黄ぐすみの原因は、糖化とカルボニル化!改善の対策は?

くすみで悩む女性の写真

黄ぐすみには予防や早期の改善が大切です。
なぜなら、黄ぐすみはお肌の老化が原因で起こっているから!

その老化の原因となっているのは最近話題の「糖化」と「カルボニル化」。
では、糖化とカルボニル化というのは、どのようにして起こるのでしょうか?

この記事では、こうした黄ぐすみの原因とメカニズム、そして予防や改善の対策について詳しくご紹介します。

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0.はじめに

 

黄ぐすみの説明をする女性

 

「20代や30代では、お肌に透明感があったのに、最近、どうもお肌が暗くなってきた。しかも、黄色っぽい気がする。」
そんな、肌悩みはありませんか?

エイジングとともにお肌は老化しますから、乾燥肌からほうれい線しわまでさまざまな肌悩みが現れてきます。

そんな中でも定義が曖昧で原因も複雑、そんな困った肌悩みが「くすみ」です。

 

くすみは、肌がグレーっぽいくすみ、茶色っぽいくすみ、黄色っぽいくすみなどがありますが、黄色っぽいくすみは、「黄ぐすみ」と呼ばれます。

 

この記事では、そんな黄ぐすみの原因である糖化とカルボニル化についてご紹介します。

また、黄ぐすみの予防や改善の対策について詳しくご紹介します。

 

「なぜか、最近、メイクのノリが悪い」

「お肌の色が全体的に黄色っぽい」

「透明感がなく、ごわつきも感じる」

「お肌のハリや弾力もなくなってきた」

「甘いスイーツや油ものが大好き!」

「血糖値が高いと指摘されたことがある」

などが思い当たるなら、黄ぐすみの可能性も。

そんな方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 黄ぐすみとは、くすみの1つの現れ方で、メラニン色素の沈着、血行不良以外に糖化とカルボニル化が原因と考えられています。
  • 黄ぐすみの原因の1つの糖化は、糖とたんぱく質が結びついて、お肌のたんぱく質であるコラーゲンやエラスチンを変性させてしまいます。
  • 黄ぐすみの原因の1つのカルボニル化は、脂質の過酸化反応でたんぱく質が変性してしまうことです。
  • 糖化やカルボニル化は、お肌の内部で起こっているので、まず食べ物をはじめとする生活習慣で予防することが大切です。
  • スキンケアやエイジングケアでの予防や改善の対策は、紫外線を防ぐことや抗酸化などを意識することです。

1.黄ぐすみとは?

 

黄ぐすみで悩む女性の写真

 

1)お肌のくすみとは?

くすみ全体については、「肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!」で、詳しく取り上げています。

だから、ここでは簡単にくすみについて整理してみます。

 

お肌のくすみは、顔が全体的に暗く見えたり、眼のまわりや頬などの一部分が、グレー、茶色、黄色など、お肌本来の薄い赤みのある状態とは違って、不健康に見える肌状態です。

 

くすみのあるお肌では、肌のツヤは失われ、肌理(キメ)が乱れたりや肌の透明感もない状態です。

ただ、どこからどこまでが「くすみ」なのかははっきりしないこともあり、お肌の凹凸と光の反射の影響によって、見え方は場所や時間でも変わります。

 

2)くすみの原因と黄ぐすみ

くすみの原因は、加齢に伴うお肌の老化をはじめ、血行不良、メラニンの沈着、乾燥、ターンオーバーの乱れ、毛穴の黒ずみや詰まり、糖化、カルボニル化などさまざまです。

 

原因によって現れるくすみの症状にも違いがあり、例えば乾燥によるくすみの場合は、お肌がグレーっぽく見える傾向に。

また、血行不良になると、お肌は赤みが失われて青く見えたり、シミが目立つこともあります。

 

その中で、お肌が黄色っぽい、あるいは茶色っぽく見えるくすみが、「黄ぐすみ」です。

 

黄ぐすみの原因は、メラニン色素や血行不良に加えて、真皮の黄色化も影響していることがわかってきました。

その真皮の黄色化の大きな原因となっているのが、糖化とカルボニル化だということも解明されてきたのです。

 

続いて、黄ぐすみの原因である糖化とカルボニル化について触れていきます。

 

 


2.黄ぐすみの原因とメカニズム

 

 

その名の通り「黄ぐすみ」とは体内のたんぱく質が糖や脂質と結びつき、お肌を黄色くしてしまう現象をさします。黄ぐすみの原因には、「血行不良」、「メラニンの蓄積」、「糖化」と「カルボニル化」があります。

血行不良とメラニンの蓄積は、「肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!」で取り上げているので、ここでは、「糖化」と「カルボニル化」について詳しく取り上げます。

 

1)糖化と黄ぐすみ

まず「糖化」は、体内のたんぱく質と血液中の余分な糖分の結びつきによって起こります。たんぱく質と糖が結合すると「AGEs」(終末糖化生成物)をつくり出し、徐々に蓄積します。AGEsはお肌を黄色くくすませてしまう、糖化の原因物質です。

 

もっと分かりやすく糖化を説明すると、体内のコラーゲンエラスチンなどのたんぱく質と糖分が結びつき、体温によって加熱されます。すると茶色くコゲついてしまうことに。糖化とは、たんぱく質(肌)がコゲついて黄色く(茶色く)なる現象をさします。

 

コラーゲンやエラスチンなどは、お肌の真皮にあるので、お肌の糖化は真皮で起こることがわかっています。

 

真皮が糖化すると、黄ぐすみだけではなく、しわやほうれい線、たるみ毛穴などの原因になります。

 

一方、最近では製薬企業や化粧品会社の研究が進み、お肌の表皮でも糖化が起こることがわかってきたのです。

 

表皮の角質層も糖化が起こり、水分保持能力の高さを示す「結合水」が減少します。

また、細胞機能も低下します。

 

さらに、表皮の基底細胞でも糖化が起こります。

つまり、糖化は表皮全体で起こるのです。

 

その結果、バリア機能の低下、ターンオーバーの乱れなどが起こり、お肌の乾燥の原因になったり、黄ぐすみの原因になるのです。

このように、お肌が黄色くくすんで見えるのは、表皮と真皮の両方の糖化によるものだったのです。

 

2)カルボニル化と黄ぐすみ

「カルボニル化」は、体内のたんぱく質と脂質の分解物の結合によって起こります。ふたつの結びつきによってたんぱく質を変質させ、黄色くくすませてしまいます。

 

具体的には、紫外線によって皮脂が酸化し、過酸化脂質ができてしまうことで、お肌のたんぱく質を黄色くくすませてしまう現象を言います。

 

カルボニル化が起こるメカニズムは、

 

  • 紫外線などのダメージによって発生した活性酸素が脂質を酸化
  • アルデヒドという分解物質が発生
  • アルデヒトがコラーゲンなどのたんぱく質と結合

 

という流れで起こります。

 

こうして生成されたカルボニル化タンパク質は、ALEs(Advanced Lipoxidation Endproducts = 終末脂質過酸化産物 )と呼ばれます。

 

カルボニル化したお肌は、糖化による黄ぐすみ以上に濃い黄色をしているのが特徴です。

 

カルボニル化も糖化と同じく、表皮層と真皮層に影響を与えてしまいます。

 

完全にメカニズムが解明されたわけではありませんが、カルボニル化が起こるとカルボニルタンパクがさらにカルボニル化を起こすループの原因になる可能性もあります。

 

また、カルボニル化が起こっている表皮の角質層では、水分量の低下や水分蒸発量が増えてしまって、乾燥肌傾向にあることもわかっています。

 

一方、真皮では、コラーゲンやエラスチンがカルボニル化の影響で変性し黄色くなります。

 

その結果、肌の弾力がなくなり、ハリのないお肌をもたらします。

 

さらに、カルボニル化を受けたたんぱく質は、真皮の上部に多く存在すること、40代以降になると多くなることがわかってきました。

 

カルボニル化も、黄ぐすみの原因であるとともに、たるみによる肌老化であるしわ、ほうれい線、たるみ毛穴の原因になるのです。

 

 


3.黄ぐすみは、予防や早期改善が大切

 

黄ぐすみの予防をする女性

 

黄ぐすみの原因である糖化とカルボニル化は、このように他のエイジングサインの原因にもなるので、予防や早期の改善が大切です。

 

なぜなら、糖化やカルボニル化が起こると、お肌の真皮のコラーゲンやエラスチンを変性させます。その結果、お肌が本来の機能を果たせなくなってしまうのです。

 

その理由をもう少し深く考えてみましょう。

 

1)糖化やカルボニル化したコラーゲンは修復不可能に

糖化やカルボニル化で変性したしまったコラーゲンやエラスチンは、すぐに元には戻りません。劣化したコラーゲンは分解されにくく、古いものが残っているため新しいものをつくり出すこともできないのです。

 

真皮層も新陳代謝が行われるものの、スピードは非常にゆっくりで、3年~5年と考えられているので、修復するのに時間がかかってしまいます。

つまり、長い期間、変性して劣化したコラーゲンやエラスチンがお肌に残るので肌老化につながってしまいます。

 

一方、表皮のターンオーバーは、20代では28日、エイジングでおそくなっても2~3カ月以内なので、真皮と比べると、期間が短いことが特徴です。

 

だから、表皮での糖化やカルボニル化による黄ぐすみなら、対策をすれば、早期改善が可能です。

 

どこまでが修復可能なのか、どこから先が修復不可能かを見分けることはできませんから、まずは予防、そして気付けば早期改善を行いましょう。

 

表皮層の糖化を防ぐことは、真皮にもある程度はよい影響を与えますので、気付いたらスキンケアで保湿を強化し、と後で説明する食生活をはじめとする日常生活を見直しましょう。

 

2)乾燥肌も招いてしまうので注意

先ほども触れましたが、糖化やカルボニル化が進むと、お肌は角質層の保水力を低下させてしまいます。角質は水分を保つ役割をしているのですが、AGEsやALEsによって悪影響を受けます。その結果、潤いは減り、透明感やみずみずしさ、ツヤがなくなるなど、お肌の乾燥を招いてしまいます。

 

乾燥肌は、他の肌悩みの原因にもなりますから、やはり、糖化やカルボニル化を予防することや早期の改善が大切であることがおわかりいただけるかと思います。

 

 


4.黄ぐすみの予防と改善は、生活習慣から

 

糖化やカルボニル化を防ぐためには、健康によい生活習慣を身に着けることが大切です。特に糖化の原因は糖の過剰摂取なので、食生活に注意すれば十分に予防は可能です。他にも運動や睡眠など、生活習慣のバランスも大切なので、規則正しい生活を心がけましょう。

 

1)糖化による黄ぐすみを防ぐ食習慣

まず、糖分を摂りすぎると、急激な血糖値の上昇を招いてしまいます。通常は血糖値の上昇を身体がキャッチするとインスリンが分泌され、急上昇を抑えようと働きます。ところが、糖分の過剰摂取によって血糖値が急激に上がってしまうと、高すぎるあまり自分で糖を処理できなくなってしまいます。

 

その結果、残ってしまった糖がたんぱく質と結びついてAGEsが生成されてしまい、糖化による黄ぐすみを招いてしまいます。

だから、糖の急上昇を招かない食べ方や食事が大切なのです。

 

①糖化を防ぐ食べ方

まず、腹8分目で、よく噛むこと、ゆっくり食べることが基本です。

具体的には、1回の食事には、20分程度はかけるようにしましょう。

 

短時間の食事よりもゆっくり食べる方が、満腹感を得やすいので、食べ過ぎのリスクも下がります。

また、一口30回くらい噛むことで、消化もよくなります。

 

さらに、食べる順番も大切。同じ物でも食べる順番を変えるだけで、血糖値の急上昇が予防できます。

 

具体的には、GI値の低いものから順に食べればよいのです。

 

GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略です。

特定の食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを、表す指標のことで、ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的な数値で示されます。

 

食べ物をご飯やパンなどの主食、魚や肉などのたんぱく質、野菜やキノコ、くだものなどにカテゴリー分けすると、もっともGI値が低いのは、野菜類でキノコです。

 

つづいてたんぱく質で、最後は主食になるごはんなどの炭水化物です。

 

だから、キノコや海藻、野菜→肉・魚などのたんぱく質→ごはんなどの炭水化物の順で食べるようにしましょう。

 

つまり、野菜を先に食べる「ベジタブルファースト」がオススメです。

 

 

注意しておきたいのは、GI値が高いからといって、ごはんなどの主食を過度に控えること。

 

炭水化物はエネルギーに変わり、身体を働かせるために欠かせないので、適度に摂りましょう。

 

もし糖分を控えるのなら、ごはん類ではなく間食をやめましょう。特に砂糖を使ったチョコレートやクッキー・ケーキなどのスイーツ、清涼飲料水なども百害あって一利なしなので、極力控えるのが黄ぐすみの予防対策になります。

 

なお、GI値について詳しくは、「グリセミック指数」をご覧ください。

 

また、GI値の低い食べ物は、下記のページでチェックしていただくと、カロリーも見ることができるので便利です。

クラブパナソニック

 

②ビールや日本酒にも注意!

アルコールの摂り過ぎも、糖化のリスクです。

特に、ビールや日本酒に含まれる糖質の含有量は比較的高いので、飲み過ぎるとAGEsの増加につながります。

また、アルコールは体内で分解されるときにビタミンB1が消費されます。

ビタミンB1の不足は、皮脂分泌が促進されるので、これもカルボニル化による黄ぐすみのリスクになってしまいます。

 

2)酸化やカルボニル化による黄ぐすみを防ぐ食習慣

酸化を防ぎお肌のカルボニル化を防いで黄ぐすみを予防するには、抗酸化作用のある食べ物を摂ることが大切です。

抗酸化作用の高い食べ物を積極的に摂れば、過酸化脂質の過剰な発生を避けてくすみの予防ができるのです。

 

①黄ぐすみ予防に摂りたい食べ物

まずは、抗酸化作用を持つ栄養素を摂ることが大切です。

主な抗酸化作用のある栄養素として、ビタミンCやビタミンEが有名ですね。

他にもカテキン・アントシアニンなどのポリフェノール類、β-カロテン・リコピン・ルテインなどのカロテノイド類などがあります。これらが含まれている食材をバランスよく摂取することで、過酸化脂質の抑制が期待できます。

  • ビタミンC:赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、ゆず、アセロラ、パセリ、芽キャベツ、レモンなど
  • ビタミンE:とうがらし、落花生、アーモンド、アボカド、アンコウの肝、すじこ、うなぎなど
  • カテキン:煎茶、ほうじ茶、紅茶、赤ワイン、渋柿、りんごなど
  • アントシアニン:ブルーベリー、ヒルベリー、カシス、ナス、ブドウなど
  • β-カロテン:しそ、モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、のり、抹茶など
  • リコピン:トマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ、柿など
  • ルテイン:ケール、ちりめんキャベツ、パセリ、ほうれん草など

 

②脂肪酸を摂るバランスを考える

脂肪酸を上手に摂ることで、黄ぐすみの予防につながります。

脂肪酸については、農林水産省のホームページの「脂肪酸」のページで詳しい情報がありますが、ここでポイントを説明します。

 

脂肪酸は、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の3つに分かれます。

そして、この3つを30%:40%:30%のバランスで摂るのがよいとされています。

また、多価不飽和脂肪酸は、n-6系多価不飽和脂肪酸(オメガ6)やn-3系多価不飽和脂肪酸(オメガ3)に分かれます。

 

さらに、不飽和脂肪酸の中には、構造が少し異なるトランス脂肪酸と呼ばれるものがあります。これは、自然界では少なく、加工された脂肪酸であるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングに多く含まれます。また、それを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどにも多く含まれます。まだ、解明されていな点もありますが、トランス脂肪酸は、食品からとる必要がなく、とりすぎた場合の健康への悪影響のリスクが懸念されています。

 

  • 飽和脂肪酸は、動物性脂肪では、乳製品や肉などに、植物性脂肪ではココナッツ油、やし油などに多く含まれています。
  • 一価不飽和脂肪酸は、オリーブ油、紅花油、ひまわり油などの植物性油脂に多く含まれます。
  • n-6系脂肪酸の代表は、必須脂肪酸であるリノール酸です。リノール酸は、大豆油、コーン油、サフラワー油などに多く含まれています。
  • n-3系脂肪酸には、エゴマ油やアマニ油に多く含まれる必須脂肪酸のα-リノレン酸、魚類に多く含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などがあります。

 

③脂肪分の多い食べ物は注意

肉の脂身などの脂肪分の多い食事は、皮脂の分泌をさかんにします。皮脂の過剰分泌は大量の過酸化脂質をつくり出してしまうことから、カルボニル化による黄ぐすみを促進してしまうリスクが高まります。

 

バター、生クリーム、チーズなどの乳製品も動物性脂肪がたっぷりなので、摂りすぎに注意しましょう。また砂糖を使った甘いものやアルコールも中性脂肪になりやすいので摂り過ぎに注意しましょう。

 

なお、食べ物と美肌の関係については、次の記事を参考にしてください。

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

 

3)適度な運動

適度な運動は、糖化対策にもカルボニル化対策にもなり、黄ぐすみの予防も期待できます。

もちろん、代謝アップや血行不良なども改善します。

 

日頃から身体を動かす習慣が、アンチエイジングにも一役買うのです。

 

 

運動するタイミングですが、食後1時間は血糖値の高い状態にあるため、食後すぐの運動は身体の負担が大きいので避けましょう。

食後30分から60分経過後に、軽い運動で糖を消費することで、糖化を防ぎ黄ぐすみの予防ができます。

 

水分を十分に摂って、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を行えばよいのです。水泳なども黄ぐすみ対策としては、よい運動です。

 

また、日々の生活の中でもよく動く習慣を取りいれると一石二鳥ですね。デスクワークなどの方はウォーキングなどの軽い運動を取り入れましょう。

 

もう1つの糖化対策としては、運動で骨格筋に負荷をかけることで、骨格筋肉量を維持することです。

 

なぜなら、糖(グルコース)の70%が骨格筋で消費されるからです。

骨格筋肉量が減少すると、血糖値の上昇を抑える物質であるインスリンに対する抵抗性が増えてしまうのです。

 

だから、日ごろから、骨格筋を鍛えて筋肉量を維持することが、抗糖化や黄ぐすみの予防につながります。

 

ウォーキングなら、「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん特別寄稿」を参考にしてください。

 

4)十分な睡眠で黄ぐすみ予防

睡眠不足は、肌疲労や肌老化の原因になりますから、美肌の大敵です。

逆に、ぐっすりと十分な睡眠をとることは、お肌のターンオーバーの正常化に役立ちます。ターンオーバーを正常化することで、表皮にあるAGEsやALEsの排出を促し、新しい肌の生まれ変わりが期待できるのです。

 

その結果、表皮が原因の黄ぐすみの改善の可能性も高まるのです。

 

基本的な睡眠時間は6~7時間と言われていますが、90分の倍数時間眠るのがよいと考えられています。

 

睡眠は、浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類あり、そのワンセットが90分ずつ繰り返していることから、レム睡眠の際に起きるとスッキリと目覚めるのです。

また、入眠後2~3時間が最も成長ホルモンの分泌に大切な時間なので、就寝前にはできる限りリラックスしてゆっくり眠りましょう。

 

なお、睡眠と美肌の関係については、「化粧品より大切?!眠りとエイジングケアの深い関係」や「“美肌は夜つくられる”は、ホント!?」をご覧ください。

 

 


5.スキンケアによる黄ぐすみ対策

 

スキンケアをする女性

 

黄ぐすみのスキンケアの基本は、紫外線対策とエイジングケア化粧品などによる保湿ケアです。どちらも怠ってしまうと黄ぐすみを悪化させてしまうので注意しましょう。

 

1)紫外線対策で黄ぐすみ予防

黄ぐすみだけではなく、肌老化によるエイジングサインの予防の基本は、紫外線対策です。

 

紫外線ダメージは、そもそも線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンを変性させます。

また、紫外線は、活性酸素によって過酸化脂質の生成を促進することで、カルボニル化を進めます。

 

つまり、紫外線による光老化とカルボニル化は大いに関係があるのです。

だから、黄ぐすみの予防のためには、夏でも冬でも紫外線対策は大切なのです。

どんな季節でも肌質やライフスタイルに合った日焼け止めを塗ることや日傘などで紫外線対策を行いましょう。

 

紫外線対策については、次の記事を参考にしてください。

紫外線対策はファッションで差がつく!透過率は色・素材で違う

紫外線が目に入ると、肌が日焼けする不思議な現象はなぜ?

外出とエイジングケア 日焼けのアフターケアはビタミンACEで!

 

2)保湿で黄ぐすみを改善できる?

化粧品による保湿の範囲は、角質層ですが、黄ぐすみの予防には、やはり保湿が大切です。

保湿することによる乾燥肌の予防や対策はくすみ全般のケアに役立つのです。

黄ぐすみは、表皮と真皮の両方の糖化、カルボニル化が影響しています。

 

保湿によってバリア機能の改善やターンオーバーの正常化ができれば、カルボニル化あるいは糖化した表皮細胞をお肌の外へ出すことができるので、黄ぐすみの改善につながります。

 

また、十分に保湿されたお肌になって、バリア機能の改善やターンオーバーが正常化すれば、過剰な皮脂の分泌も防ぐことが可能です。

皮脂が過剰でなければ、過酸化脂質の元も減るので、カルボニル化による黄ぐすみも予防できます。

 

黄ぐすみを予防するための保湿成分には、セラミド、特にヒト型セラミドがオススメです。

 

セラミドは、ちょっと変わった保湿成分で、油性成分でありながら親水基と親油基を持つことで、水分を挟み込んで保湿します。

そして、その強い保湿力でバリア機能の正常化をサポートするのです。

 

セラミドは、本質は油分なので、化粧水より美容液乳液保湿クリームで補うことをオススメします。

 

セラミド配合の化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。

セラミド化粧水は効果的?ランキングではわからない選び方

セラミド美容液のエイジングケア視点で考える選び方・使い方

セラミドクリームの口コミやランキングに頼らない選び方

 

他にも、保湿成分にはいくつかの種類があります。

 

などです。

 

保湿力の強さは、

水分を吸着するタイプ    < 水分を抱え込むタイプ < 水分を挟み込むタイプ

ですが、どれか1つのタイプを使うのではなく、組み合わせて使うことがオススメです。

 

なお、メラニンが原因の黄ぐすみの場合は、保湿成分だけでは、不十分な場合があるので、美白ケアも考えてみましょう。

 

美白化粧品の選び方は、「美白化粧水の選び方にランキングは必要?」を参考にしてください。

 

3)エイジングケア化粧品による黄ぐすみ対策への期待

では、黄ぐすみに対して、保湿以外の効果をエイジングケア化粧品に期待できないのでしょうか?

 

化粧品は、表皮の角質層をケアするものであって、真皮をケアするものではありません。

だから、真皮で糖化やカルボニル化したコラーゲンやエラスチンを回復させることはできません。

 

つまり、真皮が原因の黄ぐすみを改善することはできないのです。

 

しかし、最近では、試験管などの実験ではあっても、コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分や抗酸化作用のある成分などもたくさん登場しています。

 

これらの成分であっても、真皮のコラーゲンやエラスチンを増やすことはできるとは言えませんが、黄ぐすみの予防として、また、エイジングケアの一環とし使うことはよい方法です。

 

コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分としては、ナールスゲンネオダーミルビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体(レチノールレチノイン酸トコフェリル)などがあります。

また、抗酸化成分としては、ビタミンE誘導体、プラセンタエキス、フラーレン、アスタキサンチンなどが有名です。

 

さらに、最近ではAGEsやALEsのはたらきを抑えることに着目した成分も開発されています。

 

例えば、ポーラ研究所によって「シモツケソウエキス」がAGEsを切断する働きを発見されています。

また、資生堂の研究によって「オリーブ葉エキス」のカルボニル化(真皮の黄色化)を抑える働きなどもプレスリリースされています。

 

今後、化粧品成分の研究が進み、黄ぐすみケアの新たな成分が開発される可能性もあります。

 

とは言っても、エイジングケア化粧品に過度に期待するのではなく、黄ぐすみは日常の生活習慣や紫外線対策による予防を第一と考えましょう。

 

 


6.まとめ

 

黄ぐすみはどんな肌状態なのか、またその原因とメカニズムについてご理解いただけましたでしょうか?

黄ぐすみは、くすみの中でもお肌の内側の老化の原因である糖化とカルボニル化が原因です。

だから、まず食べ物を中心とした日常生活で予防することが大切です。

それに加えて、紫外線対策やエイジングケア化粧品などでケアすることも必要です。もし、黄ぐすみかも?と感じたら早めの対策で改善を目指しましょう。

 

<この記事の参照情報>

資生堂 黄ぐすみの新メカニズム解明

皮膚の糖化ストレスと光老化(日本語版)

東京工業大学プレスリリース

 

 

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