お肌の老化の原因・メカニズムとエイジングケア対策のコツ

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お肌の老化は男性でも女性でもすべての人にやってきます。

最近では、「肌老化」という言葉も使われます。

もちろん、あなたにもお肌の老化はやってくるのです。

でも、できればなるべくお肌の老化を遅らせたいと思いますよね。

そのためには、お肌の老化の原因を知って、それを1つひとつつぶすことが大切です。

そこで、この記事では、お肌の老化をもたらす原因とメカニズムを幅広くご紹介します。

ぜひ、チェックしていただき、いつまでも若々しい美肌を目指して下さいね!

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肌老化の記事の目次

1.お肌の老化を避けたいあなたへ

お肌の老化が気になる女性

「お肌の老化の原因・メカニズムとエイジングケア対策のコツ」をお届けします。

赤ちゃんの時はプルプル、20代の時はピチピチ、そして30代、40代、50代と年齢を重ねた今のお肌はエイジングサインでいっぱい…。

お肌の老化は誰もが避けたいことだけど、誰にでもやってくること。

今回は、そんなお肌の老化の原因やメカニズムについて取り上げます。

また、お肌の老化が原因の肌悩みについてもまとめてみます。

突然ですが、「お肌の老化対策といえば、エイジングケア化粧品を使う!」というのは、「正解」ではありません。

もちろん、エイジングケア化粧品が“エイジングケアに必要がない!”のではなく、その役割と限界をしっかり理解して使いましょう、といいたいのです。

まず大切なことは、お肌の老化の原因やメカニズムを理解すること。

エイジングケア化粧品を使う前にやるべきことがあるのです。

もちろん、女性だけでなく男性のエイジングケアでも同じです。

この記事では、エイジングケアを実践する上で知っておきたい「お肌の老化とは何か」について、また、その原因やメカニズムについても詳しく取り上げます。

また、肌老化の予防美容に大切なアンチエイジングやエイジングケアのコツもご紹介します。

エイジングケア化粧品などの具体的なお話しではなく、少し難しい部分もありますが、お肌の老化について理解することで、正しいエイジングケアの第一歩が踏み出せます。

「そもそも、お肌の老化とは何?具体的に教えて!」

「お肌の老化の原因やメカニズムを知りたい!エイジングだけではないの?」

「お肌の老化の対策の基本を知りたい!何をすればよいの?」

「お肌の老化とエイジングサインの関係って?どんな肌悩みがあるの?」

「なぜ、エイジングケアを化粧品だけで考えてはいけないのか知りたい!」

などの疑問がある方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

<肌老化の予防美容のために!>

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<この記事の大切なポイント>
  • お肌の老化とは、まず、その機能が衰えて、エイジングサインが目立ってくる現象です。誰でもエイジングとともに目立ってきます。
  • からだや肌の老化の原因は、実はまだ完全に解明されているわけではありません。いまもなお研究が進んでいます。
  • とはいえ、お肌の老化の原因は、大きく8つに分けて考えることで、理解が進みます。8つとは、加齢、お肌の菲薄化(ひはくか)、紫外線によるダメージ、酸化、肌の乾燥、糖化、女性ホルモンの減少、血管やリンパ管の老化です。
  • しかし、それぞれのお肌の老化の原因が独立しているのではなく、相互に関係しています。だから日々の生活を含め、総合的に考えることが大切です。
  • お肌の老化の原因をしっかり理解すれば、エイジングケアで大切なことはエイジングケア化粧品ではなく、内側からの全身のエイジングケアであることがわかります。
  • スキンケアやエイジングケアでは、洗顔やクレンジング、保湿ケア、紫外線対策を正しく行うことで、肌老化の予防が可能です。特に、光老化を防ぐ紫外線対策は重要です。
  • さらに、食べ物や睡眠をはじめ、アンチエイジングを意識した日常生活で肌老化の予防が可能です。

2.お肌が老化するとは?

お肌の老化について考える女性

1)肌老化、お肌の老化とは?

悲しいことですが、だれでも年齢を重ねるにつれて、お肌が「カサカサ」や「スカスカ」になってきます。

つまり、お肌の乾燥で潤いが不足して、ハリツヤがなくなってきくるのです。

また、お肌の弾力も失われ、しわたるみなどが現れてきます

さらに、紫外線などのダメージで、シミそばかすくすみ、ほくろなどが増えることもあります。

このような症状が、お肌の老化です。

最近では、こうしたお肌の見た目の変化をお肌のエイジングサインと呼ぶことが増えています。

では、お肌の老化は、なぜ起こるのでしょうか?

お肌の老化を、少し難しくいうと、「老化とは、肌が本来持っている機能が劣化するということ」です。

「肌の機能が劣化する」をより具体的に説明すると、 肌の内側にある線維芽細胞の数が減ったり、細胞自身の活力が低下したりすることです。

また、肌の外側の表皮細胞のターンオーバーが遅くなることもお肌の老化の症状の1つです。

老化の症状が進むと、真皮にあるコラーゲンエラスチンの質が落ちたり、数が少なくなったりして、皮膚の弾力低下、血液循環の悪化、皮膚が薄くなるといった状態になるのです。

このように、皮膚の内側が衰えることで、お肌に器質的な変化が現れてきます。

つまり、お肌の老化によって、ほうれい線、くすみ、たるみ、しわ、シミなどのエイジングサインが現れてくるのです。

2)生物はなぜ老化するのか?

老化に悩む女性

お肌の老化はからだの老化の一部です。

生物学的な観点からいうと、「老化」とは誕生から成長までは含めず、成熟した後に始まり、死ぬまで続くからだの「衰え」のことです。

実は、人をはじめとして生物がなぜ老化するかについて、確実にわかっているわけでありません。

老年医学やアンチエイジング医学の進展によって、からだの老化やお肌の老化についてさまざまな研究成果が生み出されています。

人のからだをつくっている細胞そのものに、あらかじめ遺伝子で寿命がプログラムされているという「遺伝子細胞説」や、遺伝子の設計図であるDNAが活性酸素や紫外線などでダメージを受けて、その情報がDNAに引き継がれ、最終的には細胞死(アポトーシス)を起こすという「DNA損傷説(エラー説)」などが唱えられています。

また、糖化酸化、免疫の低下など老化をもたらす要因はさまざまにあり、それぞれが老化になんらかの影響を与えています。

それでも、現時点では「これが決定的!」とする老化の原因が特定できていないのです。

今後も老化や肌老化に関する研究は進むでしょうから、いずれ明確になることが期待できますが、現時点では、いくつかの要素が絡み合っていると考えるしかなさそうです。

お肌以外の老化については、次の記事も参考にしてください。

老化に影響大の「オーラルフレイル」。危険性がある人は5割超え!

老け声が気になる!? 喉のアンチエイジングで美声を保つ7つのコツ

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3.お肌の老化の原因とメカニズム

お肌の老化のメカニズムをお肌を使って解説する女性
からだの老化の原因となる要素は、加齢や酸化、糖化、ストレス、過度な運動などです。

それらによって、内臓、筋肉、骨などが老化してしまいます。

お肌の老化もこれらと深く関係しています。

その一方で、お肌の老化に特有な原因や要素もあります。

お肌の老化の原因の分け方は、さまざまな考え方がありますし、老化の原因が100%わかっていない以上、どれが正解というわけではありません。

ここでは、お肌の老化の原因を次の8つに分けて考えます。

1)加齢

加齢は、老化の根本的なことであり、誰にでも平等に訪れます。

また、加齢そのものをコントロールすることは、誰にとっても不可能です。

加齢がなぜお肌の老化の原因になるかといえば、お肌のすべての機能や成分に影響を与えるからです。

もちろん、ここでお肌の老化の原因として挙げているホルモンの減少や血管やリンパ管の老化も加齢が原因です。

お肌との関係でいえば、私たちはお肌の老化の指標として、独自の「エイジングインデックス」をつくりました。

これは、加齢とともに老化したり、減少する成分を数値化したものです。

<お肌のエイジングインデックス>

お肌のエイジングインデックスのグラフ

その要素は、「ターンオーバー」、「エストロゲンの量」、「お肌の水分量」、「皮脂の量」、「セラミドの量」「コラーゲンの量」、「エラスチンの量」、「ヒアルロン酸の量」の8つです。

これらは、すべてお肌の若さを保つために必要な要素です。

しかし、ターンオーバーは年齢とともに遅くなり、そのほかの7つはピークを迎えたのちは、すべて加齢とともに減少します。

そこで、加齢による減少がお肌の老化の原因となる要素を指標としました。

これについての詳しい情報は、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」をご覧ください。

2)お肌の菲薄化(ひはくか)

お肌の菲薄化が気になり始めた女性

お肌の菲薄化(ひはくか)とは、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、要は、皮膚が薄くなることです。

お肌は、人種や性別、部位でも厚い・薄いがありますが、基本的には加齢によって薄くなっていきます。

なぜ、加齢によって薄くなるかといえば、次の3つの原因が考えられます。

①真皮にある線維芽細胞が活力を失うことで、コラーゲンやエラスチンを生み出す力が衰え、コラーゲンやエラスチンが不足して真皮の厚みが減る

②表皮も水分量や皮脂量が減ることで、その厚みが減る

(もちろん、表皮のバリア機能も年齢とともに低下してきます。ただし、表皮は加齢に応じて角質自体は厚くなる傾向にあります。)

③加齢によって、女性ホルモンであるエストロゲンが減ることで、コラーゲンやエラスチンの生成が不十分になってしまう

ここでも、「加齢」とあとで説明する「女性ホルモンの減少」が関わっています。

お肌の菲薄化は、しわやたるみ、ほうれい線ほか、多くのエイジングサインの原因になります。

さらに、50代を迎えると、皮下組織である脂肪層も老化することで、さらにお肌は老化します。

こうしてお肌やお肌を取り巻く組織が全般に「薄く」なっていくのです。

その結果、刺激に弱くなる、免疫力が低下する、感染症にかかりやすくなるなどのリスクも高くなっていくのです。

3)紫外線によるダメージ

紫外線は、お肌の老化の大きな原因であることは、いまや多くの方がご存知です。

紫外線は、日光の照射が強い時期に浴びたり、長い期間浴びることで、お肌の細胞の核や細胞膜を破壊するほどのダメージを与えます。

紫外線のイメージ

紫外線によるお肌の老化は“光老化”と呼ばれ、皮膚組織には、次のような変化が起こります。

①表皮にメラニンが増える

②コラーゲンが変性したり、減少する

③エラスチンが変性したり、減少する

④線維芽細胞がダメージを受けて活力を失う

その結果、皮膚の色が黄ばむシミ(老人性色素班)が増える、お肌が乾燥する、深いしわが目立つなどのお肌の老化のサインが目立つのです。

また、「紫外線によるシミがあると見た目が10歳も老ける!ケアや対策は?」でも取り上げたとおり、シミでも老け顔に見えます。

ひどい場合には、良性の腫瘍である「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」になったり、変性したエラスチンが増えすぎて「日光弾性線維症(にっこうだんせいせんいしょう)」になってしまうこともあるのです。

さらには、紫外線は免疫低下をもたらすため、日光角化症というがんの前の状態や皮膚がんになることもあるのです。

このように紫外線は、お肌の老化と大きく関係しているのです。

だから、医学会や化粧品会社、メディアがこぞって紫外線対策の重要性を伝えているのです。

紫外線とお肌の老化の関係については、「光老化とは?紫外線ダメージによる肌老化のメカニズムと対策・治療法」も参考にしてください。

なお、最近では、太陽光線に含まれるブルーライト近赤外線が肌老化の原因として注目されています。

これらは、目の老化の原因にもなるので、目の紫外線対策も大切です。

肌と目の老化をまね近赤外線はどう防ぐ?アイケアメガネでブロック!」も参考にしてください。

4)酸化による肌のダメージ

私たちが生きていく上で、酸素はとても大切です。

人は呼吸し続けることで、毎日500リットル以上の酸素を体内に取り込んでいます。

しかし、酸素が活性化した状態、つまり、活性酸素になってその量が一定を超えた場合には、お肌にダメージを与えます。

活性酸素は、お肌の脂質と結合すると過酸化脂質ができますが、これがお肌の酸化を進行させる原因となります。

お肌が酸化すると、お肌の表皮や真皮の細胞にダメージを与えるとともに、コラーゲンやエラスチンも変性させてしまうのです。

さらには、お肌の老化だけでなく、生活習慣病や認知症、がんなど、さまざまな病気の原因となってしまうこともあるのです。

このお肌の酸化の原因は、紫外線、ストレス、喫煙、大気汚染などです。

先ほど、紫外線によるお肌のダメージについて取り上げましたが、紫外線と活性酸素は大いに関係しているのです。

なお、酸化についての詳しい情報は、「お肌の酸化は老化の大敵!防ぐための対策とエイジングケア」をご覧ください。

5)お肌の乾燥

お肌の乾燥に悩む女性

加齢がお肌の老化をもたらす原因ですが、さらにお肌の乾燥が加われば、それ自体がお肌の老化の原因にもなってしまうのです。

お肌の乾燥は、長く続けば表皮だけなく真皮にも悪影響を与えます。

そして、しわ、しみ、たるみ、ほうれい線、シミをはじめ、すべてのエイジングサインと関わりをもっているといっても過言ではありません。

お肌の乾燥対策が、スキンケアやエイジングケアの基本といわれるのはこのためです。

エイジングケアアカデミーでも、乾燥肌には最注力して情報発信をしています。

乾燥肌の原因は、「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」をご覧ください。

また、乾燥肌対策は、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」や「乾燥肌のスキンケアは、優しい洗顔・クレンジングと保湿!」をご覧ください。

6)糖化による肌のダメージ

糖化も肌老化をもたらします。

「糖化」とは、からだのなかで起こっている焦げのようなもので、体内のたんぱく質が「糖」と結びつく現象をそう呼びます。

糖化は、発見した人の名前を取って「メイラード反応」とも呼ばれています。

体内で血液中に必要以上に糖があると、たんぱく質がそれと結びつきます。

その結果、老化を促進させる物質である「終末糖化産物」(AGEs=Advanced Glycation End Products)が出来てしまうのです。

AGEsは、強い毒性を持ち、からだやお肌の老化を進める原因物質とされています。

ケーキなどを焼いたときに、茶色くなるのも「糖化」現象のひとつですが、AGEsはお肌を黄ばんだ状態にする、つまり、肌のくすみの1つである黄ぐすみの原因になるのです。

糖化のイメージをあらわすパンケーキ

また、糖化は、体内でAGEsができて起こるだけではありません。

たんぱく質と糖が加熱されてできた食べ物を摂ることで、体内にAGEsが溜まってしまいます。

トンカツ、唐揚げ、ステーキなど、動物性たんぱく質を含む食材の揚げ物、炒め物、焼き物には、AGEsが多く含まれます。

血液中にAGEsが増えるとお肌の糖化は進み、お肌の真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどにも悪影響を与えるのです。

なぜなら、コラーゲンもエラスチンもたんぱく質なので糖化するのです。

そうすると、お肌はハリやツヤを失うのです。

このように糖化も、お肌の老化の原因の1つなのです。

糖化については、「糖化が原因でお肌の老化が!エイジングケアの前に予防を」も参考にしてください。

7)女性ホルモンの減少

女性ホルモンといえば、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つを指します。

エストロゲンには、エストロン、エストラジオール、エストリオール、エステトロールなどがあります。つまり、エストロゲンは、これらの「総称」なのです。

卵巣から分泌される女性ホルモンで、女性らしさを演出する役割があります。

つまり、丸みのあるからだ、美肌をもたらすホルモンです。

その理由の1つは、エストロゲンが真皮層にあるコラーゲン生成を助けるからです。

また、基礎体温を下げる、骨形成の促進、自律神経を整える、子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするなどのはたらきがあります。

一方、プロゲステロンは、お肌との関係では、皮脂量の増加やメラニン色素生成促進のはたらきもあるため、大人ニキビ肌荒れなどの原因にもなってしまうことから、「ブスホルモン」と呼ばれることもあります。

しかし、基礎体温を上げる、乳腺を発達させる、子宮内膜を柔らかくして受精卵を着床しやすくするなど、女性にとって大切なはたらきがあります。

つまり、2つの女性ホルモンはともに大切であり、女性が女性であることを支えているのです。

だから、女性ホルモンのバランスが整っていることで、女性の健康が維持され、水分量、皮脂量のバランスが保たれ、ハリやツヤのある素肌がもたらされるのです。

これらの女性ホルモンは、25歳から30歳前後をピークに減少します。

<加齢と女性ホルモンの減少>

加齢による女性ホルモンの減少のグラフ
特に、40歳頃からはその減少は顕著で、50歳前後に閉経を迎えた後は非常に少ないレベルになります。

その結果、コラーゲンの生成量も大きく減ってしまいます。

そして、表皮だけでなく真皮も弾力性を失って、お肌全体が薄くなってしまうのです。

つまり、女性ホルモンの減少もお肌の老化の原因なのです。

なお、ストレス、バランスの悪い偏った食事、運動不足、無理なダイエット、喫煙なども女性ホルモンのバランスを乱して、お肌の老化の原因となってしまいます。

8)血管やリンパ管の老化でも肌老化

血管は血液を身体中に届けるために、体内に張り巡らされています。

そんな血管の1つである毛細血管は、お肌の真皮を通っていて、お肌に必要な栄養分がすみずみまで届けられます。

だから、毛細血管が衰えると、お肌が必要とする栄養分が届きにくくなるのです。

毛細血管もまた、年齢とともに衰えます。

さらに、紫外線やストレスなどによる活性酸素、糖質のとりすぎ、偏った食事、運動不足、睡眠不足、からだの冷えも、血管が衰える原因になります。

このように、血管が衰えるとお肌の老化の原因になるのです。

一方、リンパ管も、血管と同様に体内に張り巡らされ、体内の老廃物を回収して取り除くためにからだのすみずみを回っています。

リンパ管は、お肌では真皮で毛細血管に寄り添うように存在しています。

そして、お肌で使われて不要になって栄養分や水分を回収し、排出することで、お肌の代謝の正常化を担っているのです。

そんなリンパ管は、加齢に加えて、紫外線によって大きなダメージを受けます。

その結果、しわをはじめとするお肌の老化の原因となります。

また、最近の研究で、リンパ管の衰えでできるむくみが、皮下脂肪の増大・蓄積をもたらし、その結果、お肌のたるみを引き起こすこともわかってきました。

このように、リンパ管の老化や衰えもお肌の老化と深く関わっているのです。

9)肌老化は、複数の原因が絡み合う

ここまで、8つに分けてお肌の老化の原因を見てきましたが、相互に関わりあっていることが多いことにお気付きになられたのではないでしょうか?

お肌の老化の原因を説明する上で、便宜上、8つに分けましたが、お肌の老化の原因は、スパッと明確に分かれているわけではないのです。

ただ、この8つにわけることで、それぞれ何に注意すべきかがおわかりいただけたのではないでしょうか?

肌老化は、細かな原因を1つ1つ考えるとともに、全体的な視点で予防を考えることが大切なのです。


4.お肌の老化と肌悩みの関係は?

お肌の老化が顕著になってきた女性

お肌の老化によってもたらされる肌悩み、エイジングサインを簡単に整理しておきます。

多くは、お肌の乾燥と老化の原因のいずれか、あるいは複数が関係しています。

1)たるみ

実は、顔のたるみが原因の肌悩みはたくさんあります。

いずれも、真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織の衰えが関係しているお肌の老化です。

たるみが目立つパーツで呼び方が違ったり、少し特徴などが違いますが、その本質は、「たるみ」なのです。

また、たるみは、年齢や男女で差があります。

①ほうれい線

ほうれい線は、口元と頬の境界にできる溝で、浅い場合は乾燥が原因ですが、深いほうれい線の原因はたるみです。

②たるみ毛穴

たるみ毛穴とは、主に頬に目立つ涙型あるいは帯状に目立つ毛穴です。

もともと毛穴の黒ずみや詰まりある方に、肌の老化によるたるみが加わることで目立つようになります。

③目の下のたるみ

目の下のたるみは、目の下の真皮の衰え、眼窩脂肪の突出、目の下の表情筋である眼輪筋(がんりんきん)などの衰えで目立つたるみです。

④頭皮のたるみ

頭皮のたるみは、頭皮に裏にある前頭筋、後頭筋、側頭筋という筋肉の老化で目立つたるみです。

⑤ゴルゴライン

ゴルゴラインとは、頬の真ん中あたりにできるたるみで、「ミッドチークライン」と呼ばれる場合もあります。

あの漫画の「ゴルゴ13」の主人公の顔にあるラインから、この呼び名がつきました。

⑥マリオネットライン

マリオネットラインとは、口唇の両側から顎にのびる2本の溝。

腹話術師が使う人形(マリオネット)にある口の線に似ていることにちなんで、「マリオネットライン」と名付けられました。

⑦まぶたのたるみ

眼輪筋の衰え、真皮の衰え、皮下組織の衰えや肥大化により、まぶたのたるみが目立ちます。

これらももちろん肌老化の1つです。

2)しわ

顔のしわが気になる女性

しわは、最もよく知られているお肌の老化です。

しわには、大きく分けて3種類あります。

しわの種類ごとに、しわの原因が異なります。

主に乾燥が原因のこじわ、ちりめんじわ、真皮の衰えが原因の真皮じわ(大ジワ)、表情クセによる表情じわです。

また、たるみが原因のしわもあります。

また、おでこ、目元、口元は、シワができやすい場所です。

①おでこ(額)のシワ

おでこ(額)のシワには、横ジワ、縦ジワ、ちりめんじわがあって、少しずつ原因や特徴が違います。

②目元・目尻・目の下のしわ

目元・目尻・目の下のしわは、皮膚が薄くデリケートなので、乾燥することによりシワが目立ちやすくなります。

③下あごのしわ(梅干しジワ

下あごにしわ(梅干しジワ)ができるのには、下唇のすぐ下から顎の先端の近くまで垂直に伸びている「オトガイ筋」と言う筋肉の緊張が原因で、骨格や呼吸なども関係しています。

④手のしわ

手のしわは、紫外線ダメージによる光老化が主な原因のお肌の老化です。

⑤首のしわ

デコルテ首のしわは、紫外線ダメ―ジによる光老化や乾燥などが原因のお肌の老化です。

⑥鼻のしわ
鼻の周り・付け根のシワは、顔のシワの一部で、小ジワ、真皮ジワ、表情ジワがあります。

また、縦のシワと横のシワがあります。

これらも乾燥や紫外線が原因のお肌の老化です。

⑦唇の縦のしわ

唇にも縦のしわが目立つことがありますが、食べ物の刺激によるダメージや肌老化などが原因です。

ほかにも眉間のしわ鼻の周りのしわ唇のしわなどがあります。

3)シミ

顔のシミが気になりだした女性

しわと並んで、お肌の老化の代表的なサインです。

シミは、主に紫外線を浴びることによって、皮膚の中にメラニン色素が蓄積され、お肌の色が部分的に濃くなってしまうお肌の老化の1つです。

しかし、シミはそれ以外にも、お肌へのダメージで表皮のメラノサイト(色素細胞)が防衛反応でメラニンを増やす場合にも起こります。

たとえば、刺激の強いクレンジング洗顔、刺激の強いフェイスマッサージ、お肌の炎症などでバリア機能が低下した際にも、メラニンが増えます。

また、それらとは原因が異なる場合もあります。

それでも、紫外線対策はいずれの場合も大切です。

①老人性色素斑
シミのなかで、もっとも一般的なのが、この老人性色素斑です。

別名、「日光性黒子」や「日光性色素斑」ともいわれるように、過去に浴びた紫外線が原因となって時間の経過とともに現れるもので、通常40歳前後から目立ち始めます。

美白化粧品美白化粧水などで予防はできますが、濃くなったシミは、美容クリニックなどレーザーで治療しないと目立たなくするのは難しいシミです。

②脂漏性角化症
シミがさらにイボのように盛り上がってきたものことで、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)、年寄りイボ、出っ張りジミなどとも呼ばれます。

イボの表面はザラザラ、ボツボツして膨らみを持っているのが特徴です。

美容クリニックでレーザーなどでの治療が必要です。

③炎症性色素沈着
炎症性色素沈着は、ニキビや傷、肌荒れなどで皮膚が炎症を起こした後、色素沈着してシミになったものです。

ほかのシミに比べて、比較的治りやすく、早めのケアで治療効果も高くなります。

このタイプのシミ対策としては、紫外線対策をしっかり行うことや美白化粧品での予防です。

④肝斑
肝斑は、頬骨のあたりを中心に、額や口の周辺などに左右対称で現れるシミです。

また、輪郭がはっきりしない、薄い褐色のシミが広い範囲に現れるのも特徴です。

紫外線に加えて、女性ホルモンのバランスがなんらかの形でかかわっていると考えられ、ホルモンバランスが乱れてくる30~40代の女性に目立ちます。

また、妊娠中や更年期の人に見られることが多いのも特徴です。

表皮にメラニンが多い「表皮型」と表皮、真皮ともにメラニンの多い「混合型」に分けられます。

対策としては、市販のトラネキサム酸含有の内服薬を買って飲むことも選択肢の1つです。

また、皮膚科などの医療機関で、トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬をもらったり、塗り薬などの外用薬で治療することも可能です。

さらに、美容クリニックでは、グリコール酸などによるケミカルピーリングが付加されることもあります。

なお、強い刺激で悪化するため、基本的にレーザー治療は不向きです。

⑤ソバカス(雀斑)

鼻まわりや頬などに現れる小さな点状のシミをそばかすと呼びます。

しかし、厳密には遺伝的なものだけを指します。

遺伝的なそばかすは、3歳頃から発症し、思春期に顕著になるのが特徴です。

レーザー治療、フォトフェイシャル、トラネキサム酸の内服などが治療法です。

⑥対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)

ADMは、Acquired Dermal Melanocytosisの略称で、後天性真皮メラノサイトーシスや遅発性太田母斑様色素班とも呼ばれています。

治療法は。限られていて、現在「Qスイッチレーザー」というレーザー治療だけがADMを根本から治療できるとされています。

4)くすみ

お肌がくすんでメイクのりが良くない女性

くすみとは、肌のツヤ肌の透明感がなく、お肌がグレーっぽく見えたり、茶色っぽく見える状態です。

お肌の老化が原因の1つですが、ほかにもいくつかの原因があります。

お肌の老化に加えて、血行不良、メラニン色素、乾燥、ターンオーバーの乱れ毛穴の汚れ、糖化などが原因です。

特に、黄くすみの原因は肌老化のなかでも改善が難しいので要注意です。

また、喫煙も、活性酸素が増えてくすみの原因をつくります。

血行不良が原因のくすみは顔全体がくすむ、メラニン色素のくすみは頬に目立ちやすいなどその原因で特徴があります。

また、角質肥厚などでお肌がゴワゴワしている場合も、お肌がくすんで見えます。

くすみは、原因で対策が少しずつ異なりますが、基本は運動やお風呂、マッサージで血行をよい状態に保つこと、きっちりと保湿すること、紫外線対策です。

5)むくみ

顔のむくみも老化が原因で起こります。

といっても、お肌の老化ではなく、心臓のポンプ機能の低下や血管の外に水分が漏れることが原因です。

目の下のクマの1つである黒クマは、むくみがあると余計に目立ってしまいます。

顔のむくみを予防・解消するには、食事や運動、睡眠などの規則正しい日常生活が基本です。


5.お肌の老化を遅らせるには?

お肌の老化を遅れさす方法について考える女性

1)お肌の老化の対策を考える前に

お肌の老化を防ぐには、先ほど説明した8つの原因を取り除くことが必要です。

そのために、エイジングケアは大切です。

そして、エイジングケア化粧品を使った保湿をはじめとするスキンケア、紫外線対策に加え、お肌を清潔に保つことが大切です。

しかし、8つの原因に着目すれば、お肌の老化を防ぐためにエイジングケア化粧品にできることは多くないことがおわかりいただけたのではないでしょうか?

抗加齢医学(アンチエイジング医学)や美容医療が進歩してきた現代では、美容整形ほか外科的なアプローチをはじめ、お肌の若さを取り戻す手段も増えてきました。

でも、できればその手段に頼らずに、健やかで美しい素肌をいつまでも維持したいと願う女性は多いことでしょう。

そのためには、お肌の老化を自覚してから対策を考えるより、予防的にエイジングサインが目立つ前から、手をうつことが大切です。

つまり、肌老化の予防には、予防美容の考え方を取り入れることが必要です。

そこで、まず、大切なことは日常生活の見直しと改善なのです。

食べ物、運動、睡眠をはじめとする毎日の生活で、習慣的にお肌の老化を防ぐことを考えましょう。

2)お肌の老化対策のためにエイジングケア化粧品にできること

エイジングケア化粧品ナールスの商品
①お肌の老化を予防するエイジングケアのステップ

スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で確実にできることは、“乾燥を防止して保湿すること” と “日焼け止めで紫外線を防ぐこと” です。

酸化や糖化に着目したエイジングケア化粧品もありますが、それでお肌をサポートできる範囲は限られています。

つまり、お肌のエイジングケアは、エイジングケア化粧品以外で考え、実践することのほうが多いのです。

お肌のエイジングケアを考え、実践するには、まずからだ全体のことを理解して、食事、運動、睡眠などの日常生活で、老化を予防することを心がけ、実践することが大切です。

その上で、次の5つが大切なのです。

  • 肌のしくみを理解する
  • お肌の老化の原因を理解する
  • さまざまな化粧品の原料とその役割を理解する
  • 正しい化粧品の使い方を理解する
  • 正しいケアの方法を理解する

ナールスエイジングケアアカデミーで扱っているのは、まさにこのテーマです。

より具体的な内容については、ナールスエイジングケアアカデミーのそれぞれの記事をお読みいただいて、理解を深めてください。

②お肌の老化を防ぐエイジングケアの実際
紫外線対策以外のスキンケアでできる肌老化を予防するためのポイントは、次のとおりです。

  • 肌質、年齢、肌状態、季節を意識して保湿をしっかり行う
  • お肌の酸化を防ぐ成分をお肌にも補う
  • コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分を使う

エイジングケアは、できるだけ早く始めましょう。

その理由は、「エイジングケアって、いつから(何歳から)始めればいいの?」や「30代必見!20代と40代が答えたエイジングケアのスタート年齢と理由」をご覧ください。

また、肌老化を防ぐためには、年代別のエイジングケアやエイジングケア化粧品の選び方を理解することが大切です。

詳しくは、次の記事を参考にしてください。

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

3)紫外線対策による肌老化の予防

紫外線対策による老化予防

お肌の老化を予防する上で、最も大切なのは紫外線ダメージを避けることです。

なぜなら、アメリカ皮膚科学会(AAD)によると、お肌の老化の80%が紫外線を中心とする外的な要因によるものと考えられているからです。

紫外線による肌の老化は、光老化と呼ばれますが、これが大きな敵です。

逆にいえば、紫外線をカットすれば、お肌の老化の原因の80%を取り除けるのです。

ここでは、そんな紫外線対策のポイントを整理してみます。

①季節にかかわらず紫外線対策を!

紫外線のダメージは、

照射する紫外線の強さ × 紫外線を浴びている時間

で決まります。

冬でも、夏の紫外線の1/3〜1/5程度の紫外線が地上に届きます。

だから、冬に夏に3~5倍の時間、無防備に紫外線を浴びれば、ダメ―ジは同じです。

春や夏だけなく、冬も紫外線対策を忘れずに!

②紫外線の種類を知って紫外線対策

地上に届く紫外線には、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種があります。

幸い最もエネルギーの大きなUVC(紫外線C波)は、オゾン層で遮断されて地上に届かないので、日焼け止めなどで対策すべきは、UVAとUVBの2つです。

UVAは、曇りでも地上に届きますし、窓ガラスも通過します。

真皮にまで届き、じわじわと線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンを破壊します。

日焼け止めのなかで、UVAを防ぐ指標が、PA(Protection Grade of UVA)です。

PAは、UVA照射後、2~24時間以内に生じる皮膚の即時黒化を指標化したものです。

PAの表記には+、++、+++、++++の4段階にわかれていて、+が多いほど防御力が高いのです。

UVBは、主に表皮の短時間でダメージを与えて炎症を起こすサンバーンの元凶です。

夏などに紫外線を浴びて、お肌が急激に赤くなって炎症を起こすのは、UVBが原因です。

日焼け止めの中で、UVBを防ぐ指標が、SPFです。

SPFとは、日焼け止めを塗ることで、塗らない時と比べて、お肌の炎症を起こすまでの時間を何倍延ばせるかを示す数値です。

紫外線対策をしなかった場合にお肌が炎症を起こす時間である「20分」をベースとして、SPFの数値は、その何倍で炎症を起こすかを示します。

たとえば、SPF10なら、20分×10=200分です。

SPFは、10、20など数値で表記され、現在の日本では、SPFの上限は50+です。

③正しく日焼け止めを使う
紫外線対策に重要な日焼け止め
いま、PAやSPFについて説明しましたが、この数値の測定は、実はかなり多くの日焼け止めを塗った場合の数値です。

簡単にいえば、実際よりかさ上げされていると考えて差し支えありません。

なぜなら、お肌の面積1㎠につき、2mgをつけた状態で図っているのです。

数値で示してもピンとこないかもしれませんが、実際に普通に日焼け止めを使う倍以上と考えればよいと思います。

だから、日焼け止めはこまめに塗りなおすことを基本としましょう。

その場合は、しっかり汗を洗い流して、清潔な状態で。

また、メイクをしているなら、ふき取り化粧水などで目元だけでもベースメイクを落として、日焼け止めを塗りましょう。

その後は、ファンデーションで仕上げればOKです。

④日焼け止め以外の紫外線対策

日焼け止め以外でも、衣類や帽子、UVカットサングラスなどファッションでも紫外線を予防することができます。

衣類や帽子の色や素材で紫外線の透過率が違うので、紫外線対策はファッションで差がつくのです。

詳しくは、「紫外線対策はファッションで差がつく!透過率は色・素材で違う」や「目の紫外線対策!肌が黒くなるのは目の日焼けが原因?」をご覧ください。

⑤紫外線のアフターケア
紫外線を浴びた後は、日焼け止めをしていてもダメージはあります。

だから、抗酸化作用のあるビタミンACEを食べ物で摂ることを心掛けましょう。

また、ビタミンA誘導体(レチノールレチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体ビタミンE誘導体を配合したエイジングケア化粧品を使うこともよい方法です。

詳しくは、「外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで! 」をご覧ください。

4)スキンケアでできる肌老化の予防

スキンケアで肌老化を予防する女性

①クレンジングや洗顔で肌老化の原因をつくらない

老化とともにお肌が薄くなっていることを最初にお伝えしました。

毎日のクレンジングや洗顔は、もっともその影響を受けるのです。

だから、お肌の老化予防のエイジングケアを意識するなら、次の2つが大切です。

  • 加齢に応じて優しいタイプのクレンジング料洗顔料を選ぶこと
  • 常に刺激の少ないクレンジング法や洗顔法を行うこと

肌老化の予防には、アミノ酸系界面活性剤などの優しい成分を使った敏感肌向けのクレンジング料エイジングケア専用のクレンジング料がオススメです。

タイプとしては、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームがオススメです。

②酵素洗顔でターンオーバー促進

お肌がゴワゴワしている場合、角質肥厚の場合は、ターンオーバーが遅くなっています。

そんなときは、酵素洗顔を上手に使えば、ターンオーバーを正常化し、お肌の老化予防につながります。

ただし、回数は週1回程度から始め、多くても週3回~4回程度までにとどめましょう。

また、刺激を感じるなら一旦止めて様子をみましょう。

③エイジングケア化粧品による保湿+αで肌老化予防

エイジングケア化粧品で肌老化を防ぐ基本は、保湿ケアです。

保湿には次の3つがあります。

  • 水分を与えること
  • 水分を保持すること
  • 水分の蒸発を防ぐこと

です。

化粧水美容液乳液保湿クリームが基本的な保湿のアイテムです。

化粧水といえば通常、保湿化粧水のことでグリセリンBGなどの基本成分であるヒューメクタントとコラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの水溶性の保湿成分が含まれます。

最近では、抗酸化作用がある成分やコラーゲンを増やす成分も登場しています。

たとえば、アプレシエなどのビタミンC誘導体ナールスゲンなどで、それらを配合したエイジングケア化粧水も肌老化予防が可能です。

美容液は、水の濃度が化粧水より低く、水溶性成分だけではなくセラミドなどの油溶性成分(エモリエント成分)が含まれます。

特に、ヒト型セラミドを配合したセラミド美容液は保湿力が高く、40代からのエイジングケア美容液として肌老化予防におすすめです。

保湿クリームはさらに油分が多い化粧品で、スクワランシアバターなどの油溶性成分が多く含まれています。

乾燥肌対策の保湿クリームからエイジングケア保湿クリームなどがあります。

これらを冬の乾燥肌対策に使うことによって、肌老化の予防が期待できます。

④ホームピーリングでターンオーバー促進

ホームピーリングも、肌表面に残ってしまっている古い角質を落すことで、遅くなったターンオーバーを正常化します。

ピーリングもやりすぎや刺激を与えることで、かえって角質にダメージを与えるので、回数は週1回程度で優しく行いましょう。

また、ピーリング後は、入念で丁寧な保湿を心掛けましょう。

もし、ピーリング後に化粧水などがしみたり、刺激を感じるならバリア機能が低下している可能性があるので、止めたほうがよいでしょう。

⑤スペシャルケアとしてのフェイスマスクを活用

肌老化予防のために保湿を強化するのが、フェイスマスクやフェイスシートなどによる保湿パックです。

密閉効果によって美容成分をお肌の奥まで届けることができます。

週1回程度の保湿パックは、保湿強化の対策として効果的です。

なかでも、バイオセルロースは、顔の凹凸でも密着し、密閉効果も高いのでオススメの素材です。

5)日常生活でできる肌老化の予防対策

日常生活でできる肌老化の予防方法
紫外線、スキンケアだけではなく、日常生活もお肌の老化の対策として大切であることを、何度もお伝えしてきました。

ここでは、簡単なポイントを整理します。

①食事やサプリメント

いまさらですが、お肌の老化の予防や改善の基本は食事です。

食事は、たんぱく質、炭水化物、脂質やビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが大切です。

また、最近話題のフィトケミカルも抗酸化作用でお肌の老化防止に役立ちます。

食べ物でお肌の老化を予防する方法については、次の記事を参考にしてください。

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜

フルーツで美肌になる!栄養素と美容効果と食べ方

スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!

コーヒーで美肌をつくる?美容効果とアンチエイジング!

緑茶の美肌・美容効果とアンチエイジングへのメリットは?

チョコレートのカカオで美肌・美容効果とアンチエイジング

アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!

ヨーグルトは夜に食べるのが効果的!おすすめの食べ方と乳酸菌の効果

いま、ご紹介したとおり、食べ物による肌老化予防が基本ですが、サプリメントを摂ることもよい方法の1つです。

たとえば、コラーゲンサプリメントを摂ることもおすすめです。

コラーゲンペプチドは、紫外線による光老化を予防します。

また、「老化の症状改善にコラーゲンに含まれるグリシンが効果を」で取り上げたとおり、コラーゲンに豊富なアミノ酸であるグリシンは、よい睡眠をサポートするとともに老化を抑えるはたらきもあります。

②運動

過激な運動は活性酸素が増えるので、お肌の老化を促進させてしまいます。

一方、適度な運動なら、代謝が活性化してお肌の老化予防につながります。

また、体温が上がることで免疫が高まり健康や美肌がキープできます。

そんななかで、ウォーキングやストレッチは気軽にできるエクササイズです。

ウォーキングについては、「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング|高岡よしみさん」を参考にしてください。

③睡眠

老化予防にオススメの睡眠
お肌の老化の予防のためには、エイジングケア化粧品以上に大切な睡眠。

質が高く十分な時間の睡眠によって、肌老化を避けることが可能です。

その理由は、「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌! 」や「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策」をご覧ください。

④ストレス発散でお肌の老化予防

趣味や遊び、スポーツでストレスを発散することもからだやお肌の老化予防では大切です。

笑うことでも免疫が高まることもわかっているので、楽しく笑って過ごすこともエイジングケアに大切なのです。

また、お酒も適度ならストレス発散ができますので、「お酒の飲み方と成分を知って美肌に!エイジングケアの視点」を参考にしてください。

ちょっとお話はずれますが、最近では幸福を数値化できるようになってきて、「幸せだから長生きする」ことが、イギリスの研究でわかったそうです。

きっと、幸せを感じる方は、肌の老化も防いでくれそうですね。

詳しくは、「アンチエイジングやエイジングケアで幸福になるための秘訣の全て」をご覧ください。

⑤タバコの煙を避けで老化予防

喫煙は、コラーゲンの生成をサポートするビタミンCを消費させてしまいます。

また、活性酸素でコラーゲンやエラスチンをつくる線維芽細胞を傷つけてしまいます。

さらには、コラーゲンの分解を早めてしまうので、お肌の老化に大きな悪影響となります。

喫煙習慣をなくし、お肌の老化予防に努めましょう。

詳しくは、「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」をご覧ください。


6.肌老化の予防や対策の参考書籍

ナールスエイジングケアアカデミーでは、「エイジングケア書籍レビュー」のコーナーがあります。

そこで取り上げているなかから、肌老化の予防や対策に役立つおすすめの書籍をご紹介します。

*「よくわかるアンチエイジング入門 老化を防ぐ知恵とコツ 田中孝 中山芳瑛

*「ハーバード現役研究員の皮膚科医が書いた見た目が10歳若くなる本 小川徹

*「38歳からはじめたいリカバリー美容辞典 監修 吉木伸子/中村格子/田村マナ

*「何歳からでも美肌になれる!奇跡の62歳!美的GRAND編集長 ”逆転の”美肌術 天野佳代子


7.まとめ

肌老化のまとめ

お肌の老化とは何か?その原因とメカニズムを詳しく取り上げました。

また、肌悩みと肌老化の関係、肌老化を防いだり、遅らせるための基本的な考え方についても取り上げました。

エイジングケアを実践するためには、まず、お肌のしくみや老化の原因をしっかりと理解することが大切です。

そして、何より大切なのが、食事や運動、睡眠など、身体の内側からのメンテナンスであることをご理解いただけたでしょうか。

エイジングケア化粧品は、こうした内側からのエイジングケアを怠っては、その効果も半減してしまいます。

だからこそ、老化を防ぐ日常生活とエイジングケア化粧品の両方で、エイジングケアを考えるようにしましょう。

ぜひ、さまざまな対策をバランスよく実践しましょう。

この記事「お肌の老化の原因・メカニズムとエイジングケア対策のコツ」が、エイジングケア世代の男性・女性の肌老化予防のお役に立てば幸いです

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

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