肝斑とシミは違いの理解が重要!~正しいエイジングケアのために~

エイジングケアの大敵シミが気になりだしたら、あなたはどんなケアをしますか?

多くの人が、美白化粧品でのスキンケア、エイジングケアを始めるのではないでしょうか。
ビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧品で対策される方もいますね。

もちろん、そんなエイジングケアも間違いでないかもしれません。
しかし、ここで注意しておきたいのが、ひと口にシミと言っても、実はたくさんの種類があるということ。

発症する原因をはじめ、日常のケアや治療方法もさまざまなのです。

 

多くは、エイジングケアの大敵である紫外線が主な原因ですが、なかには女性ホルモンの乱れが影響してできるシミもあります。その場合、予防や有効なケア方法が異なり、誤った判断で対策を続けていると、さらに広がったり、濃くなったりする場合も。

美白ケア、エイジングケアは欠かしていないのに、気になるシミは一向に改善しない…

ということもあるかもしれませんね。

今回は、エイジングケア世代のみなさんに知っておいていただきたい、そんなやっかいな肌トラブルについてのお話です。

シミを、しっかり理解しないと間違ったエイジングケアをするリスクが高くなるので、ぜひ、ご理解いただきたい内容です。

 

 

1.いろいろなシミのタイプ

 

顔や手の甲、背中などに現れる褐色の斑点「シミ」。

特に、顔にできるシミには、エイジングケア世代の女性は敏感なはず。しわたるみなどと同様、大きなお肌悩みの1つですね。

一方で、シミにはいくつかの種類があること、種類によって原因や対処の仕方が違ってくることは意外と知られていないようです。

 

では、どのような種類があるかというと

 

1)老人性色素斑

シミの中で、もっとも一般的なのがこのタイプ。
紫外線が原因となり、メラニンが大量につくられることによってでき、「日光性黒子」とも呼ばれています。

丸い色素斑で頬骨の高いところにできやすく、最初は薄い茶色をしていても、だんだん黒っぽくなり、境界がはっきりしてくるのが特徴です。

紫外線ダメージが少しずつお肌の奥に蓄積し、表皮の色素細胞(メラノサイト)、角化細胞(ケラチノサイト)、そして真皮の線維芽細胞が異常をきたしていきます。

また、遺伝子の異常や慢性の炎症も関与していることが明らかになっています。

その結果、シミとなって現れるため、40歳前後になると急に増えたと感じる人も多いようです。

予防的に美白化粧品やエイジングケア化粧品を使うことは有効ですが、このタイプのシミが定着すると、皮膚の構造自体が変化しているため、日常の美白化粧品によるエイジングケアでは改善できません。

エイジングケアの基本である紫外線対策で未然に防ぐことが大切です。

 

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2)脂漏性角化症

シミがイボのように盛り上がってきたもの。加齢や紫外線の影響でできたもので、表面がザラザラ、ボツボツとしているのが特徴です。

手の甲にできるシミの多くは、このタイプにあたります。

 

3)対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

多くは、20歳以降に小さな斑点状のシミとして現れます。両側の頬のあたりに左右対称に現れるため、後述の肝斑と間違われることもあります。

一般的なシミは、メラニンが表皮内に増えているのに対し、このタイプでは真皮内に増えているのが特徴です。

 

4)炎症性色素沈着

ニキビや傷、虫さされなど、肌に炎症を起こした跡が茶色いシミになったもの。炎症が原因のため、年齢に関係なく、全身にも現れる可能性があります。

また、メイクを落とす時にコットンでふき取る、肌を強くこすって洗顔するといったスキンケア、エイジングケア習慣のある人も、慢性的な炎症を起こして色素沈着してしまうため、注意が必要です。

 

5)そばかす(雀卵斑)

一般的には、鼻まわりや頬などに現れる小さな点状のシミをそばかすと呼んでいますが、厳密には遺伝的なものだけをさします。

遺伝的なそばかすは、3歳頃から発症し、思春期に顕著になるのが特徴です。

 

6)肝斑

肝斑は、頬骨のあたりを中心に、額や口の周辺などに左右対称で現れます。また、輪郭がはっきりしない、薄い褐色のシミが広い範囲に現れるのも特徴です。

 

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肝斑の発生には、紫外線に加えて、女性ホルモンのバランスが何らかの形でかかわっていると考えられ、ホルモンバランスが乱れてくる30~40代の女性に目立ちます。また、妊娠中や更年期の人に見られることも。

表皮にメラニンが多い「表皮型」と表皮、真皮ともにメラニンの多い「混合型」に分けられます。

角質が薄くなっている、バリア機能が低下している、真皮が変化しているなどが皮膚の組織で見られることがあります。

エイジングケア世代が気をつけておきたい理由は、このためです。

ただし、症状が現れるのは、だいたい50歳代後半まで。60歳以降になると、シミが薄くなったり消えたりすることが多いようです。

とはいえ、30~50代にかけては、女性が公私ともに忙しく、活躍の機会も多い年代。より美しくありたいと、エイジングケアにも取り組む時期でもありますね。
広範囲に現れる肝斑は、顔色全体への影響が大きいため、エイジングケア世代のお肌の印象も左右してしまいます。

 

 


2.肝斑のサインとは?

 

このように、エイジングケア世代の女性を悩ませる肝斑。

一般的なシミと肝斑との違いを知って、効果的なスキンケア、エイジングケアにつなげることが大切です。

では、自分自身のシミが肝斑なのかどうか、まずはチェックしてみましょう。

 

□30~40代に突然シミができた
□妊娠をきっかけにシミができた。また、出産のたびに濃くなっている
□シミが頬骨の高い位置に、左右対称にある
□形は円形ではなく、もやっと広がっている
□目の周りを避けるように広がっている
□薄い茶色や灰色をしていて、季節によって濃さが変わる
□日常、ストレスを感じることが多い
□エステでレーザー治療を受けたら、かえってシミが濃くなった

 

上記の項目にチェックの数が多いほど、肝斑の可能性が高いと思われます。

ただし、肝斑は形状などが変化しやすいといわれ、自分自身で見分けがつきにくい場合も。また、複数のタイプのシミが同時に現れることもあります。

「もしかして、肝斑?」

と思ったら、混同を避けるためにも、自分でエイジングケアを考えるよりも、皮膚科を受診することをおすすめします。

 

 


3.シミと肝斑、ケア方法の違いは?

 

一般的なシミ(老人性色素斑)と肝斑の特徴やスキンケア、エイジングケアの違いを整理すると

 

【シミ】

  • 紫外線が原因
  • 加齢によって増える傾向にある
  • 毎日のUVケアが予防のポイント
  • 初期のうっすらとしたシミには、美白化粧品が効果的
  • 定着してしまったシミは、美白化粧品では消せない
  • レーザー治療が有効な治療法

 

【肝斑】

  • 女性ホルモンの乱れが原因。妊娠、経口避妊薬で悪化することも
  • 主に30~40代の限られた年齢層に現れる傾向にある
  • 紫外線も原因の1つ。ただし、紫外線を浴びていなくてもできる場合がある
  • ストレスをため込まず、規則正しい睡眠や食事を心がけることが予防のポイント
  • 美白化粧品によるケアが効果的。メラニン色素そのものを薄くするはたらきのある「ハイドロキノン」などの美白成分が有効
  • 強い刺激で悪化するため、基本的にレーザー治療は不向き
  • 医療機関では、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬、塗り薬などの外用薬で治療。また、グリコール酸などによるケミカルピーリングが付加されることも
  • 市販のトラネキサム酸含有の内服薬も選択肢の1つ

 

上記のようになります。

このようにシミは、ほとんどの場合で、紫外線が関わっています。

ご存知のとおり、シミ以外でも紫外線は、エイジングケアの大敵。コラーゲンやエラスチンにもダメージを与え、シワやたるみの原因にもなってしまう場合もあります。

紫外線対策は、エイジングケアの基本中の基本。

季節にかかわらず日焼け止めを塗るのはもちろん、外出の際には帽子や日傘などで紫外線をカットするなど、UVケアは万全にしておきたいですね。

 

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4.まとめ

 

シミといわれるものの中でも、エイジングケア世代が気をつけたい「肝斑」を中心に、他のシミとの違いをまとめてみました。

女性ホルモンとの関連が指摘されている肝斑。ホルモンバランスを整えることは、肝斑の予防だけでなく、心身のエイジングケアにもつながります。

過度のストレス、睡眠不足、運動不足、偏った食生活といった生活習慣を見直し、健やかな体と素肌をめざしましょう。

もちろん、エイジングケアの基本「紫外線対策」は万全に。

また、肝斑を疑う症状がある場合は、エイジングケア化粧品や美白化粧品に頼る前に、早めに皮膚科を受診されることをオススメします。

 

 

 

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