エイジングケアの第一歩! お肌の役割を知ろう

皮膚、つまりお肌は「人体で最大の臓器」と言われています。

体格によって差はありますが、全身を覆っている皮膚の総面積は、約1.6㎡。
これは、大体、たたみ一畳の大きさに相当します。

 

また、皮膚の厚さは、部位によって厚い、薄いはありますが、平均すれば約2mm。
そして、その重さは体重の約16%。50kgの方なら、8kgもあるのです。

 

内臓の中で最も大きな肝臓でさえ、その重さは体重の約2%で、皮膚の1/8です。
まさにお肌は、「人体で最大の臓器」なのです。

 

そして、皮膚の最も重要なはたらきとは、
外部からの様々な刺激を防御し「体を守る」こと、つまり「生命を守ること」なのです。
このように、皮膚は生命にとって極めて大切なものであることをまずご理解下さい。

 

つまり、エイジングケアやスキンケアにおいて、健やかで美しいお肌を目指すことは
単に「美」を追求するだけではなく、自分自身の体や命を守ることに通じるのです。

 

それだけ大切なことなので、スキンケアやエイジングケアについての正しい知識が必要であることが、
ご理解いただけるのではないでしょうか?

 

 

 

1.皮膚の構造は?

 

皮膚の構造は、大別すると「表皮」と「真皮」の2層に分かれます。
そして、その下に「皮下組織」があります。
胎児期は全く違う細胞からできていた表皮と真皮ですが、生まれる直前に基底層によって、表皮と真皮に分けられます。
皮下組織は、大部分が脂肪なので、表皮や真皮とは違ったはらたきがあります。

 

つまり、皮膚は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」と並び、構造も役割も異なる3つの層でできているのです。

 

Cell in the epidermis 細胞

 

1)表皮

表皮の95%は表皮細胞で、残りの5%がメラニンを作る色素細胞の「メラノサイト」や、最近注目を浴びつつある免疫に関する細胞である「ランゲルハンス細胞」です。

 

表皮は、表面から角層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。
基底層で生まれた表皮細胞は、毎日、少しずつ上に押し上げられ、やがて細胞核が無くなり、角質となります。
そして、角層を構成するようになり、最後は垢となって剥がれ落ちます。
これが、28日~40日程度で行われるお肌の代謝「ターンオーバー」です。

 

2)真皮

真皮の細胞は「線維芽細胞」で、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、HSP47などを作るはたらきをしています。

 

真皮では、コラーゲンが全体の70%程度を占めています。
コラーゲンは、3重のらせん構造をしていて、エラスチンによって束ねられています。
そして、その間をヒアルロン酸やプロテオグリカンが満たしているのです。
コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸を合わせて、細胞外マトリクスと呼ばれています。

 

また、血管、汗腺、皮脂腺、毛包、毛根なども真皮にあります。

 

3)皮下組織

皮下組織は、脂肪によって皮膚を支える、衝撃を和らげるという役目を果たしています。

 

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表皮、真皮、皮下組織それぞれについては、下記の記事で詳しく説明していますので、ご覧ください。

 

*表皮の役割は?エイジングケアと皮膚のしくみ

 

*真皮とは?エイジングケアと皮膚のしくみ

 

*エイジングケアと皮膚のしくみ―皮下組織とは?

 

 


2.からだを守る皮膚のはたらき

 

お肌のはたらきを整理すると、

 

  • 柔軟性があり、クッションのように外力を防ぐ
  • 角質の肥厚により、慢性の刺激から守る(手掌、足底、膝など)
  • 水分の侵入を防ぐ
  • 体液の不必要な喪失を防ぐ
  • 病原菌の侵入を防ぐ
  • 物理的、化学的に有害な物質の侵入を防ぐ
  • 紫外線、熱線の侵入を防ぐ(メラニン沈着を防ぐ)
  • 体温調整作用(体熱喪失を防ぎ、外界熱の侵入を防ぐ)
  • 体温上昇時に発汗、 血管拡張によって熱を放散する
  • 寒いときに、血管、起毛筋収縮によって熱放散を防ぐ
  • 知覚作用(触感、痛覚、温覚、冷覚、痒みを感じる)
  • 分泌作用(汗、脂質など)

 

など多岐にわたっています。

 

これは、お肌が体の中で、外界に触れている唯一の「臓器」であり、人の生命を守る役割を担っていることの証でもあるのです。

 

このようにお肌の健やかさを保つことは、「美」の観点だけでなく、「体全体の健康」の観点からも大切であることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 


3.皮膚は全身の状態を写すセンサー

 

皮膚はアレルギー反応など体の状態を反映するサインを出します。

 

また、肝臓ほか内臓の状態が悪ければ、お肌が黄色味を帯びたり、糖尿病が進展した場合などは、壊疽を起こす場合もあります。
つまり、皮膚の状態を観察すれば、全身の健康状態をある程度把握することもできるのです。

 

そのため、スキンケアを通じて、いつもお肌を見たりお肌に触れることは、自分自身の全身の健康状態をチェックする上でも、とても大切なことです。
ぜひ、スキンケアとともに、全身の健康状態もチェックするということを取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

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もし、何か変わった症状があって、気になる場合は、早めに専門家である皮膚科医に相談しましょう。

 

皮膚の病気には、湿疹や炎症だけではなく、感染症や腫瘍、アレルギーなどスキンケアでは対処できないものもたくさんあります。
さらに、全身の疾患が隠れていることもあるので、単なる肌荒れや乾燥といったよくある症状と違う症状を感じた場合は、早めの受診をお勧めします。

 

繰り返しになりますが、皮膚は、お肌だけでなく体全体の健康状態を知らせるセンサーの役割もしているので、エイジングケアをしながら、しっかりお肌を見たり感じることで、全身の健康管理に役立ててください。

 

 


4.まとめ

 

皮膚の構造の全体像と役割についてご理解いただけたでしょうか?
お肌の仕組みを知り、その役割を知ることこそが、エイジングケアをマスターし、健やかで美しい素肌を手に入れる王道なのです。また、全身の健康管理にもつながるのです。

まずは、お肌の仕組みと役割をしっかり理解していただければ幸いです。

 

 

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