コーヒーで美肌をつくる?美容効果とアンチエイジング!

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コーヒーには、美肌や美容、エイジングケアにとってよい効果があるといわれています。

また、健康やアンチエイジングにとってよい効果も。

コーヒーはなぜ美肌によい効果があるのでしょうか?

また、上手な飲み方は?

この記事では、コーヒーで美肌になる方法をご紹介します。

<この記事の大切なポイント>
  • コーヒーにはポリフェノールの1種であるクロロゲン酸が含まれます。この成分の抗酸化作用が、美肌やエイジングケアの効果、健康やアンチエイジングの効果の主役です。
  • コーヒーを適度に飲むことで、シミの予防やくすみのない透明感のあるお肌をキープすることが期待できます。また、むくみやお肌の老化予防が期待できます。
  • 一方、飲み過ぎは、ニキビを悪化させたり、乾燥肌の原因になることもあります。だから、1日3杯から4杯くらいまでにとどめましょう。
  • コーヒーは、心臓の病気、認知症、がんなど老化と関係する病気の予防効果が期待できます。ただし、疫学的な研究が多く、その効果がどこまであるかについての研究は不十分です。
  • コーヒーの美肌効果を得るには、適度な量を適度なタイミングで飲み続けることが大切です。日常生活に上手に取り入れましょう。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

読みたいところから読める目次

1.コーヒーで美肌になりたいあなたへ

コーヒーを飲んで美肌になった女性

「コーヒーで美肌をつくる?美容効果とアンチエイジング!」をお届けします。

仕事や家事の合間、ちょっとひと息つきたい時にどんな飲料を飲んでいますか?

ふだん何気なく飲んでいる飲料に、美肌エイジングケアへの効果があったり、気になる健康上の不調を改善してくれるとしたらうれしいですね。

エイジングケア化粧品を使ったスキンケアの後、リラックスタイムに飲みたい飲料の1つが、コーヒーです。

今回は、私たちが好んで飲んでいるティータイムの定番、コーヒーについて、美肌やエイジングケア、健康、アンチエイジングとの関わりをご紹介します。

また、いくつかの研究成果(エビデンス)を取り上げます。

「コーヒーってどんな栄養素が含まれるの?教えて!」

「コーヒーで本当に美肌になれるの?肌悩みは改善できるの?」

「コーヒーはどんなエイジングサインによいの?肌老化は予防できる?」

「コーヒーは健康やアンチエイジングにもよいの?どんなエビデンスがあるの?」

「美肌やエイジングケア、アンチエイジングのための上手なコーヒーの飲み方は?」

などが気になる方は、ぜひ、この記事をチェックしてみてくださいね。

ただし、コーヒーはあくまで嗜好品。

美肌やアンチエイジングをコーヒーに過度の頼るものではありません。

美肌やエイジングケア、アンチエイジングと食べ物・飲料、栄養素との関係は、次の記事も参考にしてくださいね。

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜

スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!

緑茶の美肌・美容効果とアンチエイジングへのメリットは?

 

2.コーヒーの成分と美肌やアンチエイジングの研究

コーヒーの研究イメージ

1)コーヒーの成分

コーヒーの生豆は、セルロースやグリコーゲンなどの多糖類が約50%含まれ、脂質が12%~18%、たんぱく質が11%~13%程度含まれます。

ほかには、ポリフェノール(クロロゲン類)が5.5%~8.0%、カフェインやトリゴネンが1%程度です。

そんなコーヒー豆は、コーヒーをつくる場合には焙煎されますが、それによって腐食酸が16%〜18%程度に増えて、全体の構成は次のようになります。

  • 全多糖類24~39%
  • 脂質5%
  • たんぱく質13~15%
  • 腐食酸16~17%
  • クロロゲン酸2~1.3%
  • 脂肪族酸1~5%
  • カフェイン1%
  • トリゴネン5~1%
  • 無機成分3~5%
  • 少糖類0~5%

また、コーヒーの成分は、焙煎時間、温度によって抽出される成分が異なることがわかっています。

2)コーヒーと美容やアンチエイジングの研究

コーヒーと美容やアンチエイジングの研究は海外にも日本にもありますが、その多くはメリットがあるとの報告です。

しかし、多くの研究は疫学的な研究です。

また、その効果コーヒー全体なのか、カフェイン、ポリフェノールなどの特定の成分によるものなのか、メカニズムが完全に判明しているわけではないようです。

この記事では主にコーヒーとアンチエイジング、美肌の効果を紹介しますが、それだけに頼ることなく、健康やエイジングケアのサポートをする1つの飲料として上手な付き合い方を考えましょう。





3.コーヒーの美肌効果・美容効果とエイジングケア

コーヒーで美肌効果を実感する女性

1)ポリフェノールが豊富なコーヒー

朝起きた時、リラックスしたい時など、「コーヒーを1杯」という人は多いですよね?

ところで、コーヒーに豊富なクロロゲン酸などのポリフェノールのはたらきをご存じでしょうか。

ポリフェノールとは、植物がつくり出す抗酸化物質。

よく知られているものとしては、赤ワインのアントシアニン、緑茶のカテキン、ココアやチョコレートのカカオポリフェノールなどがあります。

また、野菜果物にも多く含まれていて、ポリフェノールの種類は5,000以上もあるといわれています。

コーヒーの生豆に多く含まれているクロロゲン酸もその1種。コーヒーの香りや苦み、褐色のもとになっています。

コーヒー1杯に含まれるポリフェノールは、約200~300mg。

これは赤ワインと同程度、緑茶の2倍にあたります。

コーヒー豆の写真

抗酸化物質ポリフェノールは、からだやお肌の細胞がサビる「酸化」を防ぎ、エイジングケアや健康維持には欠かせない成分。

日本人は、1日に摂るポリフェノールの約半分をコーヒーから摂取しているのだそうです。

2)コーヒーを飲んでシミを予防する

コーヒーの持つ抗酸化作用の中でも、特に注目したいのがシミ予防効果。

シミの発生とコーヒーの摂取習慣の関係を調べてみたら、「コーヒーを飲んでいる人のほうが、シミが出にくい」という、驚きの研究結果が出ているのです。

エイジングケアに関心がある女性にとっては、興味深いですよね。

2014年7月のInternational Journal Dermatology誌で発表された研究では、健康で非喫煙の30~60歳の日本人女性131名を対象に、コーヒーを飲む量と顔のシミの関係を調べたところ、「コーヒーを1日2杯以上飲む人は、紫外線による顔のシミが少なかった」ことが判明。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸のはたらきによって、シミの原因となる色素成分のメラニン生成が約3割抑えられたことが報告されています。

コーヒーは、シミが予防できてくすみのない透明感のあるお肌のキープをサポートしてくれるのです。

美味しそうなコーヒーの写真

おいしくて、エイジングケアの大敵シミの予防にもなるなら、何杯でも飲みたくなるコーヒーですが、カフェインも含まれているので飲み過ぎには注意が必要です。

エイジングケア効果を期待するなら、1日3杯~4杯くらいをめやすにするとよいでしょう。

妊婦の方などは、カフェインレスのコーヒーがおすすめ。

ちなみに、カフェインレスでも、含まれているポリフェノールの量は同じだそうです。

3)コーヒーでむくみ予防も

体内の水分バランスが悪くなって、過剰な水分がからだに蓄積された状態が、むくみです。

コーヒーには、体内に貯まった老廃物質や過剰な水分を尿として排出させる利尿作用があります。

これは、コーヒーが自律神経にはたらきかけて交感神経の動きを活発にするからです。

活発になった交感神経によって、体内の循環がよくなり、余計な水分や老廃物がからだの外に出るのです。

それが、むくみの予防や解消に役立ちます。

むくみは、エイジングケア世代になるとたるみを助長する原因になることもあります。

その結果、むくみで目の下のクマほうれい線が目立つこともあるのです。

そんなむくみとほうれい線の関係は、「ほうれい線の意外な敵!むくみによるたるみの対策とは?」をご覧ください。

4)コーヒーの抗酸化によるお肌の老化予防への期待

先ほど取り上げたシミ以外でも、紫外線ダメージや活性酸素によってお肌は老化し、さまざまな肌悩みとして目立つことがよく知られています。

活性酸素は、お肌の表皮だけでなく、真皮線維芽細胞をはじめ、線維芽細胞で作られるコラーゲンエラスチンヒアルロン酸プロテオグリカンにもダメージを与えます。

そうなると、シワ顔のたるみ目の下のたるみ、たるみが原因で目立つほうれい線、たるみ毛穴ゴルゴラインマリオネットラインなどが目立つのを早めることになるのです。

コーヒーをはじめ、赤ワイン、緑茶、チョコレート、ココアなどにも含まれているポリフェノールは、種類は違っても抗酸化作用があるため、活性酸素を除去するはたらきがあります。

チョコレート

シミ以外では、今後の研究成果を待つ必要がありますが、コーヒーを適度に飲むことは、少なくともこれらのエイジングサインにとってもマイナスにはならないと考えられます。

5)コーヒーはニキビを悪化させる?

ニキビの原因の1つは、皮膚常在菌の1つであるアクネ菌が毛穴に詰まって酸化した皮脂を食べて異常発生し、炎症を起こすためです。

そんなニキビは、コーヒーで悪化するというお話がありますが、これはどう考えればよいのでしょうか?

実は、コーヒーはニキビにとってデメリットもあるので、過度に飲まないこと、飲み方に注意することが大切です。

そのデメリットの原因は、カフェインです。

カフェインは利尿作用があるので、ビタミンやミネラルを尿とともに排出することになってしまいます。

なかでも、ビタミンBやビタミンCなどのビタミン、亜鉛などの不足は、ニキビができるリスクを高めたり、悪化のリスクを高めます。

なぜなら、これらの成分はお肌のターンオーバーや再生との関連が深く、ニキビの改善をはじめ、美肌やエイジングケアにとって大切な成分だからです。

つまり、コーヒーに含まれるカフェインの過剰な摂取は、ニキビをはじめ美肌にはデメリットとなるのです。

また、コーヒーに砂糖やミルクをたくさん入れることも皮脂の過剰な分泌の原因になるので控えたほうがよいのです。

一方、クロロゲン酸などポリフェノールは、ニキビの予防をはじめ、美容や美肌にはメリットとなります。

クロロゲンは、肌の角質層の水分を増やしバリア機能の低下を防ぎます。

だから、乾燥肌を予防する効果や肌荒れの予防も期待できます。

だから、ニキビで悩む方は、コーヒーを飲みたい場合、デカフェで砂糖やクリームを控えめにするか、もしくはブラックが良さそうですね。

6)コーヒーの飲み過ぎは乾燥肌の原因に!

今、コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があることを説明しましたが、からだを冷やすはたらきもあります。

だから冷え性の方が飲みすぎると、血行がさらに悪化して美肌にとってもマイナスになります。

また、乾燥肌にとってもマイナスです。

だから冷え性の方や乾燥肌の方、冬の寒い乾燥の時期にコーヒーを飲みすぎることはよくないのです。

このようにコーヒーにはポリフェノールによる抗酸化作用で美肌やエイジングケアにメリットがある一方で、飲み過ぎはカフェインによるデメリットもあります。


4.注目したいコーヒーのアンチエイジングと健康効果!

コーヒーのアンチエイジング効果を説明する女性

1)コーヒーにはどんなアンチエイジング効果があるの?

コーヒーには、美肌やエイジングケアへの効果だけでなく、アンチエイジングが期待できるさまざまな健康効果が報告されています。

コーヒーのクロロゲン酸は脂肪の吸収を抑えます。

缶コーヒーでもダイエットやメタボ対策のトクホ商品が登場しているので、コンビニなどで見かけている人も多いのではないでしょうか。

また、国立がん研究センターの最近の調査では、コーヒーや日本の誇る抗酸化飲料である緑茶を習慣的に飲んでいる人は、飲まない人に比べて、脳血管疾患や心疾患、呼吸器疾患などの病気にかかって死亡するリスクが低いという、驚きの結果も報告されています。

これは、それぞれに含まれているカテキンやクロロゲン酸が、血糖値の改善や血圧の調整、血管保護などにはたらき、死亡リスクの低減につながると考えられています。

死亡率に関しては、コーヒーを1日4杯以上飲むと低下することが統計的に認められるということが報告されています。

特に、女性でその傾向が高いこともわかっています。

それでは、ここからは1つ1つのコーヒーの健康やアンチエイジングの効果などを詳しくご紹介します。

2)コーヒーと心臓の血管の病気

コーヒーを1日3杯以上飲むと、心臓の血管の病気のリスクが下がるという研究報告があります。

女性のほうがその傾向が高いようです。

また、クロロゲン酸の抗酸化作用で、心筋梗塞や心筋炎など心臓の炎症による病気の予防が期待できるといわれています。

さらに、「Nature Medicine」に掲載された 2017年のアメリカの米スタンフォード大学のDavid Furman氏らの研究で、カフェインが疾患のリスク因子につながる炎症の抑制にも役立つ可能性があることが発表されました。

一方、70歳以上の肥満の方では、短期的に血圧上昇のリスクがあるという研究もあります。

長期的には血圧への影響はなくなるので大きな心配はなさそうですが、ネガティブな報告もあるのです。

また、Ⅱ型糖尿病の女性の患者さんの研究では、コーヒーを飲んでも飲まなくても、患者さんの心臓の血管の病気や死亡とは関係がなかったという研究データもあります。

今では、コーヒーに関連する医学的な研究報告がいろいろとありますが、全体的には、コーヒーは心臓の病気にポジティブな作用がありそうです。

3)コーヒーで認知症予防

コーヒーが高齢の方の認知機能を良好に保つといった研究報告や認知症を予防するという報告が複数あります。

コーヒーには神経保護作用があることが動物実験で証明されていますが、これはコーヒーに含まれるトリゴネリンという成分による影響が大きいと考えられています。

また、クロロゲンなどのポリフェノールも抗酸化作用で脳の老化を抑えます。

さらに、コーヒーの香りにはリラックス効果もあるので、気分転換をかねて認知症も予防できそうですね。

4)コーヒーとがんの関係

コーヒーには、いくつかの種類のがんの予防に効果があるという研究報告があります。

慢性肝疾患から発症する肝細胞がん、大腸がん、直腸がんや特定の遺伝子を持つ女性の乳がんを抑制する可能性もあることが報告されています。

日本で行われている多目的コホート研究(JPHC研究)で、コーヒーを1日3杯以上飲むと神経膠腫(グリオーマ)を含む脳腫瘍のリスクを減らす可能性があることがわかりました。

このようにコーヒーには、がんを予防する効果も期待されるのです。

コーヒーの研究発表を行う女医

5)コーヒーはダイエットに有効?

コーヒーには、自律神経のはたらきを高めて、脂肪の代謝を高めるはたらきがあります。

自律神経の1つである交感神経は、食欲を調整したり、体重や体脂肪の量を調整しますが、コーヒーに含まれるさまざまな成分のはたらきで交感神経が優位になります。

その結果、脂肪の燃焼が進んでダイエットをサポートすると考えられています。

6)まだある!コーヒーの可能性

ほかにもコーヒーと健康やアンチエイジングに関する研究報告があり、現在、実施中の研究があります。

コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸の可能性

  • 膵臓の細胞のはたらきを高め、糖尿病を予防する可能性がある
  • 花粉症アトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患を予防する可能性がある

コーヒーに含まれるカフェインの可能性

  • 口腔のアンチエイジングに有益
  • 骨代謝に有益な作用があるので骨粗鬆症の予防が期待できる
  • 白人ではエストロゲンを増やす可能性がある

一方、妊娠中のカフェイン摂取は出産に悪影響があることや、2017年の研究では、コーヒーを1日4杯以上飲んだ女性は、うつ病のリスクが高くなることがわかっています。

これは、コーヒーの飲み過ぎがマイナスになる例ですね。

ふだん何気なく飲んでいるコーヒーですが、あらためてそのパワーを見直し、上手に飲んでエイジングケアや健康維持に活用したいですね。





5.美肌と健康のためのコーヒー上手な飲み方

コーヒーで肌老化を防いだ女性

いくらコーヒーが美肌やエイジングケア、健康やアンチエイジングをサポートするからといって、がぶ飲みすればよいということはありません。

また、コーヒーは種類などによって含まれるポリフェノールの量も違います。

ここでは、美肌やアンチエイジングのためのコーヒーの選び方や上手な飲み方をご紹介します。

1)美肌のためなら浅炒りで挽きたてのコーヒー豆

コーヒーは、生豆に比べて、煎ることでポリフェノールの効果が下がります。

それは、ポリフェノールが、熱に弱く、時間が経つと効果が落ちるからです。

だから、美肌やアンチエイジングの効果を期待するなら、おすすめは次のとおり。

  • 挽き立ての新鮮なコーヒー豆を使う
  • コーヒー豆は「深煎り」より「浅煎り」を使う
  • ドリップする時は100℃近い熱湯ではなく、80度くらいのお湯でいれる
  • インスタントコーヒーよりドリップコーヒー

2)毎日、時間を空けて3~4杯を目途に

ポリフェノールの抗酸化効果は、4~5時間ほどでなくなります。

だから、朝、昼、3時頃、夜の8時~9時など寝る前を避けて、1日3~4杯を目途に飲みましょう。

もし、夜も飲みたい場合は、デカフェがオススメです。

3)食後、コーヒーを飲んで運動を!

食後にコーヒーを飲んで、30分以内に適度な運動をするとダイエットや糖尿病予防の効果が高まります。

もちろん、食後、間食せず運動することで、美肌やエイジングケアにもプラスの効果を得ることができるのです。

2020年からの新型コロナウイルス感染予防のため、外での運動を控えている方もいますが、「新型コロナウイルスで外出控え!室内エクササイズと室外の紫外線対策」を参考に屋内でもからだを動かしましょう。

4)砂糖やミルクは控えて美肌に

コーヒーは、ブラックで飲むのが美肌やエイジングケア、アンチエイジングによい方法です。

それでも、砂糖やミルクなしでは飲めない方も。

砂糖やミルクが必ずしもからだに悪いわけではありませんが、嗜好品であるコーヒーから過度に摂るのはマイナスです。

意識的に控えめにしましょう。

5)こんなコーヒーの飲み方はNG

コーヒーの飲み方で避けたいことや飲まないほうがよい場合をご紹介します。

NGを主張する女性

①朝、起き抜けのコーヒーは控える

まず、朝起きぬけにコーヒーを飲むのは避けましょう。

お腹が空いた状態で、カフェインを胃に入れと、急な胃酸の分泌により胃が荒れるリスクが高くなります。

朝起きた後は、白湯などを刺激の少ない飲料を飲むことをオススメします。

その後、朝食時にコーヒーを飲みましょう。

②コーヒーのがぶ飲みや5杯以上飲むことは避ける

厚生労働省の「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」でも注意喚起されていますが、カフェインの摂り過ぎには注意が必要です。

明確な基準の設定は難しいようですが、コーヒーは1日3~4杯程度までが妥当なようです。

③タバコを吸いながら飲まない

タバコはそもそも美肌の敵です。

そんなタバコは、胃粘膜にもダメージを与えます。そこにコーヒーを飲むとカフェインの刺激で胃粘膜へのダメージがさらに強くなります。

④胃の弱い方は、飲む量を減らす

胃の弱い方、胃が不調の場合は、コーヒーを飲む量を減らす、または控えましょう。

もちろん、胃潰瘍や逆流性食道炎などの人は、コーヒーは控えましょう。

⑤貧血の場合も、飲む量を減らす

コーヒーに含まれるタンニンは植物性の「非ヘム鉄」の吸収を妨げます。

だから、貧血症の人はコーヒーの量を減らすか、ひどい方は控えましょう。


6.コーヒーにまつわるトピックス!ウソ?ホント?

コーヒーの疑問を解消したい女性

1)コーヒーが胸やけを起こすなど胃によくない?

カフェインには、胃液の分泌を活発にする作用があります。つまり、消化を促進するのです。

だから、お腹が空いている時にコーヒーを飲むと、胃液の分泌が活発になると胃壁が荒れて胃もたれを起こす場合があります。

こうしたことから、コーヒーが胃によくないと思われている方もいます。

しかし、これは空腹、もとから胃が弱い、そもそも脂っこい食べ物を食べたことが原因である場合も多いようです。

適切な飲み方をしている限り、コーヒーが直接、胃もたれや胃の病気の原因になる可能性は少ないと考えられています。

2)コーヒーで便秘になる?

コーヒーに含まれるタンニンは下痢止めとして使われる『ゲンノショウコ』に含まれる成分です。

そのことから、「コーヒーで便秘になるのでは?」と考える方もいます。

幸い、コーヒーに含まれるタンニンは極めて少量なので、1日3杯程度のコーヒーで便秘になる可能性は少ないといえます。

3)カフェインを摂ると中毒になる?

カフェインは、世界保健機関(WHO)が決めている分類でも中毒物に指定されていません。

またカフェインに関する研究でも、依存性や濫用性は認められていません。

だから、コーヒーの依存性はないと考えられます。

とはいっても嗜好品は、その名のとおり、個人の嗜好で摂り過ぎてしまう場合もあります。

何度もお伝えしていますが、コーヒーも飲みすぎるとメリットよりデメリットが大きくなるので注意しましょう。

4)コーヒーで新型コロナウイルスは予防できる?

ウイルス感染を防ぐためには、ウイルスの侵入を防ぐとともに免疫を高めることが大切です。

コーヒーの免疫にかかわる栄養素には、コーヒー酸、カフェイン、クロロゲン酸があります。

コーヒー酸は子孫ウイルスの収量を減少させ、ウイルス感染細胞の変性を抑制する効果があります。

また。カフェインは、好中球と単球の走化性、およびTNF-αなどの炎症性サイトカインを抑制するはたらきがあります

臨床的な研究はありませんが、コーヒーがウイルス感染予防の一助となる可能性はあるといえそうです。





7.まとめ

 

まとめ

コーヒーの美肌やエイジングケアの効果、健康やアンチエイジングの効果について幅広くご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

コーヒーに関しては、今ではさまざまな研究が行われ、適切な量を続けて飲むことでよい効果があることがわかってきました。

一方、カフェインなどを摂り過ぎると美肌や健康にマイナスになることもあります。

だから、コーヒーは日常生活に上手に取り入れるようにしましょう。

エイジングケアは、エイジングケア化粧品だけに頼るのではなく、バランスの取れた食事や十分な睡眠など、内側からケアすることが大切です。

毎日のティータイムにコーヒーを飲むことで、内側からのエイジングケア対策をはかり、手軽に無理なく美肌をめざしましょう。

もちろん、ナールスゲンビタミンC誘導体などのエイジングケア化粧品成分配合の化粧品で、きちんとお手入れすることもお忘れなく!

この記事「コーヒーで美肌をつくる?美容効果とアンチエイジング!」が、エイジングケア世代の皆様の健康増進に役立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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