化粧水の成り立ちと中身って?オススメも人気も同じ!

化粧水

「化粧水をランキングだけで選ばないための知恵」シリーズの第4弾。

「化粧水の成り立ちと中身」を知ることで、化粧水の正体を見破ることができます。

特に、エイジングケア化粧水、保湿化粧水を選ぶためには、化粧水の中身の全体像を理解することが必要です。

 

この記事では、エイジングケア化粧品成分や保湿成分の細かな説明ではなく、化粧水の全体像を、ご理解いただくことに主眼をおいて説明します。

エイジングケアにしっかり取り組む上でも、大切なことなので、ぜひ、読み進めてくださいね!

 

化粧水を手の平に出す様子

 

 


1.化粧水の成り立ちの基本

 

化粧水は、

  • ベース成分(基材または基本成分)
  • 機能性成分
  • 安定化成分
  • その他の成分 

で成り立っています。

 

エイジングケア化粧水でも同じです。
ただし、「機能性成分」の中でエイジングケアを特に意識した化粧水がエイジングケア化粧水です。

化粧水の種類は、機能性成分にどんな種類の成分を使うかによって決まります。

 

 


2.水

 

化粧水と言うくらいなので、水の割合が最も多く、多くの化粧水では80%以上が水です。

化粧水に使われる水の多くは、常水からミネラルや塩素をイオン交換樹脂、活性炭などで除去した「精製水」と呼ばれる水です。

 

水にこだわって作った化粧水を標榜する製品もありますが、ミネラルが含まれる水は、保湿力がアップするというメリットと化粧水の品質に悪影響を与えるというデメリットの両方があります。

 

化粧水の全成分表示には、それが「化粧品」の場合は、「水」と標記され、「医薬部外品」の場合は、「精製水」「常水」「水」のいずれかで標記されます。

 

水にこだわったエイジングケア化粧水もあります。

 

 


3.ベース成分

 

ベース成分は、「基材」「基本成分」と呼ばれることもありますが、その性質から、水溶性成分、脂溶性成分、界面活性剤の3つに分かれます。

 

1)水溶性成分 

水溶性成分とは、水に溶けやすく脂に溶けにくい成分です。

化粧水に配合される水溶性成分の代表的なものは、グリセリン、BG(ブチレングリコール)です。

 

また、エチルアルコール(エタノール)も水溶性成分の1つです。

 

その他では、PG(プロピレングリコール)、DPG、1,2-ヘキサンジオール、乳酸Na、PCA-Na、ハチミツなどもベース成分であり、水溶性成分です。

 

この中で注意が必要なのはPGですが、刺激が強いので最近ではあまり使われることはありません。

 

代表的な成分については、「化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分」

で説明しています。

 

2)脂溶性成分

脂溶性成分は、脂に溶けやすく、水に溶けにくい成分です。

脂溶性成分には、ワセリン、スクワラン、オリーブオイル、ホホバオイル、ミツロウなどがあります。

化粧水の場合、脂溶性成分が含まれる割合は少なく、0~10%以内であることが多いのです。

 

3)界面活性剤

界面活性剤とは、本来は混ざりにくい、水溶性成分と脂溶性成分を混ざりやすくする成分です。

他にも洗浄作用、乳化作用、湿潤作用、分散作用があります。

 

界面活性剤は、すべてを悪者扱いされる場合もありますが、それは誤った認識で、その種類によって、安全性の高い界面活性剤も多くあります。

界面活性剤は、スキンケア製品や食品を作る上では欠かせない成分です。

また、卵黄に含まれる「卵黄レシチン」や母乳に含まれる「カゼイン」など安全な界面活性剤が自然界にも存在します。

 

化粧水に配合されることの多い、PEG-20ソルビタンココエートなどは、非イオン(ノニオン)系界面活性剤というカテゴリーの界面活性剤で、安全性が高いものです。

したがって、化粧水に配合される界面活性剤のことを過度に気にする必要はありません。

 

エイジングケア化粧水に界面活性剤が配合されることもあります。

 

エイジンゲケア化粧水に界面活性剤が配合されている可能性がある写真

 

 


4)機能性成分

 

機能性成分とは、化粧品や化粧水にさまざまな機能を付け加え、その製品を特徴付ける成分です。

保湿成分、美白成分、エイジングケア化粧品成分などがそうで、エイジングケア化粧水には、なんらかのエイジングケア化粧品成分が配合されます。

化粧水に配合する場合は、水溶性成分の方がベターです。

 

①代表的な保湿成分

・水溶性セラミド

・水溶性プロテオグリカン

・ヒアルロン酸

・(水溶性)コラーゲン

・アミノ酸

 

②代表的なエイジングケア化粧品成分

・ナールスゲン

・アスタキサンチン

・水溶性プラセンタ

・水溶性フラーレン

・ビタミンC誘導体

 

なお、美白化粧水、収れん化粧水、ふき取り化粧水、ニキビ用化粧水などの成分については、この記事では取り上げません。

 

 


5.安定化成分

 

化粧水の品質や安定性を高めるための成分で、増粘剤、酸化防腐剤、pH調整剤、防腐剤、などがあります。

増粘剤は、とろみを付ける成分で、カルボマーやペクチンなどがあります。

酸化防止剤は、酸化を防止するもので、トコフェロールやアスコルビン酸などがあります。

pH調整剤には、水酸化Naやクエン酸などがあります。

 

今、説明した3つの用途の成分は、化粧水を選ぶ上では、それほど気にする必要はありませんので、どの成分がどの目的で入っているかを理解しておけば十分です。

 

安定化成分で気になるのは、防腐剤でしょう。

防腐剤は無い方が良いのですが、開封後に微生物などが化粧水に入って繁殖してしまうリスクを考えれば、必要な成分です。

アミノ酸、糖類などの成分は、微生物の餌となる成分なので、化粧水の変質を招くリスクがあるので、特に注意が必要なのです。

代表的な防腐剤には、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどです。

安息香酸やヒノキチオールなども防腐目的で配合されることがあります。

 

この中で、安全性が高く実績があるのは、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベンです。

 

パラベンが問題視されたことがあったので、気になる方も多いかもしれませんが、基本的には安全性の高い防腐剤です。

ただ、パラベンの中で、「ブチルパラベン」だけは、環境ホルモンである可能性が否定できないので、それが配合されていない製品を選ぶのが賢明です。

パラベンの場合、多種類のものが含まれていても「パラベン」とだけ表示される場合がありますので、気になる場合は、販売会社に配合の有無を確認することも1つの方法です。

 

防腐剤は、安全性が高いと言っても、一部の方にとっては、刺激になる場合があります。

自分にとって、問題が無いかどうかは使ってみないとわかりませんが、お肌が敏感な方は、できるだけ防腐剤の少ない化粧水か防腐剤フリーの化粧水を選びましょう。

 

なお、キャリーオーバー成分(「持ち越された成分」の意味)といって、原料となる成分に防腐剤が含まれる場合、防腐剤として表示する義務はありません。

 

「防腐剤フリー」を謳っていても、全く防腐剤が入って無いことを保証するものではないことも知っておきましょう。

 

なお、全成分表示の詳細についてはエイジングケア化粧品の理解を助ける!「全成分表示」とは?をご覧ください。

 

 


6.その他の成分

 

最後に「その他の成分」とは、見た目や香りを調整するための、香料、着色料などです。

化粧水の場合、香料や着色料は、機能面からは特に必要が無いので、配合されていないものを選ぶ方が増えているようです。

 

もちろん、今では香料、着色料も安全性は高くなっていますし、香りや色も化粧水の魅力の1つとして考えるなら、それらが配合されているものを選んでも良いでしょう。

化粧水に香りを付ける場合の、濃度の目安は、0.01%から0.4%未満が一般的です。

 

なお、

無香料=香りがない

無着色=透明

ではありません。原料そのものに香りや色がある場合があるので、無着色・無香料であっても、何らかの色や香りがある化粧水もあります。

エイジングケア化粧水の場合は、無香料・無着色のものが多いようです。

 

自分に合った成分のエイジングケア化粧水を使って、満足感が得られている女性

 

 

<“化粧水をランキングだけで選ばないための知恵” シリーズ>

No.1 化粧水をランキングだけで選ばないための知恵

No.2 化粧水の種類とは?ランキングやオススメの前に理解しよう!

No.3 化粧水って、何のために使うの?エイジングケアにおける役割と目的

No.4 化粧水の成り立ちと中身って?オススメも人気も同じ!

No.5 化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分

No.6 化粧水の安全性をチェックしてみよう

 

 

ご自分に合う化粧水を探すには、「自分で選ぶための知恵」を身につけることが大切です。
こちらの記事もご参考にしてみてください。

化粧水ランキングを斬る!おすすめや人気の化粧水のカラクリとは?

 

そして、エイジングケア化粧水の中身を理解するための事例として、ナールスゲン配合エイジングケアローションである「ナールスピュア」を解剖してみました。また、ランキングに頼らない化粧水の選び方の全体を説明しています。
こちらもあわせてご覧ください。

@cosme(アットコスメ)化粧水ランキング1位獲得!ナールスピュアを解剖する

 

 


7.まとめ

 

化粧水の中身をご理解いただけましたでしょうか?化粧水の外箱または説明書には、必ず全成分が記載されています。全ての成分を理解するのは、とても難しいので大変ですが、エイジングケア成分などの機能性成分と安全性にかかわる防腐剤などについては、ぜひ、覚えておくと良いと思います。

ブログやさまざまなウェブサイトにあるオススメ化粧水やランキング上位のエイジングケア化粧水などの成分をチェックしてみましょう。

 

 

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