晶あるいは粉末です。
水に溶けますが、アルコールにはほとんど溶けません。

化粧水、乳液、美容液、保湿クリームなどに保湿成分として配合されます。もちろん、エイジングケア化粧品に配合されることもあります。

また、暗紅色素材として、チーク、口紅などの化粧品に使われることもあります。

 

シアノコバラミンのコスメ

 

シアノコバラミンを化粧品に使うことで、無着色ながら色を出すことや、他の色素を減らすことが可能になります。

ダマスクローズなどのバラ由来の成分配合のハンドクリームにも、シアノコバラミンが配合されることがあります。着色料を使わなくても、バラの色を引き立てることができるからです。

無着色で、保湿と色の両方を実現できる点では、シアノコバラミンは魅力的な化粧品成分です。

 

しかし、長期間の保存では、光や空気によって酸化されるリスクもあります。
そのため、シアノコバラミン配合のハンドクリームやエイジングケア化粧品などの容器は遮光する必要があります。

また、ボトルや容器を密閉しないと、色が薄くなってしまうこともあるのです。

 

つまり、シアノコバラミンは色素剤を目的にして用いた場合は、少し取り扱いに注意が必要な化粧品成分です。

 

このように、化粧品成分としてのシアノコバラミンは、エイジングケア化粧品に汎用されるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどとは、かなり趣の異なったビタミンなのです。

 

2)点眼液成分としてのシアノコバラミン

シアノコバラミンは、眼精疲労の治療薬として点眼液に多く配合されています。

 

眼精疲労とは、いわゆる疲れ目のことで、ピントを合わせる目の筋肉の緊張・弛緩運動がうまく行えなくなるため、目がかすんだり、眼痛や肩こりなど体の他の部分にも悪影響を与えることもあります。

 

この調整機能を改善するといわれているのがシアノコバラミン。

 

薬局などで販売されている眼精疲労の目薬の主成分として、シアノコバラミンが配合されているのです。

 

ちなみに、シアノコバラミン配合の点眼液は、シアノコバラミンが赤い色をしているため赤色のパッケージが多く、購入の際の目安にするとよいでしょう。

 

3)育毛剤成分としてのシアノコバラミン

シアノコバラミン(ビタミンB12)には、脂質の合成や修復作用によって、毛細血管の血管壁を強くする効果があるとされます。

喫煙の習慣や睡眠不足が続くと、ビタミンB12は消費されやすくなりますが、そんな場合に直接頭皮につけることで頭皮からビタミンB12が吸収され、育毛や抜け毛対策に有効といわれています。

 

こうしたビタミンB12の持つたんぱく質の合成、補修作用によって、髪の成長を高めることを目的に、育毛剤に配合されているのです。

 

この他、悪性貧血改善のための注射液、サプリメントなど、シアノコバラミンは多方面にわたって活用されています。

 

 


5.シアノコバラミン配合のオススメのハンドクリーム

 

ここで珍しいシアノコバラミン配合のハンドクリーム(ハンド美容ジェル)をご紹介します。

 

その名は、シアノコバラミンに加え、ダマスクローズを高濃度で配合したナールスロゼ

ナールスロゼは、エイジングケア化粧品成分であるナールスゲンを推奨濃度で配合し、バラの女王と呼ばれるダマスクローズを50%も配合したハンド美容ジェルです。

 

他にも、セラミド水溶性ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などを配合し、手肌の保湿や手荒れの予防だけではなく、手肌のエイジングケアにもオススメです。

 

なお、シアノコバラミンの保湿作用やバラの色を引き立てる作用をいかしたエイジングケアハンドクリームの詳しい情報については、「ナールス ロゼは、ホンモノのダマスクローズのハンドジェル」をご覧ください。

 

ナールスロゼ

 

 


6.まとめ

 

シアノコバラミンとはどのような成分で、身近な商品としてはどのようなものに「配合されているのか、理解していただけましたでしょうか。

からだ全体のエイジングケアにも大切であり、とくにエイジングケア化粧品やハンドクリームをはじめ、多くの種類の化粧品に配合されるシアノコバラミン。

それは、保湿やお肌を整える役割に加えて、色素剤としても使えるからです。
ダマスクローズなどのバラ水と混ぜると魅力的なピンク色を醸し出します。

 

一方で、容器のしっかりキャップを密閉しないと色が薄くなってしまうリスクも。
シアノコバラミン配合のハンドクリームやエイジングケア化粧品を使う場合は、蓋をしっかり閉めるとともに、光の当たらない場所に保管するなど工夫しましょう。

 

 

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