敏感肌化粧水の選び方は、ランキングより正しい知識で!

最近、「ひょっとして、敏感肌では?」というお悩みの方が多いようです。

敏感肌の場合、「化粧水をはじめ基礎化粧品の選び方はどうすれば良いの?」という疑問も多く聞きます。

今回は、そんな方のために、敏感肌化粧水のランキングに頼らない選び方のコツをご紹介します。

 

この記事を読むことで、あなたはランキングや口コミ、レビューなどに頼らなくても、自分自身に合う敏感肌化粧水を選ぶ知恵を身に付けることができます。

なぜなら、敏感肌の方が気を付けるべきポイントは、化粧品成分をチェックすればほぼわかるからです。

現在では、化粧水をはじめ化粧品は全成分表示が義務づけられていて、ほぼすべての化粧品成分の情報が入手できます。

だから、全成分表示の読み方と気を付けるべき化粧品成分が何かを知っていれば良いのです。

 

また、敏感肌の原因についての知識があれば良いのです。

「敏感肌」の主な原因は、お肌の乾燥によるバリア機能の低下です。

さらに、加齢とともに、敏感肌が進んでしまうこともあります。

 

つまり、誰もがエイジングとともに敏感肌のリスクが高まります。

 

そうだとすると、敏感肌対策の化粧水を選ぶことと、エイジングケア化粧水を選ぶポイントは、その根本がよく似ています。

だから、エイジングケアを考える上では、敏感肌の対策を意識することも大切なのです。

 

この記事では、ランキングに頼らない敏感肌対策の化粧水の選び方のポイントを紹介します。

そして、敏感肌のために使いたい化粧品成分や気を付けたい化粧品成分を紹介します。

 

ただし、化粧水を選ぶことだけに注意を払い過ぎないようにしましょう。

なぜなら、あなたにとってのゴールは、決して「敏感肌のための化粧水選び」ではなく、「敏感肌を解消し、健やかな素肌」を手に入れることだからです。

そのためには、敏感肌の化粧水を選ぶ前に、あなたご自身の敏感肌の原因や状態を把握してエイジングケアを実践することが大切です。

 

また、化粧水だけで敏感肌のケアを考えるのではなく、エイジングケア化粧品全体として化粧水をどう位置付けるかも大切です。

この考え方は、他のお肌悩みも同じであり、エイジングケアを実践するためのもっと大切なことです。

 

  • 敏感肌化粧水を選ぶコツを知りたい
  • 敏感肌のエイジングケアの基本を知りたい
  • 敏感肌では使わない方が良い化粧品成分を知りたい

という方は、ぜひ、この続きをお読みください。

 

この記事が、あなたの敏感肌解消のお役に立てば幸いです。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>

  • 敏感肌の原因は乾燥によるバリア機能の低下なので、保湿と刺激の少ないエイジングケアが基本です。
  • エイジングとともに誰もが敏感肌傾向になるリスクが高まります。
  • 敏感肌の場合は、紫外線対策、やさしい洗顔も大切です。
  • 敏感肌の対策は、化粧水だけで考えるよりスキンケア全体で考えましょう。だから、美容液や保湿クリームを使うことも考えましょう。
  • 敏感肌化粧水を選ぶポイントは、3つです。保湿力が高く安全性の高い保湿成分を選ぶこと、刺激性の高い成分を避けること、シンプルな化粧水を選ぶことです。

 

 

1.敏感肌の原因と対策の基本

 

敏感肌化粧水の選び方の前に、敏感肌の原因や対策の基本を紹介します。

敏感肌のより詳しい情報については、「敏感肌のすべてがわかる!症状・原因と10の対策」をご覧ください。

 

1)敏感肌とは?

皮膚医学では、「敏感肌」という定義はなく、スキンケアや美容の世界で生まれた言葉です。

 

敏感肌は、その名のとおり、外部の刺激に対してお肌が敏感に反応してしまい、

  • 洗顔剤やクレンジングで、顔が赤くなる
  • 化粧品を使うと、お肌がピリピリする
  • タオルや衣類などの刺激で、お肌が赤くなったりする
  • 生理前には、お肌の調子が悪い
  • 季節の変わり目にはお肌の調子が悪くなる
  • お肌(※あるいは、お肌の表面)がカサカサしたり、ゴワゴワする

などの症状として現れます。

 

2敏感肌の原因は?

敏感肌の原因は、いくつかの要素が考えられますが、多くの場合は乾燥が続き、その結果、お肌のバリア機能が低下していることです。

バリア機能が低下すれば、角層が不健康な状態に陥って、小さな外部の刺激にも、お肌が敏感に反応してしまいます。

 

敏感肌

 

乾燥以外には、

  • 加齢による水分減少とお肌が薄くなってしまうこと
  • 不適切な洗顔
  • 過度な紫外線
  • 遺伝・体質(アレルギーなど)・ストレスなど
  • 不規則な日常生活

なども敏感肌の原因です。

 

したがって、敏感肌の改善には、原因を取り除き、バリア機能の正常化を目指すことが大切です。

バリア機能についての詳しい情報は、「バリア機能低下の原因は?エイジングケアと皮膚のしくみ」をご覧ください。

 

 

バリア機能低下

 

3敏感肌の原因を考えて対策を行う

敏感肌の原因の主なものが、乾燥であることはほとんどの方がご理解されていると思います。

それでは、その乾燥は何からきているのでしょうか?また、今の敏感肌の原因の本質は何なのでしょうか?

敏感肌のための化粧水を選ぶ前に、これを突き止めることが先決です。

 

場合によっては、

  • 敏感肌を解消するために、しばらく化粧水やエイジングケア化粧品を使わない方が良い
  • 化粧水を変えなくても敏感肌は解消できる

こともあります。

 

まず見直して頂きたいのが、洗顔です。

自分に合わない洗顔料を使っている、洗顔回数の多すぎ、洗顔時間の長すぎ、皮脂の流しすぎなどはないでしょうか?

 

洗顔に関しては、「乾燥肌の改善対策 | 正しいスキンケアとエイジングケア」でチェックポイントを紹介していますので、参考にしてください。

 

洗顔以外では、下記のポイントを確認してみましょう。

  • 紫外線対策は十分か?
  • アルルギー体質ではないか?
  • ストレスを過度に感じていないか?
  • タバコ、運動不足、不眠、暴飲暴食などをしていないか?

 

化粧水やエイジングケア化粧品を選んだり使う前に、上記のような原因を取り除きましょう。

特に、紫外線対策をしっかり行えているかをチェックしてみてください。

 

乾燥肌の原因については、「お肌の乾燥とその原因は?~エイジングケアの視点から~」をご覧ください。

 

 


2なぜ年齢とともに敏感肌になりやすいのか?

 

1)敏感肌と年齢の関係

私達は、年齢とともにお肌の状態がどう変化するかをわかりやすくイメージできるように、「お肌のエイジングインデックス」を作りました。

 

まずは、30歳、40歳、50歳、60歳のエイジングインデックスを比較してご覧ください。

 

スライド4

スライド6

 

スライド8

 

スライド10

全ての指標が年齢とともに低下していますが、敏感肌と関係が深いのは以下の4項目です。

  • お肌の水分量
  • 皮脂の量
  • セラミド
  • ターンオーバー

 

40歳を超えると、この4つがどんどん低下していきます。

 

つまり、加齢によって3大保湿因子である「皮脂」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質(半分以上がセラミド)」が減少し、お肌の保湿機能のバランスが崩れやすくなってくるのです。

そうなると乾燥と同時にバリア機能が低下します。

 

つまり、年齢を重ねると乾燥しやすくなって、バリア機能を担う皮脂も減り、ターンオーバーも長くなることで、敏感肌になりやすいのです。

 

  • スキンケアを変えていない
  • いつもどおり保湿をしている
  • 洗顔もやさしく適切にしている
  • 紫外線対策もしっかりしている
  • その他の原因も思いつかない

といったケアをしているのに「敏感肌かも?」と感じる場合は、加齢によるお肌の老化が原因である場合が多いのです。

 

こんな場合は、あらためてエイジングケアの基本である「保湿」を見直すことが大切です。

また、化粧水をはじめ、お使いのエイジングケア化粧品を見直すタイミングかもしれません。

 

なお、エイジングケア化粧水の年齢や肌質での選び方は、「エイジングケア化粧水の選び方は、年齢と肌質で考える!」をご覧ください。

 

2)年齢を考えた敏感肌対策の基本は、保湿

自分自身はしっかり保湿をしているつもりでも、不十分な場合や間違っている場合があるかもしれません。

敏感肌かな?と感じたら今一度、保湿を見直してみましょう。

 

お肌の保湿は、本来、お肌の保湿力によって支えられています。

それを担っているのは、表皮の角層です。

先程もお話した通り、加齢とともに皮脂が減りますが、そうなると皮脂膜を作る能力が下がってしまいます。

それによって表皮からの水分の蒸発する量が増えるのです。

これは、医学的には「経表皮水分喪失量(transepidermal water loss=TEWL)が増える」と言います。

 

また、加齢によって、セラミドやNMF(天然保湿因子)が減ることで、「水分保持」能力が下がります。

つまり、今まで通りの保湿を行っていても、加齢によってそれが不十分になってしまうことがあるのです。

そのため、今まで以上に、エイジングケア化粧品などで保湿を強化しなければならなくなります。

 

保湿についてより詳しい情報は、「お肌の保湿とは?これで本当にわかります」をご覧ください。

 

 


3.敏感肌対策の化粧水の役割

 

ようやく敏感肌のためのエイジングケア化粧品や化粧水を選ぶポイントまできました。

ここでは、敏感肌のための化粧水の選び方の前に、敏感肌対策における化粧水の位置付けを確認しておきましょう。

 

第一に、化粧水だけで敏感肌対策を考えずに、美容液や保湿クリームなど他のタイプのエイジングケア化粧品との組み合わせを考えることが大切です。

敏感肌対策の基本は、「刺激を減らしながら保湿をしっかりする」ことですが、化粧水だけで「しっかり保湿」をすることは難しいのです。

 

化粧水の基本的な役割は、「お肌に水分を与えること」、「お肌を柔らかく整えて、次に続く美容液や保湿クリームを浸透しやすくすること」です。

 

そして、化粧水は水が90%以上の場合が多いので、水溶性成分とは相性が良いのですが、セラミドなどの油溶性の化粧品成分は配合の濃度が低い場合があります。

セラミドを補うことは敏感肌対策として良い選択肢の1つですが、できればヒト型セラミド(セラミド2、セラミドNP、セラミドAPなど)を美容液や保湿クリームで補いましょう。

 

また、化粧水には、皮脂膜に近いはたらきをする油溶性のエモリエントと呼ばれるシアバターやスクワランなどの保湿成分が配合されることはほとんどありません。

 

だから、化粧水だけで敏感肌対策を行うのは難しい場合も多いのです。

 

つまり、敏感肌のための化粧水は、保湿の主役ではなく後の美容液や保湿クリームの力を引き出すことが中心であると考えましょう。

 

なお、化粧水の役割や成り立ちについては、「化粧水って、何のために使うの?エイジングケアにおける役割と目的」と「化粧水の成り立ちと中身って?オススメも人気も同じ!」を参考にしてください。

 

ウェブサイトにあふれる敏感肌化粧水のランキングや口コミなどは、敏感肌対策の全般的な情報や化粧水の役割や位置付けには触れずに、単にランキングだけを掲載している場合も多々あります。

大切なことは、敏感肌を改善することであって、化粧水を選ぶことだけではありません。

敏感肌化粧水を選ぶ前に、その役割を理解しておきましょう。

 

◎敏感肌化粧水だけではなく、敏感肌化粧品全般の選び方については、「敏感肌化粧品の選び方 ランキングやイメージでは危ない!」をご覧ください。

◎化粧水ランキングの裏側を知りたい方は、「化粧水ランキングを斬る!おすすめや人気の化粧水のカラクリとは?」をご覧ください。

 

 


4.ランキングに頼らない敏感肌のための化粧水の選び方

 

化粧品シリーズ

 

 

ここからは、実践的な敏感肌対策のための化粧水の選び方のポイントを紹介します。

 

■敏感肌の化粧水の選び方の基本的なポイント

  • 安全で保湿力の強い保湿成分が適切に配合された化粧水を選ぶこと
  • 刺激になる可能性のある成分は避けること
  • できるだけシンプルな化粧水を選ぶこと

 

この3つのポイントを満たす化粧水を選べば良いのです。

 

化粧水は、1%以上配合される成分はその濃度が高い順に記載するルールになっているので、早く表示されるものが濃度の高い成分です。

また、香料や着色料は最後にまとめて表示されます。

こうしたルールを知っておけば、全成分表示を見ることでその化粧水がどんなものかを理解できます。

 

ただし、成分によっては少ない配合濃度でもそれが推奨濃度であることもあります。

その場合は、上位に表示されなくても効果を十分発揮するのです。

 

また、細かなルールもたくさんありますので、その点については、「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」をご覧ください。

 

また、オールインワン化粧品などのように、あまりに多くの成分が配合されている化粧品は、あまりおすすめできません。

なぜなら、刺激を感じたときにどれに問題があるかがわからないからです。

 

1)安全で保湿力の強い保湿成分

 

①ナールスゲン

表示名称は、「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」です。

安全性が高く刺激性もないエイジングケア化粧品成分です。

保湿力があるとともに、抗酸化、バリア機能保持、コラーゲンやエラスチン、HSP47を増やすサポートをするなど、さまざまなはたらきのある水溶性に小さな成分です。

推奨濃度は、0.05%なのでこれ以上の濃度で配合しても意味がなく、全成分表示で上位に表示されることはありません。

 

ナールスゲンが配合された化粧水は、敏感肌対策とエイジングケアを兼ね備えた化粧水として使えます。

欠点としては、高価な成分なので推奨濃度で配合すると化粧水の価格が高くなってしまうことです。

 

ナールスゲンについての詳しい情報は、「ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密」をご覧ください。

 

エイジングケア化粧品

 

②プロテオグリカン

最近、注目を浴びている保湿力の高い成分です。

こちらも刺激性がなく、安全に使える水溶性の成分で、コラーゲンやヒアルロン酸の産生をサポートし、敏感肌対策とエイジングケアを兼ね備えています。

 

欠点としては、高価な成分のため、推奨濃度で配合すると化粧水の価格が高くなってしまうことです。

 

プロテオグリカンについての詳しい情報は、「プロテオグリカン その効果を考える」をご覧ください。

 

③ヒアルロン酸

保湿力には定評のある成分で、安全性も高く、敏感肌化粧水にも安心して使える成分です。

いくつかの種類もあることから普及が進み、価格もリーズナブルで使いやすい成分です。

ヒアルロン酸についての詳しい情報は、「ヒアルロン酸の効果を考える!正しいエイジングケアのために」をご覧ください。

 

④セラミド

さきほどから、すでにその名前が登場していますが、セラミドはオススメの保湿成分です。

美容液や保湿クリームで補うことがおすすめですが、最近ではセラミドを高濃度で配合した化粧水もあります。

敏感肌対策を化粧水中心に考えるなら、全成分の表示のはじめの方に「セラミド」と表示されたヒト型セラミド配合のものを選びましょう。

 

セラミドについての詳しい情報は、「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。

 

⑤コラーゲン

コラーゲンは今や誰もが知っている保湿成分です。

種類も豊富であり、価格もリーズナブルなことから、さまざまな化粧品に使われています。

安全性も高く敏感肌化粧水にも使える成分です。

ただし、化粧品成分のコラーゲンが、お肌のコラーゲンになるわけではありません。

 

コラーゲンについての詳しい情報は、「コラーゲン化粧品ってたくさんあるけど、エイジングケアに大切?」をご覧ください。

 

なお、その他の成分の情報は、「化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分」を参考にしてください。

 

他にはNMF(天然保湿因子)を組成するアミノ酸なども良い成分です。

 

2)避けたい成分あるいは注意したい成分

 

①合成香料

香りは心身のリラックス効果も期待できるので、香り自体が悪いわけではありません。

しかし、敏感肌の場合は刺激になるリスクがあるので合成香料は避けましょう。

多くの敏感肌化粧水は、そのことがわかっているため、香料が入っているケースは今では少なくなっています。

 

念のため、合成香料をリストアップします。

リモネン、β-カリオフィレン、シス-3-ヘキセノール、リナロール、ファルネソール、β-フェニルエチルアルコール、2,6-ノナジエナール、シトラール、α-ヘキシルシンナミックアルデヒド、β-イオノン、ι-カルボン、シクロペンタデカノン、リナリルアセテート、ベンジルベンゾエート、γ-ウンデカラクトン、オイゲノール、ローズオキサイド、インドール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、オーランチオール

 

②合成着色料

合成着色料も敏感肌化粧水には不要な成分です。

こちらも最近の敏感肌化粧水に配合されることはほとんどないので、あまり意識する必要はありません。

 

合成着色料は、以下のような表記です。

赤色2号、3号、40号、102号、104号、105号、106号、黄色4号、5号、緑色3号、青色1号、2号

 

③PGおよびDPG

PGとは「プロピレングリコール」もしくは「1,2-プロパンジオール」のことです。

PGは、水溶性の多価アルコールで、化粧水などの保湿剤に使用されます。

しかし、刺激性が高く、最近ではあまり使われなくなっています。

 

DPGとは「ジプロピレングリコール」のことです。

DPGは、PGを2つ繋げて分子量を増やすことで少し刺激性を和らげたものです。

最近では、PGよりもDPGの方がよく使われます。

 

この2つも保湿効果を持っていますが、敏感肌の場合は避けた方が無難な成分です。

これらも敏感肌化粧水で使われることは少ないはずですが、念のためにチェックしましょう。

 

④アルコール(エタノール)

アルコールは収れん化粧水に使われたり、抽出溶媒として使われる成分で、化粧水をはじめ化粧品に配合される場合は、エタノールと表記されます。

揮発性が高いので乾燥肌をもたらすリスクがあります。だから、敏感肌化粧水には避けたい成分です。

 

アルコールやアルコールフリー化粧水についての詳しい情報は、「アルコールフリー化粧水のエイジングケアで失敗しない選び方の秘密」をご覧ください。

 

⑤植物由来成分

オーガニック成分などの植物由来の成分も敏感肌の方にとっては要注意です。

一般的に、天然、植物、オーガニックという優しいイメージの言葉のために誤解されていますが、植物由来の成分はアレルギーのリスクがあるのです。

なぜなら、植物はもともと自分自身を守るために毒素を持っているものが多いのです。

また、さまざまな成分が混在しています。もちろん、精製の際に多く取り除かれますが、それでも合成成分よりも「リスク(不確実性)」が高い成分なのです。

 

絶対にNGではありませんが、「植物由来成分なら敏感肌でも安心」と考えるのは誤りであることを理解しておきましょう。

 

⑥防腐剤(パラベンやフェノキシエタノール)

防腐剤は、化粧品を安全に使う上で必要な成分ですが、敏感肌の方にとっては気を付けたい成分です。

多くは、パラベンまたはフェノキシエタノールが使われます。

ただ、これらは通常、最低限の濃度でしか配合されないので過度に心配する必要はありませんが、もし心配ならパッチテストを行うなどでチェックしましょう。

 

なお、防腐剤フリーを謳っている敏感肌化粧水には、これらが配合されていないものもあります。

その場合は、他のヒノキチオールなど他の抗菌効果のある成分が使われます。

それに刺激を感じる場合もあるので、どちらが良いかは一概には言えません。

 

防腐剤に関しては、自分がどの防腐剤に刺激を感じるかを把握しておき、それが配合されていない敏感肌化粧水を選びましょう。

 

⑦水溶性ビタミンC誘導体

ビタミンCは、美白や抗酸化などさまざまなはたらきがあり、水溶性ビタミンC誘導体はエイジングケア化粧水をはじめいろいろな化粧品で使われています。

しかし、刺激性があるため敏感肌の方は要注意です。

あまり高濃度なものは避けた方が無難ですし、もしそうでなくてビタミンC誘導体そのものに刺激を感じるなら避けましょう。

 

◎水溶性ビタミンC誘導体についての詳しい情報は、「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」をご覧ください。

◎ビタミンC誘導体を配合した化粧水の選び方は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方」を参考にしてください。

 

なお、ビタミンC誘導体は油溶性のものもあり、刺激性はこちらが少ないのです。

だから、敏感肌の方はビタミンC誘導体の化粧品を選ぶ際、化粧水ではなく、保湿クリームなどで油溶性ビタミンC誘導体を補うことも良い選択肢の1つです。

 

なお、油溶性ビタミンC誘導体は「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、油溶性ビタミンC誘導体」に詳しく解説しています。

 

3)実はそれほど心配は不要!誤解の多い成分

界面活性剤は多くの化粧水で使われますが、非イオン系の界面活性剤は刺激が少ないので比較的安心です。石油系界面活性剤配合の化粧水は避けた方が無難です。

 

たとえば、PEG-20ソルビタンココエートは化粧水によく使われる非イオン系界面活性剤です。

非イオン系なので、水に溶けてもイオン化せず、どんなイオン性の成分とも自由に組み合わせることが可能で、毒性や刺激性の低い界面活性剤です。

 

合成ポリマーに関しても誤解が多いのですが、化粧水に使うものは刺激性は高くないので、気にする必要はありません。カルボマーなどが該当します。

 

なお、今回紹介した以外の化粧水の安全性についての詳しい情報は、「化粧水の安全性をチェックしてみよう!」を参考にしてください。

 

最近では敏感肌に悩む女性も増えているため、敏感肌対策の化粧水も増えています。

また、敏感肌対策用と名乗らなくても、シンプルな成分構成の化粧水やエイジングケア化粧水の中で、敏感肌の方が使える化粧水もあります。

 

今回、説明したポイントをチェックして、ご自身に合った化粧水をお選びください。

その際、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」も参考にしてみてくださいね。

 

 


5.まとめ

 

ランキングに頼らなくてもできる敏感肌化粧水の選び方についてご紹介してきました。

 

しかし、それ以前に大切なことは、敏感肌の原因を考えて根本的な対策を行うこと。

敏感肌のための化粧水選びは、敏感肌の原因と化粧品以外の対策や、エイジングケア全体のプロセスを考えることが大切であることはご理解いただけましたでしょうか?

 

敏感肌は、お肌の老化によっても進んでしまうことがあります。しかし、正しいエイジングケアが敏感肌対策になることを覚えておいていただくと良いでしょう。

 

そんな敏感肌全体の知識のもとに、あなたにとってピッタリの敏感肌化粧水を選んでいただければ幸いです。

この記事が、敏感肌のお悩みを解決する一助になれば幸いです。

 

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