脂性肌(オイリー肌)は改善できる!7つの原因と5つの対策

脂性肌を解消した女性

あなたは、皮脂がいっぱいのテカテカのお肌、いわゆる脂性肌(オイリー肌)でお悩みでしょうか?実は、この脂性肌は多くの肌悩みの中でも相当の“ 曲者 ”なのです。

というのは、真逆ともいえる「乾燥肌」が原因のものもあれば、遺伝、ホルモン、年齢など多くの異なる原因のものもあるから。

 

だから、「脂性肌の対策は皮脂を取る!」と単純に考えると失敗も多く、悪循環で常に皮脂を取り続けなければならない「イタチごっこ」になってしまうこともあるのです。

 

そこで、この記事では脂性肌の正しい理解と原因、そして原因別の改善・解消のための対策についてご紹介します。

尚、この記事では各章ごとに「まとめ」をつけていますので、全体の概要を理解したい場合は、まず、「まとめ」をお読みくださいね。

 

脂性肌ならナールスゲン配合のビタミンC誘導体化粧水「ナールスピュア」

1.脂性肌(オイリー肌)が気になるあなたへ

オイリー肌の女性

洗顔をして少し時間が経っただけで、何だか顔がテカテカしてべたつきがあるお肌に悩んでいる人はいませんか。

そんな肌悩みのある方は、化粧崩れも起こりやすくなりますし、見た目も恥ずかしいし、何とか改善したいものですよね。

 

お肌には1人ひとり個性があり、テカテカのお肌と言っても原因も違えばお肌の状態も違うのです。

少しだけベタつきが気になると感じる人もいれば、洗顔をして20~30分でベタついてしまうなど、「私って脂性肌なの」と思っても、程度も人それぞれです。

 

これから、男性も女性も悩む「脂性肌」について詳しく解説を進めますが、スキンケアで危ないのは、“脂性肌”という言葉の影響で、

 

「肌質だからどうにもならないのでは?」

「脂性肌だからとにかく、皮脂を取りの除かないと!」

 

と思い込んでしまうことです。

 

脂性肌は、遺伝を除けば、変わらない肌質ではなく、何らかの原因で皮脂分泌が多い状態が多いのです。

つまり、その原因を突き止めれば、それを取り除いて、改善できる可能性があります。

 

「私の脂性肌って何が原因?」

「早く脂性肌を改善したい!」

「皮脂を取り除いているのになぜか余計に皮脂がでる!」

「皮脂を取り続けたら肌荒れで困っている!」

「オイリー肌なのに、なぜか、お肌の内側はカラカラ、どうして?」

 

などの方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 脂性とは、明確な定義や指標はありませんが、皮脂が過剰に分泌してお肌のテカりを感じている状態です。
  • 脂性肌と関係の深い肌悩みは、ニキビ、毛穴の詰まり、毛穴の開き、角栓などです。
  • 脂性肌の原因で意外なものに乾燥肌があります。
  • 脂性肌は、誤ったスキンケアでインナードライ肌になる場合もあります。
  • 脂性肌の原因は、遺伝、年代、間違ったスキンケアをはじめ7つの原因があります。
  • 脂性肌を改善するには、しっかりと原因と向き合うことが大切です。
  • 脂性肌の改善の対策は、スキンケアや日常生活など5つがあるので、自分に合った方法を選んで組み合わせることが大切です。

 

 

2.脂性肌(オイリー肌)と皮脂の関係

 脂性肌(オイリー肌)と皮脂の関係について考える女性

1)脂性肌(オイリー肌)とは?

脂性肌は、オイリー肌、オイリースキンとも呼ばれます。

肌質は、「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」で詳しく説明していますが、肌表面の皮脂の量と角質層の水分量で、「普通肌」、「乾燥肌」、「乾燥性脂性肌」、「脂性肌」の4つに分けられます。

 

その中で、皮脂量、水分量とも多いのが、一般的な分類で言う脂性肌です。

 

しかし、この「肌質」という呼び方が「肌質は変わらないもの」のような印象を与えますが、あくまで「肌の一時的な状態」と考えた方が理解しやすいと思います。

 

遺伝などで生まれつきの傾向があることは否定できませんが、加齢、外部環境、日常生活やスキンケアの影響で肌の状態が決まるのです。

 

また、「皮脂量がどれだけ多ければ脂性肌」と決める指標もなく、定義もありません。

だから、脂性肌とは、あなた自身が、「テカりがあるから私は脂性肌」、「いつも皮脂が多いから脂性肌」と決める肌状態なのです。

また、その原因も色々。

 

さらに、皮脂腺は、多い順に頭皮、顔、胸、背中、腕・足となり、部位によって数が違います。

その上、顔のパーツでもTゾーンは皮脂が多く、顔のパーツによって状態が異なります。

 

これが、脂性肌のスキンケアや改善を難しくしている一因でもあります。

 

<お肌の質・タイプの分類>

 

お肌の質・タイプの分類の表

2)脂性肌の症状チェック

脂性肌の症状チェック

まずは、あなたの肌が「脂性肌」なのかチェックしてみましょう。

 

□洗顔後、30分ほど時間が経つと、皮脂で顔がテカテカしてしまう

□夕方になるとくすみや化粧崩れが気になり、朝の顔とは違う感じがする

□毛穴の開き、詰まり、黒ずみが気になる

□ニキビが出来やすく、何度も繰り返している

□肌の肌理(キメ)が人より粗く汚れているように見える

 

あなたは、何個チェックがつきましたか?

 

1つもチェックがなければ、あなたはおそらく脂性肌ではありません。

しかし、1つでもチェックがあれば、皮脂分泌が多いかもしれませんね。

チェックが2つ以上だったりすれば、いわゆる「脂性肌」の可能性が高い可能性があります。

 

せっかく化粧下地やファンデーションにも気合を入れてメイクをしていても、崩れてキレイに見えなかったり、毛穴の開きのせいで化粧がうまくのらなかったり、逆に毛穴が目立ってしまって肌が汚く見えてしまうなど、常に肌トラブルの原因となってしまう脂性肌。

 

だから、皮脂は嫌われ者や悪者になることが多い存在ですが、果たしてその実態は?

 

さて、「夕方のくすみ」や「肌の肌理(キメ)」って乾燥肌の原因ではないの?という疑問を持った方はいませんか?

その理由は、もう少し読み進めていただければおわかりいただけます。

 

3)皮脂の役割と脂性肌

皮脂膜によって守られるお肌

「皮脂線」と皮脂腺から分泌される「皮脂」、そして皮脂と汗などで作られる「皮脂膜」は、お肌にとって欠かせない役割を果たしています。

 

これらについては、

皮脂腺のはたらきとしくみを知って女子力アップのスキンケア

皮脂を抑えるエイジングケアは、過剰でも不足でもダメ

皮脂膜は、お肌の天然の保湿クリーム!エイジングケアの鍵!

こちらで詳しく解説していますが、皮脂はお肌の健康を保つ上でとても大切なものです。

 

皮脂や皮脂膜は、水分の蒸発を防ぐことで保湿の一翼を担うこと、病原菌や紫外線など外部の刺激から肌を守る最初のバリア機能を果たすこと、表皮常在菌のバランスを保ちお肌の弱酸性を保つことなどの役割を果たすのです。

 

だから、皮脂膜は、角質層にある細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)と並んで保湿の3大因子と呼ばれます。

 

だから、脂性肌だからと言って、ゴシゴシ擦って皮脂を取りすぎたり、ふき取り化粧水を何度も使って皮脂を取りすぎることは、決してよくないのです。

それどころか、こうした誤ったスキンケアを行うと、お肌の防御機能がはたらいて、さらに皮脂を分泌しようとすることで、悪循環に陥ることも多いのです。

 


 

<第2章のまとめ>

脂性肌とは、皮脂量、水分量ともに多い状態で、一般的な分類で脂性肌と言われています。

テカりやオイリーな感じが嫌で、皮脂を取ることばかりに気が向いてしまいますが、それでは脂性肌の根本的な改善や解決につながりません。

 

なぜなら、皮脂はバリア機能を果たすために出るものであり、過剰に出るのはお肌がそうせざるを得ない原因、理由があるからです。

まず、脂性肌はその原因を突き止めた上で改善の対策を考えることが大切であると心得ましょう。

 

 


3.脂性肌がもたらす肌悩みとは?

 オイリー肌が原因の肌悩み

脂性肌と言えば、「お肌のテカり」や「ギラつき」、「ベトベト感」。

これ自体が肌悩みですし、ファンデーションがうまくのらなかったり、化粧崩れなどに悩むことが多いことはよく知られています。

しかし、中には意外な肌悩みも。

 

ここでは、脂性肌と関係の深い肌悩みをご紹介します。

 

1)脂性肌と乾燥肌の関係

乾燥肌が原因の脂性肌もある!

「え?脂性肌と乾燥肌って真逆なのにどうして!?」と思う方も多いでしょう。

この記事のはじめに、“脂性肌は曲者”とお話しましたが、実は、皮脂の分泌過剰は、お肌が乾燥することでも起こるのです。

 

脂性肌の原因については、次の章で取り上げますが、ここでは、脂性肌と乾燥肌の関係を取り上げます。

 

乾燥肌やお肌が乾燥した状態とは、水分量も少なく皮脂も少ない状態です。

先程見ていただいた「お肌の質・タイプの分類」でも脂性肌と乾燥肌は、対角線上にあってまさに真逆です。

 

乾燥肌の方がゴシゴシ洗顔や刺激の強い洗顔など誤ったスキンケアを行った場合、お肌のバリア機能は低下します。

そうすると、お肌は外的の防御のために、頑張って皮脂分泌を促すのです。

これを繰り返すと、常に皮脂分泌が過剰な状態となり、水分の量は増えないまま、皮脂の量だけが増えてしまうことがあるのです。

 

これが、乾燥性脂性肌、あるいはインナードライ肌なのです。

 

この皮脂過剰タイプは、脂性肌ではなく、実は「乾燥肌」です。

 

だから、ここで一般的な「脂性肌の改善対策」として、皮脂を取っても効果はないばかりか、ますます、悪化する悪循環、「魔の皮脂過剰ループ」に陥ってしまうリスクさえあるのです。

このタイプの方は、乾燥肌の原因にも目を向けることが必要なのです。

 

水分量の多い脂性肌も過剰な皮脂取りで乾燥肌に!

 

脂性肌の原因になる乾燥肌のイメージ

もう1つ気を付けたいのは、もともと水分量の多いタイプの脂性肌の方も、

誤った皮脂対策を続けるとお肌が乾燥肌傾向に傾き、乾燥性脂性肌、あるいはインナードライ肌になりうることです。

 

「自分は生まれつきの脂性肌だから皮脂を取り続けよう!」

「若いからどんどん皮脂がでる。頑張って皮脂を取ろう!」

 

などと誤りに気付かないまま、皮脂の取りすぎを続けることはとても危険なのです。

バリア機能が壊れた状態が続くと、年齢を重ねてから敏感肌になってしまうこともあります。

 

これから、脂性肌の原因に加えて、改善や解消の対策について深く取り上げますが、まずはどんな場合も、「皮脂の取りすぎは誤り」であることを覚えておきましょう。

 

「私の脂性肌って、インナードライ肌や敏感肌かも?」と感じたら、「皮膚科学で考えるインナードライ肌・敏感肌対策秘訣」をチェックしてみてください。

 

乾燥肌と脂性肌から、インナードライ肌に変化

2)脂性肌とニキビの関係

10代や20代前半の方なら、脂性肌と言えば、真っ先に浮かぶ肌悩みは、ニキビではないでしょうか。

ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼びます。

 

なぜ、ニキビが脂性肌と関係が深いかと言えば、表皮常在菌の1つであるアクネ菌は、皮脂が多いと、それを食べ過ぎてニキビを発生させるからです。

 

ニキビは、色と症状の重さで軽い順に「白ニキビ」、「黒ニキビ」、「赤ニキビ」に分けられます。

 

白ニキビは、まだニキビの初期段階です。

毛穴に皮脂は詰まっていても、まだ炎症は起こしていません。

 

黒ニキビは、白ニキビの次の段階です。

毛穴に詰まった皮脂が酸化され、毛穴が黒ずんで見えている状態です。

白ニキビや黒ニキビは、「コメド」と呼ばれることもあります。

 

そして、赤ニキビは、炎症をおこした状態です。

こうなるとスキンケアでは治らないので、皮膚科や病院で医師が医薬品などで治療を行うことも必要です。

さらにニキビが進行すると、ニキビ跡が残ることもあります。

 

なお、大人の脂性肌は、大人ニキビをもたらす場合もあります。

 

3)脂性肌と毛穴・角栓の悩み

いちご鼻・毛穴の黒ずみ

ニキビの初期にもみられる毛穴の黒ずみや鼻の頭の毛穴の黒ずみである「いちご鼻」も脂性肌と関係の深い肌悩みです。

 

いちご鼻は、不要な角質や皮脂が毛穴に詰まることが大きな原因です。

Tゾーンはもともと皮脂が多いので、脂性肌ではなおさら。

いちご鼻は、ファンデーションで隠すが難しいので、やっかいです。

 

角栓

角栓については、「角栓の除去はダメ!?鼻の角栓の原因と正しいエイジングケア」で詳しく解説していますが、毛穴部分の剥がれかけた角質の集まりです。

 

鼻から過剰に出た皮脂で古い角質が残り、さらにメイク残りなどの油性成分が混ざり、毛穴に詰まった状態です。

角栓は、皮脂を取りすぎても、未発達なままの角質細胞がお肌表面に上がってきて、それが酸化してひどくなる場合も。

ターンオーバーが早すぎる状態であることも多いのです。

 

毛穴の開き

皮脂の過剰分泌と関係が深いもう1つの肌悩みは、毛穴の開き。

毛穴の開きについては、「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」で詳しく解説していますが、遺伝的な要因やホルモンバランスなどで皮脂腺が発達したり、皮脂腺から皮脂が多量に分泌することで、皮脂の出口も大きくなり、毛穴が丸く開いてしまうのです。

 


 

<第3章のまとめ>

脂性肌がもたらす肌悩みとしては、ニキビ毛穴の黒ずみいちご鼻角栓毛穴の開きがよく知られています。

実は、もう1つ気を付けたいのが乾燥肌

意外かもしれませんが、乾燥肌が皮脂過剰な状態を生み出す場合もあり間違ったスキンケアでインナードライ肌や敏感肌になる場合もあるのです。

 

 


4.皮脂過剰とホルモンの関係

皮脂過剰とホルモンの関係について考える女性

脂性肌の原因はさまざまですが、皮脂が過剰に分泌するメカニズムには男性ホルモンと女性ホルモンが深く関わっています。

 

1)男性ホルモンと皮脂過剰

皮脂分泌が過剰になるのは、主に男性ホルモンであるアンドロゲンの1種であるテストステロンの影響です。

テストステロンは、男性の睾丸(精巣)でつくられ、男性ホルモンの95%を占めています。

男性ホルモンとは、アンドロゲン(androgen)とも呼ばれるステロイドホルモンです。

また、男性ホルモンは雄性ホルモンとも呼ばれます。

 

男性ホルモンには、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオン(androstenedione)、エピアンドロステロンなどもありますが、皮脂の過剰分泌にはテストステロンと深く関わっています。

 

テストステロンは、皮脂腺を刺激することで、皮脂腺を増やしたり、皮脂の合成を促進するなど

 

皮脂腺の分泌活性を高める役割を担っています。

だから、男性は脂性肌が多く、男性ホルモンの過剰分泌が脂性肌をもたらすのです。

 

実は、このホルモンは女性の卵巣からも分泌されます。

その量は、男性の約20分の1程度ですが、女性の脂性肌にも影響を与えているのです。

とはいえ、女性にもテストステロンの分泌が多い方もいます。

思春期にテストステロンの分泌が多い女性は、40代頃まで脂性肌が続く方も多いと言われています。

 

また、この男性ホルモンは、思春期に分泌が増加します。

これが思春期に脂性肌やニキビが多い原因の1つです。

 

一方、大人の場合でも、ストレスで過剰分泌されることがあります。

だから、ストレスが脂性肌の原因になってしまうこともあるのです。

 

テストテロンは、30代の始めから少しずつ減少しますが、女性ホルモンのような急激な傾斜をたどるのではなく、徐々に減っていきます。

男性が40代や50代でも脂性肌の傾向が高く、あまり乾燥肌に悩まないのはこれが理由の1つです。

 

2)女性ホルモンと皮脂過剰

皮脂過剰に悩む女性

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますが、皮脂の分泌と関係が深いのが、プロゲステロンです。

プロゲステロンは、女性の卵巣の黄体から分泌されることから黄体ホルモンとも呼ばれます。

 

プロゲステロンは、受精や妊娠をサポートする女性には大切なホルモンです。

また、プロゲステロンには、乳腺の発達、血糖値の正常化、体温上昇、ホルモンバランスの調整などをサポートします。

さらにプロゲステロンには、皮脂の分泌を促進する作用があります。

 

プロゲステロンは、排卵後から次の月経が始まるまでの間に分泌されますが、この時期を「黄体期」と呼びます。

この時期は、プロゲステロンがエストロゲンより優位にはたらき、皮脂分泌量が増え、普通肌の方でも脂性肌に傾いたり、肌荒れやニキビができやすくなります。

もちろん、脂性肌の方はよりオイリーな状態にもなってしまいます。

 


 

<第4章のまとめ>

皮脂の分泌は、直接的には男性ホルモンの1つであるテストステロン女性ホルモンの1つであるプロゲステロンの影響によるものです。

テストステロンは男性の精巣だけでなく、女性の卵巣からも分泌されます。

これらのホルモン分泌は体質、年代などで変化しますが、分泌が多い場合は脂性肌に傾きます。

 

 


5.脂性肌(オイリー肌)の7つの原因とは?

脂性肌に悩む女性

ここからは、脂性肌の原因を詳しく取り上げます。

 

「脂性肌」の原因として以下のようなものが主にあげられます。

  • 生まれつき皮脂量が多い遺伝的なもの。
  • 思春期などの年齢的なもの。
  • 夏などの皮脂が分泌しやすい時期等、季節的なもの。
  • 間違ったスキンケアや思い込みなどがあげられます。
  • 誤った食生活
  • よくない生活習慣
  • 肝機能の低下

 

特に「2.脂性肌がもたらす肌悩みとは?」でも触れましたが、

「間違ったスキンケア」を長期間続けることで、「脂性肌」を悪化させ、余計に皮脂を多く分泌させていることもあります。

 

また、加齢によって毛穴が開き皮脂が出やすくなっている場合も脂性肌になることがあります。

 

1)脂性肌(オイリー肌)は遺伝なの!?

顔かたちから体質まで、親からの遺伝があるのはご存知の通り。

肌質ももちろん遺伝します。

あなたが遺伝が原因の脂性肌の場合、ご家族も「脂性肌」の可能性が高いと言えます。

「自分の脂性肌って遺伝かな?」と思った時は、ご両親の肌質を思い出してみるといいと思います。

 

薄毛の原因である酵素「5αリダクターゼ(ファイブ アルファ リダクターゼ)」、実は、この酵素の分泌量と受容体の感度は、皮脂の分泌とも関わっています。

 

5αリダクターゼは、皮脂腺の中、つまり、毛穴の中にありますが、テストステロンを強力な男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換させる酵素です。

つまり、5αリダクターゼが多ければ、皮脂分泌が多くなるのです。

この5αリダクターゼの量は遺伝によるものが大きいとされています。

 

また「脂性肌」の悩みの1つである毛穴の開きもこの酵素の遺伝と関わっています。

遺伝的に皮脂腺が大きいと、毛穴の開きも受け継いでしまうのです。

 

「脂性肌」で悩んでいる人はご両親のいずれかがテカテカしていたり、皮脂量の多い肌質をしていませんでしたか?

「脂性肌」は遺伝的な場合があることも覚えておきましょう。

 

2)思春期などの年齢的なものによる「脂性肌」

思春期の女性

思春期の脂性肌

10代の思春期の頃に脂性肌が気になる人もいれば、社会人になり大人になってから脂性肌で悩む人もいます。

 

「3.皮脂過剰とホルモンの関係」でも触れましたが、女性の場合、年代や生理周期でもホルモンバランスの影響を受けて、皮脂量が大きく変化することがわかっています。

 

10代半ばの思春期の頃はホルモンの分泌が多く、また、不安定なので、皮脂の分泌が活発になり、ニキビやいちご鼻、毛穴の詰まりなどの症状を起こしてしまいます。

 

20代に入ると女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が増えます。

エストロゲンには、皮脂を抑制するはたらきがあるので、皮脂の分泌が抑えられるようになります。

だから、10代で脂性肌に悩んでいた人も、20代に入り症状が治まったと感じている人もたくさんいます。

もちろん、遺伝など肌質でもその度合いは異なりますが、20代は、年代別エイジングケアの道標である「お肌のエイジングインデックス」も高く、とてもお肌の状態がよい年代なのです。

 

エイジングケア世代の脂性肌

ところが、30代後半~40代になると「エストロゲン」の分泌量が減っていきます。

その影響を受けて、男性ホルモンの「アンドロゲン」が優位な状態に。

その結果、皮脂腺が刺激され、皮脂分泌が過剰になってしまうこともあります。

これが原因で、「脂性肌」に陥ってしまうことがあるのです。

 

つまり、女性には、思春期とアラフォーの2つの時期に脂性肌のピンチがあるのです。

特に、アラフォーのこの時期に間違ったスキンケアをやってしまうと、インナードライ肌などにもなってしまうので、注意をしましょう。

 

3)季節的な影響による「脂性肌」

夏のオイリー肌

お肌がオイリーな状態と言えば、季節は夏。

気温が高く、紫外線も強いので「脂性肌」の人にとっては特に気を付けたい季節でもあります。

普段は乾燥が気になる人も皮脂が増え、テカりが気になるようになります。

 

その理由は、3つです。

 

①夏は汗をかくので汗と一緒に皮脂も他の季節より多く分泌されます。

汗は蒸発しても皮脂だけがお肌に残ってしまいます。

 

②夏は気温が高く、油である皮脂が柔らかくなって肌表面に流れやすくなります。

だから、脂性肌でなくても油っぽく感じてしまうのです。

 

③汗が蒸発する際には肌の水分は奪われます。

汗をかいた後、急激に冷房の効いた乾いた部屋などで過ごすと、過剰に水分が失われます。

その結果、バリア機能を保とうと、皮脂が過剰に分泌されるケースがあるのです。

特に、インナードライ肌の方はこの点に注意が必要です。

 

こう説明すると汗は脂性肌にとって悪者になってしまいますが、ちゃんと汗にもメリットがあります。

その点については、「エイジングケアは自分の汗で!汗は最高の美容液?!」をご覧ください。

 

また、冬の暖房の影響でも近いことが起こります。

冬の暖房で湿度が低くなると、お肌の乾燥が強くなるので、皮脂が過剰分泌気味になることがあります。

 

日本女性の乾燥肌の原因で、影響が大きいのが冷暖房の使いすぎですが、実は、脂性肌にも影響を与えているのです。

 

4)間違ったスキンケアや思い込みによる「脂性肌」

脂性肌の問題を一層大きくしているのが、間違ったスキンケアです。

一言で言えば、「過剰な皮脂対策が、皮脂分泌を促進し、悪循環に陥っている」のです。

 

「脂性肌」で悩んでいる人の間違った肌のお手入れ方法として、以下のようなものがあげられます。

  • さっぱり洗い流せる化粧落としがベストである
  • 油分が多い洗顔料や化粧落としは使わない
  • 洗顔でさっぱりさせているのに、化粧水などもさっぱり感を求めている
  • 「皮脂肌」だと思って念入りに洗いすぎている

 

この方法だと角質を剥がす洗顔やお手入れになっているので、表皮が角化しやすくなり、バリア機能が低下したお肌は皮脂分泌を促すことでお肌を守ろうとします。

 

一見、乾燥を感じているお肌も皮脂腺が発達すると、皮脂の分泌が促されて増加し、もともとベタつきやすいお肌が、よりオイリーなお肌になってしまうのです。

 

■間違いやすいスキンケア

  • 強い界面活性剤が配合されたクレンジング
  • 洗浄力の強い洗顔料やスクラブ洗顔のやりすぎ
  • ゴシゴシ洗顔で肌を強くこする
  • 1日3回以上の洗顔
  • アルコール配合化粧品の使いすぎ
  • 油取り紙などで皮脂を取りすぎる
  • 間違った角栓のケア
  • 不十分な保湿ケア

 

5)皮脂分泌を促進する食べ物の摂りすぎ

皮脂分泌を促進する食べ物

ここでは、「皮脂分泌を誘発する食品」について解説します。

皮脂を過剰に分泌させてしまうのは、中性脂肪(トリグリセリド)になりやすい成分を含む食べ物や、血糖値を急上昇させてしまうGI(グリセリックインデックス)値の高い食べ物です。

 

中性脂肪になりやすい食べ物には、

  • 肉の脂身、バター、生クリーム、チーズなど動物性脂肪の多い食べもの
  • 砂糖
  • 果物など果糖を多い食べ物
  • アルコール

があります。

 

血糖値を急上昇させる食べ物には、

  • 糖分(グラニュー糖、白砂糖、氷砂糖など)
  • 小麦粉、白米など精製された穀物
  • パンや麺類などの炭水化物の多い加工食品(フランスパン、食パン、インスタント麺)
  • チョコレート、ケーキをはじめとする砂糖を多く含む食べ物
  • ジャガイモ、ニンジン

 

6)よくない生活習慣

バランスのよくない食生活をはじめ、睡眠不足やストレスの多い生活習慣はホルモンバランスを崩す原因になります。

ホルモンが皮脂分泌に大きな影響を与えていることはこの記事で説明してきた通りです。

 

よくない生活習慣は、ホルモンバランスを乱し、脂性肌の原因になります。

 

7)肝機能の低下

男性ホルモンや女性ホルモンのプロゲステロンは肝臓で代謝を受けます。

お酒などアルコールの摂りすぎ、暴飲暴食、過労、タバコ、運動不足による代謝低下などが原因で肝機能が低下するとホルモンの代謝が悪くなり、皮脂の過剰な分泌の原因になることがあります。

 

つまり、肝機能の低下や肝臓の病気なども脂性肌の原因になってしまうことがあるのです。

 


 

<第5章のまとめ>

脂性肌の原因には、遺伝、年齢、季節、間違ったスキンケア、誤った食生活、よくない生活習慣、肝機能の低下の7つがあります。

 

脂性肌の改善を目指すには、まず自分の脂性肌やオイリーな状態がどこから来ているのかを考えることが大切です。

中でも特に注意が必要なのは、思い込みによる間違ったスキンケアです。

 

 


6.脂性肌(オイリー肌)の改善と解消の対策

 脂性肌(オイリー肌)の改善と解消の対策

脂性肌には大きく分けて7つの原因があることがわかりました。

7つの原因をしっかり確認していただければおわかりだと思いますが、「皮脂がたくさん出ているから、それだけに注目して皮脂を取り続ける」ことが正解でないことにお気付きいただけたのではないでしょうか。

 

遺伝やエストトロゲンが減ってしまう年代であることを除けば、脂性肌の原因は、誤った日常やスキンケアが生み出していることが多いのです。

 

だから、自分の脂性肌を振り返って、しっかりと原因と向き合い、それを解消すれば脂性肌も改善するのです。

 

また、遺伝などの脂性肌も美容医療などで解決できることもあります、

 

脂性肌でお悩みの方も多いと思いますが、ぜひ、今からご紹介する改善の対策を実践しましょう。

 

1)食べ物・栄養素による脂性肌の改善の対策

食べ物・栄養素

まずは、皮脂を分泌させる食べ物を減らす

脂性肌の原因でもお話しましたが、中性脂肪など脂質の過剰摂取になるような食事は控えることやGI値の高い食べ物を控えることが、脂性肌の改善に役立ちます。

つまり、脂性肌で悩んでいる人は、食生活も改善する必要があるのです。

 

ファストフードや油っこい食事などが好きな人に「脂性肌」の人が多いとされ、体内では余計な油分を摂取した時に外に出そうとするはたらきがあるためだといわれています。

油っこい食事や、甘いものなど頻繁に食べている人は、他の人よりも過剰に摂取している可能性があります。

心当たりがあるなら、まずは皮脂の過剰分泌をもたらす食べ物を減らしましょう。

 

皮脂をコントロールする栄養素を摂る

ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCは、皮脂をコントロールする栄養素です。

 

■ビタミンB2

「リボフラビン」とも呼ばれ、動脈硬化症や老化の原因となる過酸化脂質が体内でできるのを防ぐ役割があります。

また、皮脂の分泌量を適性にコントロールし、粘膜や皮膚の健康をサポートします。

 

ビタミンB2は人間の腸内でもつくられていますが、水溶性のため、蓄えることができません。

ですから、食事で毎日摂取することが大切です。

豚・鶏・牛レバー、うなぎ、牛乳、納豆、アーモンド、卵などに含まれています。

 

■ビタミンB6

「ピリドキシン」とも呼ばれ、たんぱく質からエネルギーを産生したり、筋肉や血液などがつくられたりする時にはたらきます。

また、ビタミンB2と協力して皮脂の分泌をコントロールします。

他にも皮膚炎予防、成長促進、脂肪肝の予防、動脈硬化の予防ほか月経前症候群(PMS)の症状を緩和したり、つわりの症状を緩和するなど精神安定やホルモンバランスとも関わる女性にとっては大切なビタミンです。

 

ビタミンB6は、「ピリドキシン」として、肌荒れ、にきび、日焼け、かゆみ防止を期待して化粧品や医薬部外品の原料としても使用されています。

 

過度なスポーツを継続したり、妊娠中やピルを継続的に服用している時は、ホルモンの関係でビタミンB6の必要量が増加し、不足しやすくなります。

いわば、脂性肌はスポーツや妊娠の中にも潜んでいるのです。

 

かつお、まぐろなどの魚類、レバー、肉などに、ビタミンB6は多く含まれています。

また、バナナにも比較的多く含まれているので、スポーツの前後に意識して食べることもよいと思います。

 

■ビタミンC

ビタミンCは万能のビタミンとも呼ばれています。

そのはたらきは、皮脂のコントロール、ニキビ予防以外でもコラーゲン産生の促進や美白、抗酸化などさまざまです。

 

赤・黄ピーマン、アセロラ、ゆず、いちごなどに多く含まれます。

 

脂肪の吸収を抑える食べ物・飲み物を摂る

烏龍茶(ウーロン茶)や黒烏龍茶には、脂肪の吸収を抑えるはたらきがあります。

これは、烏龍茶に含まれる「烏龍茶重合ポリフェノール」が、脂肪の吸収に必要なリパーゼの活性を阻害するからです。

 

飲み過ぎるとお肌が乾燥しますが、上手に使えば脂性肌の予防や改善に役立つ飲み物です。

 

これらのビタミンは、日々の食生活で補うことが基本ですが、どうしても食べ物で不足を感じるなら、サプリメント等で補うことも選択肢の1つです。

 

便秘からくる肌荒れにも注意が必要なので、「便秘からくる肌荒れ 解消には食事の見直しから」を参考にしてください。

 

食べ物や飲み物と美肌の関係については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」も参考にしてください。

 

2)日常生活で脂性肌を改善

日常生活でオイリー肌予防

脂性肌の原因でお示したことを改善することで、脂性肌を改善したり解消することが可能です。

さらに、もう1つよいことを言えば、脂性肌改善のための日常生活はそのままエイジングケアにとっても効果的で、乾燥肌の対策にもなるのです。

 

もっと言えば、ほうれい線しわしみくすみ顔のたるみたるみ毛穴むくみなどありとあらゆる肌悩みの対策と共通する部分も多いのです。

お金をかけずにできるので、どんなエイジングケア化粧品よりも高いコスパです。

 

当たり前のことばかかりなので、ぜひ、日常生活で脂性肌の改善対策を実践しましょう。

 

  • ウォーキングやストレッチなど適度な運動を心掛ける
  • タバコを吸わない
  • 受動喫煙(周りの人の副流煙)を避ける
  • お酒を飲み過ぎない
  • 肝臓に負担をかける暴飲暴食などはしない
  • 質の高い睡眠を十分に取る
  • 過労やストレスを避ける
  • 脂性肌で毛穴の汚れが気になる場合、洗顔前にお風呂で汚れを浮かす

 

全てを1度に改善することは難しいかもしれませんが、皮脂コントロールのためにも、1つでもよい習慣を身に付けましょう。

 

3)スキンケアやエイジングケアによる脂性肌改善の対策

脂性肌で悩んでいる人は、スキンケアで「皮脂を抑える」ことに気持ちが強くなる傾向にあります。

テカテカして気持ち悪い、人前に出るのが恥ずかしいなどの気持ちもわかりますが、それを気にして皮脂を取りすぎると返ってマイナス。

 

皮脂を取ること自体は、必ずしも悪いことではありませんが、目指すのは「過剰な皮脂がでないお肌」です。

それは、スキンケアだけで実現するものではなく、今、説明した食べ物や日常生活と組み合せで行いましょう。

 

脂性肌の改善のためのクレンジング

クレンジングの全体的なお話は、「クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方」で詳しく取り上げていますが、脂性肌の方も、クレンジングでしっかりメイクを落とすことは大切です。

 

なぜなら、メイクを落とさなければメイクの成分が過酸化脂質になって、一層、脂性肌を悪化させるからです。

メイクした時間が早ければ、夜は早めにメイクを落として、お肌への負担や酸化のリスクを減らしましょう。

 

クレンジング料は、「脂性肌」だからといって、皮脂を取る力の強いオイルタイプのクレンジングを選びがちですが、これは間違いです。

オイルタイプの中には、強い界面活性剤が入っているものもありますので、それは避けましょう。

 

最近は、多くの種類のクレンジングがあり、タイプだけで選ぶことが難しくなっていますが、脂性肌の方は、クリームタイプかミルクタイプの刺激の少ないものを選ぶことです。

 

クレンジングの際、Tゾーンを意識する方が多いと思いますが、エイジングケア世代は、Uゾーンも意識しましょう。

なぜなら、加齢とともにUゾーンも皮脂分泌が増え、あごなどの肌荒れ(大人ニキビ)に悩む場合もあるからです。

 

また、クレンジングは、2分以内でメイクをすべて落とすようにしましょう。長時間のクレンジングはお肌に負担を与えます。

 

脂性肌改善のための洗顔

 

脂性肌改善のための洗顔

洗顔や洗顔料については、「洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方」で詳しく取り上げていますが、脂性肌の洗顔も考え方はクレンジングと同じです。

 

皮脂をしっかり落としながらも優しい洗顔料で摩擦のない洗顔を心掛けることが大切です。

また、洗顔回数は、1日2回までにしましょう。

 

間違った洗顔料は乾燥肌を促したり、インナードライ肌や敏感肌の原因になります。

その結果、返って皮脂の分泌を促してしまうので正しい洗顔、優しい洗顔を心掛けましょう。

 

洗顔料は、固形、フォーム、パウダーなどさまざまなタイプがありますが、どんなタイプを選ぶにしても、添加物の少ないシンプルなもので適度な洗浄力のものを選びましょう。

例えば、良質な固形の純石鹸は脂性肌の方にはよい洗顔料です。

 

一方、「洗い上がり」の感触にも注意しましょう。

過度に洗浄力の強いものやスクラブ洗顔、メンソール配合、アルコール(エタノール)配合などサッパリ系は避けた方が無難です。

 

また、美容成分をたくさん配合した洗顔料もあまりオススメできません。

特に、オイル系や油溶性の美容成分配合の洗顔料は避けましょう。

 

洗顔の基本目的は、皮脂をしっかり取り除いてお肌を清潔に保つことです。

保湿などは、洗顔後につける化粧水や美容液に譲りましょう。

 

脂性肌で角質肥厚があったりターンオーバーが遅い場合は、酵素洗顔を試してみることもよい方法です。

ただし、回数は週に1~2度程度にするなどやりすぎは避けましょう。

 

脂性肌の方の酵素洗顔についての詳しい情報は、「脂性肌改善のための酵素洗顔の方法と選び方のコツとは?」をご覧ください。

 

また、ダブル洗顔も必要な場合とそうでない場合があるので、「ダブル洗顔の正しい方法は?肌質・肌状態・年齢で考える」を参考にしてください。

 

脂性肌の改善のための基礎化粧品

 

脂性肌の改善のための基礎化粧品

では、脂性肌を改善するために、化粧水美容液保湿クリームなどはどう選べばよいのでしょうか?

これは実は、そう簡単ではありません。

 

これまでしっかり記事を読んでいる方はおわかりだと思いますが、

「脂性肌だから収れん化粧水を使おう」

「脂性肌だからアルコール配合化粧水を使おう」

「脂性肌だから油溶性成分やオイルは避けよう」

は、必ずしも正解ではないのです。

 

もちろん、脂性肌でテカりがひどい場合は、短い期間、収れん化粧水やふき取り化粧水を使うことも悪いことではありません。

思春期で脂性肌によるニキビに悩む場合は、ニキビ用化粧水もよい選択肢になります。

しかし、長い期間使いすぎたり、1日に何度も使うと乾燥肌の原因となって、返って脂性肌が悪化する場合もあるのです。

 

つまり、誰にでも「これが絶対!」と言えるものがあるのではなく、お1人おひとりの年齢や脂性肌の原因や状態で正解が変わるのです。

 

したがって、ここでは基本的なポイントを紹介しますので、試しながらご自分にとっての正解を導きだしていただければ幸いです。

 

■やはり保湿は大切

脂性肌でも保湿は大切です。これは、間違いありません。

特に、目元や口元は皮脂腺が少なく乾燥しがちです。

TゾーンやUゾーンが脂性肌でも目元・口元は、乾燥することもあります。

 

もちろん、TゾーンやUゾーンも洗顔後などは、化粧水や美容液でしっかり保湿しましょう。

 

水溶性の保湿成分でオススメは、プロテオグリカンヒアルロン酸コラーゲンアミノ酸などです。

 

なお、脂性肌で敏感肌の場合は、「敏感肌化粧品の選び方は、ランキングやイメージでは危ない!」も「敏感肌化粧水の選び方は、ランキングより正しい知識で!」も参考にして化粧品を選んでください。

 

■皮脂コントロールは適度に

乾燥やインナードライが原因でない脂性肌なら、適度に皮脂を抑えるコントロールをすることも大切です。

化粧水や美容液で皮脂をコントロールする成分を補いましょう。

 

代表的な成分は、水溶性ビタミンC誘導体で、リン酸アスコルビルNaやリン酸アスコルビルMgなどがあります。また、両性のビタミンC誘導体であるAPPSも皮脂もあります。

つまり、ビタミンC誘導体化粧水は、脂性肌の改善の対策としてよい選択肢なのです。

 

他には、整肌成分あるいはエイジングケア化粧品成分としてもよく使われるレチノイン酸トコフェリルレチノール、マメリスエキス・アーチチョーク葉エキスもよい選択肢です。

 

抗酸化成分であるビタミンE誘導体(トコフェロール)、フラーレン、アスタキサンチン、リコピンなども皮脂の過酸化を防ぐので好ましい成分です。

 

■保湿・抗酸化・エイジングケアを同時に望むならナールスゲン

エイジングケア世代の脂性肌の方で、保湿、抗酸化、そしてエイジングケアも一緒にしたいなら、ナールスゲンがオススメの成分です。

ナールスゲンは、京都大学と大阪市立大学の共同開発による水溶性のアミノ酸誘導体です。

 

保湿作用に加えて、

のあるエイジングケア化粧品成分で、刺激などもなく使いやすいのが特徴です。

 

ナールスゲンは、2012年に生まれた新しい成分ですが。こうした特徴から脂性肌のスキンケアアイテムだけではなく、さまざまなエイジングケア化粧品に配合されることが増えています。

 

■油溶性成分も必要

「脂性肌はテカテカするので油溶性成分が不要!」だと思っていませんか?

これは間違いです。

 

脂性肌は確かに皮脂分泌が多く、水分の蒸発を防ぐ力が強いので、過度に油溶性成分を使う必要はありません。

しかし、冬の乾燥の時期、口元や目元、また実はインナードライ肌の方などは、乳液や保湿クリームで油溶性成分を補いましょう。

 

もちろん、塗る量は調整が必要です。脂性肌の方はTゾーンやUゾーンは薄く塗ったりする工夫をしましょう。

肌の乾燥が気になる場合は、乳液やクリームを乾燥する部分に薄く塗るとよいでしょう

 

油溶性の保湿成分には、セラミドシアバター、スクワラン、ワセリンやオリーブオイル、アルガンオイルなどのオイル系成分があります。

 

また、油溶性ビタミンC誘導体のテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、にきび対策としも使える上にエイジングケアもできる成分です。

 

■ノンコメドジェニック化粧品も選択肢の1

ノンコメドジェニック化粧品とは、簡単に言えば、ニキビの原因菌であるアクネ菌の養分になりにくい油性の成分であることが、テストで実証されている化粧品です。

コメドを誘発の可能性の低いことを証明するのが、「ノンコメドジェニックテスト」で、これを通過したものが、ノンコメドジェニック化粧品です。

※コメドとは:面皰ともいい、皮脂の出口となる毛穴がほこりや皮脂などで詰り,炎症を起こす症状のことをいい、ニキビができる第一段階をさす。

 

ニキビが治るわけではありませんが、アクネ菌の養分になるリスクが低い点では、脂性肌の方にとってメリットのある化粧品です。

 

メイクも一工夫

 

オイリー肌にあわせたメイク道具

「脂性肌」で悩んでいる場合、メイクやメイク道具を選ぶ時にも一工夫が大切です。

過剰な油分があるとお肌がベタつく原因になります。

特にベースメイクを選ぶ時は、油分が少ないパウダータイプのものを選ぶのがおすすめです。

 

保湿成分を配合しているものよりは、さらさらに保ってくれるタイプのものを選ぶようにすると、時間が経ってもメイク崩れが少ないキレイなお肌の状態を保つことが出来るのでおすすめです。

 

メイクをする最初と最後にティッシュを使い、余計な油をOFFするのを忘れずに。

この一工夫でメイク持ちの長さが変わります。

 

4)脂性肌の改善に夏や冬で気を付けたいこと

夏は、皮脂は増えますが、汗の量も増えます。

脂性肌の改善のためには、しっかり汗をふき取るようにしましょう。

 

ただし、皮脂を取りすぎてしまうと、皮脂が過剰分泌してしまいます。

皮脂までゴシゴシと取り去ることは避けましょう。

 

冬に冷暖房を行う場合は、加湿器などを使って湿度を調整しましょう。

乾燥肌でも脂性肌でも、湿度を上げることで、肌の水分が保たれるようになれば、自然に皮脂の分泌は正常な方向に向かいます。

 

このように、スキンケアに小さな工夫を加えて、脂性肌の改善を目指しましょう。

 

5)美容医療や医薬品による脂性肌(オイリー肌)対策

美容医療によるオイリー肌改善

美容医療では「脂性肌」に対してさまざまな方法が用意されています。

イオン導入、ケミカルピーリング、フォトフェイシャル、フォトダイナミックセラピー(PDT)、ホルモン療法などがあります。

 

また、漢方やトレチノインやハイドロキノンなどの医薬品を使う場合もあります。

 

日常生活やスキンケアでさまざまなことを試してもなかなか改善しない場合や、一刻も早く脂性肌を改善したい場合は、皮膚科や美容クリニックで美容医療を検討することも選択肢の1つです。

 

それぞれの方法に向き不向きや、メリット・デメリットがあるので、脂性肌の治療や美容医療を受ける場合は、皮膚科や美容クリニックで専門医に相談しましょう。

 

なお、脂性肌の美容医療についての詳しい情報は、「脂性肌の美容医療とは?その選択肢とメリット&デメリット(作成予定)」をご覧ください。

 

なお、皮脂が過剰な分泌による病気の1つに「脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)」があります。

この病気は、お肌や頭皮の地肌にかゆみをともない、赤くなったり、皮膚が荒れてカサついたります。

 

これは、真菌が原因なので、抗真菌薬や炎症を抑えるステロイド外用薬で治療されます。

脂性肌の方で、こうした症状がある場合は、早く皮膚科を受診しましょう。

 


 

<第6章のまとめ>

脂性肌の改善の方法は、食べ物・栄養素、日常の生活習慣、スキンケア、夏冬のひと工夫、美容医療があります。

美容医療以外は、それほどお金をかけずにできます。

自分の脂性肌の原因が何かを考えて、いくつかの手段を組み合わせて改善を目指しましょう。

 

なお、脂性肌の方で炎症が治まらない場合は、脂漏性皮膚炎という病気の可能性もあるので、そんな症状がある場合は早めに皮膚科を受診しましょう

 

 


7.まとめ

オイリー肌のまとめ
「脂性肌とは何か」から「その原因と改善のための対策」について幅広くご紹介しました。

脂性肌は、「遺伝」「年齢」「季節」「間違ったスキンケア」「よくない生活習慣」などさまざまな原因が重なりあい、症状として表れています。

 

脂性肌は遺伝が原因のものもありますが、脂性肌に関する間違えた認識が、1年中テカテカしやすいお肌にしてしまっているかもしれません。

本来、皮脂はそこまで過剰に分泌することはないのです。

 

「私は脂性肌だから」と自信が持てない女性は少なくないはずです。

メイク崩れが気になって、お出掛けやショッピングなどを思いっきり楽しむこともできませんよね。

脂性肌特有の毛穴の開きも、周りは気にしていなくても自分ではとても気になります。

 

脂性肌に限らず、肌はあなたの生活を表す鏡でもあります。

丁寧なスキンケアなどお肌と向き合うことで、美しいお肌の状態を保つことができますよ!

ここで紹介した方法の中で、自分に合ったものを選んで、脂性肌を改善して自信をもって楽しめるようにしてくださいね。

 

 

関連記事

肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?

続きを読む

肌のツヤとは?無くなる原因と改善・取り戻すための方法と対策

続きを読む

顔のむくみの原因と解消のためのエイジングケアの秘密

続きを読む

デコルテのケアなら、効果的な化粧品で魅せる素肌へ導く

続きを読む

肌悩みを解消して美肌を目指す!エイジングケアの秘訣とは?

続きを読む


nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。

nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、
ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、
お客様にご参加いただいた座談会や
スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。

きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。
下記から、どうぞ。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」