グルタチオンという抗酸化成分は、健康や肌の老化予防にとても大切な成分です。
実は、エイジングケア化粧品成分であるナールスゲンにはグルタチオンを増やすはたらきをはじめ、興味深いはたらきがあります。
この記事では、そんなグルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係をご紹介します。
また、ナールスゲン配合のおすすめのエイジングケア化粧水をご紹介します。
- グルタチオンは、肌では表皮にある抗酸化作用のあるアミノ酸です。GGT(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)によって、プラス、マイナス両方の影響を受けます。
- ナールスゲンは、エイジングケア化粧品成分ですが、GGTのはたらきを阻害します。そして最終的には、表皮でグルタチオンを増やします。
- グルタチオンは、ナールスゲンによって一過性に減少します。その結果、線維芽細胞が活性化し、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47が増えます。
- ナールスゲンは、いったん、グルタチオンを減らします。しかし、ユニークなメカニズムで表皮のグルタチオンを増やします。
- その結果、ナールスゲンは肌の抗酸化作用をサポートします。このように、ナールスゲンとグルタチオンにはとても不思議な関係があります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ナールスゲンの全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
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読みたいところから読める目次
1.グルタチオンやナールスゲンの効果に興味があるあなたへ
「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」をお届けします。
グルタチオンは、肝臓や皮膚に多くあって、活性酸素を抑えるはたらきをする極めて大切な成分です。
つまり、お肌の酸化を抑えて美肌をキープするのに役立つのです。
詳しくは、「グルタチオンの効果は抗酸化!医薬品や化粧品に活用」で紹介していますが、美白作用や解毒作用などがあり、エイジングケアとも関わりの深い、人が持つアミノ酸です。
ただし、グルタチオンは加齢とともに減っていきます。だから、人の抗酸化力は下がってしまうのです。
このため、からだやお肌の酸化が進み、お肌の老化の原因になるのです。
一方、ナールスゲンは学術論文(エビデンス)が豊富な化粧品成分で、さまざまな美容効果が認められています。
その1つがグルタチオンを増やすはたらきです。
このグルタチオンと、新しいエイジングケア化粧品成分「ナールスゲン」のメカニズムには、とても不思議な興味深い関係があるので、ここで紹介します。
また、グルタチオンを増やすナールスゲン配合のおすすめのエイジングケア化粧水をご紹介します。
「グルタチオンって何?どんな成分なの?」
「お肌でのグルタチオンのはたらきって?肌のどこにあるの?」
「ナールスゲンは、グルタチオンを増やしてくれるの?」
「なぜ、ナールスゲンはグルタチオンを増やせるの?」
「グルタチオンが増えると美肌になれるの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。
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2.グルタチオンとGGTという酵素の関係
1)GGTとナールスゲン
まず、ナールスゲンには、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)という酵素を阻害するはたらきがあります。
GGT とは、人を含むほとんどの生物が持っている酵素です。
健康診断のご経験のある方はご存じだと思いますが、肝機能を調べるのに γ-GTPあるいはγ-GPTと呼ばれる酵素の血中濃度を調べますね。
お酒を飲みすぎたりすると上がってしまう酵素です。
「GGT」は、この酵素のことなのです。
GGTが高い人は、心筋梗塞や狭心症、動脈硬化症などにかかるリスクが高いということが、医学的に明らかになっています。
そのため、GGTの血中濃度は、生活習慣病の予防目的やリスクを計るマーカー(指標)として、医療の世界で非常に広く利用されています。
2)グルタチオンとGGT
実はこのGGTには、グルタチオンを分解してしまうはたらきがあるのです。
しかも、その分解には2つの側面があります。
1つは、GGTが、グルタチオンの原料であるシスティンを真皮の線維芽細胞に与えて、グルタチオンを増やす作用です。
もう1つは、グルタチオン自体がもつ活性酸素から細胞を守るはたらきを弱める作用です。
このようにGGTは、グルタチオンとの関係では、よい面と悪い面の両方を持ち合わせた、なんとも不思議なはたらきをする酵素です。
なかなか難しいお話ですが、GGTとグルタチオンは関係が深いのです。
3.ナールスゲンとグルタチオンの不思議な関係
ナールスゲンには、GGTを阻害するはたらきがあることをお伝えしました。
つまり、GGTのはたらきを弱めるのです。
だから、ナールスゲンはその作用メカニズムからは、「GGT阻害薬」とも呼ばれることがあります。
1)ナールスゲンは、グルタチオンにとってプラスにはたらく
グルタチオンにとって、プラス面とマイナス面を持つGGTのはたらきを弱めるナールスゲンを加えるとどうなのでしょうか?
結論をいえば、ナールスゲンは、エイジングケアにとってプラスにはたらくのです。
GGTがナールスゲンによって少なくなることは、グルタチオンになる原料が減るということです。
その結果、グルタチオン濃度が一時的に低下します。
そうすると、線維芽細胞は、酸化ストレスを感じてしまいます。
簡単にいえば、線維芽細胞に危険信号を送ったような状態です。
これが強すぎると問題なのですが、適度な場合は、線維芽細胞が活性化するのです。
この刺激により活性化した線維芽細胞が、コラーゲン、エラスチンそしてHSP47を増やすことで、エイジングケアにとって有用な結果を得ることになりました。
また、ナールスゲンには、保湿効果や光老化の抑制効果があります。さらに、ビタミンCとの相乗効果でより多くのコラーゲンを増やすはたらきも認められています。
さらに最近では、ヒアルロン酸やシミを予防するHSP70を増やすこともわかってきました。
このようにナールスゲンの特徴は、エイジングケアの強い味方になるのです。
一方、こうした作用は、からだや皮膚に何らかの悪い影響が及ぶことが懸念されると思います。
そうした背景から、ナールスゲンの安全性は詳しく調べられたのですが、ナールスゲンは、肝臓の細胞(肝星細胞)にも悪い影響を与えず、皮膚の線維芽細胞のみにはたらきかけることが示されました。
つまり、ナールスゲンは、従来にないメカニズムを有していながらも、毒性や刺激性がまったくなく、からだのなかでGGTだけを安全に、しかも確実に阻害することが、実験で証明されているのです。
だから、ナールスゲンはエイジングケア化粧品にも問題なく配合できるエイジングケア化粧品成分なのです。
さて、ナールスゲンは、分子量が331.26、一方、GGTの分子量は、なんと60,000。
この小さなナールスゲンには、巨大なタンパク質「GGT」を完全に失活させてしまう強い阻害活性があります。
それが結果的に、グルタチオンに悪い影響を与えることなくはたらきます。
人のからだにある酵素やアミノ酸は、不思議なことが一杯ですが、さまざまな研究によって、少しずつ解明されています。
ナールスゲンは、そんな研究の1つの産物なのです。
2)ナールスゲンは、表皮ではグルタチオンを増やす
さて、最後に表皮におけるナールスゲンとグルタチオンの関係は、最終的にどうなるのか?
実は、ナールスゲンを塗布した皮膚の表皮でグルタチオンの量を測ったところ、表皮細胞のグルタチオン量は6時間後くらいから明らかに増加し、24時間、48時間後でも、何もつけない場合よりも増えていることがわかったのです。
このようにナールスゲンは、グルタチオンを増やすことで抗酸化作用をサポートするのです。
4.おすすめのナールスゲン配合エイジングケア化粧水
おすすめのエイジングケア化粧水は、ナールスゲン配合のローションナールスピュアです。
ナールスピュアは、ナールスゲン化粧水であり表皮のグルタチオンが増えることで、さまざまな肌悩みをケアします。
ナールスゲンに加えて、次のような成分を配合しています。
- 水溶性ビタミンC誘導体であるアスコルビルリン酸Naと両親媒性ビタミンC誘導体APPSの2種のビタミンC誘導体を配合
- 両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naを配合
- 高保湿成分プロテオグリカンを配合
- 水性保湿油ウィルブライドS-753配合
以上が、ナールスピュアに配合されている成分の特徴です。
これらのエイジングケア化粧品成分によって、たるみ毛穴、しわ、ほうれい線などの予防美容や肌老化対策に期待ができるエイジングケア化粧品です。
また、無香料・無着色、界面活性剤フリー、アルコールフリー、鉱物油無添加を実現。
これらが無添加の化粧水なので敏感肌の方にも安心してお使いいただけます。
男性(メンズ)化粧水としても使えるサッパリとしたテクスチャーです。
ビタミンC誘導体配合エイジングケアローション「ナールスピュア」
5.まとめ
「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」をお届けしました。
いかがだったでしょうか。
ナールスゲンは、そのメカニズムを理解するのが少し難しいエイジングケア化粧品成分です。
グルタチオンやGGTも、やはり少し理解が難しいといえます。
それでも体内でさまざまな活動が行われているのを知ることも、エイジングケアにとっては大切です。
こうした内容も敬遠(?)せずに、読んでいただければうれしいです。
ポイントをまとめると、次のとおりです。
ナールスゲンは、一時的にグルタチオンの量を減らすことで、線維芽細胞にシグナルを送って、活性化させるメカニズムを持っている
ナールスゲンは、最終的には抗酸化成分であるグルタチオンを増やすことで、抗酸化作用も発揮する成分である
と理解していただければ十分です。
そんなナールスゲン配合のエイジングケアローションなら、「ナールスピュア」
この記事「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」が、エイジングケア世代の女性の美肌づくりのお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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